154 屍鬼村5〜村は死によって包囲されている〜
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カリ、カリカリカリッ、カリッ、シュッ、シュッ...
………あー!もうあっつい!!どうにかしてよー!もう!
[お母さんは冷房嫌いで、そんなもの無くても扇風機とうちわでなんとかなるというような人だ。正直考えられない! …お金は、あるよね。
使う場所もないのである程度溜まっているお小遣いを財布を開けて、確かめる。そして決心をつけると、制服から着替えて、薄手の白と青のボーダーシャツにキャラメル色のハーフパンツを身につけて。]
…涼みに行こっと。
[ちょっとおしゃれな喫茶店へと向かうだろう。]
(75) 2013/12/04(Wed) 22時頃
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―『Dog-ear』―
[店の入口から少しだけ漏れ出る音楽。それが好みの時には、私の中のなにかのアンテナがピンっと立つ。今日はちょっと違うかなって感じ。ドアの開けて、からんと乾いた音が響く。]
…こんにちはー。 峯岸さん。おやつもらいにきちゃった。 コーヒー、ミルクたっぷりでお願いしまーす。
[常連の客みたいに気取ってみた。 ちょっとカッコいいのも、行く理由には十分だったし、何より、学校の男子より、ゆったりとしていて大人!って感じがにじみ出てる。。]
(76) 2013/12/04(Wed) 22時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2013/12/04(Wed) 22時頃
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[昼下がり、日はやや傾けども 茹だる暑さは衰えず。
ふわり。
陽炎たなびく白い道の上 紅い日傘を差して。
くるりくるり。
時折、戯れに回して遊ぶ。 傘指す影は色濃く短く 陽を照り返す道路に落ちる。]
(77) 2013/12/04(Wed) 22時半頃
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[硝子張りの店の名は『鹿野レコード』。 あまりの暑さで風通しのためか 窓や扉にわずかな隙間。
そこから、漏れるのは 古びても色褪せることのない ジャズナンバー。
中をちらり覗けば 大きな朝顔を咲かせている蓄音機。 それから、それからジュークボックス。]
(78) 2013/12/04(Wed) 22時半頃
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[興味深げにしばし眺める。
やがて、音は止み。 しばらくすると、中から 夏らしい軽装の少女が姿を見せる。
少女はどこかへ出かけるようで。 こちらには気がつかず。 そのまま、彼女は独りで散歩。
くるりくるり。
傘をゆっくり回しながら。 ゆっくり、静かに道を行く。]
(79) 2013/12/04(Wed) 23時頃
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[ふと、蝉の声に混じり、別の音が聞こえた。話し声ではない、足音でもない、それは、自転車の立てる音だった。横切っていった姿、あっという間に見えた背に、男はひらと手を振った。 見慣れた姿。この村で唯一の医師をやり、若先生と呼ばれている者。賢吾という、彼は男にとって幼馴染だった。同い年で、立場としても通じるところがあり、相応に仲の良い関係だった]
……
[あいつも、最近は忙しい事だろう。 考えながら、男は木陰から一歩踏み出し]
(80) 2013/12/04(Wed) 23時半頃
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[山は「異界」、村は生者の住む「日常」。
木々の織り成す昏闇は「死」を誘う。 木々は村を取り囲み「日常」は「死」で染まる。
村はやがて「異界」となる。
それに誰かが気づくのは もっと、ずっと先のこと。
真紅のドレスに身を包む少女。 彼女が齎したと、気づくのも、もう少し後。]
(81) 2013/12/04(Wed) 23時半頃
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―――千香子の自宅
[村のはずれにある小さなタバコ屋の孫娘、千香子は祖母の顔を心配そうに覗きこんだ。タバコ屋は普段は千香子の祖母が取り仕切っている。しかし、今は千香子の母が店に立っていた。]
おばあちゃん、はい。氷砂糖よ。 …食べないの?調子が悪くても、これさえあれば前大丈夫っていってたでしょ。私朝は元気がなかったけれど、何粒か舐めたら元気になったよ。
[千香子は祖母の手をさすってやり、笑顔を見せた。祖母の口に氷砂糖を持っていき、口に含んだのを優しく見守ると、母親の元へ行った]
(82) 2013/12/04(Wed) 23時半頃
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お母さん、お婆ちゃん調子が良くないみたい。 私達朝は弱いけれど、今回お婆ちゃんだけ調子悪いね。年齢かな。心配ね。
うん、そうね、若先生に見てもらいましょう。 え。ついでに私も見てもらうの?でも、注射とか…、なんでもない。
私、店番代わるからお母さんはお婆ちゃんを見ててね。
[千香子は、母親と店番を代わった**]
(83) 2013/12/04(Wed) 23時半頃
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― 村外れの廃教会 ―
[それはどれくらい昔の建物だろうか。 建物の所々はくたびれ果てて 少し崩れかけた所もある。
中に入れば、小さな礼拝堂があり。 祭壇には、そこにあるはずの像はない。 並べられた長椅子も椅子の用途は怪しく。 無事なものにも埃が被っている。
すでに使われなくなって、数十年は下らない。 夕陽に滲むステンドグラスが 無事であることすらも、最早奇跡。 そこに描かれているのは、赤子を抱く聖母。]
(84) 2013/12/04(Wed) 23時半頃
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[ふうっと、軽いため息ひとつ。
畳んだ日傘を横に立て掛けると スカートの皺がなるべく出来ない様に 気をつけながら、ちょこんと椅子へ。
礼拝堂には他に誰もおらず。 他の誰の気配もそこにはなかった。
昼間の世界とまた違い さりとて、山の齎す「異界」ともいい難く。 そのどちらでもありそうで そのどちらでもない。
強いていえば、あわい、だろうか。 夜でも、昼でも朝でもない。 黄昏時の様なぽっかりと空いた穴。]
(85) 2013/12/05(Thu) 01時頃
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[それから、男は寺へと帰った。 戻ればまず出迎えるのは、母子共に住み込みで働いてくれている檀家の二人だった。村では尚立場の強い寺といえど、現代ではそれで全てうまくいくわけではない。男とその母、数人の僧侶ばかりの寺。住み込みの彼らや好意的な檀家の人間の手伝いがなければ、寺はとても存続していけなかった。 彼らに、母に、挨拶をしつつ、男は奥の空間へ進み]
……、……
[麦茶を一杯飲んでから、暫し仏前に座っていた]
[やがて自室に移ると、窓際に置かれた檜の机に向かった。その端に置かれた古い電気スタンドを点け、引き出しから原稿用紙を取り出す。そして万年筆でその升目を埋めていく、古風な姿勢は、容貌から恐怖作家らしいなどと揶揄される事もあったが、最早身に深く染み付いていた]
(86) 2013/12/05(Thu) 01時頃
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[そこには、人もいないが神もなかった。
椅子にかけて、しばらく寛いだ。
村のあちこちで、真っ二つの地蔵。 じきに、その噂は広まるだろうか。
人は噂が好きな生き物だから。 そして、噂に毒があればあるほど 回りは早く、広まっていく。
それは、病。「死」という病。]
(87) 2013/12/05(Thu) 01時頃
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[男は、かりかりと万年筆を走らせていく。染み込むような漆黒の線は、一文字一文字言葉を形作っていく]
【 その先に在るのは死だ。 死以外に確かなものなど在らず、故に彼は生き得る道を放棄した。それこそが幸いであったからだ。死は断絶なれど終わりにはあらず。死の先には、】
[其処まで書いて、手を止め、首を横に振った。嗚呼、また、死に関する、蘇りに関する事など、書いている。これもやはり、度重なる死の影響なのだろう。元々、そういったテーマを主に書く作風ではあるのだが、しかし。 一つ溜息を吐いてから、男は書きかけた原稿用紙を先程とは別の引き出しにしまった]
……少し、散歩してきます。
[そう言い残して、男は夕刻の村へと出ていった]
(88) 2013/12/05(Thu) 01時半頃
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[気晴らし、とはいっても、賑やかな方へは足は向かわない。こうした時、男は静寂の方を求める質だった。袈裟を取った地味な法衣姿で向かうのは、村の外れ。 人通りのごく少ない其処を、男は時折訪れる事があった。行き詰まりや悩みを抱えた際、それを一人解消するために。解消まではいかずも、少しでも落ち着かせるために。 其処にはある建物があった。 廃屋となった建物。かつてはある種の教会、礼拝堂だった、もの。それが、男の親しむ場所だった]
…… 、え、
[軋む扉をゆっくりと開けて、一たび、瞬く。 いつも無人であるその内部に、予期せぬ人影が、見えたから。見間違いか。そう、一瞬、思う。だがもう一度瞬きをしても、その人影が消え去る事はなかった]
……、君は?
[扉を片手で押さえたまま。 赤い夕陽を、背に浴びながら。 見慣れない少女の姿に、男はぽつりと*訊ねかけた*]
(89) 2013/12/05(Thu) 01時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2013/12/05(Thu) 01時半頃
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[どれくらい、考え事をしていたか。
扉の開く音と人の気配に立ち上がり。 確かめようと、扉の方へ身体を向けた。
そこには法衣姿の男がひとり。
逆光で自分の表情が見えないことに 微かな安堵を覚えながら。 彼への問いに答える。]
(90) 2013/12/05(Thu) 02時頃
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あら、他人の名前を訊く時は …先に名乗るのが礼儀ではなくて?
[と、首を傾げて見せる。 *その拍子にふるりとおさげが揺れた。*]
(91) 2013/12/05(Thu) 02時半頃
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―民家からずいぶん離れた道―
[曲はいつの間にか軽やかなギターに変わる。 明るい音色と陽気な歌声、アップテンポな曲調に暗く落ちた気分は和らいで。 あまりに歌い手が楽しそうだから、つい鼻歌なんて歌ってしまって。
……井戸端会議のばあちゃん達に冷やかされた。
そ知らぬ顔で片手を上げるだけの挨拶に留めてその場を通り過ぎる。 熱くなる頬はきっとこの日差しのせいだ。そうに違いない。 何て、誤魔化しながら自転車を扱ぐ。
途中で壊されたお地蔵様が視界の端を通り過ぎた。
――見ない振りで、ただ前だけ向いて進んだ。]
(92) 2013/12/05(Thu) 09時半頃
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―『東雲酒屋』―
[茹る前に店、と言うか家に着く。 ガラス戸の向こうで店番をする母と目が合い、ただいま、と口の動きだけで伝え、裏口へ自転車を止める。
弔組等で父が不在になる時は、こうして母が店番をしている。 最近は随分その頻度が増えているようだ。]
……あっつ…
[日陰に入り、必要の無くなった帽子を団扇代わりにしつつ、裏口から居住スペースである家に入る。 陽光が遮られる分直接的な暑さは弱まるが、温い空気がじっとりと室内に篭っている。
台所の冷蔵庫を覗いて牛乳を取り出して、然程中身の残っていないそれを直接口を付けて飲み干した。 結構伸びた方だとは思うが、高くて困るものでもないだろう。]
……どうすっかなー…
[宿題などやる気分ではない。何処かに出掛けるか、どうか。 とりあえず汗でべたつく身体やら頭やらをどうにかしようと風呂場へ向かいつつ、ラジオの電源を落とした。**]
(93) 2013/12/05(Thu) 09時半頃
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あ、……ああ。 すまない。その通りだ。
[指摘する言葉を返されれば、見かけ以上に大人びたような、貴族を思わせるようなその調子に、少しだけ面食らって。短く詰まってから、朗らかではないが静かな微笑を口元に浮かべ]
私は、不動信海。 見ての通り、坊主だよ。 君は……もしかして、兼正に越してきたのかい?
[名乗った後、確認するように問いかけた。見慣れない少女。加えて、村ではまず見ないような洒落た衣装。其処から考えられる正体は、およそ一つ切り*だった*]
(94) 2013/12/05(Thu) 13時頃
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[名を問うて来た男の様子を見て くすりと笑う。 愛想や愛嬌はないが、物静かな口調。 そこに、誠実さは感じられ。]
初めまして、わたしは夏目ありあ。 ありあ、と呼んでもらえたら
…うれしいわ。
[微笑みを返して緩やかに、会釈する。]
…兼正? あそこの山のこと? なら、そう。
昨日越して来たばかりなのだけど。 そういう名前の場所?
[住所は外場のはずなので 地元の通称なのだろうかと軽く首を傾げる。]
(95) 2013/12/05(Thu) 13時半頃
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信海さんは、お坊さん…
ああいうものを書かれているから、 もっと荒々しい 破戒僧みたいな方かと思っていたわ。
[顔を綻ばせて、笑いながら。]
エッセイで読んだ通り。 本当にそのままなのね…素敵。
[ハッとして。]
ごめんなさい…ひとりで盛り上がって。 …わたし、あなたの…作品のファンなんです。
[*ほんの少し、声のトーンを落とした。*]
(96) 2013/12/05(Thu) 14時半頃
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いらっしゃいませ。 [店に客が入ってくると千香子はカウンターの椅子から立ち上がって背伸びをした。背が低い為、商品に隠れて千香子の姿が見えないのだ。千香子は買い物にきた老人たちと話をしてした。]
うん。今日はお婆ちゃんじゃないくて、私よ。はい、おつり。
え、このお菓子私にくれるの?ありがとう。 ソフトクリームの形をした砂糖菓子、大好きなの。 店番偉いねって…。私もう子供じゃないのよ…。
…中学生じゃないもん。 遼ちゃんと同じで高校生だもん。
[わざと驚いた顔をする老人に、千香子は頬を膨らませた。それを見た他の老人たちがコロコロと笑う。]
(97) 2013/12/05(Thu) 16時頃
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おじいちゃん、わかってて言ってるでしょ。いつも千香子をからかうんだから…。
[自分のことを小さい頃のように千香子と呼んでしまったのに気が付いて、少し赤くなった。]
むう…。これもくれるの?ありがとう。 何かごまかされた気がするけど、いいわ。おじいちゃん達、またね。
[千香子は笑顔で老人達を見送ると、少し困ったように老人達が残したお菓子を見た]
お菓子こんなにたくさん一人じゃ食べきれないよ…**
(98) 2013/12/05(Thu) 16時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2013/12/05(Thu) 17時頃
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ありあ、か。可愛い名前だね。 ああ、宜しく。
[名前を聞くとそれを復唱し、ぎょろりとした目を緩めるように少しく細めた。兼正の呼び名への疑問には、ああ、と思い至ったように]
そう、其処の…… あそこは、村では兼正という屋号で呼ばれていてね。 昔は代々村長が住んでいたんだ。
……長い間、無人になっていたけれど。 また人が来て、山も嬉しいかもしれないな。
[疑問符を頷いて肯定し、説明を続けた。 付け足した一言は僅か感慨めいたものを滲ませて]
(99) 2013/12/05(Thu) 19時半頃
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え、
[ああいう、と切り出された言葉に瞬く。驚きの浮かんだ面持ちでその話を聞き、ありあがはっとするのを見て、男もはっとしたように]
ん、……ああ。 驚いたよ。 まさか、私の小説を読んでくれているなんて、思わなかった。
[戸惑ったようなはにかんだような曖昧な微笑みを浮かべ、返事をした。こうして面と向かってファンだと告げられるなど、男にとっては本当に珍しい事だった]
有難う。 ……生憎、破戒僧ではないけれど。 イメージと違って、がっかりさせたかな。
[照れ隠しも含んだように、冗談めかして]
エッセイ……あれも、読んでくれていたのか。 外場。気に入ってくれたなら、嬉しいよ。
[村は死によって包囲されている。幾つかの文章が、頭を過ぎる。村を死と並べて評した己のエッセイ、そのままだと語る少女の目に、この村はどのように映っただろうと、映るだろうと、*考え*]
(100) 2013/12/05(Thu) 20時頃
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[突然の事へ戸惑う様子の信海を見て くすくす笑いながら。]
がっかりだなんて、ことないわ。 予想通りな事ばかりの方が 逆につまらないのではないかしら?
…だから、これは楽しい予想外。
[故郷への感想へ複雑な顔をする彼に。]
…離れ小島もいいけれど。 陸の孤島、というのも素敵ね。 特に、木々に囲まれた所がいいわ。
ひっそりと、余計な邪魔も入らずに… 楽しいことが出来そうだもの。
[悪戯めいた微笑みを。]
(101) 2013/12/06(Fri) 00時頃
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[ちらりと視線をステンドグラスに向ける。 滲む斜陽は、今にも消えてなくなりそうで。 宵の明星が出そうな頃合いか。]
あら、もうこんな時間。 …そろそろ、帰らないと。
お会い出来て嬉しかったわ。 それから、お話出来て楽しかった。
…これからもまた、 こうしてお話してくださるかしら?
[その返事を聞いてから ふわりと微笑み、スカートの裾を翻し 聖堂から姿を消した。*]
(102) 2013/12/06(Fri) 00時半頃
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[聖堂の椅子、彼女が座っていたそばに。 畳んだ日傘は忘れられたまま。>>85]
(103) 2013/12/06(Fri) 00時半頃
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