266 呑花臥酒―盤楽遊嬉・春の乱―
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な、の、で!火消しと行こうか!
隠が池の主様の命だ! 水脈よ、来い!
[蛇の尾たちを叩く。 大地が震動すると、叩いたその場が僅かに罅割れ。 一瞬の間の後、噴き出した水流が、まるで蛇のようにうねり二股に分かれると、炎の繰り手たる犬神と土蜘蛛へとそれぞれぶつかっていく。]
(27) 2017/04/27(Thu) 23時半頃
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[やはり提案が届かなかった。それどころか]
櫻子さま、だいぶ 酔っってらっしゃいますね!?
[>>1曲芸のように酒の水球を操るのは見事なもの。 しかし先ほどのように的あてになっても事態は改善しそうにないと、向かってくる水球を迎えうつ]
(28) 2017/04/28(Fri) 00時頃
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あーーーーーー ーーーーーーーっんむ!!
[顏だけを風船のように膨らませぱかりと大口を開ける。 水球を残らず受け止めれば]
ぷはーーっ!けっこうなお点前で… しっかし、そろそろ正気に戻っていただかないと、本当に鉄砲水事件が再来してしまいそうですな?
[ごくごくと飲み込んで元の大きさへと戻る。 お酒は飲んでも飲まれるな。藤の旦那、なんとかしてくれないかなあ、と一縷の希望を持ってすがるように視線を向ければ]
(29) 2017/04/28(Fri) 00時頃
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し、知らないよっ! 『愉しんでこい』としか言われてないもん!!
[>>18櫻子の言葉にふるると身を振るい、酒の滴を少しでも飛ばそうと。]
櫻子、足! 足!! 本性に戻っちゃってるからぁ!!!
[まずい、結構酔ってるな? とは言え、この場にはまだまだ酔っ払いの姿。誰から寝かせようか、と、見回して。]
(30) 2017/04/28(Fri) 00時頃
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……って、お土産じゃないのに!!!
[>>19>>25お酌をさせられかけたり、お持ち帰りされかけてたり。 あくまでも毛を変化させた物とは言え、誰かの霊力さえあれば何となく姿を保ててしまうのは、触れれば容易に知れただろうか。あの、ほら。電池入った、犬とかのオモチャ的な感じで。
>>22>>23あっちはあっちで、凄い光景で。 おろおろ。おろおろおろ。 誰から寝かそうか、困り顔。]
(31) 2017/04/28(Fri) 00時頃
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へえ……
[水流が自分の方へと向かってくる>>27 そんなに水は得意ではないが、まあなんとかなるだろうとばかりに。
水を避けるようにして動き回ると。 右手に日本刀を無造作に下げたままで距離を詰めようとして歩いていく。]
(32) 2017/04/28(Fri) 00時頃
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[笑いながらも聞こえた言葉。>>24]
童子切安綱…? 聞いたことがあるぞ。あれだ、源どもが持ってたやつなじゃいか。
[脳裏に浮かぶのは忌まわしい男の顔。 この私を切り伏せた矮小な人間。]
彼奴らは嫌いだ。 なんせ私の身体を四つに切って捨てたのも源だからなァ! ともあれ、凄まじい切れ味で人間の死骸を六匹、台ごと斬ったときいたぞ!
(33) 2017/04/28(Fri) 00時半頃
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[先程とは違いうるさい囀り。]
そんなけったいなものを宴の席で披露するのか! かはは! 鬼の宴に!鬼切り<酒呑童子の首斬り>の太刀を!!
[狸と蛇は知らないが確か狐も恐れたという刀。 もし蜘蛛を切ったという肘だか膝だかいう刀をこちらが持っていたのならもっと面白くなっただろう。]
(34) 2017/04/28(Fri) 00時半頃
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いや、まだ大丈夫だろ。
[縋るような目を向けられたが、にっこり笑って親指を立てる。 基本的にこの鬼、どちらかというと煽り屋気質だった。]
呵呵、いやはや皆やる気だなぁ!
[のほほん]
(35) 2017/04/28(Fri) 00時半頃
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酔ってないし!全然酔ってないし!
[『鉄砲水事件』の単語>>28>>29に、少々慌てて返事を返すけれど、蛇の下半身のままでは説得力はないだろう。]
そもそもだ! 宴の席で本性に戻ってはいけないと誰が決めた! 藤之は、決めてないよね?
愉しむ為には些細な問題なのだよ!
[白路>>30に対しても力強く言い切る。 その無駄に熱のこもった口調も普段通りでは全くない。]
(36) 2017/04/28(Fri) 00時半頃
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そうね、まあ偶然なんだけれどね
[意識して持ってきていたらタチが悪い。 実際のところ、偶然にも鬼切り<酒呑童子の首斬り>の太刀を用意していたのだった。]
――。
[とは言え、足元が悪いせいだろうか。 思ったほどにはスムーズに動けずにいた。
まあ、何だかんだで随分飲んでいるせいかもしれないが。]
(37) 2017/04/28(Fri) 00時半頃
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はっはー、意外と素早いな。
[ぶつかっていく水流を土蜘蛛>>32が巧みに避ける。]
しかも刀とか物騒だし! そう易々近づけないぞ!
[その様子を愉しげに笑いながら、指を立て、彼女を指し示す。
すると水流の先端が割れ、大口を開けた水蛇に変わり。 近付いてこようとする彼女の背後へと飛びかかる。]
(38) 2017/04/28(Fri) 00時半頃
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…………
[取り出された刀にすぅと目を細める。 慌てる周囲の鬼共を手で制し、盃を一気に煽ると]
さァて、俺もいっちょ参加するか。
なぁ
(39) 2017/04/28(Fri) 00時半頃
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白坊?
[一瞬でその姿が掻き消え、次に現れるは狐の前。 貼り付けた笑顔のまま、額へ指を向け、弾いた。]
(40) 2017/04/28(Fri) 00時半頃
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で す よ ね。
[>>35親指を挙げられ、項垂れる。うん、知ってた!! >>0里へ被害が出ないようにしてくれたことは、耳ざとく拾ってくれた白路のおかげで知ることができたので畏敬の念は新たに持ち直すが、己は結界の外ではなく中にいる。途中退場も認められないだろう]
[どうしたものかと見渡せば、ちょうど舞手に絡み酒をした晴来を、業を煮やした白路が(物理で)寝かせたようだ。彼に習って自分もどうにか頑張ってみようか]
(41) 2017/04/28(Fri) 01時頃
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ぴっ!?
[おろおろしていたら、突如目の前に>>40鬼の姿。 額を抑える暇もなく、扇を手に、徒手の構えを取って。]
………っ、何するのさ藤之!!!
[ぴし、と。広げた扇で、反射で、喉先狙って切りかかる。 それでも込めた霊力は、竹と布にしては硬めでも、深くは切れはしない程度。]
(42) 2017/04/28(Fri) 01時頃
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[そう独り言ちてる犬に向かって突然の水流。>>27 獣と化した手でそれを切り裂くも反応が遅れた。 濡れ狐とそれを抱えた濡れ犬。]
……水なんか掛けらてたら折角の夢<酔い>も醒めちまうじゃないか。
[濡れた前髪を掻き上げ蛇を見る。]
天叢雲剣はねェがぁ―― ――ここはひとつ蛇退治と行こうかね!
[足を踏みしめ地を抉り、空をかき分け飛び上がる。 蜘蛛を食わんとする水蛇>>38の頭を叩き潰そうと狙いを定めて。]
(43) 2017/04/28(Fri) 01時頃
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いやいや、少しばかり遊んでやろうと思ってな。
[けらりと笑い、軽く身を捻り避ける。]
なに、ちィとした気晴らしさ。 付き合え。
(44) 2017/04/28(Fri) 01時頃
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[(もちろんがっちりと白狐を抱えたまま。)]
(45) 2017/04/28(Fri) 01時頃
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付き合え、って言われても……! だ、大体、藤之は毎度毎度無茶振りが過ぎるよ!!
[>>44躱されれば、その勢いのまま踏み出して。 二手、三手、四手。風を切り、扇を袈裟懸けに振り翳し追い。 言葉の割に、乗った様子で攻撃を仕掛けた。]
(46) 2017/04/28(Fri) 01時頃
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[>>45(きゅーん。)
(この人寝てくれないよぉ。あったかいからこっちがねちゃいそうだよぉ。)
(きゅうぅーん……)
……と、途方に暮れる白狐Bの姿がそこにあった。]
(47) 2017/04/28(Fri) 01時頃
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呵呵、何を今更。 俺が無茶を振るのはいつものことだろう?
[笑いながらゆらゆらと舞うように扇を避ける。 ひらり、ひらり。 手遊びのように指は空を滑る。]
そぉら、小手調べだ。 躱しきれるか?
[藤色の瞳が緋く煌くは刹那。 周囲を舞っていた桜の花びらが、怖気の走るような意思を帯びる。]
(48) 2017/04/28(Fri) 01時半頃
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―――千々に乱れろ。桜華爛漫
[片手の合図一つ。 それだけで、細かい刃――とはいえ、所詮は花びらだが――となったそれらが一斉に白路へと吹きすさぶ。]
呵呵、神通力ってやつだ。 驚いたか?
(49) 2017/04/28(Fri) 01時半頃
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そうだけど! そうだけどさぁ!?
[>>48確かに、何百年単位の付き合いで、無茶を振らなかった藤之など居なかったが。 空滑る指を斬ろうとして、ぞわりと。眼光に怯んだ一瞬。]
(50) 2017/04/28(Fri) 01時半頃
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ははは、少しは頭も冷やしつつやらないと。 またやり過ぎたら今度こそ本気の蛇退治されてしまうからね!
[濡れ犬>>43に向かい全く悪びれず言い返し。]
なんだなんだ、2対1か。 いいとも!
今度はきついぞ!
[水蛇の頭を潰さんと飛び上がる犬に向け、白蛇本体の周囲に浮いていた酒の玉が発射される。 ひとつ、ふたつ、間を置いてみっつ。 当たれば吹き飛び、外れても酒気を振り撒くだろう。]
(51) 2017/04/28(Fri) 01時半頃
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――――……………………………………っ!!!!!
[>>49躱しきれぬ。と悟れば、被る被衣をばさりと翻し。 大半は布で絡め取り。けれども、払いきれず頬や腕や脚を掠めた花弁は、数十枚で済むかどうか。]
……驚きはしたけど!
[驚きはしたが、それは、突然の桜の舞であり。 藤之の力自体は、納得の範疇で。]
(52) 2017/04/28(Fri) 01時半頃
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……っ、それなら! こっちも!
いこう、か、な!
[ぶわり、膨れる尾が一つ。 地を打つ勢いで、高く跳び。空でくるりと廻りながら、長く膨れた尻尾を藤之の脳天目掛け鞭のように打ち付ける。]
(53) 2017/04/28(Fri) 01時半頃
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呵呵!力比べか? いいじゃねぇか、受けてやろう。
[片腕を翳し、打ち付けられる尻尾を真正面から受け止める。 に、と唇を歪め隙間より見据える]
だが、打ったあとのことは考えたか?
[尾を掴み、鬼の怪力そのままに投げ飛ばした。]
(54) 2017/04/28(Fri) 02時頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2017/04/28(Fri) 02時頃
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………………っち、ろん、想定済みだよ!
[掴まれた尾、投げ飛ばされて揺らぐ平衡感覚。 だが。そのまま、尾で触れた地から体勢変えて、バランス整え着地して。
幾分か、派手に土に引き摺られた靴跡も、長々と残しつつも。]
(55) 2017/04/28(Fri) 02時頃
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…………本体真如住空理、寂静安楽無為者、鏡智慈悲利生故、運動去来名荒神、今此三界皆是我、有其中衆生悉是、吾子是法住法位、世間相常住貪瞋癡之、三毒煩悩皆得解脱、即得解脱………………
[口早に真言を唱えながら。 距離をくれた事に感謝すらしながら、手印を切る。 母と違って。自分の腕前では、真言を省略出来ないのだから。]
(56) 2017/04/28(Fri) 02時半頃
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