人狼議事


25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―

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視点: 人


【人】 懐刀 朧

― 高嶺の部屋 ―

 …珍しいな。

[入ってくる本郷の姿に少しばかり首を傾げたのは、
よほどがあってもなかなか来訪しない主だろうと
考えていたこともあるけれどもその常と違う声音に。]

 …ああ。
 茶を淹れに行かせている。

 ……用事は、華月にか。

[目の前の男と双花の一輪にはどのような関係があったか。
思い出すのは本郷が出した謎掛けで。

不思議そうに紙の蓮を見る姿があれば、
華月が見せる不思議の術だ、とでも言っただろうか。
余計にわからなくさせただけかもしれないが。]

(276) 2010/08/07(Sat) 23時頃

【人】 懐刀 朧



 ―――…本郷、


[呼ぶ名。
黒檀はしばし本郷の鉄色の瞳を見つめて]

(277) 2010/08/07(Sat) 23時頃

【人】 懐刀 朧

[ゆっくりと、逸らされる。]

 ……なんでもない。
 ――…暫く待てば、戻るはずだ。

[そう言い、黒檀は再び窓の外を仰いだ。]

(278) 2010/08/07(Sat) 23時頃

【人】 懐刀 朧


 ―――……

[常とは異なる本郷の様子に
窓の外を仰いでいた瞳は室内へと戻り、
そういえば、扇の音が聴こえないと

代わりに聴こえるのは抑えられた声音と
酷く――…歪んだ、]


 ―――…如何した、


[黒檀は驚いたような顔をしていただろう。
その後、緩く眉を寄せて。滲むのは憂い。
何も言わずに、とは言われたけれどそう口にして。
追い返すようなことはしない、好きに居ればいいと
窓縁から頬杖を外して本郷の姿を見た。]

(284) 2010/08/07(Sat) 23時頃

懐刀 朧は、手妻師 華月斎の傍らで今も鈴の音は響いているのだろうか。

2010/08/07(Sat) 23時頃


【人】 懐刀 朧


 ―――…、 ほんご…

[苦しいと、偽らぬ声で紡ぐ姿に
立ち上がると、胸元掴むその姿に近づいて

緩く握った手、先程まで二つの花を包んだ手を
触れるか否か躊躇うような覚束無い手突きで
短い髪に伸ばし]

 ……苦しい…、…?

[反芻する。目の前の青年は何に苦しんでいるのか。
そっと、その頭を一度だけ撫ぜて 離す。]

 …休んで…いくといい…。
 

(290) 2010/08/07(Sat) 23時半頃

【人】 懐刀 朧

 ―――…、

[鉄色を見た黒檀は本郷の言葉に
憂いを帯びて、伏せられる。
――…そうか。
そうとだけ、返事が返せた。
高嶺としての言葉が上手く、返せない。
花を喪ったばかりということもあったからか、
裡の願いを口にしてしまったということもあるからか。]

 …無理に、花主である必要も無い…

[己にも本郷にも背負う名がある。
その言葉のまま生きることは容易なことではなく]

 ――…そう、容易に生きられれば楽なのにな。
 …お前も、…私も。

[世話、と愁傷なことを口にする本郷に眼を細めた。
―――…水音は、渇望は 止まない。]

(296) 2010/08/08(Sun) 00時頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2010/08/08(Sun) 00時頃


懐刀 朧は、メモを貼った。

2010/08/08(Sun) 00時頃


懐刀 朧は、そろそろ華月も戻ってくる頃だろうか。どれだけ勘がいいのか蓮茶を持ってきたことには驚いたろうが。

2010/08/08(Sun) 00時半頃


【人】 懐刀 朧

[扉から鈴の音が聞こえる。
――…戻ってきたのだろう。
黒檀は本郷から扉の向こうの華月へ]

 ――…入れ。

[そう促して。
華月が入ってきたのなら常より多い茶葉と
その手に持つ刀を見つめ…瞳を細めた。]

 …まさか、

[本当に調達してくるとは。
憂う黒檀は、それでも笑みの形を描き]

(305) 2010/08/08(Sun) 01時頃

【人】 懐刀 朧


 ……本郷、…すまないが…

[苦しむ本郷をここで追い返していいのか。
ここで留まらせれば、華月の持つ刀が為すことも
先送りとなるだろう。黒檀は迷うように憂い、]


 …暫し華月と二人にさせてくれるか?


[対を喪ったばかりの花と、花を喪ったばかりの主。
それだけで、本郷には通じるだろう。
刀のことを問われれば、手向けの演目の為とそう答えて。]

[もしかしたら本郷は気付くかもしれないが、
それに対して高嶺が何かを明かすことはなく。]

(312) 2010/08/08(Sun) 01時頃

【人】 懐刀 朧


 ――…また、後で…話せたら。

[それが叶うのかは、わからないけれど。
そう言ってから華月の方を見た。]

(313) 2010/08/08(Sun) 01時頃

【人】 懐刀 朧

― 高嶺の部屋 ―
[本郷からの謎掛けの答えは出たのだろうか。
少し興味を示すように本郷と華月を見たが、
結局は本郷には出て行ってもらうことになった。]


 ―――…見られる方が、好きか?


[真意を問うような苔色の瞳には微苦笑を浮かべる。
黒檀が映すのは憂い、寝台へと向かい]

 …湯浴みを済ませたにしては少し早いな。
 ―――…構わぬが。…来い、華月。

[指す先に続くのは部屋を出る前に告げた添い寝の話だ。]

(322) 2010/08/08(Sun) 01時半頃

【人】 懐刀 朧

― 高嶺の部屋 ―
[華月の出した答えに、本郷はどう答えたか。]

 ―――…私があまり好かん。

[苦笑いには、そう言って返す。
厭わぬ言葉、それは主を選んだ時も変わらず。
胸中宿る思いはあるけれども、
拒まれぬのは今は丁度――…都合がいい。]

 ……構わない。
 …お前は楽しめんかもしれんが…、――…許せ。

[告げる黒檀には微かな艶が宿るだろうか。
羽織ってきた着物を乱すことなく寝台へとそっと押し倒し
華月に―――…己の花に、触れる。]

(329) 2010/08/08(Sun) 01時半頃

【人】 懐刀 朧

[触れる手は背中の瑕の悦を思わせるような動きはなく、
月を宿す花の名の花弁をも傷つけてしまわぬようと、
優しく――、ただ優しく 時間を掛けて慈しんで]

(334) 2010/08/08(Sun) 02時頃

【人】 懐刀 朧

[涼やかな鈴の音が鳴る、
鳥の声を思わせるかのような。]

 …私の手の中で…咲け…

 ―――…華月…、

[―――…鵠…、
鳴る鳥の声、もう一つの名は口に出さず呼んで。

苔色から零れる雫に口付けて。
美しい、と囁くは自然と零れた言葉。
りぃん、布擦れの音と共にまた鈴がなく。

花が疲れて寝てしまうその時まで。
華月の花へと性急に強いることは最後までなく――]

(348) 2010/08/08(Sun) 02時頃

【人】 懐刀 朧

[華月が寝たのを確認したのなら、
珍しいその毛色の髪を撫ぜて―――…
名残惜しむように、撫ぜて。


着物の乱れを直すと寝台から降りる。
……目的を、果たす為に。]


[先程まで花を慈しんでいた手が持つのは、
白鳥の名の花を討った、その太刀。]

(351) 2010/08/08(Sun) 02時頃

【人】 懐刀 朧

[光る白刃はよく研がれたもの。
その切っ先は胸元、鵠の瑕と同じ場所に宛てられる。

その切っ先が、迷うように揺れたのは一寸。

死を望みながらも、欲した二つの花。
この二つなら、何時かは高嶺を殺すのではないか。
そんな期待を込めて。
この二つとなら…高嶺であることも楽しいかもしれぬ。
そんな希望を…抱いて。
成った――…大事な、大事な…大事な、]

 ―――…蝶の姿に戻っても…
 ……花であった姿を偶には…思い出せ……。
 

(366) 2010/08/08(Sun) 02時半頃

【人】 懐刀 朧


[…朝には、白鳥の血を。そして今、胡蝶の血を。

柄を握る手に力が篭められ――…
憂う黒檀に映るのは、高嶺に美しく咲く 紅の華。]
 

(367) 2010/08/08(Sun) 02時半頃

【人】 懐刀 朧

[高嶺の部屋に華が咲いた暫し後、
部屋から出でる太刀持つ血濡れの花主の姿に
屋敷の使用人が、劈く悲鳴をあげた。]

[高嶺の花主は紅の色を床へと落とし、
向かうのは己がもう一つの花の眠る場所へ。]

(368) 2010/08/08(Sun) 02時半頃

懐刀 朧は、血塗れた花主が己の花を屠ったことは、直ぐに屋敷中に知れ渡るだろう。

2010/08/08(Sun) 03時頃


【人】 懐刀 朧

[赤を零し辿り着いたもう一つの花の眠る場所。
その胸元に飾られるのは、
蝶の血を吸い紅に染まった紙の蓮。]


 ―――…誰か、鵠を高嶺の部屋へ。


[その声に、応える者はいただろうか。]


 ――……それがかなわぬなら、華月を此処へ。


[何故そのような、と誰かが訊いたのならば
高嶺は紅滴らせ 花にも劣らぬ美しい笑みで言った。]

(379) 2010/08/08(Sun) 03時頃

【人】 懐刀 朧



[…私の双花は…並んだ姿が一番美しい…と。**]

 

(380) 2010/08/08(Sun) 03時頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2010/08/08(Sun) 03時頃


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