人狼議事


194 花籠遊里

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視点: 人


【人】 看板娘 櫻子

 …──ふふっ、はい。

[柔らかなお布団を叩く手に、黒手袋がなかった事に目を留めながら
 僕は耐え切れずほんの少しだけ、微笑みを零してしまいました。
 勿論、袖にて口許は隠しましたが
 笑った事を隠すつもりなど、僕にはさっぱりとなかったのでございます。

 性欲だけが、心や身体を満たすではありません。
 きっとこの御方は僕に、身体の快楽を求めているのではないのでしょう。

 ならばと僕は空けられた彼の足の狭間へ
 そうっと腰を落ち着ける事にいたしましょう。]

 何をなさるのですか?

[ほんの少しだけ、意地悪がしたくなってしまいました。
 判っていると背を向けて座る事はせず
 判らぬふりで面を向き合わせ
 小首を傾げて、上目遣いに見上げましょう。]

(127) 2014/09/18(Thu) 16時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2014/09/18(Thu) 17時頃


【人】 看板娘 櫻子

 ───なんて、冗談です。

[僕のちょっとした冗談にどういった反応が返ってきたでしょう。
 どこか満足げに笑う僕は、稚児のようだったかもしれませんし
 『蝶』を惑わす『花』の如く、色香を放っていたかもしれません。

 やがて僕はくるりと背を向けて座りなおし
 しっとりと湿ったままの髪を結った、白をするりと解きます。
 視線は一度、今宵の『蝶』へと向け
 「拭いてくださるのでしょう?」と小首を傾げては笑み
 向き直りては木格子の向こう側、薄暗い闇を見詰めているのでありました。]

(129) 2014/09/18(Thu) 19時頃

【人】 看板娘 櫻子

 …僕は、とてもお喋りが好きで
 お話のしすぎだと、よく叱られることがあるのです。

[緩やかに開いた櫻色の唇は、返事を待つことなく
 ゆっくりと言葉を紡ぎました。
 牢の中には水音や嬌声も響き始める頃合でしょう。
 僕の声が何処まで届き、どれ程紛れるのかは判りませんが
 調べはまるで、独り語散るようなものでありました。

 そう、これは独り言。

 髪を拭き、撫でていただく合間の
 僕の勝手な独り言です。]

(130) 2014/09/18(Thu) 19時頃

【人】 看板娘 櫻子

 『蝶』と『花』が寄り添えるのは、この籠の中だけにございます。

 『花』は根を張り籠に囚われ。
 『蝶』は籠へと誘われ訪れる。

 一夜の夢は嘘でも誠でもなく
 『夢』でしかないのです。

(131) 2014/09/18(Thu) 19時頃

【人】 看板娘 櫻子

 
 
 
 ですが、『蝶』でもなく『花』でもなく

 『人』同士であるならば、…───どうなのでしょう?
 
 
 

(132) 2014/09/18(Thu) 19時頃

【人】 看板娘 櫻子

 ……僕は『外』の事を知りませんから
 詳しくなど、判りませんが。

[僕の独り言は、一度休符を添えました。
 闇夜を見ていたはずの射干玉も、心に蓋をするかのように
 そっと、そうっと閉じるのです。

 駆け回る呪詛を噛み殺しましょう。

 僕は此処に咲く、此処にしか咲けない『花』なのだから。]

(133) 2014/09/18(Thu) 19時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2014/09/18(Thu) 21時頃


【人】 看板娘 櫻子

[悪戯は思惑通りに成功いたしておりました>>136
 呆けたお顔がこちらに向いて、瞬き繰り返されるのを
 思い出しては、笑みを堪えて小さく肩が揺れるのです。
 接吻けなどはいたしませんでした。
 この判りやすい御方も、僕へ唇を重ねる事は無かったのでございます。

 僕の微笑みに返る言葉は減らず口のようでもありました>>137
 それでも僕を傷つける刃ではなく
 やられたと鳴る喉の音は、耳に心地よいものでありました。

 独り、『花』が唄を紡ぐ頃合には
 優しい手は、髪を愛しんでいてくださいます。
 湿り気は髪からタオルへと移り
 唄は『花』から何処まで移るのでしょう。

 他の音を、他の存在を緩やかに拒むように。
 穏やかな声が響いておりました。]

(147) 2014/09/18(Thu) 21時半頃

【人】 看板娘 櫻子

 おかしな御方ですね。

[それは多分に意味を含みます。

 『人』で居られるあなたさまなのに。
 櫻には蔦など在りはしないのに。
 どちらも口には致しません。
 僕はただ、眸を閉じた暗闇の中、どのような色も浮かべぬままに
 『蝶』の応え唄を聴いておりました。

 お互い、表情など見えません。

 寂しさ募る悲しき笑みを浮かべる『蝶』も
 眸を閉じて蓋をした迷子のような『花』も
 聴こえるのは、牢屋に不釣合いな唄と唄。

 『蝶』の綴る『夢』に
 押し黙っているかのようだった唇は、再び動き出したのでございます。]

(148) 2014/09/18(Thu) 21時半頃

【人】 看板娘 櫻子

 ─────いいえ。

[それはまるで、拒絶するような声でした。
 叫ぶというほどではありませんでしたが、確かに強く。
 そして確かに、振り払うような調べでありました。]

 他の『花』ならば判りません。
 ですが僕は、この籠から出ればきっと。


 …───枯れ朽ちてしまいますから。


[僕は微笑んで囁きました。
 軋む音は、どこぞの牢の木格子でしょう。]

(150) 2014/09/18(Thu) 22時頃

【人】 看板娘 櫻子

[抱擁見せ付けるような人の悪い笑みが向けられても>>143
 大切そうに、銀月を抱きしめていても。
 僕が返したのは、今のような微笑みでした。

 蝋燭揺らめく薄暗き地下に
 太陽のように輝く金が舞い降りたときも>>146
 僕が向けたのは、微笑みでした。


 僕は望まれるままにしか咲けぬ『花』。


 櫻へととまる『蝶』を
 癒し、慰め、満たすことこそが僕の『しあわせ』。

 望まれなければ成り立たず。
 望まれて初めて花咲くのです。

 『外』の世界になど。]

(151) 2014/09/18(Thu) 22時頃

【人】 看板娘 櫻子



[根を張る『櫻』を、どなたさまが愛してくれると謂うのですか。]
 
 

(152) 2014/09/18(Thu) 22時頃

【人】 看板娘 櫻子

[拒絶の声に、一度指先が止まるのが判りました>>163
 切り離されてしまったかのような、僕と彼のいる房の中で
 呼吸を止めた音さえもが、はっきりと耳へ届いたのです。

 幾許か、同じく呼吸を止めました。

 吐き出しそうになる呪詛は、仄紅い焔にくべて燃やしてしまいましょう。
 軋む音など耳を塞ぎましょう、眸を逸らしましょう。
 籠の『外』にて生きるを知らない櫻の『花』は
 人様の涙のように花弁零すこともありません。

 零れ落ちるのは、穏やかな笑み。

 瞬きの音が聞こえるようでもありました。
 唇が動きかける気配がいたしました。
 けれども何も変わることなく
 止めていた呼吸を元に戻したのでございます。]

(175) 2014/09/19(Fri) 00時頃

【人】 看板娘 櫻子

 『外』を知らなければ、狭くなどありませんよ。

[『蝶』が何に翅を休め、何を見詰めるのか。
 上を向いては陽が照らし、下を向いては土色を踏む。
 唯只管それの中に生きる『蝶』の事など到底判りかねるのですが
 ──夢物語ならば、いずれはお姫さまに出会えるのでしょう、なんて。

 再び動き出す指先が毛先へと向かい
 やがてその射干玉が直に触れられる頃に落ちる、責苦。]

 ……───意地の悪い、御方です。

[掠れもせず、震えもしない声が、鼓膜を突いて返したでしょう。
 微笑み絶やすことはなく。
 ただ少しだけ、眉尻が下がってしまったのは
 続いた彼のお言葉と、彼の心中を思ったからにでございます。]

(176) 2014/09/19(Fri) 00時頃

【人】 看板娘 櫻子

 ……はい、そうですね。

[誰にでも優しいというそのお言葉を>>165
 否定などはいたしませんでした。
 露にされた対抗心を、肯きでそっと包んで差し上げたのでございます。

 やがて聞こえました声は、随分と抑えられたものでございました。
 寝転がり窓を見上げ、やがては布団のお隣を示されます。

 変わる話題は、調べの転。

 ならば、悲しく苦しい唄はお仕舞いにいたしましょう。
 此処は夢を見るための牢。
 甘い蜜を差し上げることが、『花(ぼく)』の『しあわせ』。

 招かれるお隣へと転び寝て、櫻香る身をお傍に寄せました。
 擦り寄るは甘く、しかして幼さを残します。]

(177) 2014/09/19(Fri) 00時頃

【人】 看板娘 櫻子

 『花』によりけりですよ。

 朧さんは美味しいお茶を淹れて下さったりしますし。
 藤之助さんは、琴を爪弾かれたりいたします。

 僕は、中庭を任せて頂いたり。
 『花』のお世話をすることもございます。

[紡ぐ音はそれこそ、この牢獄には似合わぬ程の朗らかさだったでしょう。
 楽しそうに、鈴鳴るような声が優しく響きます。]

 ええ、そろそろ秋になりますから。
 本当は植えたい苗があったのですが
 貴重なものらしく、手には入りませんでした。

 ちょこれいとの匂いがする、秋櫻があるんだそうです。

[花を褒められ『花』は綻びます。
 眩しき色彩、その中の大半を埋める『秋』色。
 植える僕には自覚など、一片も無いのでありました。]

(178) 2014/09/19(Fri) 00時頃

【人】 看板娘 櫻子

[転びて身を寄せ、髪を撫でる手に擽ったそうに笑いました>>195
 摘まれる髪飾りの色は白。
 何色にも染まり、しかして何色をも染めてしまう色でございます。
 櫻の香は少しなりとも、彼を癒すことが出来たでしょうか。
 見えた尖りも形を潜め、瞼も休まれているようです。

 僕はそっと、ペティンガーの背中へと手を回しました。
 細い指先は、水面揺らす金の魚と戯れる手ではございませんが

 とん、とん、とん。

 緩やかに、その背を撫でていたのでございます。]

(201) 2014/09/19(Fri) 01時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[僕の唄は、愁いを帯びることもなく。
 今ここにあるのは、宴に響く艶やかな音ばかりでしょうが。
 それでも僕は唄いましょう。
 翅を休めた蝶が、癒し、満たされ眠るまで。]

 我侭な御方ですね?
 お茶にお琴にお花だなんて。

[いいのです、眸を背けて。
 いいのです、何も聞かなくて。
 撫でてくださる手に、僕は緩やかに微笑みました。]

 ええ、ちょこれーと。
 甘いものの中でも一番好きで。

[他愛もなく、記憶にも残らないような、そんな『夢物語』を唄いましょう。
 微温湯のような、甘くて柔らかな声と温度で。
 「食べちゃいけませんよ」───なんて。
 話す頃には眠っていてくれたらと背を撫で続けたのでございます*]

(202) 2014/09/19(Fri) 01時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2014/09/19(Fri) 02時頃


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