60 ─昨夜、薔薇の木の下で。
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[額に落とされる口付け、距離が縮まる度にその柑橘の香を吸い込む。 耳元に聞こえる声に、甘い痛みに、肩が揺れる。 露になる首元、視線が釘付けになると気づいたら位置は逆転し見下ろす体制になっていた]
好きに、って。 何されたら、イイんですか?
[ごくり、喉がなる。 知識もそう無い故か、慎重に腕を回して露になる胸にそっと触れて温度を確かめるように撫ぜると先輩の腕が首に回された。
顔が近くなるのが、何を意味するかぐらいは流石にわかったのでそっと押し付ける]
(409) 2011/08/04(Thu) 22時頃
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[思うより先輩の唇は柔らかくて、そっと離してからもう一度押し付けてみる。
離れて息を吸い込むとまた、柑橘と体臭の混じる香で、ソレが余計に熱を大きくしてゆく感じがしてくる]
自慰…………
[それも余りしていないけれど。なんと返せば良いのだろう?
取りあえず肌触りを確かめるようにするすると撫で回し、徐々に下腹部へ向かってゆく。 その間も唇は着かず離れずの距離で、せがまれると少しだけ戸惑った後に舌で舐めてみて]
(421) 2011/08/04(Thu) 23時頃
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だから、そう言ってるんです。
[素直すぎる告白を恥じる気持ちも僅かにあるが、それよりも大きくなる熱の前にはどうでもよくて。 掌に撫ぜられると淡い加減が気持ちよい気がして肌が粟立ってくる。
自分と同じように熱を帯びた下肢に誘導されると、布越しに振れ。同じものがあると思えば萎えそうなもののそんなことも無く、むしろ見て、触れたらどんなだろうと好奇心が湧いて]
はい。先輩で、学ばせてもらいます。
[口内へ侵入する舌へは、そういうものだと理解していても驚いて。軽く歯を立ててしまうが、それでもまだ舐めているようならこちらからもそっと舌を絡めるように向かわせて。
その間も、相手のベルトを緩めたり前を下ろしたり忙しなく動かして。この辺りは自分と同じ作業だと思えば手は止まることなく直に触れてしまうまで夢中で舌を貪った]
(429) 2011/08/04(Thu) 23時半頃
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[どうやって呼吸していいかわからなくて、息を止めていた。酸欠もあって、さらにくらくらとめまいがして。 やっと酸素を得ると、大きく吸い込んで少し咽た。
どこをどうされたら気持ちいいか、それぐらいは身体が知っている]
先輩の、エロい顔が見たいし。 どうしたらどんな反応があるのかも、知りたい。
……だから。
[そっと熱を握りこむ、自分のより立派なのは年齢差かそれとも。 導かれるままに、ゆるゆると動かして行くと自慰とは違う奇妙な感覚、相手があるということ、それの興奮がより未熟な心を夢中にさせただ声や吐息が聞こえるようにと学習してゆくだろう。
同じような状態を曝されても、その手に押し付けて強請る仕草を見せるぐらいにはなってきたようだ]
(444) 2011/08/05(Fri) 00時頃
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