26 Fairy Tales Ep.4
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― →広場 ―
ここは昔と、あんまりかわらねェな。
[村の雰囲気を思い出すように歩けば やがて広場へと辿り着いた。]
ンッ、…
[伸びをひとつして体を解すように捻らせる。]
〜〜っ はーー。
(20) 2010/08/05(Thu) 13時半頃
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― 雑貨屋 ―
[グロリアも此方の正体は不確からしく安堵めく様子。 何時しか追い抜かれた背に我が身を見下ろす間]
あ、うん 種と植物用のお薬だね
どれがいいかな?
[幾つかの花の種と薬を並べて必要な物は説明も添えて、 品物の包みと代金を交換する時に其の指輪に気づいた]
え? オスカーも?
[指輪について指摘するより先にオスカーの名前が出て、 思わずグロリアの顔を見て名を紡ぐ語尾が上がる]
そっか、うん
(21) 2010/08/05(Thu) 14時半頃
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店番 ソフィアは、妹が着てるのかと不安そうなグロリアに緩く首を振った。
2010/08/05(Thu) 14時半頃
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うん、また遊びにおいで 今日は出しそびれたお茶も淹れるからさ
[懐かしさと驚きですっかり失念していたお茶を、 侘びるともなく添えて扉の前まで添う。
グロリアの姿が見えなくなるまで見送り、 店内に戻れば自分の手に視線を落とせど指輪はない]
[ カラ ン ]
いらっしゃ[ ドドドドダダダ ]
[暫くして鈴の音に続いて商品が雪崩れる音。 何事かと瞳を見開いて認識する間]
危ない…!
[慌てて飛び込んできた少女にに飛びついて、 降り注ぐ商品から庇っていれば訪れる静寂]
(22) 2010/08/05(Thu) 14時半頃
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はふ…だ、大丈夫?
アルファルド?
[腕の中で肩を上下させる少女を見詰めて、 物言いたげな口唇の動きに首を傾げるとお腹の主張]
ふふ、お帰り 片付けより先にご飯にしようか
そだ 言ってたラッカちゃんには逢えた?
[金の髪に舞う埃を梳き取り染まる頬を手の甲でなぞる。 店の奥へと少女を促して食事には*鹿の肉を*]
(23) 2010/08/05(Thu) 14時半頃
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―診療所前―
・・・たしか、こっちだったっけ。いつも忘れちゃうのよね。
[フランシスカは少しおぼつかない足取りで診療所の前にやってくる。 フランシスカはロミオの診療所を見つけると、]
あ、そうそう、ここだわ、ここ・・・
(24) 2010/08/05(Thu) 17時半頃
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−−−−っ!
[フランシスカを襲う急激な眩暈。 フランシスカは体勢を崩し、その場にうずくまる。]
(25) 2010/08/05(Thu) 17時半頃
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― 雑貨屋 奥の部屋へ ―
まだ、逢えてないよ。 …ラッカちゃんの匂い、してきたと思ったんだけどなぁ。
[俯いていた顔を上げて、食事に誘われれば とててと奥の部屋へとリズムよく駆け足。
椅子に座り、食べ慣れた鹿肉を待つ姿勢。 肉を出されれば、食べる前にソフィアを見て]
…た、ただいま
[小声で囁けば、ごまかすように]
いただきます!!
[元気よく鹿肉にかぶりついた**]
(@8) 2010/08/05(Thu) 18時頃
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もう・・・どうなってるのよ・・・!
[フランシスカは悲鳴にも近い声をあげる。 そして、しばらくの後によろめくように立ち上がり、診療所の中に入っていく。 微かに鼻孔に香る、麝香草の香りに*苛立ちながら*]
(26) 2010/08/05(Thu) 18時頃
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―広場―
〔微かな麝香の香りが横切り、振り向いた。背伸びをする大きな男性の姿がそこにある。〕
……?
〔見たことがあるようなないような ……
鞄を持ち直し、思い出そうとしながらじっと男性を見つめた〕
(27) 2010/08/05(Thu) 18時半頃
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― 広場 ―
[伸びを止めて重力に腕を任せ、下す。 背の弓を構え直して実家のあった方角を見つめた。]
ん?
[ふと、視線を感じて萌葱色の瞳を移動させる。 そこには鞄を持った背の高い女性の姿。]
…、…
[どこか面影が 妹に似ていると、思ったけれど]
(28) 2010/08/05(Thu) 19時半頃
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ん?急患さん、なの?アイリスは暫く待つよ、なの。 先に診てもらうといいよ、なのなの。
[ふらつきながら入ってくるフランシスカを見て、にこやかに順番を譲る。]
体調の悪い人が随分多いのね、なの。 さっきも広場でぐったりなおにいさんがいたなの、なの。
[椅子に座ったまま、子供のように足をぱたぱた。**]
(29) 2010/08/05(Thu) 19時半頃
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おい。
[抱いた感情は心の内で消して じっと見つめられたのなら声を掛ける。]
――― 俺に何か用かァ?
(30) 2010/08/05(Thu) 19時半頃
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〔伸びを辞めた背の高い青年。 背の弓を直す仕草。村の若い猟師かなにかだろうか?〕
〔そんなことを考えている間に、声をかけられる〕
……え? えっと…… 用というか
〔髪を掻き上げ、誰だったか一生懸命思い出そうとしている。どこか父の面影が、この青年にあるような気もしていて。〕
…… 私、10年ぶりに帰ってきたから、もしかしたら、知り合いの方かなと思って。
(31) 2010/08/05(Thu) 20時頃
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――診療所――
はいはい、
[>>0:119ルーカスの声に、軽いけれども重い腰を上げる。 扉をあけ、見えた顔に少し見開く 眼鏡の奥。]
おやおや、コレは―― ルゥ坊かい? いやぁ久し振りだねぇ、 ボクが縮んだんじゃなくて君が伸びたんだよ。
[一見優しげな笑みを浮かべて 声を掛ける。 ベッドに抱えられた人物を降ろすように指示をする指は 細く 乾いた枝のよう*]
(32) 2010/08/05(Thu) 20時頃
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……、…… ク、ははっ
[思わず彼女の言葉に笑い出す。]
なァんだ。 やっぱりそうだったのか。
[タイムの香りとともに彼女へと近づいて僅かに見下ろす。]
久しぶりだな、グロリア。
(33) 2010/08/05(Thu) 20時半頃
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――― 俺だよ。
[幼き頃とは異なる低い声。 それはどこか父と似ていたかもしれない。]
(34) 2010/08/05(Thu) 20時半頃
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―森の中の自宅―
……確かめたい事ができたので、出かけてきます。
[ベッドで眠る少女の髪に撫ぜるように触れ。 聞こえては居ないだろうが声を掛けると。
杖を片手に、村へと降りていく。]
(35) 2010/08/05(Thu) 21時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/05(Thu) 21時頃
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〔突然笑い出す青年。 名前を呼ばれ、きょとんとした。〕
〔――― 俺だよ。〕
〔その声は、父に似た懐かしい響き。 そして思い当たる、兄の面影。〕
……え 兄さま? 嘘― 〔本当に、会えた。この場所で―― 故郷の村で――〕
……本当に……? 〔懐かしさと喜びが溢れて。〕
……よかった、無事で。。
〔涙を両手で拭う*〕
(36) 2010/08/05(Thu) 21時頃
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久しぶりの帰省が同じタイミングか… そっちの村やエルピスに顔出さなくて悪かったな。
[問いたい事や聞きたい事はあったけれど こうして妹を前にすると吹っ飛ぶ事もありで]
両親に挨拶は済ませたか? まだなら行っておけよ。
(37) 2010/08/05(Thu) 21時頃
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そう泣くな。 俺はこうしてちゃんと、 生きてるから。
[涙を拭うために差し出す布は持ち合わせてなく ただ、ここにいるよと 距離を縮めて彼女の前に立つ。]
(38) 2010/08/05(Thu) 21時頃
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― →広場―
[人の姿に、足を止める。 お節介な女と怪我人を背負っていた男。 村のものではない似た面差しの二人。]
…………。
[じっと睨むよう見詰める。]
(39) 2010/08/05(Thu) 21時半頃
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〔俯いて、両手で涙をしきりに拭きながら首を左右に振る〕
ううん。 いいの。 私も、全然会いに行ってなかったし。 〔前に立つ兄の声。 それだけで安心が広がって。〕
…よかった。無事で。 命があるだけで。
〔両親への挨拶のことには〕
ううん、まだ行ってない。 うん、行くわ。 〔素直に頷いた。〕
(40) 2010/08/05(Thu) 21時半頃
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― 広場 ―
日が出てるうちに行ってこい。 俺は暫く、この村にいるだろうから…
[杖の音に身体をそちらへ向けて 睨んでくる男に気付けば萌葱を細める。]
(41) 2010/08/05(Thu) 21時半頃
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うん。 そうする。 荷物、どこかにおいたら、行ってくるわ。
〔従順な妹に戻って、頷く。 涙を一生懸命拭っては〕
……?
〔兄につられ、杖をつく青年に視線を向ける。〕
…… あ、もう、平気なのですか?
〔先ほどうずくまっていた青年と気づいて、声をかけてみる〕
(42) 2010/08/05(Thu) 21時半頃
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[向けられる萌葱の視線。 焦点をぼかすよう直視を避け。]
……怪我人。 死にましたか?
[ぽつりと独り言を零すように、尋ねる。]
(43) 2010/08/05(Thu) 21時半頃
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ええ。おかげさまで。 いつもの、事ですから。
[女の言葉には僅かに迷惑そうに眉を寄せ。 抑制なく答える。]
(44) 2010/08/05(Thu) 21時半頃
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――診療所――
[それからルーカスが去り、ウェーズリーの治療を終える。 彼の怪我はどうも人に殴られ蹴られた痕のようで気に成ったけれど、問う事はしなかった。]
おや、今日は大盛況だ。 それともボクのファンかな?
[待合室を覗いてみせる笑顔。]
(45) 2010/08/05(Thu) 21時半頃
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[背にはまだ義父の血がべたりと付着していた。 青年の言葉に眉は顰めたけれど、それは一瞬。 診療所ですれ違った青年だと思い出し]
ロミ爺がヤブ医者なら あのクソ親父はくたばったんじゃねェか?
[それから杖へと視線を移して]
あんたもどこか悪いのか?
(46) 2010/08/05(Thu) 22時頃
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ううん。アイリスはただの旅人、なの。 でもいい人そうなお医者さんでほっとしてる、なの。なの。 アイリス頭痛がするんだけど、なんだか他にもっとぐったりさんがいるから先に治療するといいの、なの。
[ちらりとフランシスカを見る。]
(47) 2010/08/05(Thu) 22時頃
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――診療所――
んん? おお、このお嬢さんは初めましてだね?
[ガタリ、木の戸棚に手をかけて開けると硬質な音。 応えの有った若い娘>>47に、木の板に乗せた紙とインク瓶、それから付けペンを差し出した。]
名前と住所をお願いするね。 カルテをつくらないと。 嗚呼、頭痛がひどいようなら、言ってくれたらボクが書くけど?
[言いながら、チラと眼鏡の奥でフランシスカにも視線を向ける。 おや、と眼鏡を鼻の上でずり下げて]
あれ、シスカ嬢じゃない。 具合が悪いのかい?
(48) 2010/08/05(Thu) 22時頃
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