226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[――――思えば、どうしてあんな風に。 もう二度と逢えないかのような言葉を紡いでしまったのか。
扉の前で笑う彼女の姿が、余りに儚くて。 今にも宝石の欠片と化して、 消えてしまいそうな錯覚を覚えて。
仮に診察で隔離病棟への移動を通告されるとしても、 少しくらいの猶予はあると思っていたのに。
重く閉ざされた扉の向こうへ消えた君。 君は二度とは、現れなかった]
(0) 2015/06/11(Thu) 03時半頃
|
|
[診察室の前で、ひたすら待ち続けること一時間。 彼女の助けを求める声も届くことは無く。 漸く扉から出てきたのは、医師一人だけ。
黒い瞳が揺らぐ。不安と絶望の狭間で、揺れる。 体調が悪いのかと此方へ問いかける医師の言葉を遮って、 低く噛みつくような声が零れた]
……先生、ケイトリンは?
[医師は目を伏せる。 その瞬間、ぎりと唇を噛み、 押し入るように診察室の中へ駆け込んだ。 静止の声が背後から響く。 全部無視して、大きく息を吸い込んだ]
(1) 2015/06/11(Thu) 03時半頃
|
|
ケイトリン、何処だ――――…っ!?
[無意味。手遅れ]
[知ってる。そんなの知ってる]
[白い壁に囲まれた小さな部屋、中には誰も居ない]
[床に転がる暗い色の宝石達が、煌いて、綺麗―――]
(2) 2015/06/11(Thu) 03時半頃
|
|
[奥の壁、よく見ると取っ手が付いて、 扉になっているように見えた。 足で蹴破ろうとしたところで、捕まった]
………―――――――〜〜〜ッ。
[医師を見据える顔は睨みつけるというよりも、 必死に色々な感情を抑え込もうとして、歪んだ顔。 ずっと堪えていた涙が滲む。 分かっている。病院が、医師が、悪い訳ではない。 分かっている、けれど]
なんで……。 あんまり、…急すぎる。
[漸く吐き出した言葉はそれだけで。 ずるりと体から力が抜けて膝を付く]
(3) 2015/06/11(Thu) 03時半頃
|
|
[…その後は、医師に先程の非礼を詫びて。 一見すると落ち着きを取り戻した様子で、 ふらりとその場を後にした。
中庭に置いたままの荷物を取りに戻った時も、 未だ誰かいたとしても何事もなかったかのように。 そのままずるずると自室へ戻ると、 直ぐに絵を描き始める。
夜通し描き続けて、何とか完成させることが出来た。 刻は明け方、空は鮮やかな東雲色に染まっている。 男はゆらゆらと部屋を抜け出して、 ケイトリンの部屋までやってくる。 まだ部屋に残っている彼女の荷物の中、 完成したばかりの絵をそっと忍ばせた]
(4) 2015/06/11(Thu) 03時半頃
|
|
[―――渡してくれと素直に頼んでも、 どうせ聞いて貰えないのは分かっていた。
だから荷物移動の際に、 此れが彼女の手に上手く渡ってくれることを祈った。 もしもばれたら、そのまま廃棄されてしまうかもしれない。 けれどこれ以外の方法を、思いつかなかったから]
(5) 2015/06/11(Thu) 03時半頃
|
|
[彼女の荷物に忍ばせた絵は、中庭で描いていた絵"ではない"
あの絵は未完成のまま、スケッチブックに残されている。 彼女の時を閉じ込めた東雲色、手放すことは出来なかった。
贈ったのは、ケイトと自分が二人で空を眺めている絵。 本当はもっと賑やかな絵にしたかったけれど、 一晩ではこれが限界だった。
先程彼女に言われて気づいたのだが、 男は自分自身の絵を殆ど描いてはいない。 描き残してきたのはどれも、男の瞳に映る"誰か"の記録たち。 それでいいと思っていた。
…ただ、ケイトの傍に誰かいるとするならば。 それは自分が良いと願ったから。 彼女も同じ気持ちであってくれることを、祈る]
(6) 2015/06/11(Thu) 03時半頃
|
|
[男は全ての用事を済ませて自分の部屋まで戻ってくると、 崩れ落ちるように寝台へと沈み込む。
ほぼ二日、碌に睡眠もとらず。 痛み止めの飲みかたも普段以上に滅茶苦茶で。 食事を摂る時間すら惜しんでいたのだから、 当然の結果と言える。
死んだように彼は眠り続ける。夢は、見なかった**]
(7) 2015/06/11(Thu) 03時半頃
|
|
[―――腕のレントゲン写真を見せて貰ったことがある。
上腕骨、橈骨、尺骨、手根骨、中手骨、指骨。 まるで進化の過程を辿るように、 溶けて癒合し変形していく骨達。 本来の機能を捨てて、 ぐちゃぐちゃと周囲の神経を巻き込みながら。
翼に自由に動かせる手指は必要ない。 関節は癒合し指先の骨は削り取られ退化し、 羽根を支える腱の一部と化す。
今動かしている二本の指も既に内には痩せた骨しかなく、 関節も潰れかけている。 医学的には最早動く筈のない指。
それでも、俺は…]
(36) 2015/06/11(Thu) 18時頃
|
|
―自室―
[目を覚ました]
[天井がやけに遠く感じる]
[シーツが汗で湿って冷えた感触]
[指先が鋭い痛みで一ミリも動かせない]
(37) 2015/06/11(Thu) 18時頃
|
|
[身体を起こせば、 腕どころか全身に焼けるような痛みが走る。 ここ数日間無理をし過ぎた所為かと、 苦痛に顔を歪めながらも何処か他人事のように思考する]
……………。
[もう一度緩く瞬く。 どくりと心臓が鼓動を深めた。 そして男は痛み以上の異変に気が付く]
(38) 2015/06/11(Thu) 18時頃
|
|
[君が居なくなった世界は、]
[残酷な色鮮やかさを増して襲い掛かってきた]
(39) 2015/06/11(Thu) 18時頃
|
|
[鳥類は4色型色覚をもつと考えられている。 赤色、緑色、青色に加えて、 波長300〜330ナノメートルの紫外線光を感知できるのだ。
棚の上に置かれている、 薬瓶の中の宝石達を振り返る。 其れは光を受けてきらきらと、 見たこともない色で煌いていた。
―――そうして、悟る。
あの愛しい菫色は、 もう記憶の中の瞳にしか咲くことは無いと]
(40) 2015/06/11(Thu) 18時頃
|
|
[薬を飲むためだけに、看護師を呼ぶのは憚られた。 動かない指を使って何とか痛み止めを飲んだ後、 ゆっくりと自室を後にする]
(41) 2015/06/11(Thu) 18時頃
|
|
―元メルヤの部屋前―
[とん、とその場所で一度足を止めた。 扉は既に開いていた。 部屋の中に広がるのは空白]
……………。
[黒の瞳は揺らがない。 "悪い予感"は"現実"に塗り替えられる。
彼の笑顔が昨日の澄んだ青空を背景にして蘇る。 空は何処までも繋がっている筈なのに。
誰も何処へもいけない。…何処へも]
(42) 2015/06/11(Thu) 20時頃
|
|
―シーシャの部屋―
[そのまま歩みを進めていると、 シーシャの部屋前で会話している医療スタッフを見つけた。 何かあったような雰囲気だった。 ただ、人が集まっているということは、 まだ彼は"連れて行かれた"訳ではないのだろう。
勝手に部屋に入る。 医療者から特に咎められはしなかった]
……シー兄ちゃん。
[随分、消耗しているように見えた。 男は無表情のまま、勝手に椅子を持ち出してきて、 寝台で眠らされている彼をずっと見つめていた*]
(43) 2015/06/11(Thu) 20時頃
|
キルロイは、シーシャの角がまた大きくなっているような気がして、一度目を伏せる。
2015/06/11(Thu) 20時半頃
|
―シーシャの部屋―
[シーシャは魘されているように見えた。 静かな室内に軋むような音が響き、彼の角が成長する。 その苦しそうな姿を男の黒い瞳は、 じっと人形のような無表情で見つめている。
痛いのだろう。辛いのだろう。 果たして彼は眠りの中で、何を見て何を想っているのか。
そっと伸びた黒い翼。 鴉のようなその羽色は、 院内では不吉だと忌避されることもあった。 其れに覆われた殆ど動かぬ指先が、微かに相手の額に、 撫でるように慰めるように、触れた]
(63) 2015/06/12(Fri) 00時頃
|
|
[相手が目を覚ませば、 まるでスイッチが入ったように男はにこりと微笑んだ]
良かった、シー兄ちゃん。 何か、具合悪そうに、見えたから。
[なんで此処にいるんだと言われて、 説明になっているような、いないような言葉を返し。 無理やり点滴を引き抜く姿に、苦笑する]
……あー、駄目だよ。そんな乱暴な。 また先生に怒られるぜ。
慣れっこかもしれないけどさ。
[抜かれた針の先から、点々と薬液が零れ出る。 止めようにも腕が動かないから、ただ静かに眺めているだけ]
(64) 2015/06/12(Fri) 00時頃
|
|
[躊躇うような一拍の間]
――――…大丈夫? 何か、あったの。
[声色は穏やかなまま、問いかける言葉は短い*]
(65) 2015/06/12(Fri) 00時頃
|
|
[彼の部屋の前で薄ら聞こえた言葉>>57を思い返す。 あのサイレンの時は、シーシャは隔離されずに済んだ。 けれど、それなら、今回は――――? 定期検診なんて言葉は、聞きたくもなかったが。
それでも男は、"普段通り"の笑みを浮かべている]
ああ、其処は素直に謝るんだ。 兄ちゃんのことだから、もっと反抗するのかと思った。
[返ってくる答えに、茶化すように肩を揺らして。 突っ込まれても追究されなければ、 そのまま疑問は流してしまおう]
(72) 2015/06/12(Fri) 01時半頃
|
|
[部屋で寝かされ点滴までされて、 「何もない>>69」ことはないだろうと思ったが。 大事がないという意味だと勝手に解釈し、 困ったように笑って小さく息を吐く。
けれど、続けられたのは否定の言葉。
その先の言葉が何故か予想出来てしまって、 一瞬だけ緊張が走った]
(73) 2015/06/12(Fri) 01時半頃
|
|
[ぽつりと零された事実>>70は、 静かな部屋の中に沁み渡るように。 それが逃れることのできない、現実であると]
……うん。そうみたいだね。
[男は微笑みを崩さない。 その姿から動揺は感じ取れない。 動揺どころか何の感情も感じ取れない]
あっちで苦しい思いをしていなければ、良いけど。
[ぽつり、呟き返した言葉にだけ、 微かに憂いの色が滲んでいた*]
(75) 2015/06/12(Fri) 01時半頃
|
|
[シーシャはメルヤとケイトのことを知っていた。 其れを知ったから、具合を悪くしたのだろうか。
そういえば此れは先日のメルヤの部屋での騒ぎの面子だな、 などと思考が頭を過る。 そう思うと、酷く。…酷く、 ]
――――…? なぁに。
[問いかけの言葉>>79に、不思議そうに首を傾げる。 自分の態度を見て相手が何を考えているのか、 其処にまで思考は及ばない。思考は、辿り着かない]
(82) 2015/06/12(Fri) 02時半頃
|
|
[恋愛相談に関しては、一度トレイル相手で非常に恥ずかしい思いをした為、シーシャにまで頼ることはしなかった。向こうから尋ねられたことも、無い筈だ。 しかしながら、この男は元来とても分かりやすい。 彼女にどんな想いを抱いていたかなんて、 少し見れば簡単に分かるだろう]
兄ちゃん、直球だなぁ…。
[其れが真面目な質問だとは、分かっていた。 それでも深刻さを感じさせないように、 惚けるような態で肩を揺らしてから]
うん。好き"だった"んじゃない。 今でも好きだよ。
[浮かべた微笑みが、一瞬だけ苦しげに歪む。 途方にくれたような、困り果てたような、色が滲む]
(83) 2015/06/12(Fri) 02時半頃
|
|
……やっぱり可笑しいよな。 凄く哀しくなると思ったのに。
泣き叫ぶ気にも、ならなくて。 自分が何を考えているのかもよく分からない。
こんなこと初めてで。
どうしたら、良いか。
[其処まで言って、苦笑する。 今度は先程までよりは、感情の籠った顔で]
ごめん、ごめん。 大丈夫だよ、その内、何とかなる。
[と思う、と小さく付け足した。 相手を見舞っていた筈なのに、妙なことを言ってしまったかなと、申し訳なさそうに*]
(84) 2015/06/12(Fri) 02時半頃
|
|
―シーシャの部屋―
何ともならないのか。 それは流石に、……こまったな。
[シーシャの言葉>>87を聞き、それでも尚笑っている。 他にどんな表情をすれば良いのか、分からない]
………………。
[だけど心配をかけていることと、 相手の真摯な思いやりは真っ直ぐに伝わってくる。 だから彼が言ったことを頭の中で反芻する。 何度も、何度も]
(96) 2015/06/12(Fri) 14時頃
|
|
[腕が此方に伸びてくる。 大きな掌が頬を包み、気づけば眼前には彼の瞳。 鴉の眼には暗赤色の中、薄く青が差し込んで見えて。 綺麗だなと、場違いに思った]
どんな気持ち?
[靄がかった思考を、一生懸命巡らせようとする。 黒い瞳は揺らがない。 見開かれたままの夜闇の色に、 角持つ青年の姿が鏡のように映っている]
(97) 2015/06/12(Fri) 14時頃
|
|
[やがて顔は相手へ向いたまま、僅かに目を伏せた]
………………寂しいよ。
とても。
[ぽつり、零した言葉は、あまりに拙い]
(98) 2015/06/12(Fri) 14時頃
|
|
[すぐに視線を相手へ戻して、笑う。 さっきよりは、少しでもマシに笑えていれば良い]
だからさ、兄ちゃんも。 あんまり無理しちゃ嫌だよ。 先生に怒られる位なら、幾らでも構わないけどさ。
居なくなるのは。
寂しいから。
[無理しなくても、同じかもしれないけど。 黒い翼を伸ばして、相手の頭をぽんぽんと、撫でた**]
(99) 2015/06/12(Fri) 14時頃
|
|
[むすりとした顔で告げられた言葉>>100に瞬く]
―――…ええ…。 それを禁止されると、…厄介だな。
[律儀に笑うのを止めて、真面目な表情で相手を見つめた。 駄目だ、また心配をかけている。 何とか自然な状態に戻らなくてはと内心焦るものの、 本当の普段通りがどうだったかすら上手く思い出せない]
無理は、してないよ。してない心算。
分からない顔かぁ…。 どんな顔だろう。
[困ってしまって、茶化すようにそう言った。 案外、今みたいな顔がそうなのかもしれない]
(107) 2015/06/12(Fri) 21時頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る