199 Halloween † rose
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― ―
[それから二人と別れ、金色の狼を追ってみたが 獣の足は早く、追いつけず。 飛んでいけば話も早いと気付いたのは遅く。
酒場の付近まで戻り、大きく息をついた。 今日が終わってしまったら、またハロウィンが繰り返される
それでも良いと思っていたのだけれど、 友人に声が届かないのは不安ではあるし このままではいけないと、自覚もしていた。
ドナルドと結んだ約束を叶える為に、 前に進まなければ、ならない。]
(12) motimoti 2014/10/31(Fri) 10時半頃
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……ドナルド、あの。
[酒場に向かう人波に、「背を押された」気がした。 まさかそんな事もないと、 ハロウィンが畢るのなら朝であると、 なんとなくそんな感じで構えていたのだ
腕の中に収まるように、そっと抱きつき、 自然に近くなった距離で、誘われるまま唇を合わせる。 唇は柔らかく、触れるだけでも心地よくて。 もっと、と教会でそうしたように甘く求め 舌を欲して、唇の表面を舌先でなぞる]
(13) motimoti 2014/10/31(Fri) 10時半頃
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「…………せんせい、なにしてるの?」
(14) motimoti 2014/10/31(Fri) 10時半頃
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[親に連れられた子供連れ、 酒場の前を彗で掃いていた店主 腕組み酒場に入ろうとしていたカップル
一同の視線が、公然で唇を合わせる男二人に 集まってしまうのは、まあ無理もない。]
…………私が、私達が、見えて、いる?
[シーツを被った子供はこくり、と頷く。母親の顔は引き攣っていた 酒場の店主はぽかん、と口を広げて今の光景を咀嚼しようとし、 カップルは腕を組んだまま、固まっていた]
……な、んでもないんです
[彼等に置き去りにしたのは、短い弁明。 ドナルドの手を引き、彼の家よりも近い雑貨店を目指し駆け出す。
途中、ごめんなさいと何度も謝ったが、 ドナルドに届いていただろうか。]
(15) motimoti 2014/10/31(Fri) 10時半頃
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― ガラス雑貨店「Curcubeu」 ―
パーティ、行きます……?
[己は走っても汗はかかないが、彼はどうか。 全速力でそれなりの距離を走った。 行くにしろ行かないにしろ、風呂に入るべきか
店のドアはすり抜けず、きちんと開いて中に入る。 理解及んだのは、「時間がちゃんと進んでいる」という事と、 「今日が最後のハロウィン」だということ。]
ごめんなさい…いきなり「見えて」しまう、だなんて すまない、
[店内に入るなり、心配そうにドナルドを見詰め。 謝罪と共に、前からぴとりとくっついた。 彼の汗の匂いが甘くて、酸欠も手伝い、くらくらする]
(16) motimoti 2014/10/31(Fri) 10時半頃
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………―――ん
[甘えるように首元に鼻の頭をひっつけて、すんと鼻を鳴らす。 そのまま時を忘れてしまいそうになり、 思い出したように風呂、と呟き身を離す。
確か、ワイン風呂の入浴剤があった気がする。 風呂を沸かしながら、ドナルドの薫りを思い出し 流してしまうのが勿体無い、と不埒なことを考えていた**]
(17) motimoti 2014/10/31(Fri) 10時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
motimoti 2014/10/31(Fri) 10時半頃
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[自身は街から離れるとはいえど、 彼は本当に大丈夫なのかと先程を思い出す。>>33>>34
手を振りほどいで変な男に唇を奪われた、と 誤魔化されても構わなかったのに。
店まで慌てて駆け込んで来るまで、 繋いだ手は振りほどかれるどころか 固く、しっかりと結ばれていたのだ。]
それは、……確かに、 私は構わないが、君が肩身の狭い思いをするのは…
[人波の中心だった事もあり、 誰に見られていて誰に見られていないのか 定かではないし、振り返るだけで居た堪れない。
謝罪の必要はないと繰り返すドナルドの優しさに つい甘えてしまいそうになる。 誰に知られても構わないと言われているような気がして]
(37) motimoti 2014/10/31(Fri) 22時半頃
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[風呂に湯を張るまでは、少し時間もある。 バスルームを背にし、タオルを脱衣所へ用意しておき。
先にドナルドに入って貰うのならと タイルの上に幾らか落ちている髪の毛を拾い、 マットを替えておこうと棚を漁っていると 店舗側から届く声>>36]
大丈夫、ですよ。 ああでも、湯温が丁度良いか確かめて貰える?
[ベッドルームには萎びた死体はあるものの 此処なら見せても構わないだろうと。 マットを変えたところで湯のたまり具合を確認し、 バスルームを離れ、ドナルドの元へと。
部屋の中なのに、つい手を繋いでしまい、 やんわりと指を絡ませ、倖せそうに微笑む]
(38) motimoti 2014/10/31(Fri) 22時半頃
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………、
[出来れば躯や髪を洗ってみたい、 だが、そんな事を望んだら、 煩わしい、と思われやしないかと 口に出来ないまま、ドナルドの髪に指櫛を通した。
ほんの少しだけ湿っている感じがして、 その感触も確かめるように、指腹で撫ぜ バスルームまでの短い距離を並んで歩く]
(39) motimoti 2014/10/31(Fri) 22時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
motimoti 2014/10/31(Fri) 22時半頃
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いえ……、 お風呂くらい一人で沸かせますよ……?
[>>46そういう話では無いと理解を及ばせつつ、 些細な事ですら生活を手伝おうとしてくれる ドナルドの気持ちが嬉しくて。 眼を細めて笑い、絡んだ指を握り締めながら、 バスルームの戸口で彼が温度を確かめるのを待ち。
タオルを香ってみる。 部屋干ししか出来ないが、柔軟剤の薫りのお陰で 臭さは無かったので安心する。]
(53) motimoti 2014/11/01(Sat) 00時頃
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あぁ、それなら良かった。 是非先に――
[その前にと菓子に使った残りの赤ワインのボトルを 奥から持って来ると、蓋を開けて。 どの位注げばいいのだろうと悩む間。
視線に気づき、彼が何も言わないのを 不思議そうに見詰めていたが、 沈黙を破った提案に、心臓がどくりと鳴る]
………は、
[>>47大した話ではない。湯船の広さは二人で入るのも難しくない。 それに、彼の一部を既に眼前に収めているのだ 暗い路地という場ではあったが だが、光源の効いたバスルームである事と、 躯を晒すのを思えば、つい先程抱いていた願望が 純粋な好意であったのにも関わらず 急に気恥ずかしさと、期待を抱いてしまう]
(54) motimoti 2014/11/01(Sat) 00時頃
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は、い……
[他人の前で肌を晒すのを恥ずかしいとは思わない。 躯を重ねることだって、今までに何度も。 何故こんなに緊張するのだろうと、変化に戸惑いながらも 頬をワインの色と同じに染め上げ、こくりと頷く。
おもわずワインボトルを取り落としそうになり、 慌ててそれを抱え直し、栓を抜く。 注いでくれるかと照れ隠しに願い出て、俯いた。 靴の先をじっと見下ろしながら、震える唇で息を吐き、]
――……、あの、 背中も流して、いい?
[スラックスの内側に込めたシャツの裾を 中途半端に引っ張り出しながら、 生地を掴んだまま、ぽつりと]
(55) motimoti 2014/11/01(Sat) 00時頃
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………。
[>>62こんなに体温が薄い躯なのにも関わらず、 顔だけは熱された後のように熱くて。 ドナルドの指が触れても、熱いと感じない。 湯温を図った後の濡れた其れは、 普段よりもきっと、体温が高い筈なのに、]
あ、の ……あついから、……
[熱いものを触った後は、耳朶で冷やすといい。 それを思い出して、彼の手首を取ると、 自身の耳朶へ触れるよう、促す。
火傷する温度じゃないと気付いて、 自身の動揺ぶりを悟り、慌てて手を離した。]
(72) motimoti 2014/11/01(Sat) 01時半頃
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ええ、……迷惑でない、のなら 君と一緒に――…
[ワインが湯に雑ざってゆく間も、 何処か心此処にあらずと言わんばかりに落ち着かない。 まだ顔は赤くて、視線をそらされている事にも気づかず、 熱が篭るばかりの吐息を噛み締め、 震えそうになる指に力を込めて、タイを解き。 籠に放った後は、シャツのボタンに手をかけようとして
横目で上着を脱ぐ様子を追ってしまう。]
(73) motimoti 2014/11/01(Sat) 01時半頃
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……、う、
[>>63上衣を脱ぎながら告げるドナルドに、 暫し悩ましく思考を動かしていたが。
視線を求めるように顔を寄せ、首を傾ける。 赤い髪の色と、未だ解けていない魔法の証と、 彼自身の目の色を、順に見詰め、]
君が服を脱ぐのを、手伝いたい…、 ……だめ ?
[何度こうして窺いをかけたかは、忘れた。 ただ、その度に首を横に振らない彼を知っている。 そっと上着を預かるように指を伸ばして。 緋色と同じ目許の色を、一層濃くしながら。]
(74) motimoti 2014/11/01(Sat) 01時半頃
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[千年以上生きているのに、何を狼狽えているのだろう。 相手は五十年と生きていないニンゲンなのに。
莫迦だと己を突き放して笑う面は存在するのに 鼓動は、自分のものだと思えぬほどに、喧しい。 壊れた時計の針。 心臓の音は反比例して、動く事を止めない。狂った速度で、]
………。
[>>76着替えを邪魔するような体にすら、為ってしまった。 すまないと一度眉を下げ、それでも指が離れようとしない。 ドナルドの役に立ちたいなんて、立派な志を抱えている訳じゃない
―――ただ、知らない彼を見てみたい、だけ。 服を脱がせている間は、どんな目を、どんな表情で、 私を見てくれるの。]
(80) motimoti 2014/11/01(Sat) 02時頃
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……――ありがとう。
[そうして、拒絶がかえってこない事に、安堵を覚える。 彼という存在を、私という檻で閉込めることに安らぎを感じる
ああ、なんて歪んでいるんだろう。なんて、愛しいの。]
[衣服を脱がせる間、じっとドナルドを見詰めながら。 インナーシャツも、肌着も。ベルトの留め具、ジーンズまで。 時折動きを促し、脱がせやすいよう手伝って貰いながら。
事務的な其れではない行為に、精神的な喜びを憶えながら。]
……私も、脱がせてもらっていい、かな。
[下着に指をかけたその時、甘えるように耳元で。 外しかけたボタンは、プラスティックの其れなのに 不思議と輝きを示していた*]
(81) motimoti 2014/11/01(Sat) 02時頃
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― バスルーム ―
[ワインの芳香漂う浴室は、それなりに広い。 洗い椅子に座るよう促し、彼の背を前にしタイルに膝をつく
スポンジに石鹸を擦りつけて、泡をつくり]
あの……、もう一つお願いが、 背中以外も、洗っていいかな……、
[それは髪を意味していたが、タイミング的に 身体の他の部位を示すように聞こえるかもしれない。
存外広い背を流しながら、体温を感じたくて後ろから抱きしめ。]
(82) motimoti 2014/11/01(Sat) 02時半頃
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ふふ、……毎日、君を洗いたいよ、
[こうして肌に、触れられる喜び。 こうして体温を愛せる喜び。 満たされていく嬉しさに、ただ、ただ口元が緩んでしまう。
なのに、心音は呆れるほど五月蝿くて。 誤魔化すように、世間話でもするかのように先の話をする]
ドナルド……、 私ともう一つ約束してくれる?
レッド・アイ以外のカクテルも勉強して欲しい。 私から……君への、宿題。
[泡が、目の前で楽しげに跳ねる。 畢ることのない、倖せを祝福してくれているように見えた**]
(83) motimoti 2014/11/01(Sat) 02時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
motimoti 2014/11/01(Sat) 02時半頃
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― バスルーム ―
[服を脱がす、脱がされるだけでこんなに心臓が苦しくなるのに 身体を合わせてしまったらどうなるのだろうと 不埒な期待が浮かぶのは、 きっと若さを彼から貰っているからに違いない。
彼が闇の眷族と変わり果てれば、変わるのだろうか。 少なくとも今は、そんな想像が巡らない。]
あ、……
[>>91厚意に喜び、では髪をと告げようとした癖に 尻尾が跳ねているのを目の当たりにすれば 違う意味に捉えられたのではないか、と邪推を浮かばせ。
何処もかしこも触れていいのだろうか。 触れられても、いいのだろうか。 どくどくと早鐘を打つ心臓は喧しく、集中を欠く。]
(94) motimoti 2014/11/01(Sat) 10時頃
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まずいうちは、人には出せないですね……。 でも、喜んで試飲させて貰うよ。
[>>92胸中察せぬままではあるが、他人に振舞うのを 前提とした物言いで、ぽつりと呟き。 でも、レッド・アイだけは私だけに作ってほしい。
そんな執着心として認めぬわけにはいかない思いは、 この身を、心を確実に絶えぬ炎で炙っている。
回した手甲の上に乗る指が心地よく、ゆるりと目を細めさせ 今まさに一糸纏わぬままであるという事すらも、 忘れてしまいそうになるのだ。 彼の背を這うソープが上体に密着し、ぬるりと滑る。 それに淫蕩めいた感覚を沸かせてしまうのは、罪なのか。 浴室に満ちる酒気のせい、と流すには余りに浅ましい想い。]
(95) motimoti 2014/11/01(Sat) 10時頃
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ええ、勿論。 はなまるを、あげます
[>>93背後で笑って、酒場で真剣な顔でレッド・アイを作る ドナルドの顔を思い出してしまった。]
――ここ、も
[次に会う時には消えているかも知れない尻尾も 洗ってやらねばならないと思いつつ。 ああ、でも。確かめたいことがある
願望に負けてしまいスポンジを取り落とす 泡に塗れた細い指を彼の腹部に、その下に。 向かい合わない態勢のまま、するすると滑らせてゆく。]
(96) motimoti 2014/11/01(Sat) 10時頃
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[先程は直視を避けてしまった場所。 反応を示す中心>>89に、ざわりと胸中を占める火が増す]
……ねえ、ドナルド。 ――… 尻尾を触ってないのに、 ――どうして、 ……?
[背を伸ばし、顔を後頭部へ寄せる。 厭でも反響してしまう場所であるのに 耳元で、湿った吐息と共に尋ねた。
芯持つ場所が洗い椅子に擦れても 彼の目に触れないのをいいことに、意地の悪い響きを籠めて]
毎日、ここも……私が愛でたい、よ
[ソープの滑りと共に彼の熱い部分を指で上下させ。 欲孕む声音で、堪えきれぬ欲求を謳い。
自然とその背に胸先をおしつけるように、動いてしまう。 ああ、彼を私という闇で覆ってしまいたい**]
(97) motimoti 2014/11/01(Sat) 10時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
motimoti 2014/11/01(Sat) 10時頃
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[彼へのサプライズは先伸ばしに。
喜んでくれるだろうか 第二の人生を二人で歩みたい、それはきっと 今まで彼が築いてきたものと同じにはならないけれど]
……ドナルド、洗うだけでいいの……?
[忘れられないように、忘れてしまわないように。 熱くなる一方の中心へ、根元から指を絡め 石鹸のぬるつく音を響かせ、正常な思考を脅かしてゆく
彼が求めてくれるなら、侵食に歯止めは効かない。 どこまでも貪欲になり、彼を穢すだろう>>102
両手の制止をすり抜けて、欲望のままに嬲る。 その熱量に息を震わせ、意図せずに溜まった唾液を飲み込む]
(104) motimoti 2014/11/01(Sat) 19時半頃
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……、ふ。 私の貧相な身体で、欲情してくれるなら嬉しいよ。 ――…私の胸は膨らんでないし、生えてるものも君と同じ…、
[>>103先端の膨らみに人差し指を添わせ、 弄ぶように指腹で擽り、くちゅりくちゅりと 淫猥な音を聞かせ、聞いて。胸を焦がす。]
……、―――。
[己のことを問う顔を、彼の前にある鏡越しに見詰め。 背に押し付けていた半身を退き、深い息を落とした。 湿った肩へ一度前歯を立て、筋に甘く噛み付いて。]
あぁ、…… 私も君と……一緒
[勃ち上がる蕊芯は明らかに欲を孕み、 椅子の辺りで、恥じらいもなく主張している。 彼の尻尾を一度強く掴み、吐息を耳裡へと届け]
(105) motimoti 2014/11/01(Sat) 19時半頃
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ドナルド、こちらを向いて。
[愛でられたいのは、―――私も「一緒」。
切なさを隠さずに耳元で強請り、 耳輪と三角窪へ唾液で湿る舌を滑らせて甘く囁く。]
――…私を、見て。
[君の裸体を、感じる姿を、あまい声を、熱余す部分を。 その全てが、私を灼いて、苦しめる。 その全てが、私をただの欲の塊へ変えてしまう。
双嚢をやわやわと揉みしだき、爪先で屹立の先端を、 孔を軽く引っ掻いて、彼にも炎が移ればいいと願い。
全てを曝け出して、受け入れてほしいと望んでしまう**]
(106) motimoti 2014/11/01(Sat) 19時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
motimoti 2014/11/01(Sat) 19時半頃
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[――誰かの手ではなくて、己の指でドナルドが感じている 其れだけで、充足を覚えてはまた足りないと渇望し 単純な追い詰める行為すら、心臓が苦しくなる。
もっと己が知らない彼を知りたくて、もっと。>>119]
ドナルド…… …はぁ、
[>>120石鹸に混じり込む雫垂らす欲を。 毛並みの柔らかい異質なシンボルを。 奏でるように指を滑らせ、我欲のままに愛撫し。 この音を、憶えていなくてはならない。 私は、忘れてはいけない。 彼の居ない半年という期間を、柩で眠らず過ごさなくては 耐えていた己にも、彼の褒美は… 「はなまる」はあるのだろうか]
(158) motimoti 2014/11/02(Sun) 03時半頃
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[その指に慰められたら、忘れようもない。 独り寝が苦痛となろうとも、彼だけを想像して待ち続けられる 繰り返さない、最後のハロウィンを想い、唇を結んだ。]
……――あ、
[>>121鏡越しの交錯ではなく、身を向かい合わす為、 名殘惜しげに一度揺らしてから、彼の中心から手を離し。
此方を振り返る視線に、欲に濡れた緋色を出会わせ お世辞にも平静ではない心中を、彼の前に曝す。 その緊張感と、興奮で、眩暈すら憶えてしまう
明るいバスルームの中、思わず眼瞼を下げようとして 視線を逸らすなと制され、緋色をも曝け出したまま、 思慕と悦楽を望む晶を携えたまま、彼を見詰める。]
(159) motimoti 2014/11/02(Sun) 03時半頃
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っ……ぅ、……ふぅ みて、 る……、ぅ ド ナルド、
[彼の指が熱くて、弓を描く楔はぽた、と露を零した。 ああなんて、心地いいのだろう 私は、こんな感覚を知らない。 只の性処理と違うこの快楽を、知らない。
自身ではない男の性器に触れた経験が無さそうな指が 幹を辿り、揺れるだけで甘く啼いてしまう 苦しさで吐息は弾み、切なさに下半身に熱が降りてくる
一緒に、という想いはこんな時すら脳を離さない。 片腕を彼の首に引っ掛けて、空いた手を下方へと 望むまま望まれるまま、欲するまま欲されるままに。 泡を退かすよう親指を擦り付け、その色彩も記憶とし留め]
……ドナルド、 すき、すきだ よ っ ぅ……君が ――もっ…と、欲しい
(160) motimoti 2014/11/02(Sun) 03時半頃
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[彼の感じる顔も見たくて、下げていた目線を持ち上げる。 酸素を求めるように開いた口蓋は、 瞳の色より一層濃い舌を、彼の前にだらしなく見せつけ
二箇所から上がる水音と共に、びくりと肩を揺らし、 空気を求める代わりに、彼の唇を得ようと。 視界に彼しか映りこまぬよう、顔を寄せ甘く下唇を吸う
その距離まで達すれば、互いの中心も触れ合う密度。 敢えて擦り合わせる形にして、熱源を擦れさせ、]
ぁン、…… ぅふ、 っン あつい、 ――…とけ
[唇の隙間から漏れる自分の声が響いてしまうから。 甘露のようにすら思える唾液を啜りたいから 外気に触れるのを厭がり、舌根が痺れる程伸ばし絡ませる。 熱く感じるのは、下半身だけじゃない、 ――もう、全身に毒が巡っている**]
(161) motimoti 2014/11/02(Sun) 03時半頃
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