261 甘き死よ、来たれ
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─ 翌日/北シェルター ─
[……絵本を抱えて、あたしはいつの間に眠ってしまっていたんでしょう。 ああいけない、めるちゃんを待ってたのに。 早く起きないと、って。そう思ったんです。思ったんですけどね?]
……あれ?
[なんででしょう。なんでですかね?
……目の前、真っ暗なんですよね]
(7) 2016/12/16(Fri) 00時半頃
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[あたし、目開けてるんですよ。 ちゃんと開けてるし、眼鏡だってしてますよね? 寝て起きたんですし、朝にもなってますよね? ごめんなさい、なんにも、見えなくって。
どうして?わかんないな。 昨日は全然普通に、見えてたじゃないですか。 桜だって、みんなのことだって、見えてましたよ?
ああだめ、だめだよ。 はやく外にでなくっちゃ。そうしたら、ねえ。ちゃんと見えるでしょう? 朝日だって、桜だって。置いてくわけにはいかない、あの子だって]
(8) 2016/12/16(Fri) 00時半頃
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…………、
だれか
います、か…?
(9) 2016/12/16(Fri) 00時半頃
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[わかんない。 なんにも、*わかんないよ*]
(10) 2016/12/16(Fri) 00時半頃
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[ぱち ぱち ぱち。 彷徨う視線は、声の方>>23へ。
ああ、めるちゃんの声。 いつ帰ってきたんでしょう?おかえりもいえてないや。 ……あの子の顔って、どのあたりにありますか?みえないから、わかんないです。 そもそもあたしの瞳が、今ちゃんとめるちゃんをとらえているかどうかだって]
…………
めるちゃん。 だいじょうぶ。大丈夫だよ。
[抱きしめてくれるぬくもりに、壊れそうな心が繋ぎとめられるみたい。 あたしの方からも腕をまわして、すがるみたいに抱きしめました。 あたしより、ちょっと小さくて、頼りない体。それなのに、誰といるよりも心強いです]
(50) 2016/12/16(Fri) 13時半頃
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……ごめんね。 眼鏡のどが、あわなくなった みたい。 あたらしいの、さがさなくちゃかな。
[苦しい言い訳ですね?でもまだもう少し、誤魔化さなくっちゃ。 ギリギリのその時間まで、いつも通りに振る舞いましょうね。
彼女の体を支えにして、立ち上がります。 そのまま、手を繋いでふらっと歩き始めました。 あたし、ちゃんと扉の方に歩けてますか?]
…さくら。 桜をみに、いこう。
ほら、おはなみの下見。 お花見、れいくんもさそったんだよ。
[見えないけど、光の方を向くと、視界がぼんやりと光るんです。 それが強い方にいけば、きっと扉にたどり着けますよね。 一人だったら、そこから這ってでも桜の木の方へ向かったんでしょうけど。彼女が居るなら、きっと案内してもらえますよね]
(51) 2016/12/16(Fri) 13時半頃
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─ 桜の木の下 ─
[病人二人でここまで来るのに、どれだけかかりましたか? ふらふらしてて、すごく危なっかしかったんじゃないでしょうか。
でも、何度も通った道ですから。 目が見えなくても、体って覚えているもんですね。何とかたどり着けました。 大きな桜の幹に触れて、見えもしない桜の花を見上げます。
ふと、風に乗って運ばれてくる、かすかな別の花>>1:46の香り。 あたしには見えませんから、何の花かなって、思うだけで]
める、 …おいで。
[桜の木に寄りかかって座り込み、ぽんぽんと膝を叩きます。 膝枕をね、してあげたいんです。これだけで伝わりましたか? 伝わらなくたって、今のあたしは彼女の手を引くことすら*できません*]
(52) 2016/12/16(Fri) 14時頃
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[膝の上から消える重み>>88にあたしは見えない目で彼女の姿を追います。 見えなくてもすぐ傍に居てくれるみたいですから、それも難しくなかったでしょう。
肩にかけられたのは、何でしょうね。 なんだかあったかくて、安心する匂いがします。 それに、彼女も寄り添ってきてくれましたから、あたしの顔は自然とほろこんでいました]
……うん。こっちこそ、ありがとう。 もうすこし、……こうさせてね。
(90) 2016/12/16(Fri) 21時頃
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あのね ……めるに、お願いがあるの
[彼女の体に擦り寄って、ぽつぽつと言葉を落としていきましょう。ゆったり、時々、つっかえながら]
えふくん…わかる? あのひとにね、 あたし なにもできなかったね、ごめんね って、ゆっといて ほしいの
…ああでも、こわかったら、いいよ。 むり、しないでね。 えふくん、悪いひとじゃないんだけど ……いいひとでも、ないからね。
[ほんとはこんなこと、彼女に頼みたくないんですけどね。 でも…ほら、ね。また行くっていう約束、破っちゃいましたし。……あれ。くるなって言われたんだし、気にしなくてもいいのかなあ?]
(91) 2016/12/16(Fri) 21時頃
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あと、はるちゃんとれいくんにも おはなみ、あたしは無理そうだから ごめんねって、ゆっといて。
あさって、だったよね。 ここに居れば、ふたりとも、くるだろうしさ。 めるも、ちゃんとお花見、するんだよ。
[不確かな、お花見の約束。 二日後にここに集まれるひとって、一体何人いるんでしょうね? せめて…せめてこの子は、って。そう思うんですけど。 それはそれで、やっぱり残酷なのかもしれません]
(92) 2016/12/16(Fri) 21時頃
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[こうしてみると、思い残すことって、結構あるものですね。 やりたいことも、見たいものも、まだまだたくさんあったんですね。 名前を挙げた人たち以外にも、いろいろ、伝えておきたいことだってあるのにな。 でももう、それをどう言葉にすればいいかだって、わからないです。
……あたし、自分はもう何にも持ってないんだと思ってました。 大切なものなんて、たったひとつだけなんだと思ってました。 心残りなんて、ない方がいいんでしょうけどね。 何でだろう、なんでかな…ちょっとだけ、嬉しいんです]
(93) 2016/12/16(Fri) 21時頃
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……けふ、
……ああなんだか、遺言みたいになっちゃった。 ふふ、そんなつもり
…なかったんだけど な。
[嘘だよ。あたし、そろそろ駄目なんじゃないかな。 だって今、腕を伸ばした彼女のあたたかさも、触れる感触も、わからないの。
真っ暗で、静かで、まるで世界にひとりきりみたい*]
(94) 2016/12/16(Fri) 21時頃
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[わかったって、める>>95がそう言ってくれるから、あたしの心はひどく穏やかでした。 本当は、今交わした約束なんて、叶えてくれなくってもいいんです。 でも、彼女が受け入れてくれたのが、嬉しい。
それに、何かを遺していかないと、あたしが居た意味ってないじゃないですか。 何でもいいから、彼女に遺してあげたかったんですよね]
(110) 2016/12/16(Fri) 22時半頃
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[めるの様子>>96も知らないあたしは、力の限りその体を抱きしめました。 それでも、そう強くはなかったでしょうね。 いつだか抱きしめたあの時より、ずっとずっと弱かったはず]
ありがと。おねがいね。
[聞こえなかった言葉>>97。 だけど、あたしからはもう、これ以外に言うことなんてないんです。だから、ありったけの想いを込めて、]
(111) 2016/12/16(Fri) 22時半頃
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[泣かないと決めていた女が、最期にたった一滴落とした涙。 それは頬を伝い、ぱたりと二人の間に落ちる。
……けれど落ちたのは、雫ではなく ちいさなちいさな、君影草の種]
(112) 2016/12/16(Fri) 22時半頃
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[花になれなかったはずの女は、種を遺す。 "彼女"にいつか再び、幸せが訪れる事を祈って]
(113) 2016/12/16(Fri) 22時半頃
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[最期に一度咳をして、女の体からすうと力が抜けた。 その表情は、眠るように何気ないもの。 その躰は、見た目には生きている頃と何の変化も無かった。
けれど ぬくもりを失ってしまえば、それがただの眠りではないとわかるだろう。 丸ごと遺ったその躰は、誰かにとっての救いとなるのか……*さて*]
(114) 2016/12/16(Fri) 22時半頃
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