人狼議事


194 花籠遊里

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看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2014/09/21(Sun) 07時半頃


【人】 看板娘 櫻子

―― 霧雨の夜 ――

[櫻樹に月が縋るのでしょうか、月に櫻樹が寄りそうのでしょうか。
 霧雨降る夜に呟かれる小さな名前は、厚い雲に隠され>>3:110
 僕の耳には届かなかったのでございます。
 ですが、その唇が何を綴ったのか
 邪推では在りますが、わかった気がしたのでございます。

 辛い、哀しい。
 失くし物の名を、きっと呟かれたのではないでしょうか。

 ですから僕は、そっとぬくもりを分け与え続けるのです。
 たとえ心の隙間を埋め尽くすことなど出来なくとも
 ほんの少しの気紛れになればいいのです。
 『花』は一夜の『夢』としてあればいいのです。
 相手が『蝶』であれ、『花』であれ。]

(6) 2014/09/21(Sun) 09時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[今宵は、月が泣いておりました>>3:120
 たった一筋の雨が、頬を伝っておりました。
 雨は籠の中、櫻の枝葉に
 『蝶』のようにとまります。

 僕はみるみると、哀しい表情をしたでしょう。
 射干玉に涙浮かぶことはありませんでしたが
 心の裡は確かに、ひとつの穴を開けていたのです。]

 朧、さん。

[僕は『花』の名を口にいたしました。
 僕に出来ることは、数少なく。
 僕が与えられる蜜は、量少なく。
 それでも、きゅうと抱きしめ続けておりました。]

(7) 2014/09/21(Sun) 10時頃

【人】 看板娘 櫻子

[舞い降るのは、紙雪ではなく霧雨でした。
 その雨もやがてはやみ、月も東雲に眠るでしょう。

 僕は朝焼けを見上げました。

 架け橋が>>#1、籠の外へと伸びているのを見たのです*]

(8) 2014/09/21(Sun) 10時半頃

【人】 看板娘 櫻子

── 中庭 ──

[僕はスコップを片手に、庭に穴を掘っておりました。
 それは何時もとそう変わらぬ風景でしょう。
 秋の彩りの中に、櫻色はひらひらと揺れておりました。

 違うことは些細なものにございます。
 軍手をしているわけではないこと。
 植える苗が用意されていないこと。
 代わりに傍にあったのは、小さな梅の花でした>>3:137

 架け橋を渡ったのは、嘘の吐けぬ『おうじさま』と
 聡明な銀月の『おひめさま』でありましょう。

 今夜は書斎でお待ちしますと告げようとして
 水鉢に浮かぶ梅花を見つけ、それを悟ったのでございます。]

(9) 2014/09/21(Sun) 10時半頃

【人】 看板娘 櫻子

 
 
‘Tis better to have loved and lost

 than never to have loved at all.


[細い指先に梅花を乗せ、呟くのは呪詛でありました。
 芽吹かぬように、深く深く掘った土の中へ。
 埋めていたのでございます。]

(10) 2014/09/21(Sun) 10時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2014/09/21(Sun) 10時半頃


看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2014/09/21(Sun) 12時半頃


【人】 看板娘 櫻子

[淡藤の『花』を思い、濃藤の『花』を思い
 口にする呪詛は蓋をした心の裡で蝕んでいくようでした。
 ですから僕は梅花と共に、それを埋めていたのです。
 空は秋の色をしておりました。
 庭に植えられた秋櫻と、同じ色をしておりました。
 秋の中に櫻がひとひら揺れていた頃のことにございます。
 切り取られた窓枠、そこから見えた色と声に僕は振り向いたのでございます。]

 僕の唄ではありません。
 淡藤の唄にございます。

[これは僕の呪詛ではないと、土に汚れた手を払います。
 眸の先には珍しいお姿がありました>>13

 ……誰そ彼、とはよく謂ったものですね。

[此処に来られる時のお姿からは想像もしない様相をしておられました。
 昨夜は地下に足を踏み入れることがなかったので、姿を拝見することもなく。
 その間に嗜好をお変えになられたのでしょうか?
 射干玉をまあるくして、僕は驚いた表情を向けました。]

(14) 2014/09/21(Sun) 15時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[宵に、『花』の蜜にと誘われる『蝶』が
 ひらひらと集まり始める時刻です。
 いつもは夜も更けてから訪れる色を、珍しげに見ていたからでしょう。

 甘い蜂蜜を煌めかせる『蝶』が息を潜めていることに>>17
 気がつかなかったのでございます。]

(18) 2014/09/21(Sun) 16時頃

【人】 看板娘 櫻子

[梅花を埋めるとき、ぽつりとひとつ溢しましたが
 小さな声は風に浚われてしまったことでしょう。
 過ぎ去る『蝶』も枯れゆく『花』も、櫻樹はたんと見てまいりました。
 そして大事な『花』枯れる度、心裡に埋めていくのです。]

 虹を渡って行かれたのです。

[『人』になりに、とは謂いませんでした。
 謂ってはならない気が、無意識に唇を閉じさせたのでございます。]

 今宵は、『花』もお買いにならないのですか?
 本当に珍しい、明日は雪でも降るかもしれませんね。

[『外』を知らない僕には、価値などさっぱりとわかりませんが
 彼のお召し物は、質がよいなどと謂う範疇を越えているもののように感じます>>19
 首にあるネクタイは、随分とぐうたらに緩められておりますが
 それは『外』のお姿のひとひらなのでしょう。
 お話しされるお言葉も、まるで永遠に続く夜ではなく
 照らされた昼のことを話しておられるようでした。]

(21) 2014/09/21(Sun) 16時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[あぱるとまん、とは住まう家のことでしょうか。
 屋根があればいいと謂う、珍しすぎるほどの言葉に
 じいと、成長止まった僕の顔を向けて
 射干玉が見つめていたのでございます。]

(22) 2014/09/21(Sun) 17時頃

【人】 看板娘 櫻子

 ええ。
 でもきっと。

[「縁起悪ぃな」>>24と仰られて、僕は素直に肯きました。
 丁という『花』が違う咲き方を求めた末路を知っているからであり
 そしてそれ故に「きっと」と続けました。
 願いの篭められた、あるいは祈りの篭められたその言葉の後には
 何も続きませんでした。]

 土いじりは、いつものことです。
 花を植えて育てるんですから、…墓守なんかじゃありません。

[『花』を植え、『花』を育てているのです。
 そしてまた枯れ朽ちた『花』を土に返し───…。
「墓守」と謂われて、返す言葉を探しましたが
 上手く返す言葉が出てこなかったのは
 本当にそうだと、どこかで自覚していたからでございます。]

(28) 2014/09/21(Sun) 18時頃

【人】 看板娘 櫻子

[とまらぬ『花』が目の前にあるでしょうに。
 決して口には出しません。
 言の葉にすれば、まるでそれこそ未練がましく思われて
 また揶揄で返されてしまうのでしょうから。

 射干玉に映りこむのは、悪趣味に笑まれる顔で
 それを映す僕は、微笑むこともなければ怒るでもなく
 ただ、ふわりとした印象があるだけの無表情。

 それが一度微かに揺れたのは
 性質の悪いお言葉>>25に、でした。]

 …───意地悪な『蝶』。

[手折る気などないくせに。
 僕は長い睫毛を一度伏せました。
 自覚もなく、愁いを帯びて俯きかけたのでございます。]

(29) 2014/09/21(Sun) 18時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[俯きかけたその顔が地面へと落ちずにあったのは
 手招きする姿を眸が捉えたからでございます。
 そしてその先、姿を見せるのは金色の蝶でありました。]

 ベルさまっ。

[陰っていたはずの表情は、ぱあ、と明るさを取り戻します。
 ふわり、微笑みを浮かべると
 どうやら御二方とも、なにかあったご様子でした>>26>>27
 意地の悪い御方の表情、揶揄。
 そして美しい御方の染まる顔。
 長くこの廓にあれば、大体の予想はつくもので。
 『蝶』が『蝶』とお戯れになったのでしょう。
 交互にお二方を見て、少しの間口を噤み。
 そして、もう一度『花』の微笑みを浮かべました。]

(30) 2014/09/21(Sun) 18時半頃

【人】 看板娘 櫻子

 ちょこれーと…!

[微笑みはすぐに、満開の笑みへと変わります。
 また逢いに来てくださったこと、それに甘味のお土産です。
 嬉しくて、頬が緩まぬ筈がありません。
 甘味の中でも、ちょこれーとが僕は一番好きなのです。
 ベルさまにはお話していないのに、なんて素敵な『しあわせ』でしょうか。]

 頂いても、よろしいんですか?
 お茶でもお淹れします、ご一緒にどうですか。

[盗み聞きだなんて思ってもいません。
 ですからベルさまがどうして気まずそうにしているのか判らないまま
 小走りにベルさまのお傍へと寄りました。

 ベルさまには、笑顔でお傍に寄るというのに
 彼の『蝶』へは自ら近付きもせず、ただ射干玉を向けるだけです。]

(31) 2014/09/21(Sun) 18時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2014/09/21(Sun) 19時頃


看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2014/09/21(Sun) 20時半頃


【人】 看板娘 櫻子

 ちょこれーと、大好きなんです。
 あっ、でも、くっきーもすきですっ。

[ベルさまは微笑み返してくださいました>>32
 そのお顔は、やはりとても端整でお美しいと思います。

 「クッキーじゃなくて」と仰られた時には
 ふるふると首を横に振りました。
 ざっはとるてというものも食べてはみたいのですが
 それより何より、お気持ちが嬉しいのでございます。

 そして渡されるもうひとつの包み>>33
 包みの中のものと、渡されている御方とを見ては見るのですが
 ちょこれーとくっきーに、お茶に、と。
 あまりに似合わなすぎる気がいたしました。]

(38) 2014/09/21(Sun) 20時半頃

櫻子は、ヘクターさまは包みを受け取られるのでしょうか…?

2014/09/21(Sun) 20時半頃


【人】 看板娘 櫻子

[「いつも墓守代わり」だの>>39
 何も謂わず、肩を竦めて見せたりする>>40
 そんな意地悪な御方です。
 こめかみを掻く指先は、甘いお菓子を受け取らずに居られました。
 そしてその唇がまた意地悪な語ばかりを紡ぎます。
 射干玉の眸は一度、秋色の方へと移ります。

 じ、と見詰めている間はほんの数秒だったでしょう。
 けれど明確に、少しだけの間を置きました。

 何を告げるか、開いた薄い櫻色の唇は言の葉を添えます。]


 ───あれば、入れて差し上げましたのに。


[そしてきっと、酷く哀しい顔で微笑みました。]

(45) 2014/09/21(Sun) 21時頃

櫻子は、ニコラスさまに向き直ります。

2014/09/21(Sun) 21時頃


【人】 看板娘 櫻子

 好きなもの、ですか?
 ええ、っと。

[問われて振り返る頃>>43には哀しげな色は薄まり
 何が好きだろうと、数多くある好きなものを思い返しておりました。]

 んーと…、珈琲…ちょこれーと…お花…
 我儘なので、たくさん思い浮かんでしまいます。

[少し困ったような顔をして微笑んでから
 ふと、思いついたように手を打ちました。
 折角美味しいお菓子を持って来て下さったのですから。]

 朧さんや丁助さんにも、分けて差し上げてもよろしいですか?

[それともお茶に誘ったほうがいいのでしょうか。
 甘い物を誰かと一緒に食べるのは、僕の『しあわせ』のひとつです。
 今はもう消えてしまった藤色と、数日前ここでそうしたように。

(46) 2014/09/21(Sun) 21時半頃

【人】 看板娘 櫻子

 ……?

[見上げたベルさまのお顔は、なにやら耐えておられるようで>>47
 僕は何か変なことでも謂ってしまったのでしょうか。
 判らずに見上げることしか出来ません。]

 はい、牛乳をたっぷりといれたものが。

[勿論入れずとも飲めはします。
 外見のおかげで、まさか苦すぎるだなんて心配されているとは露知りません。
 二七の歳月を、どこかで止めてしまったような僕の顔は
 次々取り出されるくっきーの包みに
 それこそ幼子のように微笑みました。

 くるりと辺りを見回したのなら
 こちらを見ていた『花』を
 見つけられることは出来たでしょうか?>>41

(50) 2014/09/21(Sun) 22時頃

【人】 看板娘 櫻子

[ふと、耳が言葉を掬い上げました。
 水鉢の中に泳ぐ魚を白く細い指先が掬い上げるように
 それは静かに、僕の心の裡へと
 ひとつの違和感となって残ったのです。

 僕の、毒の言の葉は
 お茶会の席をひとつ、奪ってしまいました。
 断る声には、まるで興が削げたとばかり>>49

 ……───。

[秋の深まりを知らせるコートが、はたりと揺らめいて
 四角く切り取られた窓辺から離れて行かれます。
 此処は籠の『中』、そしてあちらは籠の『外』。

 謎掛けにこの時はまだ、小首を軽く傾げましたが
 僕の表情は、寂しげなものであったでしょう。]

(51) 2014/09/21(Sun) 22時半頃

【人】 看板娘 櫻子

 ……お気を、悪くされてしまったようです。

[櫻に毒など在りはしないのに。

 物騒な発言をしたのは僕自身です。
 櫻にも毒が在ればいいと、どこかで思ってしまったのです。
 『 』という毒があれば、いいと。]

 お茶、したかったんですけれど。
 僕はあの方に、嫌われているみたいです。

[彼の『蝶』の姿が見えなくなってしまってから
 言葉とは裏腹に落ちるのは微笑みでした。
 眉尻を下げ、しゅんとした表情でありました。]

(53) 2014/09/21(Sun) 22時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[視線に捉えた焔の色も、どこかへ消えてしまわれました>>52
 射干玉を一つ二つ、伏せ。
 ベルさまへと向き直るのでございます。]

 行きましょうか。

[広間に行けば、お茶をお出しすることも出来るでしょう。
 ベルさまをお誘いしては
 呪詛に、種にと、植えた中庭を後にするのです。]

(54) 2014/09/21(Sun) 22時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2014/09/21(Sun) 22時半頃


【人】 看板娘 櫻子

── 広間 ──

[広間まで、繋ごうと手を差し出されました>>57
 断る理由は何一つなく、喩えそれが誑かしているのだとしても>>48>>55
 僕はベルさまの指に指を添わせ
 広間へとやってきておりました。

 朧さんほどお茶をご用意するのも上手くはありませんし
 幾日と前に此処でもてなした『花』とは
 また違ったものを用意するでしょう。]

 くろわっさん!
 でも、びちゃびちゃになってしまいませんか?

[話を続けていれば>>56、笑みも元に戻りましょう。
 気になる言の葉からは、一時眸を背けておりました。]

(58) 2014/09/21(Sun) 23時頃

【人】 看板娘 櫻子

 そう、なのですか…?

[びちゃびちゃとするのがいいらしい>>60
 ベルさまは不思議な御方だと思うけれど
 随分と味覚の方も個性的でいらっしゃるのかもしれません。

 取り出した甘味と、とうもろこしの香るお茶。
 緑茶でないのは、少しでもくっきーに併せてのことでした。
 もしかしてですが、これにクッキーを浸したりもされるのでしょうか。
 おずおずと、先程まで繋いでいた手を見詰めました。]

 美味しいなら、よかったです。

[ね、毒なんて入っていないでしょう?
 余計なことを謂わなければ、彼の『蝶』が座っていたかもしれない椅子。
 それに一度、視線を向けたのでございます。]

(61) 2014/09/22(Mon) 00時頃

【人】 看板娘 櫻子

 とうもろこしのお茶です。
 炒った実を使って、お茶にするのですよ。

[かふぇいんが入っておらず、芳ばしい香が特徴です。
 素朴な味がして好きなのだと
 他愛もない会話の中に紡いだりもしたでしょう。

 僕の視線を集めていた指先には
 ちょこれーとくっきーではなく、筆胼胝がありました。
 小首を傾げながら話してくださる姿に
 僕は純粋な尊敬の表情を浮かべました。]

 お話をお書きになられるのですか!
 本を読むのも好きなんです。
 ベルさまのお話も、読ませていただけたりしますか?

[次のお土産には、甘い『夢物語』がいい。
 僕はそんな風におねだりをしたのでございます。]

(65) 2014/09/22(Mon) 00時半頃

【人】 看板娘 櫻子

 ……僕は、嫌ってなどないのですよ?

[優しく語られる未来が>>62
 僕の唇を少しだけ軽くさせました。
 ベルさまは「ヘクターさんは櫻子さんに愛着があるって言ってた」>>56
 そう、謂っておられました。

 それはあまりにも信じられるものではありませんでした。
 きっとこの優しい太陽が、僕に聞かせてくれる『夢物語』なのでしょう。

 僕だって嫌いなわけではないのです。
 ただ、ずっと苦手に思うだけで。]

 出来るでしょうか…。

[どうしたってそんな未来、想像など出来もしませんが。]

 ……出来れば、いいなって思います。

[隣に座り、甘味と飲み物とを並べて。]

(66) 2014/09/22(Mon) 01時頃

【人】 看板娘 櫻子

[そんな未来を望む事さえ許されないのだということを
 僕が知るのは、まだこの刻ではなかったのでございます。


 櫻は今日、花籠での終わりを迎えます。


 それを知るは、今宵の櫻を買い付けた『蝶』のみでしょう。
 櫻の季節が終わったのだと。
 身を繋ぐ見えぬ鎖が、今宵の金で断ち切られるのだと。

 ──中庭も幾分、寂しくなることでしょう。

 此処でしか咲けぬ『櫻』を捨てる言葉が
 きっと愉悦滲ませながら、響いていたのでございます。]

(67) 2014/09/22(Mon) 01時頃

【人】 看板娘 櫻子

 いつかきっと。
 だって、僕はずっと此処におりますから。

[何も知らない『櫻』はひとひら
 甘い焼き菓子の花弁を食んで、微笑んでおりました*]

(68) 2014/09/22(Mon) 01時半頃

【人】 看板娘 櫻子

── 広間 ──

[ベルさまとはどれ程お喋りをしたでしょうか。
 他愛もない会話が殆どでしたでしょうが
 それはとても、僕にとって『しあわせ』な時間でありました。

 その時が終わりを迎えたのは
 「櫻の夢が所望された」と何方かにお伝え頂いた時のことでしょう。]

 ……ベルさま、ごめんなさい。
 呼ばれてしまったので行かなくちゃ。
 今宵も、あなたさまに合う蝶と出逢えると佳いですね。

[申し訳ございませんと、恭しく席を立てば
 微笑みを向けたのでした。]

 また、お越し下さい。
 お待ちしておりますから。

[そうして、広間を後にしたのでございます。]

(69) 2014/09/22(Mon) 04時頃

【人】 看板娘 櫻子

[白い着物に変えるために部屋へと帰る道すがら
 『蝶』は何方なのかお聞きしました。

 その瞬間、聴いた名前は思いもしない名前でありました。]

 ご冗談を、そんなまさか。

[櫻など、見向きもしない『蝶』ではありませんか。
 他のどんな『花』にとまっても、毟っても
 櫻樹には寄りもしない『蝶』のはずではなかったのですか。]

(70) 2014/09/22(Mon) 04時頃

【人】 看板娘 櫻子

 やっ  …──、いやだ… 厭です!

[僕は初めて、地下へ向かうことを拒みました。
 それは子供が駄々をこねるように少し続きましたが
 結局は、向かわなければならないのです。
 その些細な反抗は、地下牢にも伝えられてしまったことでしょう。

 何が、そんなにも厭なのでしょう?

 深くを考えてはならない気がして。
 僕はしぶしぶと、白を纏っていきました。]

(71) 2014/09/22(Mon) 04時半頃

【人】 看板娘 櫻子

── 地下牢 ──

[白い着物を纏った櫻の精が、肌寒い地下に舞い降ります。
 待つであろう、探すのは秋色。
 射干玉がその色を捉えたのなら、そっと房へと格子を潜り抜け。
 清めた身体から櫻の香を漂わせておりました。]

 ……───買わぬのでは、なかったのですか?

[今宵はどんな気紛れなのか、と。
 薄い唇を引き結んで、射干玉を床へと落とします。
 白い女物の着物、けれども頭には何時もの櫻色が揺れていました**]

(72) 2014/09/22(Mon) 04時半頃

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