247 満天星躑躅の宵闇祭り
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小鈴は妖なのに、人間より恐がりだね。
[>>1:142ぎゅっと手を握って立ち上がった小鈴に、くす、と笑って]
我はウトだよ。旅楽士さ。
[琥珀の複雑な心境も知らぬ顔で>>1:155斎の名乗りに、そう応じた]
ま、短い間かもしれないがよろしく頼むよ。 狸の琥珀さんも、ね。
[狸を覗き込むようにして、自分の持つ古布のキツネを、その目の前で、ひょい、とお辞儀するように動かした]
(5) 2016/05/25(Wed) 01時半頃
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さあて、とりあえず、この悪戯者を渡さないと。
[木霊を閉じ込めた袖を押さえて、先刻の精霊の少女はどこか?と、辺りを見渡し]
おや?
[ざわざわと、蠢く気配に瞬いた]
おやおやおや、なんだかまた面白くなってきたよ。
[くすくすくす、笑いながら、しゃん、と鈴を振った**]
(6) 2016/05/25(Wed) 01時半頃
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楽士 ウトは、メモを貼った。
2016/05/25(Wed) 01時半頃
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せーせーどーどー、かい?そりゃまた御狐さんらしくない言い分だ。
[化かし化かされるが狐狸の性と知る故に、小鈴の言葉にも、おかしげに笑う>>25]
(42) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
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はいよ、無理せぬ程度に楽しむさ。
[>>20おとぎ話の紙人形を引き連れて、樹木子退治に向かう斎と琥珀にひらりと手を振り、小鈴の方へ再び視線を向けた]
小鈴は狐火は飛ばせるかい?
[しゃん、と小鈴と繋いでいない方の手に持った鈴を鳴らす]
(44) 2016/05/25(Wed) 23時半頃
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飛ばせるようなら、この周りに飛ばしておおき。
[しゃんしゃんしゃん、鈴の音と共に、紅い鬼火が数個産み出されて、空を巡る]
この火と混ざれば、結界の代わりくらいにはなる。
[言葉が終わるか終わらぬか、目の前の土がぼこりと割れて、樹木子の枝が伸びて来た]
(45) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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ウトは、しゃん、と鈴を鳴らす。1+20
2016/05/26(Thu) 00時頃
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やれやれ、ちったあ、考えろや?
[準備万端のところへ現れた相手に、呆れた声を投げる。鬼火は螺旋を描いて樹木子を忽ちを黒焦げにしていた。遠慮会釈なく焦がされても枯れずに蠢きながら逃げていくのはさすがに年経た妖といったところか]
(46) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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楽士 ウトは、メモを貼った。
2016/05/26(Thu) 00時頃
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闇星はそんなに美味そうなのかねえ。
[黒の闇星も銀の煌星も、妖が喰らえば大きな力を得る。それ故に、退魔を生業としない者でも、妖への対処は出来ねば生きられない、とは、同じ星を持つものにしか判らぬことか]
(51) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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おや、可愛いね。
[>>47小鈴の飛ばした狐火に、目を細め、すごいでしょ、と胸張る様子に、ああ、と頷く]
さすがは御狐さんだ、偉い偉い。
[しゃんしゃんしゃん、と鈴を鳴らして、鬼火を狐火に沿うように飛ばす。紅と青、ふたいろの火はどこか楽しげに舞うようで]
ふふ、なかなかじゃないか。よし、折角の祭りだ。もすこし色をつけようか。
[言うと懐から横笛を取り出し、口元にあてた]
(54) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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[ひゅるり、ひゅうるり]
[風の音を写し取ったような笛の音が、楽しげに辺りに響く]
(55) 2016/05/26(Thu) 00時頃
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ウトは、すっかり、この状況を楽しんでいる。
2016/05/26(Thu) 00時頃
楽士 ウトは、メモを貼った。
2016/05/26(Thu) 00時頃
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[尻尾を振って踊り出す小鈴に、合わせるように、笛鳴らしながら、足をたんたん、と踏み鳴らす。 しゃんしゃんしゃん、と足の動きにつれて鈴が鳴り、満天星の鐘の音も聞こえたか]
しゃんしゃん しゃらしゃら ひゅうひゅるり
[星降るように、風呼ぶように、踊る狐と狐火を、楽の音が包んで広がった。
或いは、それも、妖を鎮める法のひとつであったかもしれない]
(57) 2016/05/26(Thu) 00時半頃
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楽士 ウトは、メモを貼った。
2016/05/26(Thu) 01時頃
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しゃんしゃん しゃらり
ひゅるひゅるり
[鈴の音が琥珀に思い起こさせる記憶も、知らぬ気に、楽しげに楽の音奏で、足踏み鳴らし、そうして、舞い飛ぶ鬼火と狐火に照らされて、近付いてきた二人に視線を向けた>>77]
おや、さっき斎といた坊だね。
[笛は離したが、しゃんしゃんと鈴は鳴らしたままで笑む]
斎を探しているのかい? あっちの方へ樹木子を追っていったけど。
(81) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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おっと
[二人を追ってきたものか、それとも笛の音を嫌ったのか、樹木子が横合いから枝を伸ばしてくる]
(82) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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ウトは、しゃん、と、鈴を振り 1+20
2016/05/26(Thu) 23時半頃
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だから、ちったあ考えろっての、て、乾涸びた妖に言っても無駄かねえ。
[懲りもせず、鬼火に黒こげにされて逃げていく樹木子に、投げた声は笑みを含みつつも、演を邪魔された楽士の不機嫌が籠もった低いおと]
(83) 2016/05/26(Thu) 23時半頃
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楽士 ウトは、メモを貼った。
2016/05/26(Thu) 23時半頃
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[ある意味物騒な表情も声も一瞬で、すぐに笑みを戻してやってきた二人に再び視線をやり]
おや、嬢は面白い格好だね。ふふ...
[少女の方へ目を留めて、声たてて笑うのは、そこに闇の星の気配を感じた故に]
大丈夫かい?
[案じるというより、どこかおもしろがる口調でそう尋ねた]
(85) 2016/05/27(Fri) 00時頃
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我の楽に惹かれておいでとは嬉しい事。
[二人の来客の言葉に、嬉しげに一礼]
我はウト、旅の楽士さ。それと、こっちの可愛らしい御狐さんは小鈴だよ。どうやらお前さん達も迷子のようだねえ。
[自己紹介ついでに踊っていた小鈴の紹介もしてから]
過去の人?ふうん、お前さんから見るとそうなるのかい?
[>>89少女の問いに、くす、と笑う]
それじゃ、お前さんは先の世の人なのか。ならその格好もわからぬじゃないな。
(90) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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あはは、お腹がすいてるなら小鈴から飴でも買うといい。
[続いた言葉にはそんな風に唆し]
平気かって?そりゃあ、銀の星のことかね?
[少女の様子に狐めいた表情で、目を細める]
銀は眩しくてうっとおしいけどね。我がアレを喰うかどうかは、我が決める。 我は我の望みの通りに生きる。銀の星にも黒の星にも、飲まれる気はない。
[細めた瞳に浮かぶのは、全てを焼き尽くす劫火のような、強い意志の光]
(93) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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へえ、小鈴は物知りだねえ。 でも獲物に獲物って言っちゃあ台無しだよ?
[>>92自慢気な小鈴には、笑いながら言って、頭を撫でる。獲物扱いを咎める気はさらさら無い。]
[>>94そうして、アキの自己紹介を受けると、絡繰り人形を覗き込んだ]
へえ、斎のつれてた狸さんは御先祖だそうだが、この人形も魂を持ってるみたいだね?
[面白いねえ、と、つん、と、つつこうとしてみたり]
(95) 2016/05/27(Fri) 00時半頃
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アカリ、かあ...お前さんの親御は優しい人なんだね。
[闇星を宿す子供に、その名をつけたなら、願いの程は聞かずとも知れる。この少女がまっすぐな気性なのも見て取れたから、ふわり笑ってそう告げた。
彼女から見れば遥かな昔、狐と呼ばれた生臭坊主は、力を恐れた親に捨てられて人買いに売られた子供だったと、ここに知る人はいないけれど]
たかるのじゃなく、買っておあげって言ってるのさ。 小鈴は飴屋さんだからね。
[>>97どこか気負いの見える灯里の様子にくすくすと、また笑う]
こんとろーる?
[そして、続いた聞き慣れぬ言葉に首を傾げた]
意志、で、ってならまあ、そうかね。 我は、我の欲だと思っているが。 人の欲ってのはね、厭わず認めちまえば、何よりも強いもんさ。
[誰の為でもなく、誰に言われたからでもない、そうしたいからする、それは、つまりは強烈な我欲だと、だから、己を鍛えた成果などではないと笑った]
(101) 2016/05/27(Fri) 01時半頃
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ふうん?武家のもの、ていうと、武士かい? なんだか御固いねえ。
[>>100 ぺし、と、払いのけらると、はいはい、と軽い様子で手を引いた。 誠という人形の思う武家と、ここで言う武士とは、実のところ形が違う。それも時代の違いのせい、とは、互いに判らぬことだが、厭う相手に、しつこく構い付ける気はなかった]
(102) 2016/05/27(Fri) 01時半頃
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そうだね。もしそんな時が来たら、望み通り喰らうだろうよ。
[>>98そうして、灯里が抱いた疑念には、何のてらいも無くそう答えて、にっと紅い唇をつり上げた]
(103) 2016/05/27(Fri) 01時半頃
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ふふ、そりゃ驚くだろうね。
[>>105アキの言葉に頷いて]
でも、お前さんとは気が合ってそうだ。
[どこか理解しあっている風な、二人?にやはり楽しげな視線を向ける]
ああ、そうだよ、我は子供の頃から火を操れた。我の身には、黒の闇星が宿っているからね。
[問われるとあっさりとそう答える]
斎の御先祖は、銀の煌星の宿主だ。黒は銀を喰らい、銀は黒を祓うが性と言われてる。
[だから、狸の琥珀には嫌われてるみたいだ、と、肩をすくめて見せた]
(109) 2016/05/27(Fri) 02時頃
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[>>104小鈴のいいわけめいた自己主張が、怪しいことは知っていても口を挟むこともない。 己の欲に忠実に生きると言うからには、妖だろうと人だろうと、他者のそれを否定もしないが道理だ。
だが勿論、己に害為すとあらば、情け容赦もしない]
我は我、灯里は灯里だ、我の真似をする必要はないさ。
[>>108闇星を制する力を望む風にも見える灯里には、どこか優しくそう告げる。彼女の生きる先の世は、きっと別の理がある世だろうとも思っていた]
ただ、そうだね......もし闇星に飲まれそうになったなら、こう思え、と、我が教えられた事がある。
『お前に飲まれるくらいなら、我がお前を飲み込んでやる』
てね。
[抗うではなく、厭うでもなく、全て飲み込む、出来るかどうかではなく、そう覚悟を決めるということだ、とは、伝わろうか**]
(112) 2016/05/27(Fri) 02時半頃
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楽士 ウトは、メモを貼った。
2016/05/27(Fri) 02時半頃
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[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
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