285 【突発誰歓RP】逢魔ヶ時に会いましょう
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[ なぜならば 雨にしとどに濡れたあの日に その道は違えてしまったのだろうから。 主が光なら、私は影だ。 離れば消える他ないにもかかわらず。
今もこうして、生きている。
それは私という器へと 中身が詰まっていったから。
まごうことなき裏の街。 愛すべき裏の街で。
分け与えられた僅かなぬくもりが ほんのりと胸の奥で光るから。 ]
(187) 2018/10/11(Thu) 13時頃
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[ ならば、 いつまでも座り込んではいられない。 主への忠誠はそのままに、 私はひとつの区切りをつけた。 ]
私の心は永劫、我が主の下に。 されどこの命ひとつは 私が私たるが為に
“生きる”ことをご容赦ください。 [ 白花に額を付け、祈り、 そして、そっと捧げるのだ。 白花が主の手元には届かないと知っている。 だからこそこれは自己満足。 ]
(188) 2018/10/11(Thu) 13時頃
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[ そうしたら、 再び最敬礼をして。 ]
ご主人様、 どうか、どうか、 お幸せに────
[ 御身を瞼の裏へと焼き付ける。 思い出せなくなることのないように。 ]
(189) 2018/10/11(Thu) 13時頃
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[ 貴方に頂いた愛も願いも夢も 哀しみも苦しみも絶望も、 “愛おしい” と思う私はやはり 狂っているのかもしれないけれど。
それが私。 ザーゴという犬なのだ。 犬になり切れなかった犬でいい。
私は私以外にはなれないのだから。 ]
(190) 2018/10/11(Thu) 13時頃
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、、、、、、、 [ ああ、また雨が降り出した。
帰れないなぁ、とそう思った。
視界が霞み、帰り道が 見えなくなってしまうから。
身体が濡れたら 怒る人がいるもんだから。
あたたかなスープが 飲めなくなるのは嫌だから。
帰れないなぁ、とやはり思った。
それでいいと、 ────そう、思った。 ]*
(191) 2018/10/11(Thu) 13時頃
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[ 屋敷を後にしたならば、 行く先はもう決まっていたのだ。 向かうは 酒場。 政府のなんたら、ってところではなく。 ]
ソフィーにばれたら 床にキスどころじゃ済まなそうなんだけど
…………ま、 ばれなきゃいいんだ、 うん……
一回、色々とこう…… さわがしいことにもなったしね……うん、
[ ぽつり、と呟く言い訳。 ]
(192) 2018/10/11(Thu) 13時頃
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[ 死ぬのであれば やはり 犬 として死ぬべきだと 手元には、 廃棄横丁の雑貨店で くすねてきた一等の酒。
ここに落っこちたときと 同様の手段を企む男は。
憑き物がおちたような 呑気な顔をして。 酒場を目指し のんびりと歩くのであった。 ]**
(193) 2018/10/11(Thu) 13時頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2018/10/11(Thu) 13時頃
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[ 入り口の扉のベルが鳴る。
椅子もテーブルも ひっくり返った雑多の中で、 からん、と音を立てるのだ。 それは来店を告げる音。 一人じゃないのだと教える音で。
グラスは拝借しようか、と 考えながら入り口を潜った。
………と思ったらぶつかった!>>282 ]
(287) 2018/10/11(Thu) 23時半頃
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……レン? あの惨事から 上手く逃げたと思ってたのに、 こっちに来てるんじゃ 褒めがいがないなぁ……。
それで? 入り口で突っ立ってなにしてるの? あ、またグラス割った?
[ しんみりとした気まずいような空気を 読まずに吸って、問いかける。
こんな状況にも関わらず、 のんびりと、いつもの調子で そう声を掛けてみて。 ]
(288) 2018/10/11(Thu) 23時半頃
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[ ひょい、っと脇を潜り抜け、 視界に入るは店主の姿。>>282 ]
あ、………………あー……っと?
……………、ゴメンナサイ、
[ レンと同様に気まずくなった。>>282 何にって?酒場で死のうとしたことだ! 、、 きっとまだ、バレていない筈!だなんて 手に明白な証拠を残したままに 思考をぐるぐる回してみせて。
床にキスするより早く 謝ってみせた犬だった。 だってこの硝子片にまみれた床に>>119 熱い口づけをする趣味はない! ]
(289) 2018/10/11(Thu) 23時半頃
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[ 兎の店主が、傍に居て欲しいと そう思っていることは知らねども。>>120
この酒場は心地いい。 、、、、、 もしもう一度、目が覚めるなら、 “いつもので”と言えるここがいいと 勝手に思ってしまったのだろう。
それに、それに──────
そのまま死んでしまうなら いつも通りに笑って死にたい。 生き帰って誰もいないなら、 手元の酒を呷れるでしょう?
それは全て勝手気ままな男の算段。 ]
(290) 2018/10/11(Thu) 23時半頃
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[ ひとりで死ぬのは怖いのでしょう。 けれどひとりではありません。 、、、、 ちゃんと酒を持ってきた 歴とした客がいますから。
私はこの店が大好きですから。 ]
(291) 2018/10/11(Thu) 23時半頃
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ふたりとも、 さっきの電話、聞いたの?
、、 ………なら最期に、 酒盛りでもする?
ここ、酒場だしねぇ。
[ 少しだけ口許を緩めてみせて。 いつもみたいにのんびりと、 いつもじゃないようなことを言う。
愚かで馬鹿でいつもどおりが愛おしい 酒場では当たり前の提案を。 ひとつ零してみせたのだったか。 ]*
(292) 2018/10/11(Thu) 23時半頃
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[ ハンチングに仕舞われていない 白い髪が、さらりと揺れた。>>303 話し方も身振り手振りも、 レンだなーと思うけれど、 髪ひとつで印象はガラリと変わるもの。
……とはいえ、定義上の後輩に 変わる態度も持ち合わせては いなかったけれど。 ]
?私は刺されてないけど…… ………………、 ちょっと色々あったんだよ。
[ ハイ!誤魔化しました!!! 酒を飲んで死にました、などと 失態にも醜態にも程がある! 誤魔化されたどうかは彼次第。 ]
(317) 2018/10/12(Fri) 01時頃
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[ 第一声でソフィーに謝って、 そうして上げた顔に>>308 笑みが浮かんでいることに気付いたなら 一間、不思議そうな顔をして。 だって仏頂面の下、 時折見せる隠した笑みが 私はとても好きだったんだもの!
けれど、そんな笑顔も、 手元の酒が当然のようにバレた暁には あっという間に引っ込んだ。>>309 ]
……やっぱ、怒るかい? でもひとつだけ訂正すると、 私は、ここで“生きる”つもりなんだ。
[ それだけは、きっぱりとはっきりと。 ]
(319) 2018/10/12(Fri) 01時頃
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[ 貴女が本当に"そう"したいのならば 私はその刃を拒まないだろう。
けれど、優しい貴女は、強い貴女は その選択をきっと後悔すると思うから。 ]
私も、ひとりで死ぬのは怖いなぁ。
……でも、 この店のぴょんぴょん跳ねる 口煩い乱暴で優しい “可愛い兎”の店主がいなくなると 私はすぐに飢え死んでしまうんだけどねぇ。
[ だから消えれられては困るのだ。 たとえ蹴り飛ばされたって、 譲れないものは譲れない。 ]
(336) 2018/10/12(Fri) 01時頃
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[ 酒盛りに誘ってみてたものの レンが未成年ってことはすっかり失念していて。>>304 言われて、それを思い出す。 加えて悪趣味だと言われれば そう?と、へらりと笑って見せた。 ]
まぁ、犬として生まれて、 私はよかったと思ってるからね。 出来損ないでも愛おしいんだ。 だからせめて死ぬならば、 犬として死にたいなぁと、思っただけで。
でもあれは苦しいんだよな、 上手くいったら、二度としたくはないね。
[ まるで経験者のように語る。気のせい気のせい。 そうして、グラスを取り出して 注ぐ前にレンを見た。 ]
(337) 2018/10/12(Fri) 01時頃
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……ふわふわ忘れたいことが 現状のこととか、死への恐怖なら 別にかまわないんだけど……
忘れたフリをしたいこと、 答えを先延ばしにすることなんかを 誤魔化すための酒なのだとしたら やめておいた方がいいかもしれない。
まぁ、レンがいいなら、 私は晩酌をするんだけど。
、、、 [ 死ぬことへの怖さは正しいのだ。 とりわけここで死んだから、生き返れる保証もどこにもない訳で。 だからこそ、折り合いをつけぬまま 飲み干した酒は、しこりとなって残るかもしれず。 ]
(339) 2018/10/12(Fri) 01時頃
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[ 一言それだけ言ったなら。グラスに酒を注いでゆく。 その酒を煽るも、ただ見つめるも 彼の行動にゆだねられた。
ソフィーには固辞されたために グラスはふたつ。 それでも包丁で指し示されたら、>>311 酷く嬉しそうに、ゆるりと笑って。 ]
“いつもので”
[ いつもどおりの注文を。
日常が続くということは 未来の約束も同じこと。 、、 その言葉を、明日もきっと言うのだろうから。 ]**
(340) 2018/10/12(Fri) 01時頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2018/10/12(Fri) 01時半頃
銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2018/10/12(Fri) 01時半頃
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[ 子供の我儘のような願いを知れば>>343 私は噴き出して、苦笑して、 レンらしいなぁと、面白そうに笑うのだ。 自分本位の色をして その実他人のためを想う───── ]
好きになった……好きになった、か…… うん、まぁそうかな。
[ 自分の生きる価値を、意味に けじめを付けたというだけなのだが。 確かにそれは、自らの存在を 受け入れたということなのだろう。
ぐちゃり、と難しそうな顔をするレン。>>345 レンがレンのままに 生きてゆけるのであれば、 無理に好きになる必要もないように思ったり。 ]
(370) 2018/10/12(Fri) 09時頃
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っはは、ははは……
「遠慮なし」って、そこは もっと我儘になる!くらい 言ったらいいのに……
[ 気遣い屋であるいうことも 他者を慮るのだということも はっきり知っていながら、それでも。 私は笑った、とびきり優しい顔で。 ]
(371) 2018/10/12(Fri) 09時頃
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[ この“後輩”に遠慮なんて似合わない。
それはきっと、>>346 軋轢を、葛藤を、絶望を生むことだって あるのだろうけれど。 確かに、夢を、希望を、未来を 照らし出す光にもなれるのだろう。
だれかの生きてゆく意味にすら なるのであろうから。 ]
(372) 2018/10/12(Fri) 09時頃
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[ 酷く楽しくなってきた。>>359 けれど蹴りが飛んでこないことに 緩む口半分、寂しさも半分。 それでも、耳をぷるぷると震わせて 抵抗と羞恥に苛まれるソフィーは ほんとうに可愛いのだ。 言葉には出さないが! ]
っふふ、冗談だよ、 でも飢え死にするのは本当。
なんてったって、 君に胃袋つかまれちゃったしなぁ…… だから、ありがとうは こっちの言葉だよ、ソフィー、
[ ありがとう、と笑んでみせよう。 ]
(373) 2018/10/12(Fri) 09時半頃
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[ グラスに酒を注ぎながら答える私に。 静止の言葉を掛けないこと。>>360
そして恐怖の中でも ほんのり笑う店主の顔。
我儘なようで まぶしいほどの店員の決意。
、、、、、 こんな心地のいい店で 独りになる心配がどうしてあろう? ]
(374) 2018/10/12(Fri) 09時半頃
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[ だから、注文は “いつもの” で。
グラスを手に持ちながら、 レンが呑んでも呑まなくとも ちんっ、とグラスにグラスを当てて。
焼けるような度数の酒を、とろり、喉へと流しこむ。 ]
ウサギ肉だよ、って……ね、 はは そこ、は…… 冗談だ、よって、いって くれ、ないと……
[ 胸に突き立った包丁を>>365 視界に入れながら。 ばいばい、でも、またね、でもない 束の間の別れの言葉を。 ]
(375) 2018/10/12(Fri) 09時半頃
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[ そうしたら、 ゆらゆら、ぐらぐらと視界が揺れ出す。 身体中から力が抜けて。 はく、と息が吸えなくなって、 とくり、とくりという心臓が ゆっくり眠りにつこうとしていた。
吸っても吸っても息が出来ず 身体の芯から融けてゆくよう。
されどさらに呷るのだ。 震える手で、覚束ない手つきで。 ]
(376) 2018/10/12(Fri) 09時半頃
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[ ひとくち飲んで、 視界を失い
ふたくち飲んで、 天地を失い
みくち飲んで 自分を失う ]
(377) 2018/10/12(Fri) 09時半頃
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[ どこからかわん、わん、と 犬が鳴く声が聞こえた。 大勢の犬の中で、 ひとりのヒトが走ってた。
犬でない犬は駆け回り、飛び回り、 まるで犬のようだった。 でも、帰るよーと声が掛かっても、 私に迎えは来ない、まま。
けれど、そのときに とてもいい匂いがして────── “いつもの”ご飯の香りのような。
男はまるで 幸せな夢をみているかのように ただただ静かに死んでいたのだ。 ]**
(378) 2018/10/12(Fri) 09時半頃
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