65 In Vitro Veritas
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─ 少し前 B1F転移装置前→B2F ─
あー、動いてねーな。
[相手の顔も見ぬままにぶっきらぼうに答える。]
非常口? なら、尚更下に行かねーとな。
[相手がついてくる来ないなどお構いなしに、階下へ向かう。
「手分けしましょう」 そう言われた気がしたが、おそらくまともに聞いてなどいない。 ただ、勝手に先行して歩いているので、結果的には二手に分かれる事になったかもしれないが。]
(20) 2011/09/28(Wed) 20時頃
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─ 地下2階:廊下 ─
あ"〜……ったく、胸糞悪ぃ!
[突然こんな場所に飛ばされて、あんな映像を見せられて。 そのうえ、出口が見つからない。 苛々は更に増し、矛先は、壁に貼られたままとなっていた色褪せたポスターや、錆びた消化器、枯れきった観葉植物の鉢に向けられた。
やがて。 手術室の前を通りかかった時。]
ぅわっと……! なんだ!?
[出てきた女に驚いた。]
(30) 2011/09/28(Wed) 21時頃
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……っと危ねぇな!
[舌打ちし、とりあえず数歩距離を開ける。]
出口なら、俺も探してるトコ。
あ〜、転移装置な。 上のだったら動いてなかった。
ところで、アンタ誰?
(35) 2011/09/28(Wed) 21時頃
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あ〜、悪ぃ。 多分アンタも見たと思うけど、あんなモン見せられた所為で、どうにも気が立っちまって。 ったく、壊れたンならさっさと助けにこいってんだよな。 俺、早く帰ってディスク見てーし。
[頭を掻きつつ適当に詫びる。 移動するようであれば、自分には特にあてもなかったので、付いて行くことにして。]
……黒田フランシスカ?
あ〜れ? フランシスカって、なんかで聞いた名前だな。偶然か?
(43) 2011/09/28(Wed) 21時半頃
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古ぃな。 消化器とか、錆び付いちまってんの。
[眉根を寄せて振り返れば、蹴り飛ばされて転がったままのそれが見えるだろうか。]
サロメ?
……って、あぁ!
[ぱんと大きく手を叩く。]
そーだ! こないだ、演劇サークルの連中から聞いた名前だ! てことは、フランシスカって有名人なんだ。 俺野球バカでさ、芸能人とかどーも疎いんだよね。 わりわり。
[へらっと笑って謝るさまは、あまり申し訳なさそうには見えないが。 ただ、彼女との会話で、若干ではあるが気持ちが和らいだ。]
(51) 2011/09/28(Wed) 21時半頃
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ふーん、そんじゃ出られたら、俺、フランシスカのファンになってみよっかなー。 なんて?
[そんな軽口を叩く余裕ができた頃に聞こえてきた、目前の彼女と同じ声。]
手伝ってー、って、言ってたよな。 なんか見つけたんじゃねーの?
ま、とりあえず行ってみね?
(52) 2011/09/28(Wed) 21時半頃
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フランシスカ、結構色っぽいしねー。 俺、野球も好きだけど、色っぽいおねーさんも大好き♪ あーそうだ、俺は蛯江ヤニクっての。 出られたら、まーヨロシクってーことで!
[これはあとで、演劇サークルの連中に自慢してやろう。 まだ、危機感はその程度。]
んじゃ、そーゆーことで。
[先に立って、声の方へ歩き出すが。 近付くにつれ、嗅ぎ慣れないおかしな臭いが漂ってきて]
なんだこれ。
(59) 2011/09/28(Wed) 22時頃
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血?
[すんっと鼻を鳴らす。 どこか厭な臭いであることは確かだが、本当に血の臭いだと確信できるほど、それを知っているわけではない。]
ホントに血だったら、俺もあんまり行きたくねーなー。 これ以上の厄介ごととか、マジ御免だし。
(65) 2011/09/28(Wed) 22時半頃
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……って、結局行くのな。 つか行くしかねーか。
[溜息をつきつつ、角を曲がる。 そこには、フランシスカにそっくりな女の姿があって。
その周囲は赤くて。
赤い中に、無惨な姿を晒しているもうひとりの女がいて。
それは、自分のよく知る人物で。]
雪織!!!?
(70) 2011/09/28(Wed) 23時頃
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おいっ! 何だそれ! お前がやったのか!?
[フランシスカのクローン……16号に向かって怒鳴る。 掴みかからなかったのは、理性というより、血が付くのが嫌だったから。]
おい何だよ、こんなトコに飛ばされた上に殺人事件に巻き込まれるとか、今時B級ホラーでもねぇよ!!
(74) 2011/09/28(Wed) 23時頃
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ゴミって、手伝うって……何ワケのわかんねーこと言ってんだ! そいつは雪織ヨーランダっつって、俺の大学の同期!
[ゴミみたいな女だが……という言葉は呑み込んで。]
んじゃ何か、アンタが殺したワケじゃねーのか。 だったら、誰がやったってんだ? こん中に、殺人犯がいるって事か?
[ぐるっと見回す。 騒ぎ立てたせいか、だいぶ人が集まってきているようだ。]
(92) 2011/09/28(Wed) 23時半頃
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……チッ!
[ベネディクトに窘められ、不快感露わに舌打ちする。 だが、死体をそのままにしておくということに関しては、とりあえず同意を示し。]
ま、そーだな。 勝手に棄て血待って、死体遺棄だ証拠隠滅だなんて訴えられちゃ、たまったもんじゃねーし。
[雪織だったものを一瞥し、また舌打ちして]
けどこいつんち、くだらねー権力持ってやがっから、娘が殺されたなんてなったら、どうなるか分かったモンじゃねーぞ。
(111) 2011/09/29(Thu) 00時頃
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まぁ、正直言っちまうと、こんな女、どうなったって構やしねーんだけどな。
[ぼそっと呟く。 他者を見下してばかりいる、高慢な女。 極力関わらないようにしていたため、自分に矛先が向く事は少なかったが、それでも不快な存在であることにかわりはなかった。
もし、ここに誰もいなかったなら。 無惨な死体を前にして、ザマアミロと嗤っていたかもしれない。]
(135) 2011/09/29(Thu) 00時半頃
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[死体にシーツが被されるのを見ると、やれやれと嘆息し]
なー、いつまでこんな気味悪ィトコ居なきゃなんねーんだ? もうこれ以上、ここいたって仕方ねーだろ。 そんなことより、誰か、出口とか見なかったのかよ。
つか、そういえばニックどこ行った?
[その言葉二、深い意味は何もない。 ただ「いないなー」という意味の言葉なのだが。]
(148) 2011/09/29(Thu) 01時頃
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お、いた。
[セシルのクローンに示された方を見れば、自分によく似た姿があった。]
何やってんだあいつ。 気味悪くて近付けねーとか?
[へらっと笑って一瞥すると、セシル(オリジナル>>153)の方へ向き直り]
なんだ、あんのかよ。 つか、動かねーの?
それじゃ意味ねーじゃねーか……。
(157) 2011/09/29(Thu) 01時頃
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定員オーバー?
[ベネディクトの声に振り返る。]
だったら、何人かずつ分けて載りゃいいだけじゃねーの? まー動いてればの話だけどさ。
いいや、とりあえず行こうぜ。 誰か知ってるヤツ案内してくれよ。
(159) 2011/09/29(Thu) 01時半頃
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行く行く。 とにかく俺は、早くこっから出て外の空気吸いてーの。
あーそうだ、俺はヤニクな。 蛯江ヤニク。
[その場にいた者達にとりあえず適当に名を名乗り、セシル(>>164)について行こうとするが。 ふらっとシーツへ歩み寄った人影へ、意識が向いた。]
あれ、岩瀬さん? じゃねーや、クローンの方か。
そいつ、寝てんじゃなくて死んでんだから、揺さぶったって起きねーよ。
[指を差し、つらっと事実を告げる。]
(177) 2011/09/29(Thu) 02時頃
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あー、一応同期。 だった。 すげーイヤな女。
[まあそれは知ってるだろうけどと、肩を竦め。 岩瀬のクローンに、振り向かぬまま言葉を返す。]
さーな。 殺されてから目抉られたのか、目抉られたから死んだのかなんて知らねーよ。 そんなモンは医者か警察か犯人に聞けよ。
(184) 2011/09/29(Thu) 02時頃
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そこまで知るか。
[岩瀬のクローン(>>189)には、ぶっきらぼうにそれだけ。 映像は、心臓の手術だったから。 ならば心臓を奪われたクローンが死ぬのは当然で。 けれど片目だけならどうなのか。 映像中、説明はあったのかもしれないが、そんなに真面目に見ていなかった……手術のインパクトが強すぎたため、記憶にはない。]
まーな。 死んでくれて清々したって思ってるヤツも、少なくねーんじゃねーの?
[自分もそのひとりなのだが。 そこまでは言わず、雨宮の後について行く。]
おいニック、行くぞ。
[ニックには、一応そう声をかけるが、ついてきても来なくても、さして気にはしないだろう。]
(195) 2011/09/29(Thu) 02時半頃
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― コントロールルーム前 ―
[促され、室内へ入れば、そこに転移装置はあった。 けれど作動はしていなかった。]
ふぅん、枠におさまれば、ね。 んでそれって何人なんだ?
[訊ねつつ、手に装置に歩み寄る。 そこに、定員の書かれたプレートを見つけたが。
文字は掠れて読みとれなかった**]
(197) 2011/09/29(Thu) 02時半頃
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─ コントロールセンター ─
旧型? うわーマジか。 そしたら、他になんか見つけっかしねーと、全員脱出っての無理っぽいってことじゃん。
[言葉にあまり危機感がないのは、ごく自然に、思う事があったから。 全員は無理としても、まあ半分くらいなら余裕だろうと。]
まーそしたら、他のヤツらにもそのへん言っといた方がいいよなー。
(302) 2011/09/29(Thu) 22時半頃
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まあ、そうなんじゃね?
[ニックの呟きに、しれっと答える]
だってなー、俺らいなかったら、お前ら生まれてなかったわけだし。 俺らになんかあった時のために、お前らいるんだろ?
ま実際、事故だなんだで即死しちまった人間のクローンがどうなったかなんて、俺にはワカンネーけどさ。
[それより、他の人達を捜そうと、コントロールルームを出ようとする。]
(307) 2011/09/29(Thu) 22時半頃
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[自分の態度に、ニックはどんな反応を示したろうか。 尤もそんな事、さして気にはしていないのだが。
ひとまず、廊下を出ると、人の声のする方へ向かう。]
おーい。 転移装置、なんか旧式の、いっぺんにしか送れねーヤツなんだってさー。
[既に知っている者もいるだろうが、一応そう伝えておく。]
(320) 2011/09/29(Thu) 23時半頃
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どーやってって? そんなの、男と女がセックスして、妊娠してーに決まってんじゃん。 何の為って、そりゃ、人生楽しむため?
違うだろ。 だってクローンっつったら、コピーだろ? ゲームで言うなら、残機? いや、何か違うか。
[そんな事をニックに話しながら。 まず見つけたのは、フランシスカと、岩瀬と岩瀬のクローンだった。 岩瀬のクローンが何かを懇願したり、困惑したりに見えたが、何の話をしているのかは聞こえなかった。]
なー、そっちは何か見つかったりしてんのー?
[緩く手を振りながら近付いて行く。]
(335) 2011/09/30(Fri) 00時頃
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食料! あー、そういえば腹減ったー!
[ディバッグの中には、今日に限ってお菓子の類は何もなく。 言われてみれば、やたら空腹な事に気が付いた。]
……あんま美味そうじゃねーな。 つか、こんだけ?
[駆け寄って、食料を見てぼやく。]
全員分は足りねーよなーコレ。
(357) 2011/09/30(Fri) 00時半頃
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そっすよねー。 こんな量じゃ、ンな大人数で分けたらあっつー間すよね。
[それまでに助けが来るか、転移装置以外の脱出手段が見つかれば良いとしても。 現状では、あまり期待できそうにない。]
まぁ、だったら俺ら優先でいいんじゃないすか? クローンは、しゃーねーって事で。
(369) 2011/09/30(Fri) 01時頃
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あー……。 暴動起こされんのは厄介だよなぁ。
[フランシスカの言葉に、近くにいたニックをちらっとだけ見る。 食料のある事を知っているクローンにだけ、少し分け与えたところで、それが他に漏れれば結局は揉め事になる。]
なーニック。 お前らさー、俺らのためにちーと我慢してくんね?
[悪びれもせず言ったところで、聞こえてきた音色。 何の音だろうと耳を澄ました**]
(372) 2011/09/30(Fri) 01時半頃
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