180 FESを迎えし戦場-漆黒たる年代記-
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─食堂:少し前─
……お前は一々、わざとらしいんだ。 心からそう思って言っているか?言っていないだろう。
[じろりと話を遮ったHEROことアルフレッドを睨みやる>>0:254 大仰な礼に、やや不機嫌な顔を向けた]
言うならばもっと心をこめて言え。 空虚な音律を耳にするくらいなら、名だけの方がよほどにマシだ。
[立ち去る背へと、低く声を放つ。 さてそれが、どれ程彼に響くことかは分からないけど]
(4) 2014/06/07(Sat) 00時半頃
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セシル=トリュッズ=トラウ=エレイント=ド=セレンディアだ。
[名を途中で詰まらせたオスカーには、綺麗な発音でもう一度名を繰り返してやる>>0:282 向けた視線にはどこか哀れみの色、こんな簡単なものも覚えられないのかと視線がやたらと雄弁に語っていた]
…───。セシル様でいい。
[だが諦めも、そこそこ早かった]
(5) 2014/06/07(Sat) 00時半頃
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……精霊《エレメンツ》?
[オスカーの説明に、宝石の如く煌く双眸を赤い梟へと向けた。 どこか心をざわつかせる色だ。害のない鳥のようにも見える。 …見える、有様にセシルは目を細めた。緩く唇が弧を描く]
面白い手駒を従えたものだ。
[口にしたのはそれだけのこと。 ”封”の上からそれ以上をなぞることは出来ないままに、 ただ今は刻むように赤い梟たちを順に見遣った>>0:285]
(7) 2014/06/07(Sat) 01時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/06/07(Sat) 01時頃
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[刻限と、オスカーの告げる通りに時は来る>>0:300 現れたソフィアに、見知らぬ幾たりかの顔、 それらをセシルはやはり、ここの主かの如き尊大さで迎えた。
移動し損ねたのではない。 移動しなかったのだ。 そうしてここに皆が呼ばれ集うも──また必然のこと]
(31) 2014/06/07(Sat) 01時半頃
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───、ふん。
[だが。ソフィアの話を聞き終えたセシルの反応は大人しいものだった。 やたらと元気のいい中年>>11に先を越されたというのもある。 が、他に気に掛かることもまたあった。 ゆえに少年は、再びどこか神経質な繊細な表情で口を閉ざしたのだ]
(32) 2014/06/07(Sat) 01時半頃
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あらゆる世界を救えと。 その手駒…足り得るのか、
[この面子が。とまでは口にすることはない。 腕を組む。そうしてゆっくりと、値踏みするかの視線が面々へと巡らされた]
(33) 2014/06/07(Sat) 01時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/06/07(Sat) 02時頃
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─ 食堂 ─
───ふ。
[ふんぞり返るように足を組み、ゆったりとした姿勢で場を見守っていたセシルの端正な唇に淡い笑みが浮かんだ]
面白い。
[最初に目を向けたのは、問いを発した覆面の騎士、 それへ目を向けごく短い名乗りを告げる>>39]
セシルだ。
[長ったらしい姓を告げることはしなかった。 一々と身分を喧伝する必要もない。 何故ならば、少年は”当然に”選ばれた存在なのだから]
(128) 2014/06/07(Sat) 15時頃
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…。それがお前の精霊-エレメンツか。
[豹変したオスカーの様子に目を剥いたのは、短い間。 滲み出す闇に眸を細め、声響かせる梟>>89を眇め見る。 その口元に微かな笑みの気配が閃いた]
確かに───間違ってはいない。
[少年はすらりと片腕を宙に差し伸べる。 何かを受けるように差し出された掌の上に銀の光がゆらと凝った。 ぱちりと弾けるプラズマは雷を思わせる。
ごく軽く、標的に目も向けずに片腕を振り下ろした。 沸き出る闇の混沌、その幾つかが衝撃に弾けて微塵となる]
(129) 2014/06/07(Sat) 15時半頃
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何かに命令されて動くなど真っ平ごめんだが、
[何事もなかったようにすらりと立ち上がる。 視線は一瞬、ちらと一人にだけ流された。 終焉に臨んで先頃より響きあう声があるからだ。
────<共>に<鳴>り響く、新たな絆が]
貴様なんぞを捨て置くのも気分が悪い。 第一紅茶が不味くなる。 僕の紅茶の時間を無駄にした罪は天より地より重いと知れ。
よっていざ尋常に……ちッ、
(130) 2014/06/07(Sat) 15時半頃
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中年!!!僕の邪魔をするな!!!!
[またもや出鼻を挫かれた。 食堂内に迸る閃光、ひらりと華麗に翻るマント>>96 現れた”HERO”に良いように宣戦布告を奪われて、怒鳴った。
ただ”戦闘モード”が使えると見れば、 低く舌打ちをしたまますぐに頭は切り替えられる]
アルフレッド、お前HEROを名乗るなら、 あの程度の者はさっさと片手で押さえて来い。
[行け、と扉の向こうを目で示す。 オスカーの向かった先に彼は心当たりがあるようだ>>86 ならばと押し付ける形で任せて、セシルは廊下へと踵を返した]
(131) 2014/06/07(Sat) 15時半頃
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─ 廊下 ─
[廊下へと飛び出して駆ける。あまり長い時間はないだろう。 複数の世界を救うとて、今真っ先に守らねばならない世界は、]
……なっ!?
[廊下の正面から子どもが駆けてきた>>107 その背に追いすがるものを認めて、無言で片腕を振り上げる。 掌の先に凝る銀の力、クラシアの《戦士》の輝き]
────パーフェクト──…
(133) 2014/06/07(Sat) 15時半頃
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───サンダーストライクッ!!!
[狙い澄ました光の一撃が、子どもを追う化け物を貫いた。 どうと斃れる化け物を見て、しらじらとセシルが呟く]
パーフェクトは言いすぎだったな…。 スモールサンダー…、いや。語呂が悪いか……。
[ぶつぶつと検討を加える。 なんにせよ、相手が小物にすぎた。 ともあれ、目前の子どもには役に立ったようには思われるが]
(134) 2014/06/07(Sat) 15時半頃
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───そこの。
[温かみのない語調は、助けたはずの相手にまで向けられた。 ガキがこんなところで何をしているのだ。というのが、率直なる感想である。 特に変わった気配は感じられない。 いかにも無力そうな子どもではあるまいか…?]
何をしている。 廊下に転がって餌になるのが趣味か何かか?
[冷然としてセシルは助けた子どもを*見下ろした*]
(137) 2014/06/07(Sat) 15時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/06/07(Sat) 15時半頃
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─ 廊下 ─
[どこか無機質で抑揚の薄い声に、軽く眉が上がる。 セシルの知る世界において、機械はメジャーなものではない。 引き換えに発達しているのは、魔法の力であるのだから]
なんだ、お前───…
[違和感を問い質そうと口を開いた。 その声が続きを紡ぐより前に上がる警告>>138]
チッ、わらわらと、
[振り返る。文字通りわらわらと沸き出る異形。 その有様に端正な顔が嫌悪の表情に歪められた。気持ち悪い]
(141) 2014/06/07(Sat) 16時頃
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邪魔くせえんだよォッ!!!!
[叫ぶと同時、振り上げた腕を勢い良く天から降り下ろす。 ドゥッ!と、派手に地鳴りのような音が響いた。 天と地を結ぶ銀の柱が、異形たちをそこかしこに貫く]
(142) 2014/06/07(Sat) 16時頃
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─ 廊下 ─
セシルだ。
[こういったところはきっちりと名乗り返して、 ジョージと名乗る風変わりな子どもを見返す>>143 時折意味の分からない言葉が出たが、凡そは理解した]
ふん。戦力が不足している…? お前、一体誰に向かってその口を叩いていると思ってるんだ。
[勝ち気な仕草で顎を逸らす。 が、敵の数が分からない───更には有限かも分からないとなれば、ジョージの進言にも耳を傾けるべきだった]
(153) 2014/06/07(Sat) 16時半頃
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では元を叩くしかないな。
[そうして少しの沈黙を挟む。 分かりやすいのは今、オスカーを叩くことだろう。 けれどその次に行うべきは?]
…。お前にも”世界”とやらがあるのか?ジョージ。
[幾多の世界に放たれたという冥界の眷属。 それらを叩くべきと定めて、ふと子どもへと問いを置いた。 この子どもが”招待客”なのか確信は未だないままに]
(154) 2014/06/07(Sat) 16時半頃
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なに、
[ジョージの返答>>155に、僅か目を見開いた。 魔力的──超能力的と言ってもいいが、そうした方面におけるセシルの能力は決して低いものではない。 それは探知能力においても、発揮されている。
ただ、此度の”扉”については勝手が違った。 異世界に通じる──つまり己の属するものとは論理的に異なるが為であろうか。 セシルに、異世界の扉を知る能力はない]
お前、分かるのか。
[一度はアルフレッドに押し付けた相手だ。 故に放置しても構わなかったが、館の状況は芳しくない。 セシルは、少し気難しげな表情で息をついた]
(160) 2014/06/07(Sat) 18時頃
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やれやれだ。 まったく、どいつもこいつも結局は使い物にならないのか?
…────ち…ッ…
[面倒くさいと言わんばかりに、前髪を片手で掻き揚げる。 軽く首を横に振ってからジョージへと視線を返した。 見遣る先にあるのは、白いカードだ>>156]
(161) 2014/06/07(Sat) 18時頃
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ならばお前、
[つい。と、その白いカードを指す。 ”それ”の出所は、間違いなく”ここ”だろう。けれど]
そのカードを辿れば、お前の世界に通じる扉がお前には分かるんじゃないか? ”それ”は、お前の元へと来たんだろう。
[一度はそれも”ここ”を出たのだろうと。 指摘して、足を踏み出す。ジョージの示した扉へと。 手を掛ける。───開く]
(162) 2014/06/07(Sat) 18時頃
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そら、
[お前も来いと、ジョージへ片手を差し伸べた。 扉の向こうにあるはずの部屋はなく、見知らぬ景色が広がって*いる*]
(163) 2014/06/07(Sat) 18時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/06/07(Sat) 18時頃
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─廊下にて─
ふうん。───なるほど?
[頷く子ども>>175に、測るような視線を一つ。 ではこれも”封”じられたクチかと、音には出さず思うこと。 その封の在り処に神ならぬ目の至ることはないままに]
それは便利だな。当てにさせて貰おう。
[使える物は使うと、あっさりとひとつ顎を引く。 そうしてカードを見つめるジョージの様子を少し眺めていたが]
(185) 2014/06/07(Sat) 21時頃
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……。出来ないものは出来ないと言えばいいんだ。
[恐らくはそうだろうと断じて肩を竦めた。 封が封であるならば、その”世界”の記憶も恐らくは封のうち]
───…
[差し伸べた手に手が伸ばされる>>176 それに、少年はふっと一度笑みを見せた。透明な笑みを。 そうして踏み込み先には、荘厳なる議事堂が広がっていた]
(186) 2014/06/07(Sat) 21時頃
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―英雄界/議事堂-フェデラル・ホール― -思い出の地-ホームスウィートホーム-より 交響曲第3番『英雄』-
[”扉”を潜る刹那、セシルは指を弾くような仕草をみせた。 ジョージが扉を開き残すには何も言わず、顔を正面へと向ける。 荘厳なるエンタシスの柱の空間。
ジョージを導いた手は離された。 傍らに上がる警告>>177に、無言で眸を細めたのだが]
…───ふうん?
[眷属が襲い来るよりも早く振り返る顔>>178に、 感心したようなつまらなそうな鼻を一度鳴らした]
(193) 2014/06/07(Sat) 21時頃
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セシルは、オスカーの笑顔につまらなそうな顔を向けた。
2014/06/07(Sat) 21時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/06/07(Sat) 21時半頃
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お子様の失せモノ探しにしては、大仰だな?
[ジョージの傍らに立つ、こちらも当然に元首へと訴える側の立ち位置だ>>180 なれど少年もまた、英雄らしきものには見えない。 当たり前だろう。訴えに来ているのではない。
場所がどこであれ、その纏う気配、身に付ける空気が違う。 当然の、支配者としての佇まいで彼に対峙し]
出した玩具も扱えずにべらべらと。 紅茶の銘柄ひとつ、とっっっても良く知らないオコサマには似合いと見える。
[ゼロと名乗った折の会話を引いて、冷笑を彼へと向けた。 彼は手の内を晒したのだ。それはもういっそ親切なほど素直に]
(206) 2014/06/07(Sat) 21時半頃
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[背後に赤い羽根がはらはらと舞う>>201 ばら撒かれた悪意《翼》が、異形をすら狂わせていく。
セシルは振り返らずに、微かに笑った。 そう、驚きはしない。
この場面は、既に想定されていた──必然であったのだから]
(209) 2014/06/07(Sat) 21時半頃
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[セシルは半歩下がったジョージ>>212とは対照的に、 背後の胸赤鳥を警戒する素振りを見せない。
むしろ一層と悠然としたようだった。 魔皇の豪奢なマントが翻る>>215 それを、冷めた目で見据えた]
────ふ。
[やがて口元に浮かぶのは、笑み]
(231) 2014/06/07(Sat) 22時半頃
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闇夜の梟、真紅の羽根。 小ざかしい小細工に過剰な芝居。
それが貴様の手品のタネか?
────ふ。甘い甘い、ちゃんちゃら甘いな!!
甘すぎてこの僕としたことが唖然としてしまったぞ、どうしてくれる。常に優美にして華麗なる、この僕がだ!
(245) 2014/06/07(Sat) 23時頃
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……冥途の土産?ふふん、笑っちゃうね。 大口は出来てから叩くものだ。
[自信満々に言い切って、片腕を宙に差し伸べる。 白銀の光が掌の上に凝る。 眩いばかりの輝きを集めて、セシルは笑った。 風がふわりと吹き上げる。柔らかな髪が風に踊る]
(246) 2014/06/07(Sat) 23時頃
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不埒千万、横暴非道、無慙無愧、分不相応。 身の丈に合わぬその大口、地の果てで泣いて反省するがいい! 食らえ!!ひっさつ!!!!
グレートハイパーエンジェリック、
────トルネーーーードッ!!!!
[叫ぶと同時、腕を勢い良く振り下ろす。 それは丁度、小鳥がうたったと同じ頃合だったか>>238 鮮烈な銀光が、オスカーの足元を裂き彼へ向かった*]
(251) 2014/06/07(Sat) 23時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/06/07(Sat) 23時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/06/07(Sat) 23時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/06/08(Sun) 00時半頃
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─議事堂─
────ふん。
[端正な姿を乱したのは一陣の風、それのみ。 世界を揺るがす烈風を放ちながら、セシルの姿は揺るがずにそこにある]
それなり、というわけか。
[手応えはあった。 しかし彼は未だその場に立っている>>270 無残に鮮血を流しながら───なれど挫けぬ戦意をしかと示し]
(331) 2014/06/08(Sun) 01時頃
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確かに名だけではないらしい。
[どこか似たような感想を漏らして、オスカーを見遣った。 その瞳には、僅か依然としてどこか愉しげな光すらある。
赤梟たちが翼を広げる。 実験体と聞こえたその語に、セシルは僅かに眉を上げた。 けれど続く口上には口を閉ざし、鳥どもの拝謁を受ける。 常ならぬ鳥どもの声。 響く声に、どこか白々とした視線を向けたものだが]
(333) 2014/06/08(Sun) 01時頃
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…何、
[ざわり。対峙する気配が変わる>>278 エレメンツが収縮し、一気に拡散していく気配。 これは危険だ───と、本能が継承を鳴らした。
咄嗟に腕を翳して《場》をつくる。 力に力をぶつけて、衝撃を相殺する────]
(335) 2014/06/08(Sun) 01時頃
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────ッ!
[ざ。と、鮮血の”死”が襲い来る。 それを受け止めるセシルの白い服に、緋が散った。
ひとつひとつの傷は大きなものではない─── それは《場》の守りによるものだけではなく、]
胸赤鳥《ロビン》!
[半身を吹き飛ばされた胸赤鳥の群体《ナノマシン》の守り>>315の故に]
(336) 2014/06/08(Sun) 01時頃
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……チッ!
[更に。もう一人というべきか、ジョージのダメージは深刻だった。 嗤う悪意《胸赤鳥》の姿を視界に納め、子どもの傍らへと膝をつく。 ここに連れてきたのは、セシル自身だ。 ゆえに守る態で《場》を強化したのだが]
マスター認証?
[ジョージの言葉>>295に訝しげに眉が寄った。 ちらとその顔を覗きこむ。色の灯らないその瞳を]
(340) 2014/06/08(Sun) 01時半頃
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それがお前の封印か。
[そうだろうと、セシルは当たりをつけた。 違うかも知れない。ただひとつ、分かることは、]
…セシルだ。
[名を求める子どもに、事も無げに告げる>>318 己を示す、真なる名を]
(341) 2014/06/08(Sun) 01時半頃
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セシル=トリュッズ=トラウ=エレイント=ド=セレンディアだ。 お前が主を求めるならば応えよう。
───無論当然。僕なのだからな。
[ふっと笑う。涼やかに]
良いか。
[彼の裡で何が処理されるのかを、セシルは知らない。 血を流さぬ彼を癒す術も持たないまま、証のように色なき双眸をしかと瞳に捉えた*]
(342) 2014/06/08(Sun) 01時半頃
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[案ずるより確認するかのように置いた声に、返る一言>>343 それへ一瞥を向け、頷いた。 急速なる再生。確かに問題はないのだろう]
…ったく。痛い思いをしているのは僕だけか。
[ぼやくように口にしたセシル自身とて、痛みに呻く風はない。 咄嗟に大きな傷を避けてみせたと、この場にある者なら知るか]
(352) 2014/06/08(Sun) 02時頃
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[ジョージの胸元の、淡い光に瞬いた>>347 プログラムが起動する。 人型兵器と名乗る人形の真の機構が、その片鱗を表す──]
貴様は、
[声を投げる先は、六羽の赤翼従えし魔皇へと]
結局のところ一人だ。
[どこか静かな声で一人語りのように]
(358) 2014/06/08(Sun) 02時頃
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故に───…
勝てない。絶対に、だ。
[低い姿勢からそのまま地に掌を押し当てる。 銀の波動が、純然たる力となって標的へ向け奔る>>355]
(360) 2014/06/08(Sun) 02時頃
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───胸赤鳥《ロビン》!
[ちらと視線が交わった>>359、一瞬のこと。 次の呼びかけは、気遣いではなく確認でもない強い響きで]
(362) 2014/06/08(Sun) 02時頃
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食らえ、ひっさぁつ!!!
ミラクルフュージョンスーパーサンダー…
[その先はない──否。 その先を飲み込む強さで、どうと天地が鳴動を*した*]
(363) 2014/06/08(Sun) 02時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/06/08(Sun) 02時半頃
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─ 議事堂 ─
必殺、ミラクルフュージョンインパクト《天地鳴動》…
[ぱらぱらと石片が降り注ぐ───いや。石片? それらは軽く、大理石に見える床を叩いて消えていく。 或いはこれは”世界”の欠片か。 急速に回復されゆく空間のダメージの具現だ]
…───場外ホームランの術。
[白皙の美貌に、さらりと柔らかな前髪を掻き揚げながら呟いた。 吹き飛ばしたとはいえ、仕留めたという感触はない。 つまり逃がしたのだと面白くもなさそうに魔皇の消えた方を見遣る]
(409) 2014/06/08(Sun) 14時半頃
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[残る眷属らは、天から降り注ぐ砲撃>>397によって殲滅された。 ロビン《胸赤鳥》の群体《ナノマシン》によるではなく。 ジョージ《人型兵器》の炎によるものでもなく。 自らの繰り出す天の雷光《クラシア》によるものでもない光]
あれは…。
[見知らぬ者の放つ砲撃に、セシルは一度目を細めた]
……まあいい。
[ともあれ今は、詮索のしようもないと結論付け息を吐く]
(410) 2014/06/08(Sun) 14時半頃
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[魔皇が消失すると同時、 この世界の位相も些かの変更を受けたようだ。 …いや。元々が”そういう”システムなのか。
赤梟が閉ざした扉>>216は使い物にならないようだ。 代わり、ジョージが示した>>373のは別の扉。 それに、セシルは些か気難しげな反応を示した]
移動先はランダムか?気に食わないな…。
[オスカーの口にした”アレ”>>183 彼の目的がそれならば、世界を渡りそれを封じる── 或いは破壊するのが当面の得策だろう。 だが何者かの思惑のままに飛ばされ続けるのは気に食わない。 だからとセシルはジョージを省みて、]
”館”への特定は可能か?
[”扉”を感知出来る人型兵器に問いをかけた。そして、]
(411) 2014/06/08(Sun) 14時半頃
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ロビン、
[自らを”主”と呼ぶ胸赤鳥の名を呼び返す>>403]
(412) 2014/06/08(Sun) 14時半頃
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無論、
[元より守護など受ける側ではない。 むしろ授ける側なのだ自由にしろと、常の如くに口にしかけて、]
…────、
[セシルは一度、唇を閉ざす。 血のような赤い羽根がはらりと舞い落ちる>>403 先に半身失ったとは、最早思わせぬその姿を見遣り、]
(413) 2014/06/08(Sun) 14時半頃
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…、先は助かった。礼を言おう。
[翼広げる胸赤鳥へと、諾の代わりとして告げた]
(414) 2014/06/08(Sun) 14時半頃
|
奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/06/08(Sun) 14時半頃
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[ジョージに返すのは頷き一つ。 歩み寄り、躊躇わずジョージの示した扉へと手を掛けた。 赤い羽根散らす小鳥《ロビン》へと一瞥の視線を流して]
じゃあな。
[また後で。 そんな軽い挨拶を置いて、セシルは館へ続く扉を*潜った*]
(416) 2014/06/08(Sun) 17時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/06/08(Sun) 17時頃
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─ 館・廊下 ─
…ん。これは……?
[廊下を行こうとしたセシルの足が止まった。 上着のポケットに、何か硬いものがある。 指先で探り出してみると、何かの石の欠片のようだった。 あの時>>409に紛れ込んだものだったか。 或いはそれは、世界を越えた砲撃>>397の齎したものやも知れず]
まあいい。
[微弱な力の気配を伝えるそれを、再び仕舞う。 特に害にもならなそうだ]
(431) 2014/06/08(Sun) 20時半頃
|
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少し疲れたな…というか、どこに行ったんだ。 あの中年HEROは!! 大見得切って、結局働いたのはこっちじゃないか!
いかに僕だって痛いものは痛いぞ。 まったくそれを……
[ぶつくさと姿を見せなかったアルフレッドへと毒づく。 類稀なる力を備えた少年にとって、怪我は常人の怪我を意味しない。 一般人よりは遥かに優れ───ているとはいっても、人間だ。 ロビンやジョージとは、根本的に話が異なる]
(432) 2014/06/08(Sun) 20時半頃
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僕は休む。ジョージ、
[堂々と断言して、傍らのお供に顔を向けた]
何かあれば報告しろ。
[言うだけ言って、くるりと踵を返した。 館の構造など知りはしないから、適当に静かそうな方を目指す。 やがて辿りついたのは大書庫>>0:69だ。 そこにある安楽椅子に目を留めて、どかりとそこに腰掛けた。 そこに、自らの記された書があるなど知る由もない。 知らないまま、暫し短い休息を*取る*]
(433) 2014/06/08(Sun) 20時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/06/08(Sun) 20時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/06/09(Mon) 00時頃
|
─大書庫─
───…、
[その頃、セシル──即ち、セレンディアの第一王子にして”銀色の子供”、クラシアの”戦士”にして、ロビン《胸赤鳥》の主かつジョージ《人型兵器》のマスター且つ、”アレ”なるものに謎の適性を示すらしき絶世の美形たる少年は───、寝ていた]
(523) 2014/06/09(Mon) 00時半頃
|
|
[或いは。この書庫には稀少な書が溢れているのだ。 ”アレ”と彼の呼ばうものの手掛かりがあるのやも知れず、はたまた三千世界を渡るこの館の記述すら探せばあるのかも…ないのかも知れなかったが]
……、ふ。
[ソファの上で寝返りを打つ。 幸い、ここは異形の気配もなく平和だ。 眠りはひとときの休息、回復の時だ。 全身に細かに負った傷も、力も、また少年の身に回復されつつある。
───だが今は暫しの時。 セシル《王子》は夢の世界に*まどろむ*]
(537) 2014/06/09(Mon) 00時半頃
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