25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2010/08/06(Fri) 16時頃
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[ゆっくりと歩んで、先に見えるは太鼓橋。 月が照らすその場所に人影はなく、 近くから下駄の音が聞こえることもない。
見えぬ人影に躊躇うように歩みは遅くなる。 先程までの約束が酷く遠く感じられて。
浮かぶ月は――… 独り見上げたあの幾つもの月と同じ、
ぽたりと、
雨の雫が落ちた気がして。はたと、足が止まる。 見上げても雨など降っていなくて月を仰ぐ。 雫が落ちるのは、黒檀からだとは 気付かずに。]
(676) 2010/08/06(Fri) 16時頃
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―――…かすみ…
[下駄の音なく、声が聴こえる。
振り返った黒檀の瞳は何故か濡れていて。 媚びぬ笑みの霞とは対照的に、 月に照らされ艶めいたもの。
常とは違う霞の、あの頃と同じ姿に。 濡れた瞳は喜ぶのではなく、少し苦しげに…歪む。]
(686) 2010/08/06(Fri) 16時半頃
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――…夢かもしれん、
[目の前の霞は何を想って涙を浮かべるのか。 浮かぶのは――…あの頃と違う憂いの笑みで。]
…夢ならば、よかった…。
[変わったのは、霞だけではなく朧も。 あの頃にはもう戻れるはずもなく。
けれども、手は怯えるように――… 届かぬ筈の霞の姿へと、伸びる。]
――…夢ならば…触れられる、
[そう、呟いて。]
(694) 2010/08/06(Fri) 17時頃
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懐刀 朧は、霞に触れることなく、伸びた手は下ろされる。
2010/08/06(Fri) 17時頃
懐刀 朧は、記者 イアンと本郷は話をしただろうか。
2010/08/06(Fri) 22時頃
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[刷衛がセンターからの人間だということは知らない。 主が居なくなった後の、二つの花の先も。
一度霞へと触れようと伸ばし、降ろされた手。 月を見上げた。黒檀から落ちる雫は何色か。 朧の中の月の下で落ちる雫の色は透明ではなく、]
(752) 2010/08/06(Fri) 22時半頃
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―――…私も…ずっと、夢見ていた…
[あの日、離されてから…幾度月の姿に名を呼んだか。 記憶の月は全てが美しいものではなく、]
…お前になら…、
夢叶うのならお前に…―――――…たい…と。
[ザァ、と木々が風に揺らされた。 届かなかったであろう言葉は霞の姿に強く願うことであり、 似た想いは選んだ二つの花にも抱く…もう一つの理由。]
(755) 2010/08/06(Fri) 22時半頃
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[二つが分かたれてから。
手を離された奥座敷で名を呼びながら 白の残滓に月の色を穢したことも幾度となくあった。
艶を見せる同じ顔に抱くは、恋慕とも異なる情欲。 月夜に照らされた儚き月の姿に触れようとするには… あまりに、この手は穢らわしい…月を、穢している。]
(757) 2010/08/06(Fri) 22時半頃
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[それでも月の夜には夢ではなく現に焦がれ… だから、また黒檀から濡れるものが落ちるのだろう。]
(759) 2010/08/06(Fri) 23時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2010/08/06(Fri) 23時頃
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[―――現ではなく、夢…その狭間。]
……夢であっても…
[――…叶うのならば。 月明りに浮かぶような白い手が頬に触れると 結われた髪が震えるように揺れる。 濡れた瞳は目の前の同じ顔から逸らせない。
おずおずと、同じように…手を伸ばし、届かぬ筈の月に触れる。]
(771) 2010/08/06(Fri) 23時半頃
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―――……かす み…
[雫拭われ近い距離で呼ぶ名は、 幾度も白く穢した月の夜と同じく、 欲をなんとか押し殺した艶めいた響き]
(772) 2010/08/06(Fri) 23時半頃
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[触れた手は、 白い頬をすべり首へと絡め引き寄せるように
霞む月の姿を とらえた。]
(773) 2010/08/06(Fri) 23時半頃
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[艶帯びる声に短く零れるは熱の篭る吐息。 あの頃と変わらぬ幼き笑みよりも 花を経た後の今の姿の方に…煽られる。]
――…一夜……夢が…見たい…
[埋まらなかった過去の月の日の記憶を。 共に在った証を刻みたい…刻まれたい。]
(782) 2010/08/06(Fri) 23時半頃
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[濡れた黒檀が伏せられると雫が落ちる。 同じ温度の吐息を絡め、月の下で交わす口付け、]
――…かすみ…
……隠れよう…、
[艶めいた笑み、きっと今は同じ顔をしている。 幼き日の言葉で霞の手を取ると隠すのは本邸の奥座敷に。]
(786) 2010/08/07(Sat) 00時頃
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― 本邸・奥座敷 ― [今は人狼の騒ぎのことも忘れて、 二つの月は白布の波の中へと隠れ。]
―――…、
[欠けた時を埋めるように名前を呼び合い、 触れる場所から一つに溶け合おうとする。
同じ長さの髪をも絡めて霞む月の白い喉が反れれば 其処には刻まれる永遠には決して残らぬ証。]
[濡れるは瞳ではなく触れ合う熱の孕む場所。 ――――…どれほど、夢を見たか。]
(791) 2010/08/07(Sat) 00時頃
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[ゆっくりと丹念に開いていけばそれだけ目の前の艶は増し、 白から薄く紅く色付いていく姿は正に花の如し。]
―――…かす み…
[隠すことを止めた艶めいた声は憂いを宿して。 強請られるまま暴いていけば裡から一つに解け合った。
穿てば啼く声を甘く掠れるまで欲し、 朧月に染まっていく声が、白へと果てるまで。]
……かすみ…、
…私にも…欲しい…
[啼く同じ顔に切なげに求めるのは、同じ形の証。 与えられれば朧の啼く姿も、霞む月にまた似て。]
[其れは月の在る場所が傾ぐまで続けられようか。 夢が終わる時を、少しでも引き伸ばすように…共に。]
(815) 2010/08/07(Sat) 01時頃
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―――… …っ …い、
[喘ぐ声の中に混じる、望み。 満たし、満たされることでその願いは遠ざかる。 それはとても甘美で――…けれどもこれは、一夜の夢で。]
[また染まる白、果てた時に涙流す黒檀は憂いを 深くして。]
(824) 2010/08/07(Sat) 01時頃
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