128 うわっ…この村の子供、いなさすぎ…?
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〔 >>4:109 ミッシェルが肩に寄りかかる。女性とこんなに近しい距離で触れ合ったのは初めてだった。自然と高鳴る鼓動が、彼女に聞こえてしまわないかと心配する。 が、続く言葉(ミッシェルが泣いていた理由)を聞いて、そんな邪な思考は飛ぶ。予想していたことではあったが、彼女の境遇が自分と全く同じだったから。〕
あ、僕、もそうなんです…。 好きになった人は、友達のことが好きだった。 だから、僕も、あの場にいられなかった…。 お礼を言わなければいけないのは、僕の方です。
…ありがとう、ミッシェルさん…。
(1) 2013/07/02(Tue) 01時半頃
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〔こんな純粋な女性を泣かせたのは誰だろう。チャールズかイアンか、と思考を巡らせ、いや考えでも仕方がないことだと首を振る。 ただ、その見知らぬ誰かに嫉妬を覚える自分がいた。〕
(もし自分なら、決してそんなことはしないのに…)
〔とそこまで考えて、自分も大概現金なものだと苦笑する。さっきまで失恋したと嘆いていたのに。〕
(こんなことを言えば、ミッシェルさんは呆れるだろうか…。)
〔でも、今、この素直な気持ちを彼女に伝えたい。 何と言えばいいのだろう。出来る男、ホレーシオなら何と彼女に言うのだろう。 そこまで考えてから、いや、自分はホレーシオじゃない。格好いい外見でもなければ、洒落た言い回しも思いつかない。ならば飾らない自分の言葉を言うしかない。〕
ミッシェルさん、あの、こんなことを言うと貴女は呆れてしまうかもしれませんが…。 僕は今、貴女が心を痛める男性に、嫉妬、しています…。 それがどうして、僕ではなかったのだろう、と思っています…。
〔緊張に手が、声が震えた。自分がこんな大胆な台詞を言っていることに自分自身が一番驚いていた。〕
(5) 2013/07/02(Tue) 01時半頃
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〔彼女の反応を見るのが怖くて、顔を上げられない。〕
(うわああ!どうしてあんなことを言ったんだろう! 神様仏様ホレーシオ様!助けて!)
〔と百面相。〕
(7) 2013/07/02(Tue) 02時頃
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石工 ボリスは、メモを貼った。
2013/07/02(Tue) 02時頃
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〔>>8 「時間をください」という言葉とともに指輪を返される。 当然の反応だ。ミッシェルの自分を想う真摯な気持ちが、その言葉に態度に感じられて胸を打つ。
傷心中の女性にこんなことを言うなんて、卑怯な真似をしている自覚はあった。 ミッシェルは優しいから、振られた自分の姿と重ね合わせて、断り辛い心境になっているのかもしれない。 そんな同情ではなく、彼女に選んで欲しいから。〕
わかりました…。 僕、待ってます、ずっと…。
〔きっと、これは一過性の感情なんかじゃないと自信を持って言えるから。 ミッシェルの申し出通りに、暫く距離を置くことにした。〕**
(9) 2013/07/02(Tue) 08時頃
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石工 ボリスは、メモを貼った。
2013/07/02(Tue) 08時頃
石工 ボリスは、メモを貼った。
2013/07/02(Tue) 14時半頃
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〔繋がった手の温もりが心地よい。自分の気持ちが伝わるようにと強く握り返した。〕
…少し、歩きませんか?
〔ミッシェルが微笑んでくれるなら、しばしの散策を楽しむだろう。〕*
(17) 2013/07/02(Tue) 15時頃
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石工 ボリスは、メモを貼った。
2013/07/02(Tue) 15時頃
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〔>>19 ミッシェルの歩幅に合わせてゆっくりと歩く。穏やかな時間だった。〕
(こんな時間が続くといいなぁ…)
〔リンダと歩く未来を想像する。 暫くそうして、百歳になった自分が曾孫に囲まれながら、今日と同じようにリンダと手をつないで散歩する妄想にまで意識が飛んだとき、ふと思い出す。〕
…あ、そういえば、リンダさんはリンダさんはお婿さんを探しているって自己紹介で言ってましたね。 (ということは、この村に来るということかー。 うん、問題ない。実家は上の姉さんが婿をもらっているし…。)
〔と口に出してしまってから気付いた。 まだ返事ももらってないのに何を言っているんだ、自分は!!〕
す、すみません!!今のは忘れてください! さっき待つって言ったばかりなのに!気が早すぎました!
(20) 2013/07/02(Tue) 18時頃
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〔顔を真っ赤にして押し黙る。 ミッシェルがどんな返答をしたとしても、後悔が募る。〕
(まだ、待たなきゃ…。 無だ、無になろう…。)*
(22) 2013/07/02(Tue) 18時半頃
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/* すみません!!>>20はミッシェルでした!名前間違うとかほんと申し訳ない…!!
(30) 2013/07/02(Tue) 20時頃
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〔>>25 くすくすと笑うミッシェルを可愛いなぁと眺めながら、無理して仕事を継がなくてもいいという言葉に、〕
い、いえ!何でもやりますよ! こう見えて器用な方ですし! ミッシェルさんを支えることが、僕のやりたいことです…!
〔急に歩みを止めたミッシェル。 「教会へ連れて行ってくれますか?」という言葉に、〕
――!?!!(←言葉が出ない喜び) ……は、い。…行きましょう、ミッシェルさん。
(32) 2013/07/02(Tue) 20時半頃
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〔暫く歩くと教会が見えてきた。手はまだ繋がったまま。 ボリスはここへ来たときのことを一つずつ思い出していた。〕
(色々あったなぁ…。 自分を変えたくて参加した婚活だったけど、来てよかった。 きっと、このことは一生、忘れない…。)
〔教会の前までやってくる。 ミッシェルの名前を呼んで、向かい合った。心臓が最高潮に高鳴る。〕
ミッシェルさん…。 ぼ、僕は、ミッシェルさんのことが、 しゅきですっ…!!(かんだ!)
(33) 2013/07/02(Tue) 21時頃
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ボリスは、死にたくなった。
2013/07/02(Tue) 21時頃
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〔ボリスは、助けてホレーシオ!と心の中で叫んだ。 と、想像の中のホレーシオに「だっせー」と鼻で笑われて我に返る。〕
も、もう一度! もう一度、最初からやらせて下さい!
(35) 2013/07/02(Tue) 21時半頃
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〔大きく深呼吸を一つ。〕
僕は、ミッシェルさんのことが、好き、です。
〔「好き」の部分は慎重に言った。少し声が裏返ったがスルーした。〕
ミッシェルさんの作るアクセサリーが好きです。 ミッシェルさんのあったかい手が好きです。 ミッシェルさんの笑った顔が、好きです…。
だから、僕はミッシェルさんの笑顔を守るためなら、何でもできます。 だから…。 だから、ミッシェルさんとこれからも一緒に居させてくれませんか…?
〔最後の方は涙声になったがスルーした。〕
(37) 2013/07/02(Tue) 21時半頃
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〔>>28 ミッシェルの「私も大好き」という言葉に対して、〕
う、うわあああん!!! やったーーー!!!
〔と泣き笑い。 抱きついてきたミッシェルをぎゅっと抱きしめる。〕
(39) 2013/07/02(Tue) 22時頃
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石工 ボリスは、メモを貼った。
2013/07/02(Tue) 22時頃
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〔村長がミッシェルにかけた言葉 >>47 に涙ぐみ、 それから自分にかけた言葉 >>50 に滝涙。〕
はい…! はい…っ!!
〔と何度も頷く。〕
(54) 2013/07/02(Tue) 23時半頃
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〔>>52 ミッシェルの「ね?」に何度も相槌を打つ。〕
……あ、そういえば。
〔胸ポケットから指輪を取り出す。彼女が作った「愛に満たされた幸せ者」の指輪だ。〕
ミッシェルさん、今度は受け取ってもらえますか…?
(56) 2013/07/02(Tue) 23時半頃
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〔>>58 ミッシェルが左手を差し出す。
―左手の薬指 世俗に疎いボリスにもその意味は分かる。〕
(昨日指輪を渡したときは深く考えていなかったけど、今は違う…。)
〔ミッシェルさんが心を尽くして作り上げた指輪を姉が貰い、そして自分へ渡ってきた。それは指輪が導いてくれた運命なのではないかと。 「愛に満たされた幸せ者」、その意味を噛み締めながら、ミッシェルの薬指にそれを通した。
ミッシェルの指に納まった指輪は、その輝きを増す。 ボリスは指輪ごとその手をぎゅっと包んで、ありがとうと繰り返した。一度目は指輪に。二度目は愛しい女性に。〕
(62) 2013/07/03(Wed) 00時半頃
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(ミッシェルさんから、お願い…!>>65)
〔頼られる感覚が心地よく、何でもどうぞ!何個でもどうぞ!とドンと胸を叩いた。〕
(66) 2013/07/03(Wed) 01時頃
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〔>>67 ミッシェルに「自分を支えたい」と言われ、じわりと胸に嬉しさが広がる。〕
……はい。
〔嬉しさを噛み締めながら、ゆっくりと頷いて、次の言葉を待つ。〕
(68) 2013/07/03(Wed) 01時頃
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