3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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同感だ。
流石に分身出来るほど器用じゃない。 [仏頂面のまま口にするのは彼なりの冗談だろうか? ドナルドに続いて外へでようと…]
(762) 2010/02/28(Sun) 13時半頃
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…急ごう。 何かあってからでは遅い。
[廊下へ出、玄関へと歩を早める。 無理するなとのメアリーの声に、首を振って外へと。]
こんな状況で、寝てばかりも居られないだろう。 だいぶ休んだから、大丈夫だ。
(780) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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風紀委員 ディーンは、いきもの係 キャロライナとミッシェルを呼びながら、グラウンドへ。33
2010/02/28(Sun) 14時半頃
風紀委員 ディーンは、足元が闇に飲み込まれるのに、両眼を見開いた。{2}
2010/02/28(Sun) 14時半頃
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…なっ!?
[踏みしめた足元が、闇の中に溶ける。 その身を絡めとるように無数の蔦が手を伸ばす。
為す術も無く、その中へと引きずり込まれた。]
(787) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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[どさりと、投げ出されたのは冷たい木の床。 痛みに呻きながらもなんとか身を起こす。]
…くっそ、…ここは……? [電気の消えた、真っ暗な室内。 多少広い空間なのか、呟いた声はいやに響いた。]
(791) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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[目が慣れるに従って、次第に見えてくる無残な無数の屍体。 闇は黒ではなく、限りなく深い赤なのだと気づく。]
…ひっ!! [悲鳴は無様に引き攣った音。 立ち上がれぬまま床を後ずさり…
手へと触れる、ぬるりと生暖かい感触。]
…ぁ………あぁ………。 [情けないほどに身体は震えている。 じわじわと迫り来る亡者の群れに、怯えきった足はもがいても立ち上がれぬ。
血塗られた手が、足首を掴んだ。]
(794) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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…や、……やめ…ろっ……ッ!!! [生ぬるい手、冷たい手、無数の腕が指が絡みつく。 あるものは握りつぶすよう、あるものは擽るように。 髪を掴んで引くもの、服をはぎ取ろうとするもの。
藻掻くも逃れられず、嬲られるまま為す術もない。]
(798) 2010/02/28(Sun) 15時頃
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[ポケットの中の携帯へと手を伸ばし、助けを呼ぼうと取り出す。 電話帳を開いたところで、横から出た腕に取り上げられた。]
…っく、返せッ! [必死で伸ばす手に、乱杭歯が噛み付く。 偶然コールされたのは<<マネージャー ピッパ>>の番号。]
(801) 2010/02/28(Sun) 15時頃
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[ドアを叩く乱暴なノックの音が、ぬちゃりと腐った血のヌメる音の隙間から聞こえた気がした。]
…誰か、たすk…ふぐっ!! [必死で上げた叫び声は、生臭い何かで押し込められる。 口の中へと入り込む腐った臓腑に、吐き気が込みあげた。
…うまく、いきが、できない]
(807) 2010/02/28(Sun) 15時頃
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[外からの声が、微かに届く。
舞台の上手。 それだけを頼りに屍体を掻き分けて進もうとするも、掴まれ、先を阻まれて。 シャツのボタンが引きちぎられる。肌へ触れる感触はやわらかく、かたく。
恐怖と不快感。あちこちに噛みつかれ、舐め回されるような。 必死で屍体の海の中から抜けだそうともがいた。]
(816) 2010/02/28(Sun) 15時半頃
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[口の中へ入り込んだものを、胃の中からこみ上げてきたものとともに吐瀉する。 身を折って酷く咳き込む肺の中に、血生臭い空気が入り込む。]
…さ、サイモン!? サイモン…おま……っ!!! [身体へと絡みついてきたのは、半分溶けた旧友の腕。]
(820) 2010/02/28(Sun) 15時半頃
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…ひぁっ!
や、…やぁ……っ。 [服を引き剥がされ、背中を舐める舌の感触に、ぞわぞわと鳥肌が立った。 ガタガタと震え、怯えきった目で変わり果てた姿のサイモンを見る。]
…や、やめろ…っ!! [辺りの屍体に押さえ込まれ、逃れられない!]
(822) 2010/02/28(Sun) 15時半頃
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…うぁぁぁぁぁぁっっ!!! [サイモンの顔が、ずるりと腐り落ちる。 その身体に呑まれるように、貪り蹂躙される感触に戦慄した。
もう、だめだ。逃げられない。自分もこいつのように…
ジェレミーの声が聞こえたのは、その頃くらいか。]
(828) 2010/02/28(Sun) 15時半頃
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[いっそ、そちら側へ行けば、楽になれるだろうか。
そんなことすら脳裏に浮かんだ。]
(831) 2010/02/28(Sun) 15時半頃
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…けいと、おねぇちゃ…。 [子供のように泣きながら、名前を呼ぶ。 薄れていく意識を裂くように、吹き付けられる消化器。 黒い闇が白く染まる。]
(834) 2010/02/28(Sun) 16時頃
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風紀委員 ディーンは、不登校児 サイモンが身体の中へと押し入ってくる不快感に震えた。
2010/02/28(Sun) 16時頃
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[囁く誘いの声に、幾度も頷く。 いきたいのに。そちらへいきたいのに。
いっしょにあそびたいのに、なのに隔てられ届かない。向こうへいけない。]
…やぁ………。 [弱々しい泣き声混じりの悲鳴はジェレミーに届くか。]
(839) 2010/02/28(Sun) 16時頃
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[届いた手は、他のものと違ってあたたかい。 それに縋りつくようにして意識を手放した…*]
(846) 2010/02/28(Sun) 16時頃
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風紀委員 ディーンは、紐 ジェレミーに助け出され、ぐったりしている。(通常促し)
2010/02/28(Sun) 16時半頃
風紀委員 ディーンは、シーツにくるまれたままもそりと身動ぎ、小さく呻いた。
2010/03/01(Mon) 00時頃
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[オスカーのメールを受信したケータイは、小ホールの闇の中に沈んだまま。
白いシーツに包まれたまま、意識の戻らぬ右手は大事そうにビー玉ひとつ握って離さない。 恐怖にか身を強張らせ、震え続けている。]
(1211) 2010/03/01(Mon) 00時半頃
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