78 光環の戦溟 ― bloody searoar wars ―
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[放った矢と、鋼鉄天女のJACKPOT《アオキシンエンヘノイザナイ》がクロスする。 思い切り矢を絞った反動でがくりと身体が倒れそうになる。 こらえようとして、息を吸い―ガスも、共に。]
――、がっ、はっ……
[刹那、ものすごい衝撃。 ガスで神経が揺らいだのと、弟からの強烈な蹴り。 文句を言う前に、開かれた空間の向こうへ押しやられてしまった。
矢は、当たったのだろうか。 彼女は、その因果《カナシミ》を癒すことが出来たのか。]
アタシは…救え《アイ》せたのかな…。 アイツ…なに考えて…
[最後に思ったのは、蹴りを入れた弟のこと。 まさか自分をかばっ犠牲になった…なんて。]
(8) 2012/02/13(Mon) 01時頃
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――、か、は。
[咳き込んで、また意識がぶれる…闇の中で上も下もわからない。 眠い。とても、眠い。
喘ぐように手を伸ばし、指先に触れた何か… 棒のようなものをぎゅっと掴んで、そこで、ぷつんと意識は途切れた。]
(11) 2012/02/13(Mon) 01時頃
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― 王都 洋菓子 ティアラ (従業員の日記) ―
『久しぶりに日記を書く余裕が出来たんだ。 ここんとこすっごく忙しくて…疲れちゃって、帰ってきてすぐ寝ちゃったの。 それもこれも、店長が…全然お店のことやってくれなかったせいなんだ。 シュークリームの上の飴細工、作れる人は店長しかいないのにね。
まあ、しょうがないといえばしょうがないん、だけどね。
1週間くらい前だったかなー、ゴミを外に出そうと思って、 お店の裏口から外に出たら、女の人が倒れてたの。
長い銀の髪の毛で、ボロボロになった黒いドレス着てた。 それと…すっごく大きな鎌持ってたんだ。 なんかね、両側に刃のついた、変わった鎌だったな。
私、びっくりしてお店のみんなを呼んだんだ。 店のみんなは同じようにびっくりしてたけど、店長だけはちがくって。 ワケのわからないことを叫んで、倒れてる人を抱きかかえたの。』
(27) 2012/02/13(Mon) 02時半頃
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『実はその人、店長の娘さんだったらしいのね。 ネオ=イルーナでキャバ嬢してるって聞いてたけどどんな人か知らなかった。 なんか、あそこ壊滅しちゃったらしいって聞いたのに帰ってこないから、 死んじゃったのかと思ってたけど…生きてたらしくて、 どこかでたいへんな目にあってやっとたどり着いた…って感じなのかな。 そこのところはよくわからないけど。
それで、その日から店長がお店のことをほーり出しちゃったから、 私たちがたーいへんな目にあっていたっていうわけ。
薄々そんな感じはしてたけど、店長の親バカぶりにはちょっと引いたなぁ。 寝ても起きても娘さんのことばかり。 そりゃ…あれから一度も目を覚まさなかったから、心配は心配だけど。
あと、コリーンっていうのがその娘さんの名前らしいんだけど、 他にも、クローディアって呼んでいたような。 だれだろ?』
(29) 2012/02/13(Mon) 02時半頃
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『あ、あと、他にも店長は変なことを言ってたかな。 ハコが開いた、とか、たくさん死んでいるとか。 だから、起きて、って呼びかけてた。
店長って、本物の天使なんでしょ? そんな心配なら自分でどうにかすればいいのにね…。
そういえば、この前お城の方でもなにか騒ぎがあったらしいのでした。 びゅーんって何かが飛んできた、とかなんとか。 お城の方で騒ぎがあった少し後にお店でも事件だったので 何がどうだったのかはわからずじまい。ざーんねん。』
(30) 2012/02/13(Mon) 02時半頃
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『で…今日。 店長の娘さんが意識を取り戻したんだ。 私も食事とか運んだりして少し話したけど、超キャバ嬢だった。 ベッドに寝てるのにばっちり化粧して、ネイルまで描いて。 なんか長い爪で使いにくそうに端末いじってた。 なにやってるのかわからなかったけど、ずっとむっとしてて、 あのバカ、ぶっ飛ばすとか、好きにさせるもんかとか…言ってたかな。
うーん。ちょっと、怖い人。
とにかく、これで明日からお店が通常営業に戻るといいんだけどなぁ。』
― 従業員の日記・了 ―
(32) 2012/02/13(Mon) 02時半頃
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コリーンは、父が雇っている人間に”怖い人”と書かれているなんて、想像だにしていない**
2012/02/13(Mon) 02時半頃
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― 王都 洋菓子ティアラ ―
[の、2階。 店主の部屋の隣の客間、の、ベッドの上。 銀色をくしゃくしゃとかいて、不機嫌真っ只中の表情の天使が一匹。
頭の中で繰り返されるのは、さっきまで部屋にいた父親の言葉と叩かれた頬の痛み。
「これはお前がやらなくちゃいけないんだ。 この世界の観測者《ホロウ・スコルプス》はお前だから。 お前には、全部見届けなければいけない…責がある。」
そんなの知るかと言い返した。 好きでそんなのになったわけじゃないし、 弟が自分なんかを庇って逝ってしまった事すら運命だというのか、と。 頼んでもいないのに勝手に庇って、勝手に死んで、ふざけるな!
そう、言ったら―思いっきり叩かれた。 すごく、痛くて―泣きそうになりながらも、頭の一辺がすっと冷静になっていく。]
(40) 2012/02/13(Mon) 13時頃
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[父親は珍しく怒りを見せて、
「僕が何年生きてると思ってるの。 何度そういう思いをしてきてると思ってるの。 悲しくないわけじゃないじゃないか。 でもね、泣いて、悔いてばかりでは…なにも始まらないんだ。
こうなるかもしれないってことは、ママを、クローディアを失ったときから― なんとなく感じてた。 それをお前に伝えてなかったのは、申し訳ないと思う。 けど、あの子がどうしてお前にコレを…ママの瞳を預けたと思う? お前がやるべきことは、なんだい?」
と。]
―――、うるさい。
[頬を押さえてうつむいた。 出て行けと声を荒げ、追い出したのまでが、さっきまでのこと。]
(41) 2012/02/13(Mon) 13時頃
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―――、ふざけんな。ふざけんなふざけんなふざけんな。 みんなみんな勝手なことばっか言って。 アタシはただ、人間として生きたかったのに。 あのまま、暮らしていたかっただけ、な―――。
[―そうだ。 つまり、元の暮らしが…したいのだ。それが出来れば何も求めはしない。 だったら――死に物狂いで取り戻せばいい。 世界の観測者《ホロウ・スコルプス》だって、自分の住む場所がなくなったら大変だろう? つまりは、そういう話だ。]
――ぶっ飛ばす。 キャバ嬢舐めんな―っ!
[むくり、起き上がって着替える。 とはいえここには自分が好むような服はないから、昔の自分の服に魔法をかけた。 白いシンプルなドレス。ふわりとしたスカートには深くスリットが入っていた。 それと、黒い編み上げのロングブーツ。ヒールの高さだってポリシーがある。 銀の髪をまとめる櫛には、ミッドナイトブルーの石が付いていた。]
(42) 2012/02/13(Mon) 13時頃
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― セヴィアルファ城 謁見の間―
[黙って城へ向かおうとしたら、父親についでにと配達を頼まれた。 確かにシュークリームは持っているが、もう片方の手には物騒な大鎌である。 それで通れるのだから、城の警備は一体どうなっている―というのはさておき。]
こんにちは。シュークリームを、勇者様にお届けするついでにご挨拶に参りました。
[これは物騒な天使様だね、と、城主であり国王である彼はのんきに答える。 入ったときから素性は知れているだろうと思っていたが、その通りだったらしい。]
それから、フィルの遺品、お返しに来ました。
[右手に持った大鎌《サイス》と、宙に浮かせた電子端末《デジ・プール》を示すが、 いらないと即答され、さらに黒い鳥―エルを渡された。 思いっきり怪訝そうに見返した。]
「世界の観測者《ホロウ・スコルプス》なるもの、いろいろと大変だろうと僅かばかりの心づくしさ。 いつの代だったか―…星詠みの声がすごく素敵なヒトがいてね。 彼女になにもしてあげられなかったから、その代わり。」
(43) 2012/02/13(Mon) 13時半頃
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―――、息子が勝手なヤツなら、親も勝手なヤツ。
「こらこら、仮にも天使様がそんな言葉を使うものじゃないよ。 それではこの星の民はキミの先導にはついていかないだろう。」
それは聖火の勇者様に任せればいい。アタシはアタシのために戦うの。
「当代の観測者は素直じゃないね。」
――どこかの親バカみたいにうるさいこと言わないでよ。
「彼と一緒にされるとは、心外だね。」
アタシから見たら、どっちもバカ親よ。
[指をパチンと鳴らすと電子端末《デジ・プール》と大鎌《サイス》はふっとかき消える。 悪魔の所持品を取り込む事が出来たのは、半分同じ血が流れているからかも。 櫛に付けた母親の眼が、媒介となってくれていることもある。
そして、左手に持ったシュークリームの箱を突き出し、勇者様は?と首をかしげた。**]
(44) 2012/02/13(Mon) 13時半頃
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― 王都 セヴィアルファ城 VIPルーム2 ―
[通されたのはちょっと別格過ぎるでしょうとあきれる位の客室。 どんだけ金持ちのお客につけばこんな部屋で暮らせるのだろうと そんなことを思いながら、案内された部屋を見回した。]
―――、あ。やっぱり、あの時の。
[短剣を手にしている少女を見て、瞬いた。 あの時…『英雄の聖苑』 で目覚めたのを見た少女だ、と。 それに、確か…弟と図書館前で巨人を相手にしたときも、見た。]
ええっと。 ティアラのシュークリームを、勇者様にお届けに来ました。
[両手に持った箱を差し出しながら、]
それから…ちょっとした、報告も、一つ。
[にこりとして首を傾げた。]
(69) 2012/02/13(Mon) 22時半頃
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あら。 《聖火の勇者-ホーリーブレイズ-》セイクリッド・レティーシャ様に覚えてていただけて、光栄だわ。
[寝起きに見た顔といわれて、にこりとわらう。 動転していたのは正直お互い様だし、 届いている崩壊に軋む星の聲が、自分お表情からも柔らかさを失っていた。]
それはよかったわ。きっとパパも喜ぶ。 これ、アタシのパパが作ってるの。 …アナタとは顔見知りだって言ってたけど。
[さらっと自分の素性を明かし、小首を傾げたのに、表情を改めて、]
零の匣は開かれて、世界に…”可能性”は齎されているわ。 新に太陽と月をなるべく星十字《アスタリスク》を抱いた大地が… 生まれてる。
だから、最後の匣は開かせるわけにはいかないの。 アタシは今の世界の観測者《ホロウ・スコルプス》だから、 この星の…再生を見届けなければいけない。
(80) 2012/02/13(Mon) 23時頃
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[それが、「報告]の中身。 この1週間寝っぱなしだったから、状況把握はもっぱら父親の手によるものだったけれど。 もちろん、ここで《聖火の勇者-ホーリーブレイズ-》にそれを伝えろというのも、 父親の指図。]
まあ、どうしたらいいかなんて考える余裕は…なさそうだけどね。
[窓の方を見て、眉根を寄せた。]
(81) 2012/02/13(Mon) 23時頃
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[第いくつかだったかの匣が開かれて、多くの命が失われた。 この星の星命《イノチ》を吸って大きくなるはずの新たな大地―《EDEN》は、 きっとそれ単体で新たな星となるのは難しい。
ならば、 この星を再生させる新たな核として《EDEN》を据えるしかない。 そのためにも、この星を崩壊させるわけにはいかない。
それが、自分の中で至った結論。 《EDEN》の鍵は自分が持っている。 なんとしても守り通して、星を再生させる―。]
(82) 2012/02/13(Mon) 23時頃
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――、出せって言われても、出さないわ。 たとえ、それがアナタの命令だったとしてもね。
[《EDEN》の鍵は、再生のための鍵。 かつて双子星に近い存在だったという観測者《ホロウ・スコルプス》が 持つのがきっと一番いいと思っている。]
やらなくちゃいけないことはわかったわ。 簡単、ね…あんまりそうも思えないけどな。
[ゆるりとした微笑に、肩をすくめて返し、]
さあ。 今までの観測者《ホロウ・スコルプス》―聖女様―達とは、 ちょっと違うみたいだから、アタシ。 自信ないなあ。
[言いながら、笑みを浮かべた。 伊達に聖母達の記憶を継いでいるわけじゃない。]
(113) 2012/02/14(Tue) 00時半頃
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わっ、だれ……それ。
[黒龍騎士《ドンケルドラグナー》と呼ぶのを聞いて、瞬いた。 といっても、そう暢気にしてられる状況ではないから、 それ以上を問うことはなかった。]
―――。
[普通の高校生。 そこに疑問を感じたのは自分も一緒。 そもそも、王城に高校生が何の用だろうと。 それに、さっきからどうも何かがざわざわしている。]
アタシ、いたらお邪魔かしら。 …ううん、もうちょっといさせてもらうわ。
[通しなさいという声に一歩引いて、壁に凭れた。]
(116) 2012/02/14(Tue) 00時半頃
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―――、―――?
[その高校生が姿を見せた瞬間、ざわつきの正体に気がついた。 小さく指をパチンと鳴らし、宙に電子端末《デジ・プール》を出し、 指の腹で器用に操作する。
呼び出したのは、預かった使い魔。 弟が父親から渡され使役し、そして、今は自分が渡されている。
黒い使役魔は小さく鳴き、高校生をじっと見ている。 魂を餌にする悪魔が使役していた鳥は、その根本を見定める。 ―とは、弟が言っていたことだったか、それとも。
とにかく、肩に止まったエルは、じっと高校生を見据えて、 ひとつ、警戒の色を含んだ声で鳴いた。
もっとも、見抜いたわけではなく、 きっと―すごく大きな違和感を感じているのだろう。]
(124) 2012/02/14(Tue) 01時頃
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――、エル。 何か気付いたのね。
[小声で問いかける。 肩の使役魔はまた小さく鳴いた。]
そう。いい子。
[高校生から視線を外さぬまま、手でエルを優しく撫でた。]
(何かあったら、カバー頼むわよ。 アレ、あんまり使い慣れてないのよ。)
[触れたまま、言葉を口に出さずに伝えた。]
(135) 2012/02/14(Tue) 01時頃
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[高校生の手がセイクリッドの胸に伸びたのを見て慌てたけれど、 剣を突きつけたのに胸を撫で下ろした。]
その子、なんか変だって。 エルが言ってる。
気をつけて。
[壁際からは動かない。 けれど、いつでも行動に移せる位に隙がないのはわかるか。]
(144) 2012/02/14(Tue) 01時半頃
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――。
[変だわ。というセイクリッドに頷く。
ただ、高校生の身体に何者が入っているのかも、 その人物に殺すのは雑作もないと思われていることも わかってはいない。]
―――!エル?
[不意に肩の上で使役魔がさっきまでと違う声音で鳴いて、 そこから羽ばたいて浮いた。 鳴きながら、頭の上を旋回するように飛び始める。
でも、その意図することがわからず、動揺して目で追った。 ―生まれる、一瞬の隙。]
(159) 2012/02/14(Tue) 01時半頃
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―――!!!
[エルに気をとられたその一瞬。 視線を逸らしていた高校生がこちらに向かってくる。
さっきまでは反応できたはずなのに、 タイミングをはずし避けられない。
そして、第二撃の動きを捉える。 今度は、さっきのような隙は見せない。 武器を具現化させようとしたとき―。]
――?
[吹っ飛んでった。>>166。]
ごめん、助かったわ。 ありがとう。
[勇者が勇者たる理由を目の当たりにしながら礼を口にした。]
(167) 2012/02/14(Tue) 02時頃
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