226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】
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―夢と幻と現の境―
伝えたい。 伝えたくない。 だけどどこかに遺して置きたい。 その想いを伝えるのに、僕は打って付けの人材だったのだろう。
けれども、僕もひとりの人間で。 僕にだけ打ち明けたひと達。その全てを抱え込む。
日に幾度も記憶を鮮明に蘇らせ、潰されそうになるような気持ちに駆られることもあった。
(+143) 2015/06/14(Sun) 22時頃
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―夢と幻と現の境―
想いは、重みだ。重く圧し掛かるものを、捨てきれず。そっと僕にだけ遺していったものを、誰かに伝えることはその想いを踏みにじるも同然であったため口には出来ない。
彼女の、彼の、運命に人知れず憂いを憶えれば胸に遺った想いがまた蘇る。 そうして僕は思い出す。
他には誰もいない食堂の斜め向かい。夜の中庭。静寂が支配する、部屋の中。 僕は何も言わなかった。ただそこに居た。そこに彼がいたのは、何故だったのだろう。
気付いていたのだろうね。君は。どんな時でも突っ伏して顔を隠していた僕に、時折気紛れに頭を撫でる。
声をあげて泣くことこそ、無かった。顔をあげないまま、ただ静かに涙する。
どちらも言葉は交わさなかったように思う。
(+144) 2015/06/14(Sun) 22時頃
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―夢と幻と現の境―
まるで映写機のフィルムをまわすように、突然目の前の光景が変わった。
――中庭の樹の下で、幼い子どもが蹲って泣いている。 思えばこの頃から泣き方は変わっていないのだろう。我ながら可愛げがない。
「いい加減寒いから……こっちに来てくれないかな?」
頭の上にまで雪を積もってきている。幼い自分自身に声を掛ける。現実に厚着をしても、幼い自分がここで蹲ったままでは何の意味も成さないだろう。
――”……ネイサン”
自分の存在などまるっきり入ってないかのように、慕っていたピエロの彼の名を呼ぶ。その死を知った衝撃で、《幻》に囚われてしまった。弱さに付け込まれた。 そうは知っても、そこまでわかっても。自分の心を持て余す。いつも、どうやって宥めていただろうか。
「彼は死んだんだよ。でも、僕は生きている。どうしようもないことに。……そこで泣いていたって」
ぽつり。蹲ったままの筈の幼い自分の聲は、内側から響くように明瞭にきこえる。
(+145) 2015/06/14(Sun) 22時頃
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―夢と幻と現の境―
”ぼくが、ワガママいってるんじゃない。”僕”がぼくを受け入れてくれないから、ここにいるのに”
突き付けられた真実に、視界が歪んだ。《幻》に取り込まれたと思い込もうとしていたその心は、違う。 幻覚症状が内に広がりそれを利用して、置き去りにした。――深層意識の無意識で必要のない”心”を殺すため。
おそるおそる。触れた子どもは冷え切っていた。触れた先から溢れ出たのは、切り捨てようとした心の部分の激情。
おのれ自身への呻き、悲しみ、嘆きの心を、殺すべく貫いたのだ。
その奥にはおのれが抱くかすかな切なさ。空っぽだった望みを置く場所。僅かな未練。幼い自分が象徴しているのは、そういった自らへの感情。
(……ああ)
道理で、と思う。道理で思い通りにならない。おのれの感情ほど儘ならないものはない。 小さく小さく蹲ったままの子どもが、かすかに名を呼ぶ。
その名を耳にして、ひどく冷ややかなものに支配された。
(+146) 2015/06/14(Sun) 22時頃
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―夢と幻と現の境―
僕は”きみ(ココロ)”よりも誰かの望みの方が大事だ。
中庭に、池があったなら放り込んだだろう。 無感情に。自らを労るような想いはすべて、この幼い姿をした自分の中だから。
容赦もなく、投げ捨てただろう。
――でもそのことで。 誰かが傷付くのを見るのは嫌だな、という躊躇いが生じる。
言葉通り
文字通り 自らに対する心はそこにしか無いから
――僕のことなど、どうでも良かった。
(+147) 2015/06/14(Sun) 22時頃
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― 少し前、中庭で ―
[不意に声をかけられて、シーシャの肩が揺れる。>>135 振り向く前に目を乱暴に擦って平静を装った。]
…あげるって、……コレは?
[半ば押し付けられた形でシーシャの手元に渡ったのは日記のような体裁の何か。 片手でぺらぺらと捲れば中身は絵日記のようだった。]
………………。
[中身を詳しく確認する暇はないけれど、返してしまおうかと腕を上げかけた。…けれど、結局は受け取り、その場を辞する。]
(137) 2015/06/14(Sun) 22時半頃
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――――……じゃあな。
[通り抜け際、ぽん、と軽く伸ばした腕でキルロイの頭へ触れて直ぐに離し、その手をひらひらと振って中庭を後にした。*]
(138) 2015/06/14(Sun) 22時半頃
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[それから、建物の中へ戻った青年は近くの食堂まで歩いていくと、筆記用具と紙を借り、何事かを走り書いて絵日記に挟み、食堂を後にする。
屋上へ行くまでに捲るのは手にした絵日記のほう。 歩きながら読み、時には柱にぶつかり、いてっ、などと声を上げながらもその足は廊下を進み、階段を昇り、やがて目的の場所へ到達する。
その間に目を通した絵日記には、歪ながらも描き主の想いの残された絵が並んでいた。 シーシャはそれを見て、少しだけ泣いた。*]
(139) 2015/06/14(Sun) 22時半頃
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……そうだね、ここにあるだけで十分だろう。 彼の代わりに、この子が種を飛ばすだろう。
スタッフ達だって、ただ咲いている花を無碍に引き抜いたりはしないだろうしね。
[灰色の青年の視線>>90につられるように、そよそよと揺れる花を見つめて答える。
もう決して外に出ることの叶わぬだろう彼の代わりに、どこかへ種を飛ばせばいいと、そんなことを思っている。]
(140) 2015/06/14(Sun) 23時頃
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[灰色の青年と話している間に、キルロイも中庭に出てきていたようだ。 驚いたような声>>84が聞こえて振り返る。]
……やぁ、おはよう。 キルロイは一団と背が高くなったね。
[正反対のことを言って笑う。]
あぁ、トレイルに頼まれてね。 忘れないうちに、移植しておこうと思って。 強い植物だからね、きっと殖えるよ。
[兄ちゃんの>>85、という呼び方にきっと彼らは親しかったのだろうと思う。 彼はトレイルが運ばれたことを知っているだろうか。]
(141) 2015/06/14(Sun) 23時頃
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―トレイルの部屋―
[寝起きはやはり最悪だった。真冬の夜に置き去りにしてきたままだから、凍えるような体温も戻らない。 ふるり。体を震わせれば頭を振った。
おのれ自身の心ほど、儘ならないものはない。殺そうとして、でも死にたくない。剥離しかけているのか背反している。]
タルト…の、様子を見に行かなきゃ。
[節々が痛い。寒気というには生易しい凍えそうな冷気を感じる。ろくに治療を受けていない背と、擦りむけた手。 メルヤはおのれの怪我を確かめながらも、脳裏の奥に追いやった。
トレイルの部屋で、手品に使えそうなものを物色する。花を毟るわけにはさすがにいかないだろう。ティッシュで小さな花を作るのせいぜいだった。 ノートの切れ端を使っての紙吹雪も白一色ではやや味気ないが材料不足だ]
(+148) 2015/06/14(Sun) 23時頃
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[──そして少女は舞台を降りる>>102。
彼女は手に持っていた絵本を閉じて、持っていた便箋を手放す。 ちぎれた羽のように舞ったそれを見送って、キルロイがそれを拾い上げる姿を見る。
建物の中からばたばたと音がする。
灰色の青年がふらり少女に歩み寄る>>106。
──迎えが来たなと思いながら、この少女を が見たら悲しむだろうか、とちらり思う。 あの子を示す名前は忘れてしまったけれど、別れが嫌だと泣いていたあの子。 それとも、再会を喜ぶのだろうか。]
(142) 2015/06/14(Sun) 23時頃
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[青年と少女がどんな言葉を交わしたかは知れない。 ただ、少しだけ距離の近い動作に、仲はよかったのだろうか、と思うだけ。
狭い小さな世界の中、僅かでも心通わせられる相手がいたならそれは喜ぶべきことだろう──その分、別れは辛いけれど。
青年と離れ、踊るように彼女は中庭を抜けようとする。 その姿は蒼い翅をした蝶そのもので。
──だから、彼女を連れに来たスタッフ>>116達が、どこか蟻のように見えたのも仕方のないことだろう。
連れられていく少女の歌が、耳の底にしばらく残った*]
(143) 2015/06/14(Sun) 23時頃
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[手にしていたノートの、使われていないページで封筒を作る。その中にメルヤとナナオの部屋の場所を記した1階の見取り図を入れる。
ふと。裏表紙を捲る。
『誰が忘れてしまっても 私だけは忘れない。』
これは自分が持つべきものではなかった、気がする。あの日、シーシャはゴミと言っていたから処分するつもりだったのだろう。
今頃、彼はどうしているのか。思いも寄らない。
ただ。溢れるような繊細な想いが、胸を打つ。寒々しさが増したのは、何故だったのかはわからないままだった*]
(+149) 2015/06/14(Sun) 23時頃
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── それから ──
[いくつもの鉢を運び出して、植え替え作業が終わったのは午後も遅くなってから。
何度かスタッフ達に見とがめられはしたが、逆に朽ち八丁で丸め込んで花を植える許可を事後承諾でとりつけた。
これでとある男の思い入れは、この病院の庭で長くあり続けてくれるだろう。
作業が終わればさすがに暑い。 ふうと額の汗を拭って、その辺の水道で顔を洗う。
こぼれ落ちる水はキラキラと透明で、何だかまるで始めて触れるもののようだった。
……それは、感覚の記憶のいくつかが消えていたと言うことを示している。]
……せめて、皆を見送れるといいが。
[それに気付いて、ぽつりと零した。]
(144) 2015/06/14(Sun) 23時頃
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[『部屋から出れば、きっと会えるよ』――そうしたメッセージと共に、仕掛けの封筒を作った。
もうひとつ思い至って、仕掛けの入った封筒を作る。使うかどうかは、後で判断すればいい。 メッセージカードにはたった一言だけ添えて。
二通の封筒を持ち歩く。
起き上がろうとし、金属質な鎖の音がして――手錠と足枷の存在を想いだした。
タルトに見せるものでもない。そう思い、トレイルの部屋に投げ捨てた
節々の痛みに顔を歪める。シーシャに貰った鎮痛剤を無造作に3錠ほど取り出し早朝と同じように水も無く飲み干す。
がリッ。間違えて錠剤を噛んだ時、苦味が口の中に広がった*]
(+150) 2015/06/14(Sun) 23時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/14(Sun) 23時頃
読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/14(Sun) 23時頃
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[誰かを後に残して消えるのは辛いだろうと思う。 思うけれど、自分は一度もその立場になったことはなくて、常に残される方の哀惜を担う方だった。
誰かがいなくなった後にぽっかりと空く穴を埋めなくてもいいと、気がついたのはいつのことだっただろうか。 時折素の穴が開いていたことを見つけて、かつてそこにいた人を懐かしむのが、老人の見送り方だった。
忘れてしまえばそこで終わりになるけれど。 それはそれで仕方のないことだと思うのは、責められることではないはずだ。
……そうやって見送ってきた相手はもう、何人になっただろうか。 ふっとそんなことを思った。]
(145) 2015/06/14(Sun) 23時頃
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― 現在:屋上 ―
[背にした扉の向こうからバタバタと忙しい足音が聞こえる。 シーシャはちら、とそちらを見はしても身を翻しはしない。 ただ、柵の向こう側、手にした絵本と絵日記をそっと押し出すと]
やっぱり、俺は。 誰のことも忘れたくないし、置いて行きたくねーんだよ。
――――… だから、お前に"シーシャ"はくれてやれねぇ。
[最後にさようなら、とシーシャが告げるのは"私"。
謝まる声も、別れの言葉も、 シーシャの裡に眠る"私"には届かない。届かなかった。
――…昔も、今も、これからも。]
(146) 2015/06/14(Sun) 23時頃
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[ごめんな、と紡ぐ声は風に乗って消える。 角を携えた青年は、遠く遠くを見つめて足を踏み出し――、]
――――――……。
[ 一陣の風が屋上を吹き抜け――その後には誰も*いない* ]
(147) 2015/06/14(Sun) 23時頃
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― 走り書き ―
[絵日記の最後に挟まれた走り書きには乱雑な文字が残る。 宛先の書かれていない紙切れは、 絵日記に紛れてぱら、ぱらと音を立てていた。]
忘れてしまった"俺"を記録していてくれてありがとう よかったら、この絵本を受け取ってくれないか
[絵本も絵日記も、紙切れの行方も、 かつてその存在を望んだ主が知ることは二度とない。*]
(148) 2015/06/14(Sun) 23時頃
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[びしょびしょの頭で中庭に戻ったときには、誰かがそこにいただろうか。
いてもいなくても、中庭の大木によじ登ってしばらくぼんやりとして、それからこてんとスイッチが切れるように。
木の幹にもたれて、眠りに落ちた*]
(149) 2015/06/14(Sun) 23時頃
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[時間がたつのは早い
私の一歩は、皆の数歩分 歩く、あるく、あるく――曲がる事を忘れたかのような関節 きしりきしりと音をたてる其れは、軋みを訴える
転倒しても、私は立ち上がる 涙を零すのは、次は彼と″隔離施設の外″で出会ってからと決めた 泣いている暇があれば1歩、1歩前に進め
私は諦めない 二度と、彼の手を離しはしない また、彼と共に空を見たいから]
あき、らめてたまるか……! 私は、会いたい。あなたにあいたい
[もう一度、貴方の瞳に花が咲く姿を、みたいから]
(+151) 2015/06/14(Sun) 23時頃
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キルロイ――キルロイ……ッ
[貴方を呼ぶ声、届くかしら*]
(+152) 2015/06/14(Sun) 23時頃
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―トレイルの部屋→タルトの部屋―
タルト、起きてるかい?
[数度のノックをする。 その後すぐに、タルトの部屋に仕掛けのしてある手紙を持ってきた。
開くと紙が膨らんで。ぽんっと警戒な音とともに紙吹雪とティッシュで作った白く小さな花が舞う。 (>>+150)メッセージ付きの見取り図を入れたものだ。
彼女はまだ眠っていただろうか?
起きていたなら、言葉を交わしただろう*]
(+153) 2015/06/14(Sun) 23時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/14(Sun) 23時半頃
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―どこかの空室―
[タルトはどうやらまだ眠っているようだった。 痛みも寒さも臨界点をとうに超えている。
病の症状すらも利用し、おのれの心を殺そうとして。でも殺しきれない。 結果自らを痛めつけている状態になっている。]
……しぶといな。
[低く呟く声音は、冷酷さを帯びていた。
早朝から怪我をしてから動きすぎた。 部屋に戻る気力が、残っていない。
どことも知れぬ空室に背を凭れる。ずるり。這うように、尻餅をついた。
次に目を閉じれば、どうなっているのだろうか。幻に取り込まれて凍死という場合もあったが、強烈な眠気には抗えなかった。]
(+154) 2015/06/14(Sun) 23時半頃
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(――…せめて(>>3:299) 君が零した最後の望みを叶えるよ。
初めまして は 口にしない。
落としたところ。上手に立ち回れなくて、ほとんどのもの”落とした”ところを見らない。 最後まで、見届けるよ。
心を、殺してでも。君の望みに添いたかった。)
[届けなかった二通目の封筒>>+150。中には素っ気無いメッセージ。]
(+155) 2015/06/14(Sun) 23時半頃
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[君の手はいつだって――暖かいよ]
(+156) 2015/06/14(Sun) 23時半頃
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[救いのない、救われようがない、この箱庭で。 何の衒いもなく慕って懐いたのはピエロの彼だったけれど。
あの真冬の空の下。風花が舞い、白に埋もれて消えてしまいたかった僕を
救ったのは、君だった。
気紛れでも、繕いでも、身勝手でも、どうとでも良かった。 どうでも良かった。 どんな風に思われていようが、どうでも良かった。
だって。 君は、知らない。]
(+157) 2015/06/14(Sun) 23時半頃
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[――…報われない幸せを、知らない。]
(+158) 2015/06/14(Sun) 23時半頃
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[そっと、目蓋を閉じる。 微睡みはここ数日にはない、温もりに浸されるような心地よさがあった。
その顔は静かな笑みを口元に浮かべていた。手には終ぞ届けなかった手紙。
――返事などいらない、手紙だけ。
言いたいことは山のようにあるけど、意識が薄く朧気で。 次に目蓋がひらくかどうかも、希薄で。
もしも。次に目が醒めることが出来たなら。
こんな想いも消えてしまうのだろうか――?*]
(+159) 2015/06/14(Sun) 23時半頃
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