人狼議事


287 ―シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア2―

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【人】 姉妹 ロイエ


 [ 微睡みの向こうに、
  ずうっと昔を、夢見て。
  …………もう朽ちてしまった彼の場所。

  夏は、本当は苦手だった。
  其こそ焼け落ちて死んでしまいそうで。
  ひんやりマットと仲良しになって、
  素敵なお部屋に引きこもり。

  "生きていた"頃だって、
  道具の有無はあれど 同じようなもの。

  …………お仲間さんは、
  たとえば今、微睡みに沿うよう、
  優しく声をかけてくれる彼女は、
  居なかったけれど。 ]
 

(128) mayam 2018/11/10(Sat) 09時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ とろり、
  彼女に溢す声は、
  きっと ちょっと 懐かしむ気も混ざっていた。 ]


     …………………、夏の 海って、

            どんなものかしら。


 

(129) mayam 2018/11/10(Sat) 09時頃

【人】 姉妹 ロイエ


  おねーさん、冬にしか行ったことがないの。
  しかも蝙蝠姿。

  夏でも…夜なら、行けるかしら。
  皆で かきごーりも、食べられる?

 [ 聞きたがりの知りたがり。
  おねーさんらしくなく、聞いてみて** ]
 

(130) mayam 2018/11/10(Sat) 09時頃

【人】 姉妹 ロイエ


    [ その日、
       確かにおんなは泣いた。 ]
 

(148) mayam 2018/11/10(Sat) 19時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 ── おちた、ひ ──

 [ 何ヶ月か何年か、
  吸血鬼にしてみれば一瞬の時が経った頃。
  …どれだけ経っても、
  生きていた頃からの習性なんて変わらないものだから、

  多分、また、眠っていたのだと思う。
  多分、また、運んで貰ったのだと思う。

  ……嗚呼、きっと、其処で、
     譫言のように、あなた、と呼んだからだ。

  運んで貰った相手じゃあ無い。
  地を這う蝙蝠が一生届かない場所に居る、

  "貴方"。 ]
 

(149) mayam 2018/11/10(Sat) 19時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 薬指で愛を誓った、たったひとりのあなた。

  もう火傷痕を覆うように、潰すように、
  噛み痕が目立つようになったけれど、

  やめて、と終ぞ言えなかったのが、
  どう足掻いても、駄目なおんななのだろう。
  初恋に浸かったままの、夢の中で眠る女は、
  ……起こして欲しかったのかどうだったのか。

  頭が空だから、 わからなくて、
  きっと今も 分からなかった。 ]
 

(150) mayam 2018/11/10(Sat) 19時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ ─── 自分の部屋の、床に、
       愛の誓いが落ちた音がして。

   瞬間 おんなは呻いた。
    耐えるような、泣き声。勢いで舌まで噛んで、
     口内に己の血が溢れゆく。

     痛みとか、喪失感とか、
      そんなことより、……嗚呼、 ]
 

(151) mayam 2018/11/10(Sat) 19時頃

【人】 姉妹 ロイエ


    ──── いや 、…

 [ 何が"いや"なのかすらも、分からなくて。

  だけど左手と口の端から赤を零して、
  縋るみたいに 請う、みたいに、
  右手でおとこの服を掴み、

  おんなはこどもみたいに、只、泣いた。
  脂汗なんて浮かべて、
  伏せた両の瞳で、ぽろぽろと。

  落ちた愛のあかし、
  たったひとつの、証明。
  此が解放を示すのか、目覚めを示すのか、
  ……さあ どうだったのだろう。 ]
 

(152) mayam 2018/11/10(Sat) 19時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 切り離されて、赤く染まった"愛"が、
   その後どうなったかは、
     おんなの知らない*ところ* ]
 

(153) mayam 2018/11/10(Sat) 19時頃

【人】 姉妹 ロイエ



 [ あいしてる、って、
    あなたは其処で言ってくれたの。

  くちびるを塞いで、抱きしめて、
   やわらかなベッドの上で、


      ─── あいしてる、って。 ] 

  

(192) mayam 2018/11/10(Sat) 22時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ ……あなたの声じゃ無かった、
   あなたのくちづけでも無かった。

  いや、と 只ぐずるおんなは、
  夢と現実の境目に居て、
  "あなた"を求めて、喘ぐ。こどものように。

  ── 夢に逃げ続けたおんなの譫言、
  もう一度 あなた、と呼びかけた、
  そのくちびるを塞いだのは、現実の"誰か"で、

  瞳を虚ろに開いたところで、
  きっともうどうにもならない。
  愛を誓ったゆびさきは、とられてしまった。 ]
 

(193) mayam 2018/11/10(Sat) 22時頃

【人】 姉妹 ロイエ



 [ だれを愛せば、良いのでしょう。

  血に染まったわたしが、
  もう一度あなたをつなぎ止めるには、
  あなたへの熱を燃やしなおすには、
   
       どうしたら、───  ]

 

(194) mayam 2018/11/10(Sat) 22時頃

【人】 姉妹 ロイエ


   ───── …… 、

 [ また、夢に身体を向けた、
  その瞬間に、愛が"落ちる"。

  涙と汗と血に塗れ、
  身体のいちぶは欠けてしまって、
  ちっとも美しくなんか無い、おんなに。
  滲ませるよう、侵食 するよう、


       指の揃った右手が滑り落ちた。


   闇に紛れた誰かの背を見たのは、
   きっと其れが、あのまわりの、記憶の最後。
   暫く姿を見せないとか、おんなは、
   未だその時は分かっちゃいなかった。 ]
 

(195) mayam 2018/11/10(Sat) 22時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ ── 翌日、
  赤の散った部屋を這い出て、古城内。
  医師の部屋の扉を、欠けた左手でノックする、
  憔悴しきったおんなの姿があったという。

  髪は乱れてはりつき、
  瞳は泣きはらしたあとがあり、
  乾いた血だって、頬にこびりついていて。

  …彼が何を悟ったかはわからないけれど。  
  傷口を塞ぐよう願った他、
  おんなはひとこと、白衣の吸血鬼に告げた。 ]
 

(196) mayam 2018/11/10(Sat) 22時頃

【人】 姉妹 ロイエ



     多分もう、Darlingの夢は*見ないの*

 

(197) mayam 2018/11/10(Sat) 22時頃

【人】 姉妹 ロイエ


  とぉっても寒かったわ。
  墓守さんは怖かったし、だぁれも居ないし。
  …えぇ、でも、居なかったから、
  ゆっくり出来たのかも知れないけどね。

 [ ふふ、って、おねーさんは笑う>>191

  星や月に照らされた海面、
  その、照らし照らされる空や海は見ていて飽きず、
  波の音は、…きっと眠ってしまいそうだ、と思う。
  夜の風だってきっと、同じ様に。

  なんだか物語を読んでいるような、
  そんな彼女の言葉に、また、瞳がとろとろ。
  ちぃさなランタン、かきごーりの道具。
  嗚呼、なんだかぼうけんみたい!
 
             ほら、それなら、 ]
 

(213) mayam 2018/11/10(Sat) 22時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


  ─── "皆"で行きましょう?

  思い出は、誰かと一緒が素敵だって、
  わたしのDarlingが言ってたのよ、ベッキーちゃん。
  貴女とわたしの思い出作り。

  冒険の旅!って言えば、
  きっとクシャミちゃんだって来てくれるし、
  そうじゃなくても、皆、来てくれる…筈!

 [ ゆびきり、げんまん。
  …って、東の国の言葉だったかしら。

  にっこり。
  つられるように笑ったあと、
  おねーさんは彼女に小指を差し出して、

  絡めて御約束しましょ、って、呟いた* ]
 

(215) mayam 2018/11/10(Sat) 22時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


  ── ええ。
  優しくて、臆病で、夢見がちで。
  夜に転がっていたわたしに一目惚れしてくれた、

  ……たったひとりのおとこのひとだった。
 
 [ ゆめうつつの、おんなのこえ。

  まるで、そう。
  実の娘に、馴れ初めを語る母のような。 ]
 

(242) mayam 2018/11/11(Sun) 00時頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 皆で!
  その提案に彼女は同意してくれて>>225
  おねーさんはやっぱり、にっこりと笑うのだ。
  
  長い長い時を生きる吸血鬼、
  たった数日、数時間の出来事でも、きっと。
  素晴らしい思い出になるって、
  そんな確信すらあった。

  細い小指を絡め取り、ふわりと揺らす。 ]
 

(244) mayam 2018/11/11(Sun) 00時頃

【人】 姉妹 ロイエ


  "ゆびきり、げんまん"!

  ……ねえ、ベッキーちゃん。
  この御約束、嘘ついたら、
  針千本飲まないといけないんですって。

  …東の国は物騒よね。
  炬燵を作った国とは思えないわ!

 [ 揺らした指をぱっ!と離して、
  それからけら、っと 笑い声、ひとつ。

  ── 渋ったらサイモンちゃんに飲んで貰う?
  
         …なぁんて、冗談です* ]
 

(245) mayam 2018/11/11(Sun) 00時頃

【人】 姉妹 ロイエ



   [ 不揃いな指先のおんなが、其処に居た>>268。 ]

 

(282) mayam 2018/11/11(Sun) 11時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


  ─── 随分、不味いものでも
        食べた顔をしているのね、"坊や"。
 [
  ── お出かけ最中に下手物でも食べた?
  ── 火傷なんて沢山しちゃって、
     悪いおんなのこに引っかかった?
  
  踏んでいるのかわからない声を続け、
  あれから、数日。
  泣き疲れて、眠り疲れて、更に細くなったおんなは、
  キッチンへと静かに歩む。
  
  表情は、……確かに笑顔ではあったのだけれど、
  疲れている のか、
  憑かれている、のか、
  とにかく常とは異なる何かを纏って、ぽつ、 ]
 

(283) mayam 2018/11/11(Sun) 11時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


  …おねーさん
  あれから夢を見なくなっちゃったわ。
  でも、── そうしたら、どう生きたら良いか、
  分からなくなっちゃった。
  
  別の意味で 夢の中に居るみたい。不思議ね。
  ……夢から覚めた気がするのに。

 [ スティックシュガーをおひとつ、
  不揃いな左手でつまみ上げる。 ]
 

(284) mayam 2018/11/11(Sun) 11時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 血なんて、もう出ない。
  切り離された愛の証は、綺麗に塞いでもらった。
  …きっと、腕が良いのだろう。
  まるではじめから無かったみたいな一本。

  シンクに凭れ、
  きっと出来上がっていた、カフェオレのカップの隣、
  スティックシュガーを 置いて。

      空いた左手がおとこへ伸ばされる。 ]
 

(285) mayam 2018/11/11(Sun) 11時半頃

【人】 姉妹 ロイエ



  おねーさんの 愛の証は、
  貴方に向けられない愛の証は、
  …きっと舌には合わなかったでしょう、坊や?

  百年以上、ちゃんと両目で見られないで、
  他の男をずぅっと見続けていたおんなの指なんて、
  きっと "下手物"よね?

 

(286) mayam 2018/11/11(Sun) 11時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 年上の吸血鬼は、
  ましてや"坊や"の"母"でもあるおんなは、
  おとこのくちびるに左手を添えた。

  其処にあるのでしょう、と、見透かすように。  
  亡くした薬指で、在処をなぞるように。

  あの日、あの夜、
  "あなた"とうたったくちびるは、弧を描いて、 ]
 

(287) mayam 2018/11/11(Sun) 11時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


  ─── キスして欲しいなんて、言ってあげない。
  貴方が泣いて請うてくるまで、
  もう させてなんてあげないわ。

 [ こんな言い回しでも、怒っている、とは違った。
  "怒っている"という表現じゃあ しっくりこなくて、
  じゃあ一体何なのだろうと言われても、わからない。

  わからないから、先ず、
  誰のために作られたかも分からないカフェオレを、
  奪い取って持ち帰ってしまおう。

  赤色をけしてしまって、
  染まったシーツだって取り替えてしまった、
  そう 何事も無かったかのような、おんなの部屋で。

  右手で取ってしまうのは、
  ……ほら、"全部"揃っているから。 ]
 

(288) mayam 2018/11/11(Sun) 11時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 指の間にスティックシュガーを挟み、
  カップを持ったおんなは、

  去り際、
  またね、とも、おやすみ、とも。
  良い夜を、とも言わなかった。
  ……あいしてる なんて、とても言えない。

  夢の世界で眠り続けたおんなは、
  現実に引き戻されて、未だ、きっと、
  宙ぶらりんの状態だから、
  ……言葉の意味もよく分からなくなって、

  きっと、うまれたての"ひとでなし"だった。 ]
 

(289) mayam 2018/11/11(Sun) 11時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


 [ 蛹と蝶は、同一足りえるか。
  生者と死者は、同一足りえるか。

  夢の中の生き物と、
  現実に戻った生き物は、同一足りえるか。

  ── こうなる前と、こうなった後は、
        果して、同一足りえる のか、

  おんな自身は、分かっていなくとも、
  きっと、このときに限っては別人だったのだと思う。
  外見はこの先戻ろうとも、
  調子だって、"おねーさん"に戻ろうとも、

  こころのうち とか。他だって そう。

  おとこが何時か聞いていた *足音だって* ]
 

(290) mayam 2018/11/11(Sun) 11時半頃

【人】 姉妹 ロイエ

 ── どこかのせいたんさい ──

 [ ── ぽろ、っと。
  蜜柑ひとつが手元からこぼれ落ちた。

  冬の魔物、こたつなるいきものの片隅で、
  ねむねむな顔をして、
  "聖誕祭"をふわふわ、楽しんでいたのです。

  只 左手がちょっと、おねーさん、
  扱いづらくなっちゃってるものですから、
  拗ねた顔しました。それはもう。こどものように。

  学習する生き物、吸血鬼は、
  代わりに使い始めた右手中心に、
  皮を剥き始めることにした。 ]
 

(335) mayam 2018/11/11(Sun) 19時頃

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