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―墓地・ギリアンの住処―
[それから、リンダの埋葬が明日あることは黙りつつ、男は我が家に訪れた客を見守り、そして去っていくのを見た。
それから、翌朝、届く報せ。]
――……おでの仕事は、 墓堀りだがらな。
[即答だった。]
(95) 2010/07/03(Sat) 08時頃
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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2010/07/03(Sat) 08時頃
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―回想・ギリアンの住処― >>0:450 [珍しい来訪には、教会のオルガン弾きさんもいた。 汲み立ての井戸の水で酒を酌しながら、話をする。
途中、神のことに聞かれて、少し止まる。]
――…イメージじゃねぇべ。 神様はいんだぁ。
だっでよ、人間はわりぃごどばかりしてるだが。 このチーズだって、羊のモンとってるだべ。
だけどよ。生きてくためには必要なんだべ。 神様を通して、おらたちはそのこどを考えなきゃなんないべ。 考えていれば、生きているだけで、幸せなんだっでごどがわかるべ。 そして、ちゃんとしねるべ。
[そんなことを言っていた。*]
(97) 2010/07/03(Sat) 08時頃
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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2010/07/03(Sat) 08時頃
墓堀 ギリアンは、昨夜、みんなが去ったあと、仕事道具の手入れをしている。
2010/07/03(Sat) 08時頃
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―昨夜・ギリアンの住処―
[ちなみに、リンダの埋葬には金は出ないと、そのあと告げられていた。 なんでだ?と言ったけど、受けてくれるか?といわれて、するだよ、と答えた。]
――…サービスだべ。 でもなんでだ?
[そして、その理由は翌朝訊くことになる。>>#2]
ああ、
だがら、もう、埋葬は必要ないだが? そんなごどないべ?
おでは、ずうとここで墓掘りするがら…。
(102) 2010/07/03(Sat) 08時半頃
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>>101
[ピッパが訪れたのは報せを聞いた後だった。 作業している手がか細い声に止まって、ぬっと振り返る。]
――…なんだべ? 今日はこの後、仕事があるだがらな。 話は早くすませてぐろ。
[彼女がその依頼主とはまだ知らずに。]
(103) 2010/07/03(Sat) 08時半頃
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>>104
[ぼそぼそと喋る女性の言葉に合点が言ったように反応した。]
ああ、聞いてるだよ。リンダって羊飼いの娘っ子を眠らせてやらんどあがん。 そっが。おまさんが場所知ってるのが。 村長にきがないがんと思ってたがらありがたい。
[すると、大男はずん、と立ち上がった。]
じゃ、いくだが。案内しでくで。
[ピッパに道案内を頼む。 途中教会にも寄ると、その倉庫から簡素な棺も抱えて……一緒に森に向かった。]
(105) 2010/07/03(Sat) 08時半頃
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―森の中・朝もやに微笑む少女の前で―
[案内された先、そこには、とても美しい、遺体があった。]
――……ああ、この子だべな。 そうが………いい貌だべ。
[それは長年死体を見てきての感想。褒め言葉であるが、伝わるかどうかはわからない。]
よがったよがった。若い娘さんだどきいてだがらな。 つらそうだったら、辛いだなっと思ってただ。
よがったよがった。 この子はよがったな。
[そして、しばらくはぼんやりその様子を眺めたあと、そっとその横に棺を置いた。]
じゃ、眠らせてやるだがな。花でもちぎってこねが?
[ピッパには棺に花でも入れないかと…。]
(108) 2010/07/03(Sat) 09時頃
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墓堀 ギリアンは、漂白工 ピッパの前でリンダを棺納める。
2010/07/03(Sat) 09時頃
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>>111
ああ、えど、おまさん、名前、なんだっけが?
[リンダの遺体にガーベラを握らせる姿を横で見つつ、名前を聞いて…]
ピッパが。 よかったのがな?ってなんでだ? こんなにわろとる、こりゃよがっだに違いねいだべ。 あっち側に行くのに、こんな貌できたこの子は幸せだがや。
それがあんたの為したこどなら、あんたは偉かったべ。
[リンダの遺体に花が添えられると、じゃ、一旦閉めるだ、と蓋をする。 それをまた軽々と肩に担いで、元来た道へと歩き出した。]
別れは辛いだどもな。元気ださないがんど? あんまりそれで心さぐど、死者は迷ってしまうがらな。
(112) 2010/07/03(Sat) 09時頃
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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2010/07/03(Sat) 09時頃
墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2010/07/03(Sat) 09時半頃
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>>115>>116
[ピッパが後ろで嗚咽をあげているのはわかってはいたが、振り向きはせず…
そして、行く道すがら、掃除人の姿が見える。]
――……ラルフ、朝早くがら仕事だが?
[その貌に翳りが落ちているのを、男の片目はまだ察知できない。]
(117) 2010/07/03(Sat) 09時半頃
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>>119 ん?
[そして、投げやりな言葉で、やっとその表情に気がつく。]
ああ、その話か……。 まぁ、そう言ってるだなぁ。
[棺おけを担いだまま、ラルフを見やり……ため息をついたが……。]
っでごどは、暇あんだな?じゃ手伝ってくでろ?
[棺を指す。]
一人だと、ゆらゆら揺れすぎでかわいそうなんでな。 あと、埋葬もきでぐれるど嬉しいだな。
――……どだ?
[あがるキセルの煙はどう動くか。]
(120) 2010/07/03(Sat) 09時半頃
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じゃ、行くだな。
[ラルフが支えてくれれば、棺おけは安定した。 墓地へ、あとは無言で歩いていく。
朝の空気は澄んでいて、病魔のことなど嘘のようだ。 いや、実は嘘ならいいと思う。]
んじゃ、今から掘るがら。
[墓地の一角、手を合わせてから、慣れた手つきで土を掘っていく。 その間、棺おけの蓋は開け、気がつき訪れる人物がいればリンダと会えるようにしておいた。
掘りながら、口づさむ祈りの言葉。 それは低く響くものだけど。]
(123) 2010/07/03(Sat) 10時頃
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―墓地・リンダの墓になる場所―
[それから、リンダの埋葬をする間。 訪れる者には礼を。
小鳥は、普通に鳴き、 空はいつもの色。
その儀が終えるまで、男は丁寧に仕事を続ける。]
(124) 2010/07/03(Sat) 10時頃
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墓堀 ギリアンは、仕事をしながら、ピッパとラルフの会話を小耳に挟んでいる。*
2010/07/03(Sat) 10時半頃
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――…じゃ、これで埋めるだよ。
[最後のお別れをピッパやそこに来た参列者に促し、終われば、土をかけていく。 そして、すっかり埋めてしまったあと、簡素ではあるが、小さな墓標をたてた。]
これは、おでからだ。 そんなにいい奴は用意できなんだがな。
[そう、男も、ここに残ると決めた以上、 もう、金も、貯める必要はない。]
まぁ、話が本当が嘘がはわからんが、 ――……病ってのは、忍び寄るもんだだなぁ。
[そして、背中を向けて小屋へ帰っていく。 ついてくるものがいれば拒みはしない。]
(136) 2010/07/03(Sat) 11時半頃
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墓堀 ギリアンは、漂白工 ピッパどうしたべ?と小屋の中から振り返った。
2010/07/03(Sat) 12時頃
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>>139
――……?
[一瞬、ピッパが何をいってるのかわからなくて、沈黙する。 ただ、出るつもりはない。その言葉は、つまりは……。]
ああ、ええど……。 あんだは若い娘さんだがや? その娘さんが、残りの時間を墓地で過ごすのはどうだが?と思うだが……。
[だけど、その眸がまっすぐこちらを見てくる。 それには、カリ…と頭を掻いて……]
その、何でそげに考えだが教えでもらえるがな? それで、もっがい自分で考えて、それでも考えが変わらないなら、
――……おでは構わんよ。
[そう返事をする。]
(140) 2010/07/03(Sat) 12時頃
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>>141>>143
[ピッパの様子には、そが…とつぶやいて…]
ほだら、手伝ってくでるといい。 時間はおまさの好きで任せるだ。
いつ家にかえっでも、出かけでもええ。 逆に居たいなら、いつでもいるがええ。 小屋のもんも自由に使えや。
ああ、昔、墓守の子がいだがらな、大きさ合うがわがらんが、服とがも勝手に漁っていいだよ。そして、奥の部屋のベッドはおまさが使え。どうせ、おではそこでは寝てねぇだし。 おまさが寝てる時はそごには入らないだよ。安心しろだ。
[そう言って、ほいじゃ、とバケツを差し出す。]
とりあえずは、墓石に水かけてやってくでだべ。
[そういって、へったくそな笑いを零した。**]
(146) 2010/07/03(Sat) 12時半頃
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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2010/07/03(Sat) 12時半頃
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―墓地・ギリアンの住処―
[ピッパが奥の部屋に入っていく。 しばらくしても出てこないので、少し覗けば、眠っていた。]
ああ、疲れたんだべなぁ。
[病気のことは知らず、そのまま、寝かせておこうと、自分は墓地に出た。]
>>178
おお?いいだよ。
[そして、墓地の手入れをしていると、ペラジーが馬に乗ってやってきた。 そいつの面倒をといわれたので、そのまま、つなぎ、毛並みをなぜて落ち着かせている。]
(198) 2010/07/03(Sat) 17時頃
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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2010/07/03(Sat) 17時頃
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>>203
ん?
[ペラジーが駆け出していってしまうのを見て、 瞬時吃驚するが、
馬はとりあえずそのままに、落ち着けば戻るだろうと思った。]
あ?ごっがら出てくだぁ? しだら、墓は誰が掘るだよ。
[コリーンの問いにはシンプルに返す。]
(204) 2010/07/03(Sat) 18時頃
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>>208
ああ、この村に来た理由が……。 いや、知り合いがよ。住みやすい村だど薦めるもんでなぁ。
[その質問には少しばかりそっぽを向いたあとに答えた。]
行くアテもながっだし。 じゃ、一度行ってみるべってぎだんだな。
そしたら、腹減って倒れてしもうで。 ほいで、それがらずっとここにいるだよ。
[銀髪の女の綺麗な顔をちらっと見て言った。]
(211) 2010/07/03(Sat) 18時頃
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>>216
いや、奴ならば、そりゃ悲しむだがな。 きっと、
それでも「最後に居たい場所」はそこだべっでいっでだなぁ。
[と、つい、そんな言葉を漏らす。 それがそいつの決まり文句であることは失念して…。]
(219) 2010/07/03(Sat) 19時頃
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>>214
[駆け寄ってくるペラジーには、構わないといった仕草で、]
いいだんべ。馬は好きだがらなぁ。 でも、乗れないけんどもな。もっと丈夫な奴でないど。
[そんな冗談を交えつつ…。]
(220) 2010/07/03(Sat) 19時頃
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>>222
ほう、そうだが。 でも、おで、お前んどこの主にはええ顔されねだ。 ほら、よそもんは嫌いだど?
まぁ乗っても、おでは目も耳も駄目だがらなぁ。 下手するとおっごっで、馬も駄目にしちまうだ。
ペラが乗ってるのをみで、楽しんでるだよ。うん
[どことなく、元気のなさげなペラジーにはそう返してから…]
ああ、そだ。馬乳酒はおめだで?ありがとうな。
[その礼も言った。]
(225) 2010/07/03(Sat) 19時頃
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>>224
あー……
[そして、女の真摯な眸に、今まで隠してたことがあっさりバレたことを知るのだった。]
(だども、あと少しのっでのが本当なら……)
[そう、もう隠すこともないのか?とも思いながら……。]
――……あ、ああ、いいだよ。 おでは。う、うん。
[それでも少しどもり気味になって…。]
(227) 2010/07/03(Sat) 19時半頃
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>>226
そがそが。
[ペラジーから自然が笑みが出れば、うむうむと頷いた。]
いっづもペラジーには世話になってるだ。 っていうか、そうか、牧場主さんは、街にいっただか。 じゃ、世話は一人でするだが? 大変ならいっでくれればええ。
ああ、もしくはラルフが暇そうにしてただ。 彼に頼むのもええんでないがな?
[そう提案する。]
(229) 2010/07/03(Sat) 19時半頃
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>>230
そが。野に放してるなら、ええだな。 うん、淋しいごどだどもな。
[そして、ギリアンこそ…には、微妙な顔をする。 墓掘りの仕事が多いのは、
考えるまでもない。]
まぁ、んなごど考えずに、 まだ、病で死んだ奴いんのが?
もしがして、デマかもしれねぇだよ。
[それが気休めだとわかっていても、そういわざるえなかった。**]
(231) 2010/07/03(Sat) 19時半頃
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―墓地―
[コリーンとまたに話をといわれる。]
―……ほいじゃ、ここじゃないどごで、話すがなぁ。
[そう言っておいた。 どうやら、ペラジーの主のように、村から出た者もたくさんいるらしい。 普段は、この容貌もあって、あまり村の主だったところには行かないようにしていたが、 そんなに人がいないのであれば、いまさら遠慮しても仕方ないだろう。]
ペラジーの牧場もあとからいっでみっがな? 今は、主はいないだに、ペラジー牧場だべ。
[まだ残ってたペラジーにはそんな言葉をかけて、また仕事に戻る。]
(384) 2010/07/04(Sun) 08時頃
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[それから、ピッパが起き出す前に、また墓地には違う客がきていた。]
――……何だ?どうただが?サイモン? おま、村に残っただがが。 ん?どうせもう感染してたら、外にいっでも同じ?
まぁ、そうだな。 だったら、どうせなら、村で今までやれながっだごどする?
――……おま……何する気ぃだ?
[元々陰鬱で、墓地にも人のいないところの散歩、霊とあえないかとやってくる男だ。 なんだか、その眼は危ないものを映しているようで、心配になった。]
あー、ちょっとまで。 おでも行く。
[明らかにおかしいサイモンの様子に心配になり、変な笑いをたてて歩く彼の後を男は追った。**]
(385) 2010/07/04(Sun) 08時頃
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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2010/07/04(Sun) 08時頃
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―村のどこか―
[サイモンは不気味な笑いをあげながらふらふら歩いていく。]
おま…どこいくだ?あ?
[やがて、村の一軒、の家に入っていく…そこが彼のうちではないのはわかる。なぜなら、戸を叩いてから、反応がないのがわかると、蹴り飛ばし簡素な鍵を壊していったのだから。]
―……あ?
[そのまま入っていく……きっと、もう、街に向かって旅立ってしまった家なのだろう。]
(407) 2010/07/04(Sun) 18時頃
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サイモン……何してるんだべ?
[止めればよかったのだろうが、 今の事態とサイモンの様子に呆気に取られ、そのままサイモンが出てくるのを待っている。
やがて、家の中で何か大きな音がした気がした。何か殴ったり蹴ったりしている? 誰かいたのだろうか、とどきどきする。 少し躊躇ったが、しょうがなく、家の玄関に手をかける。]
サイモン?何してるだ?あ?
[それでも音は止まず…入っていくと…。]
(408) 2010/07/04(Sun) 18時頃
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な、何してる だ!!
[そこには、家の中で一人暴れまわるサイモンの姿があった。 どうやら、この家には彼の嫌いな奴が住んでいたらしい。 誰もいないのを見計らって、中に入り、散々荒らしまわっていたのだ。 その部屋はリビングだったらしい。 だけど、床にはモノが散乱し、カーテンは破け、サイモンは鉄パイプみたいなものを振り回している。]
――………ッ
[近づくのも危なくて、本当にどうしていいかわからなくなると、サイモンはまた笑いながら、罵詈雑言を唱えて別の部屋に移動していく……。]
(409) 2010/07/04(Sun) 18時半頃
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さ、サイモンッ
[とりあえず、部屋に誰もサイモン以外はいないのを確認して、その姿がどこにいったか探す。
途端、どこかで破裂音が鳴って、大きな巨体をビクリとさせた。
そう、思いだしたのは、過去、自らが巻き込まれれた爆発……。 それから、敵の捕虜になって…の、 思い出したくない、過去…………。]
――……ッ
[頭を振り、音のほうへ向かう。]
(410) 2010/07/04(Sun) 18時半頃
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あ……
[そして、とある部屋で、火のついた暖炉に酒瓶や、燃えやすいものを放り込んでいくサイモンを見た。
爆発した火はあっというまにそこらへんを燃し始める。 サイモンはやっぱり笑いながら、まだ燃えろとモノを投げ込む。]
こ、コラ……あ、あぶな・……
[また大きな音が鳴った。一瞬眼をつぶるが、そうもしている間に舐めるように火が広がる。]
わああああああ
[あとはよく覚えていない。 とりあえず、サイモンの襟首を掴み、必死に逃げた。 とにかく、家の外へ、外へ……。]
(411) 2010/07/04(Sun) 18時半頃
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