267 【突発誰歓】蔵書点検の狭間に【5発言RP】
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[おれにとって、図書館は未知の世界の宝庫だった。 だから毎日そうやって、閉館時間が来るたびに 大きな白毛は図書館の探検へでかけたのさ。
その日もいつものように探検に出て ぱたぱたと尻尾を振って、あっちへ、こっちへ。 おきにいりの"チョコレート"を一つ、ぬすみ食い。
今日は誰かとおはなしはしなかったけれど、 満足な心地で、書棚に戻ろうとしたときのこと。]
……あっ。
[おれと同じでよくチョコレートを狙っている アシモフにもバレないよう行ったっていうのに!
書棚で食べる用に背中にチョコを数個のっけて、 口におおきめのかけらをくわえたままのすがたで。 あろうことか―――おれが"かっこいい"と思っている おうじさまに見つかってしまったのだ。]
(15) 2017/07/19(Wed) 01時半頃
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[びっくりした拍子に口から落ちるチョコレート。 数秒の沈黙ののち。やっと我に返ったおれは、 慌てて、落ちたチョコレートを咥えて飲み込み。 ……チョコなんてありませんよ。って顔をして トレイルから目を逸らしてはみたけどな。
おれの背中におかわりぶんは乗ったままだったし どーみても、見てましたって顔で見てくるから。 おれは往生際悪くも、言い訳をはじめたのさ。]
わ、ぅう…………ち、違うんだ、これはその。
[おれがチョコレートが好きなのを知っているのは その時はまだ、館長とディーンぐらいなもんだった。
犬はチョコレートを食べないことぐらい知っていた。 ……おれは、普段は犬のすがたをしていたからな。 だから、本であるおれがチョコレートを好きでも、 誇り高き犬であろうとしたおれは、 なるべく、チョコが好きなことを隠してたんだ。]
(16) 2017/07/19(Wed) 01時半頃
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[言い訳をしようと思ったものの、 何ていえばいいかなんてとっさにはでてこなくてさ。 ……おれは白い耳を垂らして、何ていったと思う?]
つい……デキゴコロ、で?
[…………ひどいもんだろう。 言葉の選択の誤りに言う前に気づいていればなぁ。 覚えたばっかの言葉をなんとなく使うからこうなる。
結局すぐに観念したおれは、 しょぼくれて、その場にぺたんとお腹をつけた。
伏せた状態で、下から見上げたおうじさまは、 軍服っていうのか?上から下まで隙が無くてさ。 主人公じゃあないって聞いたことはあったけど それでもやっぱり、いつもトレイルを見るたびに かっこいいなあって感想が出てくるもんだった。]
(17) 2017/07/19(Wed) 01時半頃
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[本を読むこどもたちで、おれを見てくれる子は少ない。 頁ごとに歩いたり走ったり、吠えてみたり。 表情豊かに描かれている白犬よりも 子どもの目当ては、他の動物の方であるし、 おれも、そんなことはわかりきっていた。 それでもおれ自身、この白犬の姿が一番大好きでさ。 一応、別の動物にもなれるにはなれるのだが、 おれは普段、説明役の犬の姿を好んでとっていたんだ。
主人公じゃないって点では……おれと同じだと思った。 ―――俺はトレイルには、親近感を感じていたんだ。 でも、主人公でもないのに、トレイルの姿やふるまい、 話す言葉一つ一つは、きらきらと輝いてるようでさ。]
おんなじわきやくなのに、 おうじさま……トレイルは、かっこいいよなあ。
[彼を見上げながら、つい、ぽつりと漏らして。 ……そのときだったかね。 おれが、あることを思いついたのは。]
(18) 2017/07/19(Wed) 02時頃
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[いいことを思いついたと、尻尾をピンとたてて。 器用に背中を震わせ、高低差を作って、 チョコレートを背中から頭の上まで移動させる。 頭のかけらををトレイルが取れる高さになるように、 おれはうんしょと背伸びをして、首を伸ばした。]
―――おーじさま。これ、おれからやるからさ。 おれがチョコレート好きだってのと、 たまに盗み食いしてること……黙っててほしいんだ。
[そうして向けるのは、期待のまなざしと。 悪戯を企むように、大きくゆれるしっぽ。]
で……またこうして会ったら、トレイルの話が聞きたい。 心配するなって。お茶菓子はおれが用意するからよ。
[トレイルが渋っても、頼むからと食い下がり。 それからは、つまみ食いに入るときは 取ってくるチョコレートは必ずふたりぶん。 それが、秘密の"お茶会仲間"のはじまりだった。]**
(19) 2017/07/19(Wed) 02時頃
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