150 堕天使達の淫哀歌〜ヴェルル女学院〜
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悪い、子よ。 こんな風にいたいけな乙女を誑かすなんて本当に。
[冗談も真面目な自分が言うと 冗談に聞こえないとよく言われる。 応えたい。彼女と秘密を共有したい。]
……もっと、して? 悪い子になる、から、だから……
[背を撫ぜる彼女の手が 優しいのに情欲的で 強請るようにジリヤを見上げる。]
(21) 2013/10/27(Sun) 13時頃
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[揺れる瞳。 だけど逃がさない。
秘密を分かち合うのだから。
視線一つすら、よそ見なんて許してあげない]
だ、め。
[少し背伸びをして、泳ぐ瞳に唇で触れる。 手は彼女の背中を、優しくなでるを繰り返しながら、 ぷつりと無粋な枷を解き放ってしまいましょう]
(22) 2013/10/27(Sun) 13時頃
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[自由になった胸を押し付け合うように、 ぎゅうっとピッパの体を抱きしめて。 もう一度蝶が留まるのは、甘い蜜の味がする唇へ]
かわいい。
いい子の貴女もきれいだけれど、 悪い子の貴女はとっても可愛いわ。
[ちゅっちゅと何度もピッパの唇に舞い降りて、 ゆっくりと抱きしめた手が、制服という名の秘密の中へと忍び込んでいく]
(23) 2013/10/27(Sun) 13時頃
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ん――
[瞳への口づけにぞくりとして 少しだけ潤んだ目がきょとんとジリヤを見る。 甘い、やわらかい、砂糖菓子のような唇が 自身の唇に触れると、それに応えるように啄み返す]
貴女だって……綺麗で、……す、てき 悪い子の私に、もっと、もっと頂戴。
[重なる温度が堪らなく胸をきゅうとさせる。 女の子の温度も、やわらかさも、ぜんぶすき。 制服の中に入ってくる彼女の白い手が、素肌に触れる度に吐息は上気して。]
んっ、ぁ
[甘い葛藤が襲う。ありのまま彼女を受け入れることと、それでもまだどこか人が通るかも知れないという危惧を忘れないこと。両者とも譲らず、恥じらいが燻って身を寄せるようにジリヤに抱きついていた。]
(24) 2013/10/27(Sun) 13時半頃
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ええ、いくらでも。 二人を分かち合いましょ。
[白磁のなめらかな肌を舐めるように、 悪戯な指はゆっくりと秘密の中を探っていく。 彼女なかで燻る恥じらいを一枚ずつ剥ぎ取るように、 熱を帯びた吐息を何度も奪うように重ねる口づけ]
ほかのことは考えないで? 今は、悪いことだけを考えて、楽しい時間を過ごしましょ。
(25) 2013/10/27(Sun) 13時半頃
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うん…――
[今、私は悪い子だ。 ジリヤにされているからじゃない。 自分から彼女を求めているから。]
……キスって、すごく、きもちいい 頭の中がとろけちゃいそう
[重なるたび、吐息を奪われるたび それは塗り替えられて甘く、熱くなっていく。]
……んんっ。
[僅かに背を反らし、彼女の指が肌を擽るのを感じながら]
あのね、このまま…… 胸……虐めて……?
[きっと彼女の手には既に伝わりすぎているくらいに、早鐘を打つ鼓動が、もっと触れて欲しいと、訴える。]
(26) 2013/10/27(Sun) 13時半頃
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もっと気持ちいいキス、しましょうか?
[可愛いぴっぱにご褒美とばかりに、 触れるだけのキスは、蝶が蜜を絡め取るように、 深く深く、彼女の中へ]
胸が、好きなのね。 そういえばさっきも………くす。
[シャーペンの先で慰めていた様子を思い出して、鈴を転がすように笑う]
(27) 2013/10/27(Sun) 13時半頃
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[背を撫ぜていた手を、悪い子の胸の頂へ。 早鐘を打つ柔らかな稜線をゆっくりと手のひらで包んで、 やわやわとその形を変えてあげる]
もう固くなり始めてるわ。 ここ……好き?
[つん、と尖った胸の先を爪で弾いて。 甘い調べを奏でる唇に、もう一度キス]
(28) 2013/10/27(Sun) 14時頃
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はっ、――ん……
[一つ深く呼吸したのも束の間。 ジリヤの舌が口内に入ってくると、艶っぽい唸りを上げてキスに応える。嬉しい、と。その感情を表現するように、自身の舌を彼女の舌に絡ませた。 夕暮れのオレンジは密着した二人の影を一つだけ落として。 水音がぴちゃりと、普段は真面目に授業を受けている教室内に響く、そのギャップに陶酔する。]
さ、さっきのは忘れて?
[笑い声には羞恥心に顔を赤くするけれど ジリヤのその綺麗な声に、少しだけ情けなく笑った。]
(29) 2013/10/27(Sun) 14時頃
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……そ、こ
[だめ、と小さく唇だけが動く。 だめなわけじゃないのに、敏感な箇所を弾かれて思わず堪えるように咄嗟に身体を縮めた。 けれど彼女の手のぬくもりが優しい、だから 顔を赤くしたまま微笑んで]
…、…すき。
[身体は正直に自分の感情を物語っていて、その体のせいで感情も深く酔いしれていく。重なる快感に、とろけたような瞳でジリヤを見つめながら、キスを受ける。]
(30) 2013/10/27(Sun) 14時頃
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忘れて欲しかったら……わかるでしょ?
[もっとピッパの秘密を知りたいから。 濡れた唇で彼女の制服のリボンを解き、ボタンを外して。 悪い子らしく乱れた秘密の下の白い肌に、蝶が赤い印を刻んだ]
嘘つく子には、おしおき。
[ダメと唇の形だけで告げるピッパを、もっといじめてあげると。 くにっと強めに胸のいただきを押しつぶしてあげる]
(31) 2013/10/27(Sun) 14時頃
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[すき、と素直に告げてくれれば蝶は嬉しそうに瞳を細めて]
もっと貴女の好きなこと、教えて……?
[キスの合間に囁いて、 とろける瞳にもう一度触れる蝶の羽]
(32) 2013/10/27(Sun) 14時頃
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わかるって、な…… え、ぁ ッ!
[身体に這う彼女の唇が、 擽ったくて、そこ部分が異常に熱くて。]
おしおきなんて、や…… っん!!
[びくん、と身体が震える。 どこか嗜虐的なジリヤの行為に、涙目になりながらも、痛みと快感が押し混ざって何とも言えずに腰が引けた。]
(33) 2013/10/27(Sun) 14時半頃
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好きなこと……は、 その……
[キスと甘い囁きと、またキスと。 繰り返す度に高ぶる気持ちを止められなくて 次第に乱れていく――]
好きなのは……その…… い、今は胸が、感じすぎて……だから、そこを……もっと――
[して欲しい、と小さく囁く。 瞳にキスを落とされると、軽く瞑って受けて。 瞼まで、じんじんと熱を持ちはじめてしまう。]
(34) 2013/10/27(Sun) 14時半頃
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よく言えました。
[いいこ、と笑んで。 素直なピッパの頭を撫でてあげる。
素直な子は、好き。 素直に秘密を曝け出してくれる子は、 そのあやうさがとてもかわいくて、きれいだから。
優等生の仮面を外したピッパのおねだりに、 返事の代わりにふぅっと耳に息を吹きかけて]
もっと気持ちよくしてあげる。 もっと貴女を知りたいから。 もっと貴女に知ってほしいから。
[ボタンを全て外し、秘密のヴェールの下から覗く白磁の肌をつ…と指で下から撫でて。 露わになった震えるつぼみへと、蝶は誘われるように唇で*触れた*]
(35) 2013/10/27(Sun) 14時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/10/27(Sun) 14時半頃
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っ、ぅ……
[耳にかけられる吐息に、ぞくりとしたものが走る。 羞恥心で朱の差した肌。 ジリヤが歌うように告げる言葉に ぼんやりとした瞳で彼女を見て 少し笑う。]
……うん。 知って。もっと教えて。 私のこと。あなたのこと。 二人だけの、秘密をもっとたくさん。
[甘い声を、甘いキスをくれるその唇が敏感な箇所に触れると、それだけで電気が走ったように]
――、あ、…んんっ!
[達しそうになった時には、制服の袖を噛んで声を抑えた。]
(36) 2013/10/27(Sun) 14時半頃
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[オレンジに染まった教室で秘密を交わして それは少しだけセンチメンタルで、 甘いのに、苦い。]
……ジリヤ。
[まだ高ぶりが残った身体を理性で押さえ付ける。 行為の残滓を残さぬように、 オレンジが濃紺へと流していくだろう。]
……内緒、だからね。
[けれど二人の心には残ったまま。 そっと気持ちの奥に閉じ込めるように 鍵をかけるかのように、眼鏡をかけ直した。]
(37) 2013/10/27(Sun) 15時頃
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[かっちりと眼鏡をかけて、制服も正した姿は 先程の乱れた姿からは想像もつかない――逆だ 乱れた姿など想像もつかないような、優等生の仮面。]
それじゃあ、また。
[別れ際も簡素だったけれど、ジリヤが求めるなら、軽いキスくらいは返したかもしれない。]
――…。
[鞄を手に教室を後にすると、何処へ行こうかと逡巡する。 夕方という次元で考えればそれは数時間だが、 少女達にとっての放課後は、長く感じられるもの**]
(38) 2013/10/27(Sun) 16時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2013/10/27(Sun) 16時頃
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−音楽室−
……お疲れさーん! んじゃ。またな。
[可愛い後輩の頭をくしゃり、と撫でて。 手を挙げる。]
[可愛い後輩の背中を見送りながら、…は、大きく伸びをした。 もう少し練習してから行くか。 それとも、早めに上がって新曲の歌詞でも考えるか。]
(39) 2013/10/27(Sun) 16時頃
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んあー……うっし。 もう1曲練習すっかなぁ……
[愛用のストラトキャスターを、アンプに繋げる。 スイッチを入れると僅かにハウリングして、顔を顰める。 ちょっと音量を大きくし過ぎたか? まぁ、いいか。どうせ音楽室には自分一人だけだ。
窓から差し込む夕日に目を細めると、その長い指でストラトキャスターを弾く。 フラットピックと弦が擦れて、抜けるような明るい音が、音楽室に響く。
楽しげなその音は、周囲に居る者には聞こえるかもしれない。]
(40) 2013/10/27(Sun) 16時半頃
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― 校舎裏 ―
申し訳ないけれど……
[向かい合う女の子の、小さな両手を見下ろしながら告げる。 少し視線を上げたら泣き顔が見えるのではないかと心配した]
ごめんね。
[「いえ、いいんです」と答える声は、どこか無理を含んで明るい。 足音が聞こえなくなるまで、その場に立ち尽くしていた]
[そこに届く、底抜けに明るい音。>>40 嫌いではない。むしろ好きだけど、タイミングというものがある]
――憂鬱だ。
[かっくりと肩を落とした]
(41) 2013/10/27(Sun) 18時半頃
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― 部活後 ―
お疲れ様でしたー!
[クールダウンを終えて本日の部活は終了。]
ふぇ?
[さぁ、シャワーだ。今日は誰と一緒に浴びようかな―。 なんて考えていると顧問の先生から声が掛かる。]
あー、はーい。 分かりました。
[職員室に体育倉庫の鍵をしまって来いとのことで。 これじゃあシャワーを浴びれない、いや、浴びれるけれど。 時間がずれたら意味が無い…。 肩を落として職員室へと向かった。]
(42) 2013/10/27(Sun) 18時半頃
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― 音楽室へ ―
[通用口から特別教室棟に入る。 とん、とん、と規則正しい音が階段を上って、音楽室の前へ。 曲の途切れ目を待ってから、扉を少し開けた]
(43) 2013/10/27(Sun) 19時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2013/10/27(Sun) 19時頃
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―― 職員室 ――
[詩文部の部長をしている関係で、放課後に行き場がないわけではない。ただ、部員は少なく、しかも下級生からも手玉に取られている立場では、部長というのは肩書きだけだと思わざるを得なかった。]
失礼します。部室の鍵、お借りしますね。
[鍵は暗黙の了解で自由に持っていても良いのだが――実際、殆どの小さい部活の鍵は部長が持っている――、自分だけは特殊で、学校のものを私有化するのは許されないとの意識から鍵を毎回貸し借りに職員室に訪れている。]
……あ
[各教室や体育館や部室などの鍵がかかった場所へ手を伸ばすと、丁度同じ場所へ手を伸ばす少女がいて。ごめんね、と手を引っ込めた]
(44) 2013/10/27(Sun) 19時頃
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Hey Hey ! You You ! I don't like your girlfriend. No way No way I think you need a new one ――♪
[ハスキーな声で陽気に口ずさみながら、奏でる。 パワーコードで、力任せに弾く。 誰も居ないので勝手気ままだ。 サビのところになると、ちょっと悦に入ったりして。
>>43 そのせいか、まだ来客の様子には気が付かない。]
(45) 2013/10/27(Sun) 19時頃
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― 職員室 ―
あっ?
[>>44眼鏡をかけた美人さんが同じように鍵をしまおうとしていた。]
いえいえいえいえ、お先にどうぞ。
[真面目な雰囲気が完璧に先輩のそれだったため、慌てて手を引っ込めて、手のひらを向けるとぶんぶん振る。]
(46) 2013/10/27(Sun) 19時頃
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あ…… うん、じゃあ、お言葉に甘えて。
[鍵をしまうか出すかだけのことで、こんなに互いに謙遜してしまって、詩文部の鍵を取った後、くすりと笑う。
よく見ると可愛らしい子。後輩なのは間違いないだろう。 ジャージ姿は運動の後なのか、とすれば運動部か。
少女が鍵をしまうのを見届けて、職員に一礼し廊下に出るところまで一緒になれば]
……ね、何部の子? ……その、……あ、いや、なんでもない。
[何かごにょごにょと口ごもって、誤魔化すように微笑む]
(47) 2013/10/27(Sun) 19時半頃
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……あぁ、やっぱり君か、チアキ。
[曲の切れ目を狙ったつもりが、音は止まなかった。 もしかして曲の終わりじゃなくて休符だったのか>>45]
[人ひとり分だけの隙間から教室に滑り込むと、 少し大きいかもしれないギターの音色の隣に立つ。 口の端だけ微かに笑むと、置き放しの椅子に座った。 楽しそうなので、邪魔をするつもりはないのだ。]
(48) 2013/10/27(Sun) 19時半頃
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