32 ABSOLUTELY CHRONO LIMIT―絶対時空極限―
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心酔…。 そうだな、僕はぬしさまが全てだから。
[自分を確認するように呟く。
戦闘で高ぶった心は軋みを増し。 ひび割れた精神の一面が一瞬だけその影を見せる。]
――ぬしさまの居ない世界なんて、いらない。
(306) 2010/09/16(Thu) 21時頃
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お前の我が儘勝手を聞くものはいないよ、愚かな男。 ぬしさまは崩壊しようとする未来を救おうとしてる。 未来を紡ぐ存在。 それを殺すというなら、お前は最悪の罪人だ。
[向けられた銃口は鼻で笑い]
抗い方も全くおかしい。 壊れた未来<<セカイ>>に抗うといって、世界<<ミライ>>を壊してどうする。 壊れているという、その世界さえ消失させようというんだな。
僕<<ボク>>は僕<<シモベ>>。 未来与えし恩恵の御子《アーシストチャイルド》の契約者が一人。 希望の魂を抱くもの<<エスペランサ・アニムス>>、カリュクス。
[謡うように紡ぐ、それは宣言。]
そんな愚行は、僕が許さない。
(312) 2010/09/16(Thu) 21時半頃
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[一括した時。 >>311 男の端末が辺りを覆い、そこに映るのは]
…ぬしさまの見た…未来の姿…!
[這い出る異形を目にし]
…何をした、テッド……っ!
[紅の銃から撃ち出された銃弾は、]
(早…)
[ バシュッ 顔面へ一直線、何とか顔をそらしたが 頬を軽く抉るように被弾。]
っぐ…!
[白銀の髪が一筋、はらりと落ちた。]
(316) 2010/09/16(Thu) 22時頃
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[朱が吹き出す頬、主にその血がかからぬように片手で押さえ。 薄く唇を開き、言葉ならぬ言葉、喉でないどこかを震わせた。 鎖骨下、守護の文字が輝く。 抑えていた手を離せば]
…ん。
[一応、だが、出血だけは止められたようで そう深くもなかったのが幸いしたか、喪われた血は多くなく。 しかし其方に気をとられている内に、襲い来る異形は >>323 主の光によって阻まれた。]
…っぁ、ありがとう。…ございます、ぬしさま。
[感謝の言葉を。 しかし、幼い躯から直接の力の行使は]
(ぬしさまの身体に、負担を…!)
(332) 2010/09/16(Thu) 22時半頃
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[暴走する無の球に包まれた中心。 アレをなんとかして、止められるか…。]
(闇に堕とす? …浮遊するアレを、丸ごと飲み込めるか…)
[思考を巡らせる。 二つの恩恵も時間制限がある。 これ以上の負担はかけられない。]
っどけぇっ!
[更に接近する、湧き出る異形を黒条で薙ぐ。 >>343 主の声、其処に潜ませた疲労に気づかぬ訳がない。]
ぬし、さま…!
(350) 2010/09/16(Thu) 23時半頃
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[ぎゅっと抱きしめる。 と。 其処へ>>340一瞬、身体が硬直した。]
な…
[目を見開く。 此のチカラは。]
骨董屋…!? どうして、お前が…!
[此の期をと見たのか、襲い来る異形。 焦る思考にあるのは。 ―主を護らなければ。 ―敵は殺せ。
壊せ。]
っああああぁああ!!!!
(353) 2010/09/16(Thu) 23時半頃
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[ チカラを 護る<<殺す>>ためのチカラを。
主に与えられた二つの文字が鈍く輝き 祝福<<ライン>>を辿って恩恵<<チカラ>>を引き出した。]
――……!
[強い波動で、銀糸がふわりと拡がる。 両腕でしっかり主を抱き締めたままに、]
――断絶黄菊<<マリーゴールド・ソロー>>――
[弾けた黄の波長が、周囲の異形を砕き崩した。]
(364) 2010/09/17(Fri) 00時頃
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