65 In Vitro Veritas
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― 地下2階 北側廊下 ― [しなやかな彼の指先は、自身の青灰の一度指差した]
……それ、手術すんの? 悲鳴あげたら王子様が助けに来てくれる、了解。
[>>1:397 岩瀬の去り際、答えを求めない問いを一つ投げた。 答えを待つまでもない、移植という医療行為は市民の権利だ それから冗談ひとつ添えて、送り出す]
さて、とりあえず一周してきたけど、 部屋の中までは見てないんだ。 とりあえず手当たり次第に開けてみる?
[本屋に向き直る、灯りの戻った室内、 見通しの効くところでは転送装置の向かい、 階層の中央に位置する部屋への扉が一つ]
(6) 2011/09/28(Wed) 10時頃
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― 地下2階 コントロールセンター ― [一度足を止める、何か嗅ぎなれない、 鉄くさい匂いがした気がしたが、血の匂いだと結びつかない。 本屋の方はそれに気付いただろうか、気にせずに扉を開く。]
……この部屋は。
[机と端末、上の同じ場所にあったステーションと異なり、 医療行為のための場所ではないこと、はわかったが、 それ以上何を果たす部屋なのかまでは判断がつかない。
部屋の四方を確認しようと見渡せば、すぐに視界に入った。 淡いグリーンの光、非常用の誘導灯の色]
(7) 2011/09/28(Wed) 10時頃
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これで、ここから出て行けそうだな。 ――…なんか、悪い夢って言ったら悪いけど、わるいゆめ、 そう思っておけば――…
[そう思っておけばいい]
[断言の出来ないまま、その非常用転送装置に近づいていく。 作動させようとして、それが動かないこと。 作動条件のあることは、まだ知らぬままに**]
(8) 2011/09/28(Wed) 10時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/09/28(Wed) 10時頃
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― 地下2階・コントロールセンター ― [>>13 病院ぽくない、その言葉に一度頷いて、 問いかけられた言葉に、ああ、と半端な返事を寄越したのは、 その時に丁度、非常灯が目に入ったからだろう。
背後、駆け寄る気配に振り返り、忘れたい、という言葉に、 視線が留まる、本屋の表情までは伺いしれなかったけれど] ああ、さっきの人ってヨーランダ、か。 雪織……って、いえばわかるかな、国営銀行総裁の一人娘でね。 ま、人を振り回すことなんてなんとも思ってないっていうか……
あ、そういえば俺の名前名乗ってないか?
[小さく嘆息ひとつひきずって、雨宮セシル、と名を名乗る。 そして脇に避け、装置に触れる本屋を見守る姿勢]
(34) 2011/09/28(Wed) 21時頃
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さっきも思ったけど、 わけわかんない機械によくまあ簡単に触るな。
[触れるその指先は中性的な物だっただろうか、 多少はフェミニストの自覚がある、のだが、 どうにも余り性を意識しない扱いをしていることに、気付く。]
(36) 2011/09/28(Wed) 21時頃
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[思考を遊ばせているのは、 その文章が読み上げられるまでのこと]
『 転移先、B棟前玄関。 転移範囲及び定員―B1及びB2に存在する…… 』
[思わず背後からその注意書きを覗き込む、 多少のしかかるような形になってしまっただろうか。 眼差しを狭めて、ジャケットの袖でプレートを拭ってみたところで、 その定員部分は、読めない]
階層指定型の非常用転送装置、か。 ……、さすが旧式だな。
「定員オーバーです」 ってなんだよ。
[点滅する無機質な文字列に、本屋もまた気付いただろう]
(37) 2011/09/28(Wed) 21時頃
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まあつまり――…、 定員内だったら、停電から回復してた時点で、 自動的に指定の場所に転送されてた、ってことかな。
今は定員オーバーで動いていない、と。
[どうする?とでも言わんばかりに、 相手へ向ける眼差し、無論彼自身も答えなど、 まだ何も出ていない。]
とりあえず、出るか。
ああ、……ヨーランダには教えない方がいいな。 『だったら定員を減らしなさいよ』 って返ってくるのは、目に見えてる。
[事実は事実として咀嚼すれど、 感情も判断もまだ追いついてこない、 本屋はどうしたか、確認せぬままコントロールセンターをでた]
(40) 2011/09/28(Wed) 21時半頃
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― 地下2階コントロールセンター前 ― [扉を出て、果たしてどうしたものか。 とりあえず紙巻を咥えてしまったのは、 それだけ、現状に余裕がなかったのかもしれない]
――……定員オーバー、ね。
[出会うものがあれば、一応。 非常用脱出装置のあることは伝えただろう、 ただ、今は動かないことを一言付け加える。
何故、と問われるのなら「定員オーバー」 であることは、迷いながらも伝えるだろう。 いわゆる一つの、人間性 というものを信じて**]
(46) 2011/09/28(Wed) 21時半頃
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セシルは、ゴミ捨て?と身を起こしたけれど、まだ少し喫煙中**
2011/09/28(Wed) 21時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/09/28(Wed) 21時半頃
セシルは、寄りかかった壁から身を起こせば、先ほど声のしたほうへと歩き出す
2011/09/28(Wed) 23時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/09/28(Wed) 23時頃
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― 地下2階 ゴミ処理機前 ― [>>54 定員内にするためには人数を減らさなくてはならない。 本屋の――散花のその命題の答えは、他に出口を探す、だった。 その答えにどこか安堵したように一つ、息を吐いた。 雪織の件で、多くを語らずとも納得されたらしい、 苦笑にも似た笑みを返し、散花と別れたのが先ほどのこと。 去った後、零れた呟きのことなど知るはずもなく]
[そして今]
[視界にあるのは広がる血紅の中、 物のように転がる女の姿だ、あるべき“もの”がない、 ただ、うつろな眼窩を晒している。 「雪織」と呼ぶ、誰かの声で状況がすとんと落ちてくる]
……ヨーランダ?
[震えた声、口元を押さえ込む。もう片手は壁に触れた]
(80) 2011/09/28(Wed) 23時頃
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[ゆるく首を振る。 >>74 青年の怒鳴り声に眉根の寄った。 眼球のない雪織の亡骸、思い出すのは――、 長く整えられた爪がそれを指して告げた、こと。]
大声を出すな、響く。
[抑えた声音は小さく。 亡骸の傍の“ふたり”怒鳴られた当人は、 何もわかっていないといったように、見える。 それもまた、確かに“異常”に感じるのだけれど]
(83) 2011/09/28(Wed) 23時半頃
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[奪われた眼球] [雪織の振る舞い] [誰に殺されたのか] [そんな問いは口に出ない]
[彼女はいつだって、 彼女の為の犠牲を省みることはなかった。 それはここに来る前から気付いていたこと]
[>>86 散花の声音は幾分柔らかに耳に届いた。 案じられたように感じて、口元からそっと手を離す]
いや、大丈夫だ。 ただ、平気なんだな、……“彼ら”は。 ……なるほど、動かないものは、ゴミか。
[一度目を背ければ>>78おなじいろが、 こちらの様子を見ている、ことに気付く。その姿を黙って見返す]
(96) 2011/09/28(Wed) 23時半頃
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[>>101“彼ら”の言葉は至極単純明快で、 それはやはりリーネと話したときのように、 子供に対峙したときのことを思わせるのだけれど]
――…捨てるってどこに捨てるのかな?
たしかにヨーランダをこのまま、 ここに置いておくのはどうかと思うんだ。
非常用転送装置があんななんだから、 ここから何時出られるか、わからないんだし。
[見やるのはここにある“オリジナル”の彼ら すり抜けていく>>107黒田フランシスカにも、 声は届いただろうか]
(110) 2011/09/29(Thu) 00時頃
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[自分のクローンはすぐに俯いて目を合わせない。 何を考えているのか、わからない。]
この遺体をヨーランダの家族に? ……むしろ見せない方が、いい気はするがな。
[>>124 相手は雪織、なのだ。 明らかに眼球の抉られたこの亡骸を示されて、 果たしてどのようなことになるか。 幼い頃からよく知る人が無残な姿になったというのに、 酷く冷静に思考は巡る。それは違和感と感じられただろうか]
……ええっと、散花くんのクローン? そのシーツ、とりあえずその子に、 かけてしまえばいいと思うよ。
[>>127 シーツを持ってきたらしい、 彼女に足を向けかけて――>>133 近づく気配に気付いた]
(134) 2011/09/29(Thu) 00時半頃
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[>>135 その呟きを聞き咎める。 だったら何故怒鳴ったりしたのか。 わずかに眉根を寄せた姿を見る者があったかは知れず。
>>139 亡骸がシーツに隠されれば、 散花と水無月のクローンに「おつかれさま」と一声かけて]
(143) 2011/09/29(Thu) 00時半頃
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[>>140 礼をして問いかける自身のクローンに向き直る。]
誰、って、 ――…雨宮セシル。
[彼の問う“誰”は名前、ではなく。 もっと本質的なところなのかもしれないけれど、 彼がそれをリーネのように「知りたい」と、 望んでいるのだとしても、今ここで話す気にはなれない]
(144) 2011/09/29(Thu) 00時半頃
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[>>147 名を反芻するクローン、 その眼差しに落胆が過ぎるのを一度見た。
>>148 聞こえた言葉に、むしろこちらも嘆息が混ざる。 そういえば先ほども自分は零したが、 興味を示されなかった、ような気がする]
非常用転送装置なら、動かない。 故障というわけじゃ、ないんだがな。
コントロールセンターの…… 中央の部屋の中に、ある。
[何故動かないのか、続きを言わなかったのは青年の振る舞いが、 つまりは余り好ましいものとは映らなかったからだろう。]
(153) 2011/09/29(Thu) 01時頃
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[>>155 自己紹介は停電中の込み合った非常階段前、 まあ、名乗ってないようなものだろう、と。 自己紹介をされたなら、改めて名を名乗る。
>>156 散花の言葉にシーツのかかった亡骸に、 視線を移す、非常用装置のことを口にした時、 考えていたことは同じらしい]
定員枠が一人減った、からな。 ……君は少し休んだほうがいいんじゃないか。
[疲れたようなため息を思い出して、 散花に一言、そう添えて]
(160) 2011/09/29(Thu) 01時半頃
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セシルは、セシルが、こちらをみやるのに、顔をあげて。
2011/09/29(Thu) 01時半頃
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そうか、無理はせずに。
[>>162 既に充分に無理をしている気はしたが、 さして意味がないだろう言葉を投げて、 それから>>159 案内を請う青年に目線を向けた]
すぐそこだ。 着いてくるなら、こちらに。 水無月くんも、――……それから、君も?
[>>158 装置に興味があるのだろうか。 その言葉を反芻していたのは聞こえたから、 自らのクローンにもそう声をかけて、北側廊下へと足を向ける。
一度だけ、シーツの被せられた亡骸の方を振り返れば 散花のクローンが、散花を見ている。その姿が己のクローンに被る]
(164) 2011/09/29(Thu) 01時半頃
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セシルは、岩瀬のクローンがシーツのそれに近づてゆくのに、一度足を止める
2011/09/29(Thu) 01時半頃
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[岩瀬のクローンがヨーランダに語りかける。 罵声を浴びせかけた存在だというのに、 その呼びかけは、どこか優しげなものにも思われて、 それが涙混じりになっていく]
揺さぶってもだめだ。 彼女はもう起きないよ。 死んでいるんだ。
[告げたところで“彼ら”には、 死の概念がないのだということを改めて思い出す。 どう伝えればいいのだろう]
もう動かないし、もう喋らない。 彼女は終わってしまった、 誰かに、壊されてしまったんだよ。
[一度傍らに近づいて、 その手を止めようと、屈んで腕を伸ばす]
(174) 2011/09/29(Thu) 02時頃
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[揺さぶる腕は止められただろうか。 岩瀬のクローンの手を留めるのは一度きり。
>>177 そういえば青年の名前も知らなかった、 名乗られれば自分も名乗り返して]
雨宮セシル。 そういえば君は雪織の名を呼んでたな。
[名を呼ぶ声、よりも吐き捨てるような響きの方が、 己の耳には残っていたのだけれど]
……まあ、話題にするようなことでもないか。
[故人について語らうには生々しい上に、 彼女を良いふうに語るのは、今は少し難しい]
(181) 2011/09/29(Thu) 02時頃
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[>>180 問いかけの言葉に思い出される。 岩瀬の眼帯――手術を受けるのは市民に約束された権利だ。 ……岩瀬のクローンは気付きはじめているのだろうか。 眉根の寄る、慎重にあるべき答え]
――……、
[>>184 簡単に蝦江が流す言葉を彼は理解出来るだろうか。 沈黙のまま、一度岩瀬のクローンを見やって、 それから2人――と、自分のクローンはついてくるだろうか、 を先導するようにコントロールルームへと向かう。]
(188) 2011/09/29(Thu) 02時頃
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― コントロールルーム前 ― [嫌な女] [雪織を示すその言葉に、同意も否定も出来ぬまま]
随分はっきり言う。
[返せたのは、それだけ] [向かう先、転送装置前、といえば話は早かったmpかもしれない。 とりあえず中へ入れば、 それはすぐに見つかるだろうと部屋の中へと促す]
……多分定員枠に収まれば、 そのまま転送装置が発動してる気はするんだが。
ま、一応な。
[扉を開けたまま、部屋の入り口で壁に寄りかかる]
(190) 2011/09/29(Thu) 02時半頃
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[>>183 水無月から呟くように零れた言葉]
大変、か。 ……彼らは普段どういう生活を送ってるんだろう。
[掃除だとか、ロボットだとか、番号だとか。 連想されるのは人権といった単語からは程遠い世界だ。
忌むべき話だとそう考えるのに、 そこで育まれた無垢な魂には酷く――]
(198) 2011/09/29(Thu) 03時頃
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[>>195 死んでくれて清々した。
耳に届いた言葉に、くちびるを噛んでいた。 蝦江の言葉がこれほどまでに、 己自身に不快を催すのは、単純なことだ。
心のどこかで、同じように思っている自分がある。 それを自覚し、それを嫌悪してたからだ]
……定員が何人かは、わからないな。
まあその装置には期待できない。 別の出口を探すと、散花くんは言ってたよ。
[それから、彼らと何か交わす言葉はあっただろうか。 その場を離れたのは先ほどの岩瀬のクローンの様子が、 気になっていたからに相違なく――足は来た道を戻った]
(201) 2011/09/29(Thu) 03時頃
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― 生ゴミ処理機前 ― [ポケットに手を突っ込んだまま、歩く。 自分のクローン、あの時何と言ってただろう。 コーダはcodaだろうか?音楽は彼らの社会にあるのだろうか? 関心を持てば、それに伴い疑問も湧く。
岩瀬のクローンを宥めている、 自分のクローンその様子を不思議そうに眺めていた]
……君達も“知りたい”のか? 知りたいことがあるなら、答えるよ。
[血の跡はすでに掃除されていただろうか。 残る血臭が鼻につけば、そこには見えない。 越えてはならない境界線のようなものを感じる。
踏み越えて、小さく微笑った]
(204) 2011/09/29(Thu) 03時半頃
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[投げた問いに返ってきた答え、 クローンというのはオリジナルのことを、 皆、知りたがるものなのだろうか。 とはいえ、自分が岩瀬について知ることは少ない]
野球が好きみたいだな。 野球っていうのはその、ボールを投げあったりする、運動だ。
[手にした――少し血で汚れたそれを指差して、 それから、先ほど口にしなかったことをひとつ]
あと、目をいためているらしい。 野球をするのには、大変だろうな。
眼帯のことが知りたいなら、 「あなたのことが知りたい」って、本人に聞くのが一番いい。
[“彼ら”の向ける関心の正体はなんなのだろう。 岩瀬のクローンから自身のクローンへと、視線を移した]
(206) 2011/09/29(Thu) 04時頃
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[“コーダ”へ問いかけの色を向ける。 自分のクローンは雨宮セシルに興味があるのだろうか。 それともただ兄のクローンの面影を、見ているのだろうか。
不思議と血臭は気にならない。 己のクローンが何を望んで、何を訴えるつもりなのか。 それに目と耳を傾けるつもりで、いた**]
(207) 2011/09/29(Thu) 04時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/09/29(Thu) 04時頃
セシルは、セシルに話の続きを促した。
2011/09/29(Thu) 06時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/09/29(Thu) 18時半頃
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― 地下2階 ゴミ処理機前 ― [>>248 野球の解説はどこまで伝わったかはさておき、 そういえば彼が手にしているのは硬球だ、岩瀬のものだろう。 ……本当に野球する気だったのか、と過ぎるのはともかく。 >>215>>217 自分のクローンが問う言葉には、何度目か、首を振る。それでもまだ“ニーナ”だと思いたかったのだろうか。 >>222 苗字を知らない水無月の言葉を思い出せば、名乗りは名を強調した。]
名前はセシル。雨宮セシル。 多分、君と“同じもの”だ。
[>>219 潤む眼差しを見たけれど、それが自分だと思えば、 他者に向けるような憐憫はわかず、複雑な色を向ける。 >>220 続いた言葉にひとつ頷く、わからないのは当然だろう。 こちらとそちら、環境が――社会が全くちがうのだ。 「動かないものをゴミ」だといった言葉、抱いた畏れのような感情は、例えば異国の未開の地の原始的だと感じる風習に抱くものに、似ているのかもしれない。]
……あの映像のこと、か。
[解説を是としたのは、それが自分であるという認識から、かもしれない。]
(250) 2011/09/29(Thu) 18時半頃
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……大丈夫か?
[>>227>>232 検視の為、と現われた二人にかけた声、 それは散花とリーネのオリジナル、両方へと向けられた言葉。 どちらとも、疲労感の感じられた、気のする。 そして散花の口から、リーネのオリジナルが医師で、 牧野、という名であることは知れただろう。]
(251) 2011/09/29(Thu) 18時半頃
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……牧野さん。 移植専門医の牧野先生とは、ご関係が?
[問いに答えがあったか、なかったか。 どちらにしても少なからぬ不審のようなものは、 医療に携わる存在である彼女に、向いてしまっただろう。 湧いた疑心はクローンを見て、怯えていたことにも納得がいって]
あなたは、クローンがこういった存在であることを、 知っていたんじゃないのか?
……ああ、あなたのクローン。 リーネという名だそうだ、 彼女があなたのことを知りたい、と言っていた。
[>>66 スタッフルームでのやりとり、 その時に自分もリーネに名を名乗っただろう。 雨宮セシルが長すぎるようであれば、セシルでいい、と返したか]
(252) 2011/09/29(Thu) 18時半頃
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