人狼議事


52 薔薇恋獄

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視点: 人


墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

ryusei 2011/05/25(Wed) 02時頃


【人】 墓守 ヨーランダ

―― “災害”当初 ――

[響く轟音。
鳴り響く雷とはまた違う。
それは質量を持ち、振動を伴って。
最期に立っていた場所は、バルコニー。
“何か”が押し寄せてくる。
それに気付いた時にはもう、飲み込まれて。
足場ごと、手摺ごと、アッサリと押し流される。
集め、悩み、用意した荷は一瞬にて手元から消えた。
身体中から、ぐしゃぐしゃと音すら聞こえそうな。
ミキサーの中に放りこまれたかのような。
それは圧倒的な暴力。
激痛で気を失いかければ別の場所に走る痛みで無理矢理意識を戻される。
それはほんの一瞬の出来事だっただろうが、まるで永遠にも感じられた。
そんな中頭に浮かぶのは]

(良かった……紅子さん、いなかった。
蛍紫君と、一緒に行けたんだ……
楓馬君の所に、帰れたんだ……)

(2) ryusei 2011/05/25(Wed) 06時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[痛い。
苦しい。
何も見えない。
最初の時に圧死しなかったのは幸か不幸かどちらだったのだろう。
激しい動きはおさまったようにも思えるが、指一本動かせない。
それが怪我をしたせいなのか、あるいは生き埋めになったからなのか。
それはもう分からない。
流された時に折れたあちこちが痛む。
圧迫されている全身が痛む。
呼吸が出来ずに意識が揺らぐ。
けれど]

(諦めない……
やっぱり、自分で……
伝えたい事、が、あるから。
大丈夫……痛くない。これくらいなら、きっと大丈夫……
痛いのは慣れてる。痛くされるのは慣れてる。
だから大丈夫、動ける、逃げられる、また……会える……)

(3) ryusei 2011/05/25(Wed) 06時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

(伝えよう。
伝えないと。
――好き。
大好き。
愛してる。
二人の気持ちは知ってるけど、
それでもやっぱり伝えておきたくて。
言うだけ、言わせて欲しい。
愛してる。
愛してる。
愛してる。
愛してる……
愛して……―――)




[痛みと苦しみと絶望と、そして身を焦がすような恋の中。
その短い生涯を終えた**]

(4) ryusei 2011/05/25(Wed) 06時頃

ヨーランダは、びっくり。驚いて、戸惑って……泣きながら楓馬にぎゅううう。

ryusei 2011/05/25(Wed) 10時頃


墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

ryusei 2011/05/25(Wed) 15時半頃


墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

ryusei 2011/05/25(Wed) 20時頃


墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

ryusei 2011/05/26(Thu) 23時半頃


【人】 墓守 ヨーランダ

―― 遠い、いつか ――

[休みの日、三人で遊びに出かけた。
といっても子供3人でいける場所なんて本当に近所だったけれど。
それでも小さい僕たちにとってそれは遠出で、大冒険。
だから雨が降ってきたときはとてもがっかりしたのを覚えてる。
幸い通り雨だったらしく、すぐ止んで。
僕たちは三人で、いつもみたいに手を繋いで歩き出した。
そう、その時に。空に架かる七色の橋。
それはとてもとても綺麗で。
楓馬君はとってもはしゃいでいたし、蛍紫君も目がきらきらしてた。
また見たいねなんて言いながら。

いつまでもその時間が続くって信じて疑ってなかったんだ]

(201) ryusei 2011/05/27(Fri) 21時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[夏休み、家族も含めて皆でキャンプに行ったのを覚えてる?
定番だとカレーを作ったけど、案の定しゃびしゃびになったよね。
キャンプで作るカレーはどうしてあんなに水っぽいんだろう。
でもとっても美味しかった。
夜はテントと寝袋にとってもはしゃいで、トランプをして遊んだね。
そういえば夏の風物詩の肝試しや怪談話。
なんでやらなかったのかようやくその理由が分かったよ。
結局途中で眠くなって寝ちゃって。最後まで起きてたのは誰だったっけ?
川の水はとても綺麗で冷たくて、夜更かしの疲れも忘れて皆ではしゃいだ。
その川で冷やしたスイカはすっごく美味しくて。
あれ、そういえば兄さんあの時お酒飲んでたけど。あの時ってまだ……まあ、いいか。
僕たちは勿論ジュース。行きにコンビニで買っただけの缶ジュース、だけど水に濡れたその缶にすごく特別な魅力を感じたのは僕だけかな。
沢山遊んで、あまりに楽しかったから、帰りたくないって我侭も言ったっけ。
でも帰りの車の中、三人して寝ちゃってた。
それでも別れる時にはちゃんと起きて。またね、バイバイって。

またね、がいつまでも続くって信じて疑ってなかったんだ]

(202) ryusei 2011/05/27(Fri) 21時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[一度目の別れは三年前。
僕は家族を失った。
今までの人生を全部無くしたと思った。
でもそうじゃない。二人がいてくれた。僕にはまだ大事なものがある。
だから、そう。
親戚の家に引き取られて。
殴られて。
罵られて。
……犯されて。
家族もいない。家も無い。こんな辛い思いしてなんで生きてるんだろうって。
何度も死にたいって思ったけど。
それでも僕が生きてこれたのは、二人のおかげ。
ありがとう]

(203) ryusei 2011/05/27(Fri) 21時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[でも。
二度目の別れ。
楓馬君が消えて。
蛍紫君もいなくなって。

でも結局。
本当にいなくなったのは。

僕*]

(204) ryusei 2011/05/27(Fri) 21時頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

ryusei 2011/05/27(Fri) 22時頃


【人】 墓守 ヨーランダ

―― 土砂崩れ跡地…“恋獄” ――

[くるり。まるで舞うようなその姿。
それは人に在らざる者。
くるり。薔薇の花に囲まれて。
――その花の一部となって。
ただ楽しげに。
笑う]

『……てる。
あいしてる。
あいしてる……』

(230) ryusei 2011/05/28(Sat) 00時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[それは最期のあの時からの繰り返し。
何度も。
何度でも。
ただひたすらに繰り返し続ける。
その身をも焼き尽くすほどの恋獄の焔。
恋焦がれて。
ただひたすらに――]

『ずっと一緒』

『ずっと一緒に』


……いたかった、のにね。

(231) ryusei 2011/05/28(Sat) 00時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[笑顔を濡らす一筋の雫。
それがぽたり。落ちた瞬間にその姿は掻き消えて]

[そしてまた繰り返す]

『あいしてる』

[この想いが消えるまで、ここに囚われ続ける。
恋に焦がれ。
恋に破れ。
今ではただの亡者と成り果てて**]

(232) ryusei 2011/05/28(Sat) 00時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

―― かつての別荘跡“恋獄” ――

[あの土砂で、綺麗な薔薇園も全て土の下へ。
嗚呼、それでもなお。薔薇の香を纏って踊る。
あの薔薇は想いの残滓と言ったろうか。
現世に残した想い。強い気持ち。二つの愛。
それは華を咲かせるに足る]

『ねえ、ぼくをあのいえからつれだして。
そして、さんにんでしあわせにくらそう。
もう、ずっと、ぜったいに、はなれない。
  いつまでも
         いっしょに……――』

[笑う。
舞う。
その度に薔薇の香りが広がって。
想いの強さを誇示するように]

(315) ryusei 2011/05/28(Sat) 20時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ

『みんなでいっしょにねるの。
もうだれもなぐったりしない。
ひどいこと、したりもしない。
わらってたのしくすごそうよ』

[それだけ聞けばなんて滑稽な。
そして小さな願いだろう。
でもそれこそが心から望んだ願いであり。

掴めなかった未来]


『おねがい。
ぼくをたすけて。
たすけにきて。
たすけて……――』

(316) ryusei 2011/05/28(Sat) 20時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ

僕を 迎えに 来て……

[歪む笑顔。
零れる涙。
両手を伸ばして。
その姿が霞む]

(317) ryusei 2011/05/28(Sat) 20時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ

――――楓馬君……蛍紫君ッ!!

[伸ばした手は触れられない。繋げない。
もう昔みたいに三人で手を繋ぐことは出来ない。
だけど。
心は、繋げることが出来る]

[指先が交差したその瞬間。
薔薇の花びらが周囲に散る幻を見た]

(337) ryusei 2011/05/28(Sat) 22時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

……これは、夢なのかな。
僕は、夢を見てるのかな。
死んでても夢って見れるのかな。

[ぼろぼろと零れる涙が止まらない。
その姿は確かに普通の人には見る事は出来ないだろうけど。
だけど今は霞む事はなく、そこに存在していて。
子供のように泣きじゃくる姿は、昔と変わっていない*]

(338) ryusei 2011/05/28(Sat) 22時頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

ryusei 2011/05/28(Sat) 22時半頃


墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

ryusei 2011/05/29(Sun) 00時頃


【人】 墓守 ヨーランダ

―― かつての別荘跡 ――

だ、って……
だって、僕は死んだはずだよ。
ううん、はずじゃない。絶対。
なのに……二人が来てくれるなんて。
そんな都合のいい夢……
うっ……うう、楓馬君……ッ!!

[涙を拭う事もせず、触れえぬ抱擁を交わす]

一緒に……いたい。
一緒に行きたい。
でも……いい、の?
だって、僕……

[もうこの世の存在ではないのに]

(428) ryusei 2011/05/29(Sun) 08時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[嗚呼、でもそれでも。
もう同じ時を歩めなくても。
他の人の目に映らなくても。
一緒にいたい。
彼らさえいれば、他に何も、いらない]

……?

[そうして暫くの後落ち着けば。
二人の視線が何かを探してるように思えて。
そうして自分もふと、探す。
二人の目的とは違うものを。
いつも彼の肩に乗っていたその姿を*]

(429) ryusei 2011/05/29(Sun) 08時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ

……え?

[二人が口にした名に、視線がそちらに向く。
今探していたその姿の、名前。
定位置である彼の肩に見当たらなかったので流石に一緒に来ていないのだと思ったけれど。
そうこう悩んでる内に樹の下まで連れて行かれて]

え?
ちょ、楓馬君、どゆこと?

[幽霊って、そんなのいるはずが……自分だった。
混乱しながら幼馴染の顔を見る。
けれど彼はそれ以上を説明してはくれないらしい。
じい、と相手の顔を見上げる。
紅子さんだといわれたけれど、勿論記憶の中にある紅子さんとは違う。
しかも相手は此方を見ず。
どうしたものかと、悩む]

(493) ryusei 2011/05/29(Sun) 20時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

……紅子さん、なの?

[恐る恐る呼んでみる。
と、そうしたら逸らされていた視線が此方を向いて]

                [気付いたら抱きしめられていた]

(494) ryusei 2011/05/29(Sun) 20時頃

ヨーランダは、調音君をむぎゅむぎゅっ!

ryusei 2011/05/30(Mon) 00時頃


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