254 東京村U
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[目の前の女が言っている言葉が、理解できない。 同じ言葉を使っているのだろうか。 同じ人間という存在なのだろうか]
何回目? 何を言って……。
[スマーフォンが振動し、メールを受信する。 その、送り主の名前は――]
(6) sizu 2016/10/07(Fri) 14時頃
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5.アイドルの呼び声の噂
自殺したアイドルの一周忌。 そのファンの集いに何故か僕は代理出席をさせられていた。 一つの部屋に男たちが集い、重苦しい雰囲気のなか語り合う。 そのアイドルには一つの噂があった。 自殺後の歌番組に同じグループのアイドルが出演した時、死んだはずの彼女の声が入っていたと……。 そして、一人の少年が相談と言う形で語り始める。 『夢の中にアイドルが出てきて、助けを求めてくる』と――
(7) sizu 2016/10/07(Fri) 14時頃
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6.地獄の門の鍵の噂
電柱にぶつかりそうになった。 睡眠不足のせいで、歩きながら寝てしまいそうだ。 これも全て、夜中に聞こえてくる奇妙なうめき声のせいだ。 あの奇妙なパズルを拾ってから聞こえるようになった気がする。 そんな事を考えながら、大学時代の先輩に会うために繁華街を歩いていると、道端の占い師に呼び止められる。 その占い師によると、僕には死相が出ているらしい。 軽くあしらって立ち去ろうとすると、あのパズルの事を言い当てられた。 驚いて足を止めると、占い師は語りだす。 あのパズルを完成させた、とある男の末路を――
(8) sizu 2016/10/07(Fri) 14時頃
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[『木露流衣』と署名がされていた]
(9) sizu 2016/10/07(Fri) 14時頃
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[東京村の登場人物とは何か。 何故、担当編集にすら話していなかったことを知っているのか。 色々と気になることはある。 でも、そんなことはどうでもいい]
物語を物語として読者に届けるのが小説家だ。 物語に没頭した後に、現実に戻れるから物語を楽しめるんだ。 独りよがりな空想を無理やり押し付けるのは小説家じゃない。 文字の上でなく、現実で事件を起こすなんて小説家のすることじゃない。 同志だなどと思われていたなんて不愉快だ。
[今まで取り繕っていたものを投げ捨てた]
(10) sizu 2016/10/07(Fri) 14時頃
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あんたに何が出来て何がしたかったかなんてどうでもいい。 もったいつけた回りくどい話はもうまっぴらだ。 過去を変えるだ、干渉がなかった未来に近づくだなんて大それた話をしたいんじゃない。 そんな話を聞く意味なんて無い。俺は、今の話をしてるんだ。 突然、両親を奪われ知らない人間を親として押し付けられた女の子に、両親をまだ殺してないなら返してあげろと言ってるんだ。 そして、もう二度とこんなふざけた事はするなと言ってるんだ。 こんなつまらない話に付き合わされるのはもううんざりだ。
[テーブルを強く叩いて、立ち上がった]
(11) sizu 2016/10/07(Fri) 14時頃
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あんたの話がつまらない理由、話せば話すほどよく分かるよ。 あんた、人を見ていないんだ。 こうして話していても俺たちの事なんか見てやしない。 だから、言葉を交わしても意味が無いんだ。 通じてないみたいだから、わかりやすいように書き直してやるよ。
[先ほどのアンケートに取り消し線を引く]
(63) sizu 2016/10/08(Sat) 20時半頃
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あの本がもし本当にあったことだとしても、そんな事信じてるヤツなんてほとんど居ない。 残りは、面白おかしく騒ぎ立ててるヤツと……。 本気で信じてるヤツだって、時間が経って誰も相手にしなくなれば別の対象に移っていく。 噂なんて、そんなもんだ。ああ、そんな話もあったねって。
[回答欄へと、荒々しく書き殴る。 そして、『みょんこ』へと払い飛ばした]
(64) sizu 2016/10/08(Sat) 20時半頃
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ああ、書いてやるよ。 都市伝説として。 だから……。
[書き込まれていた文字は―― 『こんなアンケートもうやめろ』]
忘れ去られちまえ、都市伝説。
(65) sizu 2016/10/08(Sat) 20時半頃
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[リュックを右肩で背負い、玄関へと足を向ける。 と、同時に部屋の中へ響き渡る異音に眉をしかめながら振り返った。 音は、『みょんこ』の持つ携帯から発せられている。 ノイズ音の奥、どこかで聞いた覚えのあるざわめきが混じっている気がした]
――樹、先輩?
(66) sizu 2016/10/08(Sat) 21時頃
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[言いたいことはもう十分に言った。 話を聞く必要もなくなった。 もうこれ以上、この場所にいる意味もない]
出目さん、澪音さん。 もう、帰ろうか。
[いつも通りの声で、二人へ言う。 もう振り返ることはなく、その部屋を*後にした*]
(74) sizu 2016/10/08(Sat) 23時半頃
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― 代々木 203号木露宅 ―
[灯りを消した部屋の中。 液晶のバックライトに照らされている。 画面には文章が並んでいた。 実話怪談風のその内容は、最近巷に流れていた噂をモチーフとしている。 東京村Uのために書かれたテキストファイル。 それは、『木露流衣』から送られてきたものだ]
(232) sizu 2016/10/10(Mon) 20時半頃
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『この回答、
…… これで何回目だったかしら?』
[あの時、あの女が言った言葉が蘇る。 その言葉、この文章の送り先、そして警告をしてきた『ともだちのともだち』。 その意味を考えると、一つの筋道が通る。 この文章もあの警告も、自分自身から送られたものではないかと]
(233) sizu 2016/10/10(Mon) 20時半頃
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[テキストファイルをゴミ箱へ削除した]
(234) sizu 2016/10/10(Mon) 20時半頃
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― 新宿駅前 書店にて ―
[平積みになったその本を手に取る。 表紙には『東京村U』の文字の他に、『木露流衣』の文字が印刷されている。 筆者名を出して出版されたそれは、当初ネット上で好事家達の間に賛否両論を巻き起こした。 メタフィクショナル的な手法を用いてる事もあり、最終的な評価は『東京村』をモチーフとした小説として好評を得ることとなる。 この本の中の出来事も実話なのでは、という声はその評価と共に消えていった]
[本を持つ手は、表紙を開き、*ページを捲る*]
(235) sizu 2016/10/10(Mon) 20時半頃
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はじめに
『東京村』の続編を執筆するという企画のお話を頂いた時、前作に倣い匿名にて出版する予定でありました。 しかし、編集者とも協議の末、皆様もすでに御存知の通り『木露流衣』の名前を出し、出版することと致しました。 前作を読まれた方の中には、筆者名が記されていることに抵抗感がある方もおられるかとも思いますが、前作著者とは別の人間が書いたものであるということをはっきりとしておくための処置ということでご容赦下さい。 今回、『東京村U』を執筆するに辺り現実に流布された噂話を元に、調査・関係者への取材・メール等記録の引用を行っておりますが、登場する人物名・職業・団体等を実在の人物に対する本書の影響を鑑み仮名としております。 また、登場人物の心情や説明不足及び差し障りのある箇所、そして調査した上で不明瞭であった部分に関しては、物語としての可読性を考慮した筆者の推測・類推が含まれていることをご了承下さい。 最後に、本稿が一冊の物語として成立した功績の大部分は鈴里みよ子氏に―その一部は、石見妙子氏にも―あるという事をここに明記させていただきます。
(236) sizu 2016/10/10(Mon) 20時半頃
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