78 光環の戦溟 ― bloody searoar wars ―
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[……帰還が遅い。 眷属の行動に支障が存在している]
まったく。 この私に手間を取らせるか。
[眼の前、この二人が存在するなかで彼等を呼び寄せる事は。 即ち、己の正体が露見する事ではあるが。 致し方が無いだろう。
その両の拳から、空間に罅が二つ。 無理矢理に、眷属が六極の泉《ラキ・ユニヴァー》に引きずりだされる様になるだろう]
(0) 2012/02/03(Fri) 00時半頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2012/02/03(Fri) 01時頃
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2012/02/03(Fri) 01時頃
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― 六極の泉《ラキ・ユニヴァー》 ―
……背中を預けろ。
[随分とした無様である。 が、それには何の一言も咎める事なく。
「どかり」、と皓《シロ》が待とう濡れそぼった燕尾服の背中に、尻を椅子の様に落とす]
黎《クロ》。次は貴様の番だ。
[「どかり」、と。同じくして現れた黎《クロ》の半身の燕尾服にも、片足を立てる。 こちらは、尻の感触の様な物は生憎と皆無だが。 半眼で見据えながら、足元の眷属達への、仕置き]
(8) 2012/02/03(Fri) 01時頃
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[両者とも一様に、無様を晒し、そして表情を曇らせている]
……良いか? 私が苛立っているのは、漸く私の手に戻ってきた眷属が、あわや再誓約を果たして間も無く散らされかねなかった事だ。
それ以上の咎めは無い。 充分に役目は果たしている。
[然しどうした物だろうか。そう、皓《シロ》に尻を、黎《クロ》に片足を預けながら、軽い物思いにふける。 微かに異様な風景と化している事は、気にする事無く]
(11) 2012/02/03(Fri) 01時頃
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……これまで以上に、励め。 死《わたし》の眷属が、"死"を与えられる無様を犯さぬようにな。
[片足を黎《クロ》から退ける。 そして、面を上げる事を赦し、黎《クロ》の眼前。 破壊を奉じ、死を司る神手であるにも関わらず、まるで鋭く咲き誇る薔薇の様なその甲を、差し出して見せる。
その甲に、口づけを与える事を確かめた後、立ち上がり、皓《シロ》にもまた、立ち上がることを赦す]
(19) 2012/02/03(Fri) 01時頃
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[頷き、二人の眷属をその両脇に侍らせる]
抜け。 この黒曜は、監督者《エピスコポス》の預かり物。
どうせ、抵抗する力を有する物もいない。
[気だるげな所作で指を指すは、黒曜の大剣。 その奥深くに突き刺さった切先は、今も樹枝ががしりと加えているだろうが。 この眷属には、その程度の雑用に、造作もないだろう。
もし、その場にいる物が抵抗を試みても、造作ない。 自ら、また手を塞げばいいだけの事だった]
(30) 2012/02/03(Fri) 01時半頃
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[正直な程に引いている少年に、再び歩み寄る。 どうやら、気恥かしさの類は、随分と堂々とした所作]
確かに。 私がこの二人の主だが。
……。
[くっ、と。 可笑しいとでも言いたげに、嘲笑を微かに浮かべる]
(46) 2012/02/03(Fri) 01時半頃
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[反抗的な眼。よろりとでも立ち上がり、意志は固い]
エリクシエル。 大いなる智慧を携え、あらゆる癒しに連なる元素を生み出す。
……だが。
その輝ける御名の深淵に眠る"罪"を。 禍の匣《BOX》の大罪よりも尚深き"罪"を。
今この星を終末《ハルマゲドン》に誘った。
(69) 2012/02/03(Fri) 02時頃
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――"始まりの煉罪《アマルティア》"がお前にはある。
(70) 2012/02/03(Fri) 02時頃
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精々己と向き合え。 その時こそ私と対峙する資格がある。
[その言葉だけを捨てて。 恐らく、後数秒も経たぬうちに黒曜は抜き放たれるだろう。 二人でひとつの眷属には、それを監督者《エピスコポス》に届ける様眼をくばせ。
やがて静止も効かず、三対の破壊と混沌を羽ばたかせ、虚空(そら)へ消えて行った**]
(73) 2012/02/03(Fri) 02時頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2012/02/03(Fri) 02時半頃
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― 伽藍の虚空 ―
…………夢か。
[夢を見ていた。 人間の本来立ち入る事の無い歪んだ空の中で。 そして夢見は悪かった]
(174) 2012/02/03(Fri) 22時頃
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…………くくっ、は。 "始まりの煉罪《アマルティア》"がお前にはある、か。
自分の罪も忘れて、良く言えた身分だ。
[くしゃりと亜麻色だか栗毛だかわからない髪を抑え付ける。 人間の様に、櫛のひとつも入れた事にない女神の髪。 それでもそれは、極上の絹糸よりも尚艶めいた美しさを誇る]
(175) 2012/02/03(Fri) 22時頃
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世界に、素敵な零ノ華《Calll Zero》を。
心残りなど、私にはなにもないのだから。
[右腕が疼く。熱く。ほんの微かな悲しみも一緒に伝える。 あの少年に呼ばれている。 表情の底の知れない足取りで立ち上がり、 仮面を被った死女神は、伽藍洞の様な虚空から立ち去った]
(176) 2012/02/03(Fri) 22時頃
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――ドゥ・シアーラの港――
[つい先程だろう。戦禍の名残がようやく落ち着いた頃は。 遠くから、その足で姿を現し、随分と皓《シロ》の堕天使が振り撒いた惨状の街並みを歩き来る死女神の姿は、相変わらずも身体のラインがありありと見られるスーツ。
――カツリ。
靴音を響かせ、四人の抗う者の前に現れるのは、『零ノ華』女統領としての姿。 恐らく禍の匣《BOX》の気配の残滓も感じる事は困難だろう。 だが、その仮面を身に着けておらず、処か、手に持つ様子もない]
(179) 2012/02/03(Fri) 22時半頃
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今戻ったぞ、坊や。
[頭を抱えながらしゃがみこむ少年に歩み寄り、その頭を撫でる>>177。 くしゃくしゃと、少々乱暴な手付きだ]
随分と荒れ果てた街並みになっているが。
ある程度の事情は理解している。 ……良くやったな。
[少年の傍らには、幻想ノ刃≪パンタシア≫の青年に、他でも無い、標的として命じた、鳥と龍。 やはり、思い描いた通りの相手がそこにいた。 ふと昏い虚空(そら)を何となしに見上げたが、何もなかったように視線を戻す]
(180) 2012/02/03(Fri) 22時半頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2012/02/03(Fri) 22時半頃
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2012/02/03(Fri) 22時半頃
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……痛むか?
[苦しそうに喘ぐ様子に眉を顰めて>>183。 少年に視線を合わせる様に膝をつき、その小柄な身体を抱き締める様にして]
安心しろ、坊や。 それはただの身体の痛みだ。 すぐに引く痛みだ。
お前なら耐えれるだろう?
[少年の痛みが引くまで、そのまま胸の内に抱く様に。 普段の尊大にも取れる態度を思えば、妙な行動ではあった]
(187) 2012/02/03(Fri) 23時頃
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……ん?
[オスカーを抱いた姿勢のまま、顔を上げる>>184。 見据え、低く問う男は、相変わらずの巨体。 逆に、女こそ訝しげな視線を持って返す]
まさか私を忘れたか?ケヴィン。
お前達とは、私も何度も―― ……。 うん?
(194) 2012/02/03(Fri) 23時頃
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…………確か偽名を名乗っていたんだったか?
『破壊の仮面《ペルソナワスタール》』
私の顔と、その名前に……聞き覚えは?
[だが思い出した。 そもそも、ヴェラと言う名を名乗っていただろうか]
(196) 2012/02/03(Fri) 23時頃
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…………はぁ?
[流石に視線に険を帯びた。 この龍の身体をこうした、自称魔術師の、男]
……。 お前、記憶喪失か?
いや。 お前とは特別な仲であった訳でも無い。 他愛無く知り合いではあった筈だが…………
[当然だが、記憶にあるはずもない。 まさか自分の考えた偽名を名乗る男が他にも誰かいたか。 だが、思い当たる可能性は、非常に少ない]
(214) 2012/02/04(Sat) 00時頃
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――まさかとは思うが。
外すぞ、坊や。
おい、ケヴィン。私の眼を良く見ろ。
[少しずつ、頭の痛みは引いて来ているだろう。 少年から身体を離し、訳のわからない事を吐いている巨漢の真正面。 胸か唇かが触れ合いそうな程の至近距離で、男の瞳の奥を覗き込む。暫くの時間が経つか、男の方から視線を逸らされるまで]
(215) 2012/02/04(Sat) 00時頃
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ヴェラは、オスカーの様子を再び視線で窺ったが、先程の様な様子はなさそうだ
2012/02/04(Sat) 00時頃
ヴェラは、オスカーの問いかけには、自身、よくわからない様に肩を竦める
2012/02/04(Sat) 00時頃
ヴェラは、オスカーに話の続きを促した。
2012/02/04(Sat) 00時頃
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…………わけがわからん。
[先に女の方が、嘆息しながら、頭を振った。 瞳の奥を覗き込めば、何かの残滓が見受けられるかと思った。 もしかしたら、堕天使《ケンゾク》が何か施したのではないだろうかと思ったのだが。
軽く瞳を覗き込んだだけでは、底がわからなかった]
どうせ記憶を弄られたか失くしたかしたのだろう?
始めまして、からだ。 ヴェラ・トロフォスピラだよ。
[肩を竦めながら、ぞんざいに手を投げ出した]
(228) 2012/02/04(Sat) 00時半頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2012/02/04(Sat) 00時半頃
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[よっぱらいが乱入した事に、誰だと胡乱な視線を投げかける。 しかし、何者だ]
酒臭い。 二十歳どころか十五にも見えん子供に何を勧めている。
……そもそも誰だ?お前は。
[眼元を細めながら問う意味は、二重。 その胸にギョロりと存在する、四対の獣の眼。
女の気のせいだろうか。四対の眼に興味を示されているのは>>86]
(234) 2012/02/04(Sat) 00時半頃
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………ふぅ。
[何年か前に、ふと興味を抱いて読んだ。 『酔っ払い撃退108の方法』だか。 それの例題にでてくるような、典型的な酔っ払いだった。
ゲプゥ、と耳障りな音は、別に咎める程でも無い。 だが、「楽しく」飲んでいるわけでもない。 自棄酒に近い事は折り込み済み]
深酒も限度を超えいたら、話も
[執行者《エピディミオス》―― まるで仮面を再び貼り付けた様な無表情へとなり]
―出来無さそうだな。 仕方がない
(238) 2012/02/04(Sat) 01時頃
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寄越せ。
[完全に出来上がり、傍らの女にも途轍もなく自殺願望のある言葉を吐く男。 その手の紹興酒を無理矢理ひったくり。
ぐび、と未だ6/10程残っている中身を――]
……ん…っ…… ……………ん………
――――……・・・
………これで満足か? 酩酊の暴徒《アル中》
[微かな酩酊も無い様子で、微かな赤ら顔をぶん、と振った。 相当に強い]
(243) 2012/02/04(Sat) 01時頃
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酒は飲んでも呑まれるな。 東方の奴だな?
[速くも限界が近いらしいが、構いはしない。 趙飛雲と名乗った、如何にも喧嘩好きな酒飲みが、9本の酒瓶を空けるまでに、10本の酒瓶を空にする程度の速度で飲み干す。当然持久力は女の方が上だが]
……犬。
……イノチが好きか?
[ふと傍らを見ると、白黒二色の犬が、少年に懐いていた。 もさもさとその毛並みを撫でる手に、微か眼を細めて]
(249) 2012/02/04(Sat) 01時頃
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…………。そうか。 だが、満更と言う訳でも無さそうだな?
[もふもふと撫でるその横顔が、嬉しそうなのは気のせいじゃないだろう。 少しだけ、その視線を細めたが、再び青白い顔の男に向き直る]
ほれ、どうした? まだ酒は5本残ってるぞ?
もう降参だと言うのなら、その気持ちの悪い眼球はどこで仕入れて来た物か教えろ。
[きゅぽんっ、とその内の一本を開けて。 無理矢理呑ませようとするが如くに飛雲の口元に運ぼうとする。
――酒を呑むことにすら、悲運に見舞われるらしい]
(254) 2012/02/04(Sat) 01時半頃
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趙飛雲、だ。 全く、素直な分、犬の方が利口じゃあないか。
[少年の呟き>>253に応えながら、再び酒口をぐいぐいぐぐいと押し付ける]
もう一度言ってやる。
酒は。 飲んでも。 呑まれるな。
……どうする? 今この場で潔く土下座して、二人分の足の重みを味わう選択肢もあるぞ?
[なぁ?と。 先程に酷い言われようをした夫婦にも眼を配せたが。さて]
(256) 2012/02/04(Sat) 01時半頃
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……ふん?
心当たりは、無いな。 凶運《ナッシング》。 私の見立てでは、寧ろ"ソレ"こそが元凶にしか思えないが。
まぁ、私には如何にもならん。
[実際の所は、死の具現《アトロポス》の権能の前に、死を与えられぬ存在など皆無。 尤も、今は執行者《エピディミオス》としての力を振るうつもりも無かったが]
(259) 2012/02/04(Sat) 01時半頃
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…………………………………ふっ。
[何か空耳な様な物が聴こえただろうか?不思議そうに辺りを見回した]
(260) 2012/02/04(Sat) 01時半頃
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[首をひねる。まるで空耳だったか、と結論したように。 そして、そのすぐ後に、今度こそ何かが聴こえたかのように顔を虚空に向け]
あぁ、こうしてはいられん。
この素敵な世界の再生を望む声が、私を呼んでいる。 すまないが、この場はお前達に任せるとするよ。
[遥か彼方、明後日の方向へと視線を向ける。 その視線の先は、イェル=ウラ自治区の方面]
(262) 2012/02/04(Sat) 02時頃
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オスカー。 "最後に"。
[最後に。その言葉を妙に強調させて。 再び少年へ、その両の拳にあるガントレット。 即ち、彼の『抗う意思』に視線を注ぎ]
生きろ。そして戦え。 それこそが、この崩壊《ウルヴェレア》に抗う、唯一にして最大の方法だ。
お前が抗う意志を持ち続けると言うのなら。
お前に止められる物ならば止めて見せろ。
(268) 2012/02/04(Sat) 02時頃
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