171 聖†ジャキディス学園 Final Stage
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『天牙閃』!!
[天井を見据え、拳を振り抜く。 白煙纏うその力では、コンクリート製のそれを破壊するには至らないが、大きく揺らし穴を開けた。
その穴は、屋上と校内を小さくとも結んだ。 蒼き荊焼かれしエフェドラにも、攻められる一ノ門にも、駆けつける泰山峰にも、自我失うオスカーにすら通過できる、物理的な近道《ショートカット》。]
(267) 2014/04/07(Mon) 21時頃
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それは戦わない理由にならないんだよ。
[聞こえた声>>257に呟く。
あるいは屋上に居るのが自分ただ一人であったなら。 獣が光《楔》ごと天空へと喰らい付いた時点で撤退の選択肢を選んだかもしれないが。]
(268) 2014/04/07(Mon) 21時頃
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[風の刃が茨を切り裂いた。]
……まさか、ホントに来るとはなあ。 承諾してくれたって事でいいんだよな?
[式鬼の動きで来ている事は知っていたが。 金網に立つ泰山峰>>258に呆れを滲ませて、笑う。]
そういう艶っぽい事はまだしたことないな。 ……残念ながら。
[左足の負傷は激痛を伝えてくる。 だが茨が霧散し多少の余裕が出て、軽口を返す。]
(269) 2014/04/07(Mon) 21時頃
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そう、ボチボチね。
[そういえば、と彼女に笑いかける。 その刹那、フラッシュが焚かれ。其処にあったのはいつもの笑みか。]
ベッキーはどっちに味方する心算?
新生派か、それともJKDS派か。
[その返答によっては、これから少し動かなければいけない。 そんな事をモアイにもたれ掛かる彼女を見ながら思っていた。]
(270) 2014/04/07(Mon) 21時頃
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[中庭を逃げ、中庭に戻るまでに考えていたことがある。 >>1:197 以前、皇様に言われた『警告』
――知りすぎると、死ぬ。
脅しにしちゃあ物騒だと思ったものだけど。 果たしてそれは、『本当に脅しだったのだろうか』。]
(271) 2014/04/07(Mon) 21時頃
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[真実を写そうとすれば呪われ、命を落とす。 そう言った類のイワクツキなモノ(物&者)は案外セカイには多い。 そして、そう言ったものには、必ず理由があるはず。
そう、例えば誰かの命と引き換えにその力を解放する事ができるとか――なんて夢見すぎかしら。
だからと言っちゃあ何だけど。 あたしは、視ることにした。]
(272) 2014/04/07(Mon) 21時頃
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さあ、あたしに全てを曝しなさい――
[図書室の掃除用具入れの中。皇様とその刀を狙って、シャッターを切る。
なお、一緒にいた小さい子も隠し撮りができた事をここに記しておく。]
(273) 2014/04/07(Mon) 21時頃
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― そして今。 ―
[七枷さんがArc因子で。 《新生派》で。 《JKDS派》の敵だとしたら。 多分、あたしでは勝てないだろうなぁ。 などと考えながら、身体の力が抜けていくのを感じていた。 刀を視たせいなのかどうなのかははっきりしないけれど。]
(274) 2014/04/07(Mon) 21時頃
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あたしは――
[>>270 彼女の問いに、私は唇の端を上げた。]
あたしは、この異能を失うなんてまっぴらよ。 ずっと皇様の追っかけをやるんだから。
(275) 2014/04/07(Mon) 21時頃
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なんだ?呼ぶだけ呼んでおいて、やっぱり冗談だったとでも言うのか? 緋奈といい、お前といい、異能者というのは冗談が好きな輩が多いのか?
[そう言いつつも、艶っぽいことはしていないと返してくる彼にもう一度笑ってみせて。]
そうか、そいつはよかった。 昨年、副会長《ロ-ド》に出した恋文の返答はそっけないものであったが、俺にはその返答が嬉しく思える。
[あいもかわらず偉そうに腕を組んだまま飛び降りて、地面に降り立つ。]
さて、オスカーよ、敵が1人増えたぞ? と言いたい所だが、足手まといになるなら光流は副会長《ロ-ド》と撤退しても良いのだぞ?
(276) 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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だから、新生派に協力はできないわ。
――ごめんね?
(277) 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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―屋上>>207>>208―
一ノ門……違う、そうではない。 貴方には、いや、皇にも、見る目がなかったのではない。
……私は思う、ただ少しばかり蛮勇が貴方達には足りなかったのだと。その点は、確かにこのブリテンの転入生… いや、AllScarlet…いや、O-Scarlet…いや、オスカー・レット、OSCARを見習ってもよかったと、そう思う。
[異能の集まるこの學園でもひときわ強大な力。それが目の前の少年から放たれている。禍々しく黒く、鮮血じみて朱い。]
(278) 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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― 神域の学園 血戦の摩天楼 ―
[金網のライン上を鮮血-ブラッド-の雨が横様に奔り抜ける。 この鮮血の予感-デスレイン-を駆け抜けるレイルは。 まさに流れる光の名をあらわすごとくに流麗な動きだ。
然し数発のかすり傷は、レイルの奔り抜けた虚空に、小さな緋の玉を零れさせた>>248。
…それが、レイルの僅かな血が。 追従する様突撃してきた鮮血-ゼロ-の頬を汚したと同時に。
驚くべき事が起きた。左肩の傷が、僅かに再生したのだ。 レイルの僅かな血液で、自身の傷を補填した様に]
(279) 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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[鮮血の血界《バリア》へ光気《レイ》が降り注ぐ>>249。 鮮血弾を相殺した光の散弾は、血界《バリア》を突き破るが]
セカンドバレット MF双銃
神威支配性絶閃双銃-マグナフィールドツインガン-
[破壊された血界が生み出す、鮮血濃霧-ブラッドミスト-が晴れた時。
緋霧の中からは、灼弾が迸る。 威力は、血染めの豪銃の半分だろう。然し速度が倍化している。 神速の緋閃が、命中精度の低い速射を迎撃しつつも、 光気射る光射手《スィーパー》の弓手を射貫かんと奔る]
(280) 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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正体不明第三者よりの援護攻撃を確認。 被弾率無し。攻撃者による援助意図と推定。
[天に近き場所で咲誇る、冥の茨が、敵に襲い掛かるのを認識した>>217。 然し此方への害は無いことだけを認識すると。
鮮血-ゼロ-は、背後に控える副会長《ロード》の。 そう、反応すら赦さぬ高速で肉薄し、その双銃の緋弾にて彼女を射貫こうとした]
(281) 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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[その時、彼女の口にした"名称-レジスト-"に動きを止めた>>257]
研究所地下七十八層以下の極秘名称-レジスト-の発声を確認。
個人情報の照会を求めます。 照会に応じない場合、機密保持秘例に基づき排除します。
[その時、背中で亜音速で空気を切り裂く何かが茨を切り裂いた。 排除対象が増加した様子だ>>258。 いや、増加中と認識するべきな様だ>>267]
(282) 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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―――――……馬鹿を言え。
今こうしている間にも、 己を賭けて闘う者達が居ると云うのに
大人しく休んでなど居られるか……―――ッ!!!
[身体の底から絞り上げるように 咆え、残った力を練り上げる。
共鳴するようにピシリ、と眼鏡に罅が入れば 用済みといったように、それを放り投げる。
――――開いた眸は、紅の炎が燃ゆ。]
(283) 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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[そうして、禁書の間を出 大図書室まで辿り着くや、伸びる蒼>>217
男は、上――――光流《友》が居るという屋上を見やった。
“一刻も早く辿り着かなければ” その思考を遮るように響く>>265問題児の声。
>>267天井へ向けて拳を振り抜いた姿の後残るは 屋上と校内を繋ぐ、“穴”だった。]
……せめて敬称を付けて欲しいものだな、バスキンス。
[また、説教の姿勢になるかと思えば]
(284) 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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そう、それは残念ね。
[そう言った彼女の表情には相変わらずの笑みがあった。 目の前の相手に対して、多少の力の行使も止むを得ないと判断したが。
だからと言って、怖い顔を作れば良いというものでもない。]
(285) 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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あたしは新生派よ? ……まあ、もう気が付いてるかもしれないけれどね。
[そう言って、胸に手を当てる。
先ほど呼び出しかけて止めた力。]
(286) 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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――dreadnought
[中庭に、気配が満ちて行く。
超弩級の力、そのものの気配が。]
チャンスをあげるわ。 新生派《アタシタチ》に協力して?
追っかけなら普通の学生としてすればいいじゃない。
(287) 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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――――――良くやった。
[洩れたのは賛辞の言葉。
室内である筈の其処に、 男を中心として突如“風”が吹き荒れ始めた。]
[ゴ ゴ ォォ―――― っ……]
[ヒュ ゥゥ ッ―――] [その身体ごと持ち上げるように、風は強さを、荒さを増す。
不意に、傍らの問題児に手を伸ばす。 彼が望むのならば、共に屋上へと辿りつけるように。]
(288) 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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排除対象3…4…確定不能…
所要排除時間 136秒から691秒に延長。 水準時間超過により降伏勧告を行います
[金網から地面に飛び立つ乱入者の隙無い身こなし>>276。 敵性の排除対象の数から不必要な戦闘時間を排除するべしと認定した様だ]
(289) 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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当方が貴方達に降伏及び撤退を勧告します。
"我等"に恭順を示し速やかに戦闘解除する場合にのみ限り。 当方は障害排除行為を停止し、 速やかにアークフェイズ5へと移行を開始します。
勧告を拒絶し、戦闘行動を続行する場合、 速やかに半径300メートルの無有機生物を排除します。
[屋上に穴が開く。地上から天上へ続く、近道、いや通り道《トンネル》だ。 其処から這い上がるかも知れない敵にも通る、無感情な声で、その場の全員へ対し降伏を勧告した]
(290) 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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[>>287 中庭に満ちる気配が、空気を震わせる。]
……ありがたいお申し出だけど。 やっぱり、断るわ。
追っかける方は普通でもいいけど。 あたしが好きなのは――今の皇様だから。
[魔皇との闘いで見せた、日常生活とは違う彼の姿を思い出して、笑う。 多分ムリだろうなーと思いつつ、残った力全てでカメラを戦闘形態《バズーカ》に変化させ、狙いを定めた。]
(291) 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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――大図書館――
素敵な色彩―いろ―じゃない。 ふふ。強がるならそれくらいじゃないとね。
[統の叫びに、口の端を吊り上げて笑う。>>283 優雅さの欠片もない、闘気を鼓舞するような獣の笑み。]
――……、ありがとう。
[ロビンが道を開けた際には、素直に謝意が漏れる。 見上げる空には、忌々しい光。 もう一度野卑な笑みを浮かべると、伸ばされた手を力強く握った>>288]
(292) 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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……そうかもしれない。 『機関』の最上層部は……確かにオッカムの剃刀を無暗に振るおうとし過ぎているきらいがある。そんな話は私も聞いたことがある。
[光流>>208の言葉を、背中を見ながら受け止める。迎撃する光の矢。放たれる鮮血閃光-ブラッドライン-]
私の事は気にするな!知っているだろう、私の能力を…… 文字通りの無能力にすぎなかったあの頃とは…違う!
[罅割れかけた空の下、光流に向けて叫ぶ。]
(293) 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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まさか。冗談でこんな場所へ呼ぶかよ。 ただな……――。
[泰山峰>>276へと返そうとした時。 緋霧の中より灼弾>>280が発射される。]
……ッ…………拡散《ブレイク》!!
[弓引き、回避する余裕はなく。 光矢を手元で炸裂させ、強引に防御する。]
(294) 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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[―――――――――……ッタン]
[男は、屋上へ舞い降りた。 問題児達の手を、どれだけ握れたかは分からないが 連れ立った者がいるならば、共に。
着地も普段より軽やかとは言えないものだったが 纏う、紅い気《オーラ》のお陰で、 幾分か身体の痛みも誤魔化せている。
―――と、同時に響く無感情な声>>290]
(295) 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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[光は光流を害さないが、受け止めた灼弾の衝撃が伝わり腕が痺れ。 踏ん張りもきかず、膝をつく。]
ただ、お前にとったら俺も敵かと思っただけだ。
……、……恋文か。 ああ、お前の方がお似合いかもしれないな。
[ため息をつくように笑い。]
他人に面倒押し付けて逃げるわけないだろ。
[怪我をした足で立ち上がり。 やや痺れ残る腕で弓を構え直す。]
(296) 2014/04/07(Mon) 22時頃
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