人狼議事


241 線路上の雪燕

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視点: 人


【人】 安全調査局 トヨタ

――……おーい、戻ってこーい!!

[どこからか、同じような呼びかけが幾つか聞こえる。
血の気が多い旅の連れを持った苦労人か、それとも、乗務員か]

とっ、

[枯れ麦のあいだで、柔らかい何かに躓いた。なんだろうか。
月明かりだけでは何だか判らず。懐から燐棒を取り出し、擦ってみれば]

……おわっ!?

[躓いたものの正体を目の当たりにして、燐棒を取り落とす。
血塗れの、鉄道警察隊員――何をすればこうなるのか、制服の胸のあたりが大きく裂けている]

なっ、……!?

[銃を持った人間が、こうまでやられるのか。一体、何が、何と同じ列車に乗り合わせたのだ]

(19) migya 2015/12/03(Thu) 21時頃

【人】 安全調査局 トヨタ

……、うぇあ!? 拙ッ!!

[呆然としている間に、枯れ草に触れて小さな炎を生んでいた燐棒を、慌てて踏み消す。
それで正気に戻れた、ともいえる。傍らに落ちていた銃を片手に握って、周囲に気を配りつつ]

おい、君……大丈夫か?

[荒い息を吐いて、重傷を負った隊員が目蓋を開いた。
視線が合って、そして、互いに気付いた。不愉快な思いをさせられた男だと]

……、……、

[――互いのあいだに、沈黙が走った。互いに、状況を悟ったからだ。
一方には侮蔑と暴行に対する報復の権利と機会があり――いま一方には、それに抵抗する術がない]

(20) migya 2015/12/03(Thu) 21時頃

【人】 安全調査局 トヨタ

……動けそうにないな。いま助けを呼ぶから、待っていろ。

[隊員の瞳が、見開かれた。信じられない、何故だ。そういう色をしていた。

もちろん、迷いがなかったといえば、嘘にはなる。なるが、しかし、そう――]

……戦争は終わってる。

それに、君を死なせても、私の故国を嫌う人間が、一人減るだけだ。
君を助ければ、私の故国に好意を持つ人間が、一人増えてくれるかもしれないからな。

[そうだけ言って、大きく声を張り上げた。
怪我人がいる旨と、手助けが要る旨とを、満月に向かって訴えた*]

(21) migya 2015/12/03(Thu) 21時頃

【人】 安全調査局 トヨタ

― 車掌室 ―

――気が付いたと聞いて!!

[急ブレーキやその後のパニックで怪我をした人々の救護室代わりとなった車掌室、その扉がガラッと開いた。

あのあと――手助けに来てくれた人々と協力して、重傷を負った鉄道警察の隊員を運び入れたあと。
動かせない重傷者などが寝転がされている列のなかに、同胞の少女の姿を見つけたときは、胃の腑に氷が滑り落ちたようだった。

失神しているだけと聞いて、胸を撫で下ろしたものの、目を覚ますまで待たせてほしいというのは却下された。
無理もないことだった。車掌室のスペースは、無限ではない。
負傷者の家族や知人、全員を収めておいたら、キリがない。それは理解できた。
だので、識が戻ったら報せてほしいと乗務員に数枚の紙幣を握らせて、外で待っていたのだった]

(34) migya 2015/12/03(Thu) 22時半頃

【人】 安全調査局 トヨタ

……どうやら、知らん顔を決め込めるほど、神経が太くありませんで。

[こちらを認めた櫻子に、そう笑ってみせたが。
直後、赤く腫れた柔肌を改めて眺めると、悔恨が浮かぶ]

……申し訳ない。
あんな混乱したなか、一人で残してしまった。
痕でも残ったら、どうお詫びすればいいやら……。

[彼女が負傷するに至った経緯は聞いていないが、あのとき車外に出ず、傍についていればと思ってしまう]

(39) migya 2015/12/03(Thu) 23時頃

【人】 安全調査局 トヨタ

……ああ、いや、私も詳しくは。

[だから、櫻子の問い掛けは、ある意味では助かった]

ただ……ヒトオオカミだとか、なんだとかいう。

[助けた鉄道警察隊員が、うわごとのように呟いた現地語。
知らない単語だったので、直訳で、口にして]

故国でいう、妖怪みたいなものですかね……ともかく、人ならざる化け物が紛れていて。
それで、その連中は、それを追っていたようです。

[で、返り討ちにあったんでしょうね。そう、推論を口にした]

(40) migya 2015/12/03(Thu) 23時頃

【人】 安全調査局 トヨタ

[まさか、外に出ようと思っていたのか。>>42
確かに、見た目と違って、お転婆が過ぎる。さすがに苦笑が滲む]

……そうですね、正解です。
列車から少し離れたら、なにもない真っ暗な世界でしたから。
若い女性がひとりで出歩くには、少しばかり、スリリングに過ぎる環境ですよ。

[化け物だけがオオカミではないので、とまでは口にしなかったが]

聞いた話じゃ、外に出ていた乗客も何人か、負傷したそうですから。

[そのなかに、見知った異国の少女が含まれているとは、未だ知らず]

(45) migya 2015/12/04(Fri) 00時半頃

【人】 安全調査局 トヨタ

いや……ああ。

[いてくれて良かった、なんて。
そんな言葉と合わせて微笑みかけられれば、幾分かの血液が、首から上に移動する]

それは、ええ……もちろん、異国の地で同胞を助けるのは当然ですから。

[まあ――そう、それだけのはずだ、たぶん]

(46) migya 2015/12/04(Fri) 00時半頃

【人】 安全調査局 トヨタ

ああ……無事でしたか、彼女も。

[キャロ――あの赤毛の少女が無事らしいことを、櫻子の言葉>>92から知って]

どう……と、いっても。

[スウェルグー――かつての、地の果て。
現在では、南海との交易拠点。そこに、到着した>>93という放送を耳にして]

そう、まあ――仕事をするだけですよ。
列車の輸送力ですとか、そういうものを調べてですね、故国に報告するんです。

[と、表立っての内容を、答えて]

(113) migya 2015/12/05(Sat) 01時半頃

【人】 安全調査局 トヨタ

なるほど、そうでしたか。
櫻子さんのお兄様のことは、私も気に留めておきます。

[何か情報があれば連絡すると伝えて]

礼を受けるほど、大層なことはしていませんが……、
お会いする時間がとれそうなら、近いうちにまた。
故国の言葉で喋るのは、いい気分転換になりますからね。

[幾分かの名残惜しさも感じながら、別れのお辞儀に、頷いて]

(120) migya 2015/12/05(Sat) 16時頃

【人】 安全調査局 トヨタ

――はい? なんでしょう?

[伝え忘れたことでもあったのか。
耳打ちをするように、近づく櫻子に応じて――]

え、

[頬に、柔らかい感触。甘い香りが、ふわりと漂った]

……へ、いや、えっ、

[清涼な笑顔に対して、自分はおそらく、随分な間抜け面を浮かべていたことだろう]

あ、はい……またいずれ、櫻子さん。

[半ば以上呆然としながら、その背を見送った]

(121) migya 2015/12/05(Sat) 16時頃

【人】 安全調査局 トヨタ

……え、っと……、……うん、まあ……、

[櫻子の唇が触れた頬に、指先を触れて。ふと、思う。

自分もこちらで知ったことだが、あの挨拶、唇を直接は触れさせないのだ。

次に会ったとき、間違いを正してやるべきだろうか。

うん、そうしよう。あれを、他の誰かにやる前に。

ただし、そう――もう一回、あの挨拶を受けたあとで*]

(122) migya 2015/12/05(Sat) 16時頃

【人】 安全調査局 トヨタ

[――櫻子と幾らか時間をあけて、車掌室を出た。
なにやら乗務員がにやにやしていたが、完全な無実というわけでもない。
顔面が熱を持つのを自覚しながら、丁重に無視をして自分の個室へと向かった。
その途中、何度か擦れ違った白フードの青年に、視線を向けられたかもしれない。

そうして――荷物をまとめ、出立の準備を整え、そしてスヴェルグの駅に降り立った]

(127) migya 2015/12/05(Sat) 18時半頃

【人】 安全調査局 トヨタ

―スヴェルグ駅・ホーム―

――……太陽が黄色い。

[まさに『異邦人』か――と、あくびと笑いを噛み殺す。

なんやかやで、結局、徹夜になった。
かれの国の勤め人は二十四時間働けるが、眼球の疲労は避けられない]

あるいは、南海の雰囲気ゆえかな……。

[寒々とした白と灰に覆われた、サラグニッドのくすんだ色とは、ここは違う。
青い海に空、鮮やかな緑。店頭に並ぶ彩り豊かな南国の果物。
暖かな太陽を黄色に感じたところで、当然なのかもしれなかった]

(128) migya 2015/12/05(Sat) 18時半頃

【人】 安全調査局 トヨタ

[多くの乗客とは違い、直ぐに駅舎から出ていくようなことはしない。

この駅のことも見て回る必要があったし、雪燕の車体にも興味はあった。
あの急制動をかけた結果の車体への影響がみられないか、車体を眺めながらホームを歩いていく。

それに、車内や途中駅で言葉を交わした幾人かの乗客と顔を合わせられるかもしれない。
あの麦畑に駆け出していった二人の少女が無事だったかは、気になるところだ。櫻子も気にしていた。
もちろん、この先、再び会うことはない可能性のほうが高いが、それもまた、旅の興趣というものではあるだろうか――*]

(129) migya 2015/12/05(Sat) 18時半頃

【人】 安全調査局 トヨタ

――……ああ。

[毛色の違う幾人かの集団。そのなかに、見知った少女たちを認めて]

――何時間かぶり、かな。
あんな状況で駆け出していくから、心配したんだ。

[蜂蜜と、ぬいぐるみ。前者の少女の負傷を目にして、半瞬、眉を顰めつつ]

まあ、息災ないようで、良かった。櫻子さんも、気にしていたよ。
ミス・キャロライナに、ミス・ペラジー。

[そうして、櫻子が口にしていた名を、口にする。もちろん、片方は盛大に間違っている――]

(150) migya 2015/12/05(Sat) 21時半頃

【人】 安全調査局 トヨタ

ああ、おはよう。
ええ、櫻子さんとは会えました。ミス――、……、

[ペラジーは女の子? という、眼前の少女から発せられた言葉に。
東洋の微笑――ひとまず浮かべておく笑顔を貼り付けて、言葉を途切れさせ]

――ミス・シェリー、いい名ですね。
私はココノエ、トヨタ・ココノエです。

[応じて、己が名を返して]

――三十年後の辞書を探せば、そこに載っているでしょう。
世界で一番安全な、鉄道網を造り上げた――そう、歴史に名を残す予定の男ですよ。

[そう、笑顔を浮かべてみせた*]

(159) migya 2015/12/05(Sat) 22時頃

【人】 安全調査局 トヨタ

ああ……熱いうちに食べてこそだからね。
私の国でも、そうやってかぶりつくものはあるよ、懐かしいな。

[新聞片手に、見慣れぬ軽食を頬張る人参色の髪の少女(>>148)に、頷いて]

……んん……、

[キャロライナと、ペラジー。己で名前を交換したわけではないが、そう聞いていた。
が、それは違うという。ペラジーだと聞いていた蜂蜜の少女は、シェリーと名乗った]

……熊野櫻子という名に、心当たりは?
キャロライナとペラジー、大切な友人だと……、……そう聞きましたが。

[数時間前の言葉(>>121)を思い返して、訊ねる。男だったのか]

(166) migya 2015/12/05(Sat) 22時半頃

【人】 安全調査局 トヨタ

――キャロライナ・バートン。

[ぬいぐるみのほうの少女が、名乗った名に頷いて]

私はトヨタ・ココノエです、ミス・バートン。
櫻子さんは、ええ、もちろん……その、お元気ですよ。
急制動のときに、少し、頭を打ったくらいで。

[応じる言葉は、微妙な間が入ったかもしれない。知れず、己の頬に触れてはいた]

(168) migya 2015/12/05(Sat) 22時半頃

【人】 安全調査局 トヨタ

そうですね――まずは、そもそも、入り込ませない。

[キャロライナの問いには、そう応じる。

あるいはそれは、傲慢であったかもしれない。
多くの乗降客のすべてをチェックすることなど、出来やしない]

水際での阻止に全力を注ぐのは、前提です。
それでも、何がしかのことが起きたらば――、

[いまはまだ、かれの脳内にしかない構想を]

(171) migya 2015/12/05(Sat) 22時半頃

【人】 安全調査局 トヨタ

――鉄道警察の整備は、もちろんですが。
むしろ、そう――ダメージコントロール。

たとえ、ひとつの路線が潰れても。
代替輸送が可能な近傍路線のある鉄道網が、カヴァーする。
並行して、迅速な復旧。乱れた運行予定もフレキシブルに、乗客本位に。

[鉄道を利用する乗客すべてが、予定のとおりに、予定した場所につけるように]

あとは――、……これは夢ですが。
従来の鉄道の数倍の速さで、主要都市間を結ぶ、高速鉄道――その構想を抱いていますよ。

[と、付け足しのように]

(172) migya 2015/12/05(Sat) 22時半頃

【人】 安全調査局 トヨタ

――ええ、期待していてください。

そのときは是非、周りに自慢してやってください。知り合いだってね。
そう、そのついでに、連絡をいただけたら幸いですよ、ミス・シェリー。

[無邪気に笑う少女の手を取って、くつと笑って]

同国人に聞くところでは――こちらでは、これが別れの挨拶だとか。

[と――その手に顔寄せて、西方の騎士の真似事をしてみせる。
もちろん、同郷の少女のしたのと違って、触れることはなかったけれど]

(173) migya 2015/12/05(Sat) 23時頃

【人】 安全調査局 トヨタ

―人参色の少女との、閑話―

頭を打って……、まさか、そういう……?

[キャロライナの疑義>>176を、否定は出来なかった。
なんといっても、解体されたとはいえ、熊野財閥のご令嬢である。

――それが、しがない公務員に、あんなことを。確かに、その可能性は否定できない――]

…………それは、判らない。

[誤解を招きかねない表情と声で、そう応じたのだった――]

(179) migya 2015/12/05(Sat) 23時頃

【人】 安全調査局 トヨタ

もちろん――、夜行の必要がないほど、早い列車をね。

[目を輝かす異国の少女>>177に、頷いて]

――なんなら、開通式に、招待しましょうか。

30年後には、そのくらいの立場には、いるつもりですからね――、

[笑って、そう応じた。その大言壮語が、どうなったかは――*]

(181) migya 2015/12/05(Sat) 23時頃

【人】 安全調査局 トヨタ

―XX年後―

――……ここまで、来たか。

[打ち上げられた花火が、真昼の空に、白煙を撒き散らしている。
国内の、新都と旧都をわずかな時間で結ぶ、高速鉄道の開通式である]

……ああ、久しぶりだね。
まあ、取材でもなんでも、好きにしていくといい――、

[個人的に招いた来賓の人々を、迎えて。
国家鉄道局の長たる男は、外国からの客に、純粋な笑顔を向けた――*]

(186) migya 2015/12/05(Sat) 23時頃

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