310 【R18】拗らせ病にチョコレヱト【片恋RP】
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[ただ一度、口を滑らせたことがある。 原因は緊張と酩酊。それから、どうしようもない油断。]
(15) 2021/02/12(Fri) 22時頃
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「お前もナンギなセーヘキ持ってんなァ」
[湯引いた鱧から顔を上げたあの人はそう言った。同意する風を装って細めた目で顔色を伺った記憶はあるのに、笑っていたか顔を顰めていたか、果てはどんな響きだったのかも思い出せない。 唯一記憶に残った言葉は手頃な代替品として己の声を選んだようで、ふとした瞬間に思い出す度、自分の声で囁きかけてくる最悪に変わった。
内なる自分なんて、思春期を前に丸めて固めて重しと一緒に海の底へ投げ捨てたと思っていたのに、どうやら逃げ延びたヤツが息を潜めていたらしい。]
(16) 2021/02/12(Fri) 22時頃
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……そんなんじゃないさ。
[ギィ、と音が鳴る。使い慣れたデスクチェアは購入当時から口数が多かったが、最近は特に主張が激しい。背もたれにもたれて何が悪いと無視を決め込んできたが、そろそろ根本から折れて無様に天井を見あげる日も近いかもしれない。
しかし所詮一人暮らしだ。無様を晒す相手はいないし、あって階下の住人から白い目を頂戴するくらいだろう。今日も遠慮なく全体重を預け、深く息を吐いた。 伏せた顔から瞳だけを上にずらす。眼鏡のフレームに両断された先には端のへたれた吸い殻の山と、まっさらなディスプレイだけがあった。]
そういうんじゃ、ないさ。
[脱力していた腕を持ち上げた。二本の重りを無理やりデスクへ乗せると、指先をのろのろと動かす。火花が爆ぜたような音だけが無言の空間に満ちていく。]
(17) 2021/02/12(Fri) 22時頃
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『それでも、これは確かに恋なのです』
(18) 2021/02/12(Fri) 22時頃
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― バレンタイン1週間前・賀東荘2階『朧の間』 ―
[窓を開けた。視界を遮っていた紫煙が朝靄の中へ溶けていく。肌を刺すような冷気も煮詰め続けて濃縮した頭には心地よく、薄曇り>>2の空も目に優しい。見慣れた冬の朝だ。]
……。
[凍てつく海を眺めるより先に冷気は覚醒の一歩先へ進んでしまったようだった。名残惜しむような思い入れもない景色を早々に手放し、窓際から離れる。 ディスプレイへ視線を向けると、ちょうどアップロード完了の文字が表示されたところだった。騒がしい椅子に座るのも面倒で、中腰のまま担当へメールを送る。手短な文面を送りつけ、業務終了の合図とした。が、一度手が止まる。
手放しかけたマウスを掴み、ブックマークバーの一番右を選んだ。お目当ての文字を見つけ、そのバナーを選択する。 それからはどこか機械的な冷めた目で、画面に表示される文字を追い続けた。]
(19) 2021/02/12(Fri) 22時頃
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[『軌道』は書甲羅社のHPで連載中の小説だ。幼馴染みの男女の淡い恋心を描いた当作は、3週に1度のペースで更新され続けている。作者はF。それ以外の情報は一切公表されていない。 王道の――言い換えればありきたりな――作風は決して目立つものではなく、注目とは程遠い場所にある。
小さな出版社のそのまた端にあるバナーには、書籍化決定の文字が秘めやかに綴られていた。]
(20) 2021/02/12(Fri) 22時頃
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― 202号室『朧の間』前 ―
[客室の面影を残す引き戸を開け、部屋を出た。真正面には『マツチ』と書かれたブリキの看板がある。湿った朝は土壁の匂いがいつもより濃いように感じて、自然と鼻をひとつ鳴らしていた。
隣が201号室で反対が203号室だから、ここは202号室なのだろう。『朧の間』には部屋番号を示すものが存在しない。その代わり、引き戸の上には堂々と『朧の間』と書かれた札がぶら下がっていた。 さすがに戸自体はしっかりしたものに取り替えられており、そこに銀色を差し入れ回せば立派に施錠可能だ。
他の部屋はどうだったか。きっと他にもデザインはあるのだろうが、他所をじろじろ眺める趣味はないので、思うだけに留める。]
(21) 2021/02/12(Fri) 22時頃
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[視界に入る髪が邪魔で、手櫛で適当に撫でつけた。雑に巻いたマフラーの中に顔の半分を埋める。廊下にある大きな窓から差し込む光に目を細めた。木製の階段を踏みしめれば、微かにキィキィと鳴き声がする。
朝、外に出るなんて久しぶりだ。そもそも最後に外出したのはいつだろう。他の住人にも己の職業は明かしていないから、人によっては引きこもりと認識されているかもしれない。そんな仮定も、今何より重要なことにかき消されていく。
――冷蔵庫、空。保存食、空。 そういえば、最近買い物をした記憶がない。
挿花>>#2に似つかわしくない腹の虫が、抗議するように騒いだ。]**
(22) 2021/02/12(Fri) 22時頃
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[賀東壮の廊下には転々と花が落ちていた。>>1 何かと思えば共有スペースで花を編む住人。
姫有の通っている女子大には友人がいて、 その繋がりで名前を聞いたことくらいはある 友達の友達の友達くらい―――つまりはまあほぼ他人だ。
顔を合わせたら挨拶くらいはするけれど、 別段今は用事があるわけでもない。 邪魔をしないように後ろをそっと通り過ぎ、 外に出ればやはり肌寒い。
まだ早朝だから無理もないけれど―――]
(23) 2021/02/12(Fri) 22時頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2021/02/12(Fri) 22時半頃
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[賀東壮前の道。 犬を連れた男の姿を見かける。>>14 そっと後ろから近づけば端末画面は見えただろうか]
おはようございます。 今日もお散歩ですか?
[時折賀東荘にお使いにやってくる彼は ここの住人なら顔なじみ。 だから明るい調子で挨拶をして*]
(24) 2021/02/12(Fri) 22時半頃
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― ちょっとだけ前 ―
[圷が出てきていたのが同じくらいなら、 賀東壮の玄関口ですれ違ったか。>>22
地域交流の文化薄れて久しい現代社会である。 幾ら同じシェアハウスに住んでいると言えど、 全員が全員知人と言うわけではなく、 生活時間が違えば尚更顔を合わせる機会はあまりない。
なので、つい珍しそうな眼差しで まじまじと眺めてしまった。
流石に目が合えば失礼になるだろうから ぺこりと頭を下げてすぐに逸らしたけれども。*]
(25) 2021/02/12(Fri) 22時半頃
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[ 100勝するまで終われません配信。
なんてものを界隈に流行らせたのは誰だ、全く。 顔も知らない誰かを罵倒して。 白ばみ始めた空を窓越しに見上げながら、 止まらない欠伸を咬み殺した。
眠気と闘いながら、配信を終えたのは早朝。 そのまま布団に潜り込みたかったけれど。 起床時の空腹が目に見えていたので、 疲労困憊の身体に鞭打って、コンビニへ足を運ぶ。 ]
(26) 2021/02/12(Fri) 23時頃
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[ カチリ。 玄関の錠が回る音を確認して、体の向きを変える。 同時に階段が軋む音に思わず顔を上げ 双眸に隣人の姿を視界に収めれば、>>22 ふっと口元を柔らげた。 ]
おはようございます。圷さん。
[ 住民を観察している人…… なんて存在がいるかは知らないけれど。 もしも勘のいい人なら、 縁が定刻に出勤も通学もしていない事に 気付いているかもしれないから。 ]
(27) 2021/02/12(Fri) 23時頃
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[──早朝の海岸。 夏場ならともかくこの時期、わざわざ赴く人は少ない。リードを最大限伸ばした先で相棒が流木と戯れるのを好きにさせ、男はここ数か月の間にルーティンに組み込まれた行為に没頭していた。 解かりやすく言えば、完全に油断していた。]
!?
[背後に忍ぶ女性の気配には一切気づいていなかったので、肩越しに端末が表示しているのがありふれたSNSの画面だ、ということくらいは視認できただろう。>>24 角度や反射によって相手や、やりとりの内容まで覗くことが叶わなかったのは男にとって僥倖となったかと。]
(28) 2021/02/12(Fri) 23時頃
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[ 春日井さん家の縁君ったら、 いつも家にいるわよね? お仕事は何をされているのかしら?
なーんてヒソヒソ話の対象になるのを避けたいと。 そんな思惑を腹の中に隠しながら。 にっこり、精一杯の爽やかな笑みを向けた。 ]**
(29) 2021/02/12(Fri) 23時頃
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お、はようございます。早いっすね。
[相手は確か賀東壮の住人だ。件の物件がまだ旅館だった頃は上得意客だった。当時の縁続きでいまだに付き合いがある管理人の要望によっては、散歩とは別、商店街からの使いとして玄関を潜ることも何度か。
あるから、こうして挨拶を交わすのも珍しいことではない。ただ、こうした状況下で、は稀だった。 咄嗟に画面を閉じ、ポケットに仕舞う。 常に身ぎれいにしている女性の名前を想い出す前に。>>4]
あ、こら。ボス!だめだ、砂が飛ぶだろ
[ひとり遊びに飽きた柴犬が、主の静止も無視して。可憐な女性めがけてまっしぐらに駆け寄ろうと。]*
(30) 2021/02/12(Fri) 23時頃
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― 賀東荘1階・玄関前 ―
[思考に耽りながら視線は足元を見ていたものだから、突如飛び込んできた声>>27へ反射的に顔を上げた。 視線の先には青年の姿がある。早朝にもかかわらず爽やかな笑みを浮かべる彼は、己とは正反対の存在に見えた。]
あァ、えっと……そう、春日井くん。 うん、おはよう。
[呼び慣れない名が喉を通るまで、階段3段分くらいの間を要した。ぴったり1階へ到着する。ちょうどその辺りで、女性>>25ともすれ違ったのだったか。 己より小柄だろう頭がより低くなる。そのまま外へと向かう背に、]
……いってらっしゃい。
[ただ一言、声をかけた。]
(31) 2021/02/12(Fri) 23時半頃
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[己が見ていた早朝は窓枠の中だけだったからもっと人が少ないものだと思っていたが、案外活動を始める者が多いのかもしれない。 視線を女性の背から青年>>29へと戻し、]
君も早いね。 いつもこんな時間に出てるの。
[幸か不幸か外に疎い己には、彼がいつもと同じ行動をとっているように見えた。 何をもって正しいとするのかは個人によるが、真っ当だと思う。己とは違って。]
えらいね。
[青年のように爽やかな笑みを浮かべることはできない。口まわりの髭を指先で擦るフリをしながら、口角に触れる。力を入れて無理に表情を変える気はなかった。 手で隠れた口元からは、小さな称賛だけがこぼれる。]**
(32) 2021/02/12(Fri) 23時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2021/02/12(Fri) 23時半頃
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[ちらりと見えたSNS画面。 それ以上のことは生憎察せず、>>28 誰かとやり取りをしていたのかな、と思ったが――― それよりも動揺させてしまったらしいことを詫びる。]
あ、すみません。 驚かせるつもりはなかったんですけど。 コンビニに行くつもりで外に出たら、 姿が見えたので………つい。
[賀東壮に時折顔を出す…とは言っても あくまで向こうは仕事中なわけだし、 こちらの名前を覚えているかどうかは微妙だ。
戸惑い露わな様子にくすりと笑い、 改めて名乗ろうとした所で]
(33) 2021/02/12(Fri) 23時半頃
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ぎゃっ!?!?
[先程まで呑気に戯れていた柴犬が 勢いよく突進してきた。
咄嗟にもふもふしたその体を抱き留め、 聊か可愛げのない悲鳴と共に 勢いあまって砂浜にどさりと尻もちをつく。]
……ぐ。げほげほげほっ。ぺぺっ。 び、びっくりした……
[頭から爪先まで見事に砂まみれ。 柴犬の方はと腕の中からするりと抜け出し、 呑気にわんわんと吠えている*]
(34) 2021/02/12(Fri) 23時半頃
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[咄嗟に隠しはしたが、覗き込まれたという自覚はなかった。咄嗟に降り返った時にはもう、普段の仏頂面を更に固くしたような表情となっているが、耳殻はまだ赤い。]
いや、俺も驚くつもりはなかったんだが、つい。 コンビニ? こんな早くに?
[動揺で逸る心音に吹き飛んだ記憶はほどなく戻る。 女っけのない30代独身には縁の薄い、集団となれば違いを見分けるのが難しい女子大生だが単体で、かつあの場所に住む人間なら解るとも。
とはいえ、気軽に名を呼ぶような間柄でもない。>>33 だからこそありふれた世間話でこの場を取り繕うとして──。]
(35) 2021/02/12(Fri) 23時半頃
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[失敗した。普段は躾の良さに定評がある相棒であるが、"彼"は男以上に雄の本能に忠実だった。]
あっ…!
[猛スピードで砂を蹴る小型犬と彼女の間に割り込む隙などない。気づけば軽く砂が舞い、やや下にあった程度の目線が今は地面の方が近く。 無邪気な犬は、つぶらな目を輝かせ彼女の周りを興奮気味に跳ねている。]
こら、ボス! 危ないだろ!
すみません、怪我は…?
[リードを手繰り、再びとびかからぬよう気をつけながら、武骨な掌を一旦デニムに擦り付け、彼女──早乙女に差し出そう。受け取られようと構わぬ軽さで。]
(36) 2021/02/12(Fri) 23時半頃
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[しかし、表情は呑気に甘えた吠え声を鳴らす犬並みに砂塗れとなった姿に狼狽えている。一体どの程度砂を払うことが許されるだろうか、とか。 一体どれだけ手を掛けているか想像もつかない化粧や服をどう弁償しようか、などと思考を巡らせながら彼女を見守り。]
その恰好じゃ無理、すよね。 俺が代わりに行きましょうか、コンビニ。
[咄嗟に浮かんだのは、男にとっては慣れた買い物代行。]**
(37) 2021/02/13(Sat) 00時頃
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寝なかっ、じゃなかった。 今日はたまたま早く起きたんですよ。
…… えらいって。 一応成人してるんですよ、僕。
[ 外見だけで判断するならば。 目の前の人はひと回りほど年上に見えるけれど。 それでも条件は同じとばかりに、
幼子の頭を撫でながら告げるような台詞に、 僕がえらいなら、芥さんもえらいですねと。 意趣返しとばかりに笑って。 ]
(38) 2021/02/13(Sat) 00時半頃
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ああ、でも。 こんなに早い時間から活動していると。 1日が長くて得した気分になりそうですね。
[ スマホを取り出すと、映る時刻を目で追って。 コンビニから帰宅と同時に寝ようと思っている男は、 それをおくびにも出さずいけしゃあしゃあと 同意を求めるように告げたなら。 そうだ、と更に言葉を加える。
時刻と同時に視界に入った日付は、 白い吐息が示す寒々しい季節と、 もう一つのイベントを示していた。 ]
(39) 2021/02/13(Sat) 00時半頃
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え゛。
えーーあーーそれはその………あ!そう! 早朝にものすごくミルクティーが飲みたくなってっ! 私すっっごい好きなんですよねえミルクティー! これがないと一日が始まらないみたいな!
[コンビニに寄ろうと思ったのも嘘ではない。 とは言え本当の所はまた違う理由があるのだが、 到底言えやしなかった。>>35
こんな時間に、と追及されればやや目が泳ぎ ぺらぺらと苦しい言い訳を述べる。 彼は果たして誤魔化されてくれただろうか。
そんな所に突進した柴犬は、 ――彼自身はそんなつもりは毛頭ないだろうが、 ある意味で空気を読んでくれたと言える。 その分の代償は大きくついたが。]
(40) 2021/02/13(Sat) 00時半頃
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もうすぐバレンタインだから。 コンビニでもフェアとかやってそうですね。
[ 芥さんは貰うご予定はありますか? なんて、茶目っ気を含ませた眼差しと共に尋ねたら 特に返事を待つ様子は見せないで、 それでは、と小さく会釈する。
やがて、芥の姿が視界から外れたのなら。 バレンタインデー。 自身も決して無関係ではないその響きに、 さあどうしたものかと思案しながら、 道端の小石を軽く蹴った。 ]**
(41) 2021/02/13(Sat) 00時半頃
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あははは、もう、 すっごい元気ですねえ、この子ったら………
……えっ。
[無邪気に飛び跳ねている柴犬に怒る気にもなれず。 苦笑と照れの中間くらいの笑みを浮かべ、 砂まみれになった髪を軽く払う。
目の前に掌を差し出されれば、 それを見つめて一瞬固まった後に。 おずおず手を取って力を籠め、立ち上がろうか。]
あ、ありがとうございます…………
[まごまごと恥じらいの表情を浮かべ、 立ち上がって服を直す。 多少足は擦りむいたかもしれないが、 大した怪我がないのは見て取れるだろう。]
(42) 2021/02/13(Sat) 00時半頃
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[さて、とは言えこれからどうしよう。 一度帰って着替えるべきだろうか。 などと思案していると、思わぬ提案。]
え、あの、 い、いいんですか…………??? じゃ、じゃあ、お願いしますっ。
[勿論断る理由もなく、勢いよく首を縦に振る。 買い物代行にはミルクティーとリップクリーム、 あとは擦りむいた膝にバンドエイドを頼もうか。**]
(43) 2021/02/13(Sat) 00時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
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