25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
…。
[狼の前足は、傍らの足を踏む。 ふに、と、触感があるならそれは酷く柔らかいだろう。 慰める、という行為にしては優しさの欠片もないのだが。
言葉を言えぬ狼だからこそ助かっていることは一つある。 自害した彼の主の死肉を食らった事を 狼はただ口にせずにいた。 尤も、それ自体狼憑きであった男は忘れていたし、 彼の主だとは知らないままであったから 言うにも言えない状況ではあるのだけれど。
扇、と高嶺が口にしていたので 恐らくは自分が息絶えたあの場所に戻るのだろう。 狼は虎鉄と共にそのあとをついていく。 イアンには己の姿など見えず、ただ虎鉄の姿が見えるに違いない]
(160) 2010/08/09(Mon) 01時頃
|
|
−本邸廊下−
[虎鉄はイアンの視線にそのあとどうしたか。 狼はというと、ただ見上げて、あとは好きにしろとばかり 尻尾をゆらりと振っただけなのだが。
扇にも短剣の鞘にも、施されているのは螺鈿の蓮。 黒き塗りの中にあって蓮の花の色を思い起こすに似た色の丁寧な作り。 それを自分の手ではない手が持っているのは少しだけ不思議だった。
黒い狼の鉄色は、じっとその姿を眺める。 気付けば足元は既に空気に透けていた。 この生が本当に終わろうとしているのが解る。 それでも、狼は彼の行く末をただじっと眺めていた]
(166) 2010/08/09(Mon) 01時頃
|
|
[狼の鉄色の瞳は、自分を部屋へと運んでゆくその後ろ姿を 色硝子の光の落ちる廊下でただじっと見ていた。
もう、自分の時間は追いかけているだけの余裕はない。 逝かねばならないと己の姿が伝えている。
狼の姿は揺らめいて、人の姿へと変わる。 もしも紅色の花がその姿を月瀬の向こうに認めることができたなら
きっと穏やかな表情で何かを口にして 幻は色硝子の光の中でするりと───消えた**]
(179) 2010/08/09(Mon) 01時半頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/08/09(Mon) 01時半頃
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る