3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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−小ホール− [>>6:288ミッシェルを振り向くこともしない。 >>6:289闇 色の鳥はオスカーを掠めて。]
―― 。
[>>6:293呼ばれた名前、大きく 青碧 が見開いて。揺れた。 差し伸べられた手に 闇 を 手の形を作って伸ばした―― けれど。]
…… センセ
[彼女の身体を、闇が絡め取って 飲み込んだ。 伸ばされた手に、触れたのは指先が 掠る程度で。
いかないで、一瞬だけ子供のような顔で。唇だけ動かした。]
(3) 2010/03/08(Mon) 01時頃
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飼育委員 フィリップは、グロリアの消えた場所に 闇色に変わった 青碧を向けて。[17]
2010/03/08(Mon) 01時頃
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−小ホール− [佇む、彼女の消えた場所。 暫くして、息を吐く。]
あーぁ、かっわいそー。 センセは俺に唆されてただけなのに。
誰も 殺 してないのに
また 殺 した な?
[ゆっくりと、貌を 黒髪の二人へ向ける。 わら う。今までと違う、晴れ晴れとした、笑み。]
(6) 2010/03/08(Mon) 01時半頃
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[一つ、人として残された瞳に もう青碧 は 無い。 あるのは、闇で形成されたからだと、闇色の瞳。]
…… それにしても、人一人、殺せないなんて 役立たずだなぁ。
[首を傾げて、尋ねるように、二人へ向ける。 笑い、細めた闇色を。]
―― な、そーおもわねぇ?
(9) 2010/03/08(Mon) 01時半頃
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−小ホール− [>>10返す答えに、ふふ、と笑う。]
そうだよなあ、それでさくっと殺せるもんなあ。 お前のほうが鬼向いてるわ。
な、やらねぇ? 案外お前、ディーンみたいに鬼になれるかも知れねーよ。
[その声は明るい。けれど、瞳に光は もう ない。 >>12溜息に、首を傾げる。]
どうもこーも 役に立たずに死んだなって話。
お前らもあんまり後悔してないみたいだしなぁ。
[つまんねーの、と、ぼやく。]
(14) 2010/03/08(Mon) 02時頃
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[>>13見据える瞳に返すのは、笑み。 もう、光も色もない 闇の。]
…… ま、いいや。 考えておけよ、今の話。
[笑いながらそう言うと 闇 は 右眼を包むように してから。 霧散して 消えた。]**
(16) 2010/03/08(Mon) 02時頃
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−回想・小ホール− [>>24小さく窘める様なマーゴの言葉に眉を上げる。]
どして? 役立たずじゃねーか。 誰も殺せねーまま、ただ殺されちまってさぁ。
[闇 で形成された顔。口角を上げて。]
ああ、でも、いい“先生”だったよ? こっちが“生徒”の顔すりゃ、心配して あの用務員の奴もさ 護ろうとかしてくれちゃったわけ。
そんな、いい“先生”を殺しても
後悔 な ん て しない んだな。
[>>26>>28二人の返す言葉を聞いて。光のない、闇色の瞳を向ける。]
(35) 2010/03/08(Mon) 13時頃
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[>>25殺すためだったの。 その言葉に はっとして、眼を見開く。困ったように、眉を寄せて。]
…… 違うよ、本当に心配してたんだ、マーゴさんの事。
[言ってから、にっこり、と笑う。]
(36) 2010/03/08(Mon) 13時頃
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って、言って欲しいか? もっといい人ぶってりゃ、お前らを苦しめられたかね。
ま 人殺 しても後悔なんかしないって 言い切れちゃうよーな 奴らだからそれはねーか。
[くつくつと、愉しげに肩を揺らし。]
染みがねぇだけでお前らも ―― 俺と同じ だ。
(37) 2010/03/08(Mon) 13時頃
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−闇の中− [それは校舎の 闇 か。 それとも、自身の 闇 か。]
かわいそーにねぇ。
[後悔しないと言い切った二人を思い出して、くつりと、嗤う。]
そうは言っても お前らの中に、闇 は残るんだよ。
[人 を 殺 した 事実は。]
平気なのは 化け物 だ。 平気だって言うなら
[お仲間だ。と、愉しげに、呟いた。]**
(38) 2010/03/08(Mon) 13時頃
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−校舎内− [>>@11蒼い蝶が舞い 言葉を落す。 闇を 薄く開けた そこにある 闇 色の瞳を、蝶に向ける。]
なぁんだ、寂しくないように って 送ってやったのに、さみしい なんて言う の ?
[くつり、わらう。少女の声にも、闇 は何も載せない。]
俺の もの に、ね。 殺 したのは、俺だけどさぁ――
[頭を掻くような、仕草。 もう身体は 闇 だけど。]
誰でも良いってワケ? そうじゃないなら考えてやらんこともねーよ、 殺 した から な。
[奪ったのは 確かに この手。]
(56) 2010/03/08(Mon) 16時頃
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けど そんなの
嘘 だ ろ 。
[闇 の瞼。闇 色の 瞳を細く。]
(57) 2010/03/08(Mon) 16時頃
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そうか でも だから、さみしいってまだ言ってやがんのかな。
じゃぁ 殺 そうか
ドナルドを――
[そう 伝えたら あいつは どうするだろうか。 口元は わらう。]
(58) 2010/03/08(Mon) 16時頃
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[知っている。 >>5:375少女の最期の言葉。別れを告げた 名前。
殺 しても 目の前に居ても 見 えていない 相手の ものにしろ と
少女の声 思い出して わらう。]
……ほぅら ね。
(59) 2010/03/08(Mon) 16時半頃
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[>>@20蒼い蝶が、囁く。 くつ、わらう。闇 は 熱も 色も ない。]
そりゃ、当然でしょ。 俺は ―― 人 殺しなんだから。
人 を 殺 すのが愉しいのよ。
[手伝ってあげる、その言葉に、闇 が、瞬いてから。 ゲタゲタと哄笑を上げた。]
あははははははははははははは!!!!!!!!! …… ッはは!! おかしー。
何 勘 違 い してんの?
(61) 2010/03/08(Mon) 17時頃
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テメェが寂しいって言うから、ドナルド 殺 して送ってやるんだよ。 俺が さぁ ――
[私を―― 少女の、こえ。]
しつっこいねぇ。 あいつ以外でも いーわけ?
[ケイトのように、見て、と、見つけて、と。 哭いて、いるのか。]
(62) 2010/03/08(Mon) 17時頃
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[>>@22蒼イ 闇ノ中ノ蝶。 羽ばたく。黒 い 花 が少女を形作り。 そこにはもう蒼はなく、闇 が。]
あれあれ、随分そっくりになったもんだ。
[ くつくつ、また、わらう。残された、青碧 を覆う 闇。 けれど、彼女とは絶対的な隔たりが――在る。 自分も、あの男も欲しいと言われれば。]
俺のものに しろってんじゃない の?
欲張りだなぁ ……でも、残念でした。 俺は誰のものでもねーの。
[誰のものにもならないし、なれない。 寂しいから、その理由で、一時だけの止まり木には、もう、なれない。]
俺が見えてねぇテメェの ものには――
(63) 2010/03/08(Mon) 17時半頃
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[言葉が、止まる。]
み ぃ つ け た 。
[口唇が ゆっくり と 弧月を 描いた。]
(64) 2010/03/08(Mon) 18時頃
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[わらう。 そして、携帯を取り出して 闇の手 で操る。 送り先は―― 鬼 ごっこ に夢中な、あの金髪の。]
送信者:フィリップ 宛先:ヘルメス 題名:まだ遊ぶ? 本文: キャロライナが さびしいって言ってるよ
彼女と遊んであげたら?
[送る。電波ではなく 闇 を 媒体として。 そして、闇 は右眼を包むように纏まって、霧散化した。]
(70) 2010/03/08(Mon) 20時頃
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−ミニ畑− [畑に生る 白い 腕 。生首。 びくり、と痙攣するように のたうつ
それらを 闇 が 喰らい、現れた。]
ほぅら、 ―― 近い。
[ミニ畑。過去 の学校の 畑 の位置でもある。 ちらり、現れたそこに、一瞥向けて。 向けた 闇 には 何の感情の色も 熱 も 全て塗りつぶして くらい。]
木は あっちか。
[ゆうらり、闇 を靡かせる様に、拡げながら。 飼育小屋の向こう、伝説の木と謳われた、その場所へ。]
(71) 2010/03/08(Mon) 20時頃
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−伝説の木− [緋 色の瞳の少女。蒼 い蝶。 闇 色がそれを見。近付く。 >>72同じ様に近付く濃紺が見えれば、おや、と言う表情を、作る。]
よーぅ、ご両人。
[明るい、けれどどこか平淡に。 わらい かけ、闇 の手を上げた。]
(77) 2010/03/08(Mon) 20時頃
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−伝説の木− [>>80律儀に返されるメール。 闇 色の瞳を細めると すばやく携帯を操る。]
送信者:フィリップ 宛先:ヘルメス 題名:遊べないなら 本文: そのままくたばってれば それとも、お前も鬼に成ればいい
[短文のメールを送り。携帯を閉じる。]
(88) 2010/03/08(Mon) 20時半頃
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[>>83応じる様に、濃紺の 影 が手を上げる。 微かな笑みに、こちらは 闇 色に染まるも、場違いな程の爽やかな笑顔で。]
ひどい? なんだ、ひどいと、思うの。
[くす、ちいさく わらう。]
なぁ、ドナルド。 キャロライナがさみしいって言ってるぜ。
[蒼 い蝶に、一度だけ視線を向けて。]
(89) 2010/03/08(Mon) 20時半頃
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[>>91咄嗟に上がった、声に。 ゆるり 顔を向けて。 何も篭もらない、闇 色を向ける。]
…… 邪魔 すんなよ。
[闇 を 拡げる。 聴こえる 怨嗟 も 糧にして。]
邪魔するなら、テメェから殺してやろうか、セシル。
(92) 2010/03/08(Mon) 21時頃
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[>>96赤い こえ も 然して変わりはない。 感情の載せない声は、彼を傷つける。]
何言ってんだ、鬼は
殺して、送るんだよ――
[彼が 鬼 と言えば、口角を上げ 侮蔑を込めた声音で告げる。]
探すよりも、殺すのが愉しいって、連中が居てな
[ちらりと、彼らの後ろに増えた人影に、闇に彩られた瞳を向ける。]
俺と 同類の な。
[傷つけるしか出来ないから、傷つけるしか出来ないのなら。]
お前は探せば良い、俺はそいつを殺す。
(99) 2010/03/08(Mon) 21時半頃
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でも、邪魔をするなら、お前からだ。
(101) 2010/03/08(Mon) 21時半頃
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−伝説の木− [闇 を 拡げる。 それは、ここで生まれた 異形 の怨嗟の声も伴って。 地面に泥濘を作り 生者を 取り込もうと 手を伸ばす。
それは、伝説の木だけ、何故かぽっかりと無事で。 闇の身体の中心からじわじわと 拡がっていくだろう。
いまだ校舎の方までは、拡大してない。]
(105) 2010/03/08(Mon) 21時半頃
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−伝説の木− [足元から、闇 の泥濘を拡げつつ。 >>102苦笑に、闇 の瞳を向ける。]
ああ、でも、キャロライナがさみしいって言うから。 ドナルドが欲しい、ってうっせーんだよ。
どうせ死ぬなら、大人しく殺されろよ。
[>>103ほっと居ても死ぬ それに返しながら。 ゆらり 闇の鳥を作り出すと、彼へ向ける、が。 その彼を庇うように動く、セシルの身体。]
邪魔するな って 言ったよな。
[闇の瞳は セシルを、捉えた。]
(109) 2010/03/08(Mon) 21時半頃
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[ぽっかりあいた、伝説の木の下。 闇に身を鎖した少年は、気付かない。気付く気もない。
もし、木の下に埋めたとして。 それは、卒業間近――。 こんな告白イベントお誂え向きの場所。 掘り返した跡があったら。
ここに 死体を埋めるのは 向いてない、と。]
(111) 2010/03/08(Mon) 21時半頃
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[>>110セシルの薄紫色を捉えて 届いた 声 言葉(こえ) に。 闇 の瞳は さらに濃く、深く 隠す。]
―― ッは ! 辛そう? そりゃお前の勝手な思い込みだろ。
[わらう。口元は笑みの容を作って 闇 の 腕を振り上げて、彼を薙ぐ。]
大体 勘違いしてンだよなぁ
俺は 鬼じゃなくて 化物(けもの)なんだよ。
[人 を 殺す。 愉悦を浮かべて わらう わらう。 こえ を上げて。]
(117) 2010/03/08(Mon) 21時半頃
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[足元の 闇 はより、深く。 自らの立っている場所には底が無い様にも。 けれど、気にする素振りもない。
一歩、また一歩 セシルへと近付いて。]
そんな身体で 俺をどうにか出来るって思ってんだ?
[>>113ドナルドの声に、闇 の瞳を向けて。また わらった。]
ああ、お前にゃ、用務員の奴殺された、借りがあるか。 役立たずな駒だったけど、手駒が減ったのは痛かったなぁ。
[ドナルドに、方向転換しようとして。 >>118セシルのその言葉に 三日月を 口元と、目元に作った。]
(120) 2010/03/08(Mon) 22時頃
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