229 流水花争奪鳥競争村
情報
プロローグ
1日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[さて、どうだっただろうな。と、
食事に居合わせないことが常の料理人は 厨房裏手の木陰のベンチに腰を下ろす。
前髪を揺らす風が心地よい。 朝餉の匂いの向こうに水と石の匂いがする。 遠く神殿の喧噪を聞きながら、
夜通し仕事の疲れに身を委ね、 今はうつらうつらとひとやすみ**]
(303) sin 2015/07/11(Sat) 03時半頃
|
|
― 演説の日 ―
[彼女の演説の間は 忙しなく働く使用人すら手を止める。 神殿の広場を囲うように並ぶ屋台。 演説の後のお祭り騒ぎの支度に かり出された青年もその中のひとり。
集まる人々の熱気は開会式を思わせる。 青年は声を張らず、人垣を隔てて彼女を仰ぐ。
そこはもう 涼しい風ばかりがある訳ではなさそうだ。 細めた瞳に浮かぶ笑み。 ちくりと、その痛みは抱いて行こう。 大好きな君に幸あれと。 白い服の胸元に宛てた手のひら。 祈りを篭めて深く、頭を垂れた]
(441) sin 2015/07/13(Mon) 07時半頃
|
|
[休む間もなく祭りは続き]
[ようやく一息つく頃の厨房は、 祭りの後というより、戦跡の風情。 精も根も使い果たした男達は 持ち回りで休暇をとることになる]
[降って湧いた仕事のない時間の使い道。 しばらくどうしたものかと持て余した後、 夜に教科書を開かず地図を開いた。 コンパスで距離を測って線を描く]
(442) sin 2015/07/13(Mon) 07時半頃
|
|
[パンケーキの約束は休暇の前。 大人げなく目一杯全力で作った 冗談みたいな山盛りパンケーキの前で 名前を呼ばれて、フォークを止める。
普段通りの呼び方に油断したから、 前置きにきょとりと瞬いてから すっと、姿勢を正して向き直る]
(443) sin 2015/07/13(Mon) 07時半頃
|
|
[かけっこの勝敗。 半々くらいだと記憶していた]
[バレンタインの玩具の話。 運がいいねって言葉を覚えてる]
[みこさま。みこさま。繰り返しの呼称も、 昔と違って噛まなくなったのだなと思う]
(444) sin 2015/07/13(Mon) 07時半頃
|
|
[ひとつひとつ。 リッサを遮らないように頷き聞きながら。 知っているようで知らなかった幼馴染みの本音を知る。
思えばいつからだろう。 つらいことを誰かと分かち合うことをしなくなった。 それはかっこわるくて恥ずかしいと、 そんな風に頑なに思っていて――
だから、 わけわかんないよねって困り笑いへ。 別に下げてるわけじゃないけど 下がってる眉で静かに首を横に振った]
(445) sin 2015/07/13(Mon) 07時半頃
|
|
…
[比較対象にされたことには、 現金さに思わずくすりと笑みが漏れた。
誰も見ていないと思っていた。 想いを寄せた彼女でさえも。
そっか、と思う。
短く伝えられた言葉が、 少し照れくさくて、 ありがたくて。
誇らしげな顔へふっと浮かんだ笑み]
…うん。
[ちゃんと聞いていたよと頷き容れ]
(446) sin 2015/07/13(Mon) 07時半頃
|
|
僕はさ。
リッサがごはん美味しく食べるとことか。 ほっとして、いつも勇気を貰っていたよ。
またねって。
[もう神殿に戻れないと思ったあの日も]
いつも。 勇気を貰ってたんだ。
[紅茶へのささやかな気遣いは知らないけれど。 いつも勇気づけてくれて。 紅茶を居れる手元が覚束なかった筈なのに、 いつの間にか一人で立っている女の子を見る]
(447) sin 2015/07/13(Mon) 07時半頃
|
|
…ありがとう。
[恥ずかしかったけれど、 誤摩化したそうな空気も判ったけれど。 顔は逸らさず、下げ眉はにかみながら伝える言葉。
いつかの手紙に描いた笑顔は三つ。 アマルテアより身近に居た気がするのに、 やっと、三つ並んだ気がして。
うれしくなって笑うんだ*]
(448) sin 2015/07/13(Mon) 07時半頃
|
|
[パンケーキの阿呆みたいな甘さの後で。 リッサに教える紅茶講座は甘さ控えめ]
(514) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
|
[今度は子供染みたごっごにせずに。 茶葉を踊らせる意味や、 カップの拭き方に至るまで細々と教える。 一通り手順を説明し終えれば、 彼女のノートを綴じさせて、 あんちょこなしで作らせる]
これはどうして水っぽいと思う?
[一口味を見て脇へ寄せてを何度か繰り返し、 味も色もまばらに冷めた紅茶。 改めて飲み比べながらの検討会]
復習しておいて。
[はい、とノートを手渡して、 今日の終わりに美味しい紅茶を煎れた]
(515) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
|
明後日から休暇を使って旅行に行くから、 次回は来週かなぁ
[講座を終えての一休み。 リッサの前にオレンジフレーバーの紅茶を置いて。 自分は立ったままマグで珈琲を飲む]
墓参りがてら、 寄り道しながら北上しようと思ってさ。
[リッサも休暇ならどう?と、誘う。 すっかり打ち解けた気分の気安さ]
(517) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
|
[それからノートの切れ端を貰い簡単に地図を描く。 書物と伝聞でばかり知る町の名前と文化を挙げ、 もちろん食べたいものなども一緒に挙げる。 話す口元には小さな笑み。 楽しげに点々とつけた印は北の方で終点だ。
巡礼地としては割と有名な草原の地]
もうなんにも無いみたいなんだけどね。
[ぽつりと言って、眉を下げて笑った]
(518) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
|
― 旅先で ―
………。
[食べてみたいと確かに言ったけれど。 いざそれを前にするとなんとなく真顔で見守る]
あおい…ね…。
[差し向かいで座る店の一角。 さっきからリッサと青いしか言っていない気がした]
[マリンブルーの絵の具でもぶちまけたみたいなスープ。 ごろごろと形もまばらな豆と芋が無造作に浮かんでいた]
(519) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
|
[どうして一人一皿頼んでしまったのだろう。 いや、眺めていても減りはしないし、 むしろ具材がどんどん青く…] [ままよっ] [心の中でそんな言葉を叫んだのははじめてだ]
????
[…おい しい ? ような ? 騙されている気分になる。 顔を見合わせて皿を見詰めて首を傾ぐこと数回。
そのうちに味よりもおかしくなって笑い出してしまう。
食事の後で、べーと舌を出した。 笑みに零れた歯まで真っ青だった。 夜はよく歯磨きをした]
(520) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
|
[花の都は文字通り花の降る都。 上空高くにある空中庭園から、 花びらがこぼれて家々の屋根にも 煉瓦の道の脇にも降り積もる]
――――。
[しばらくぽかんと口を開け見上げる。 この都では庭園で花を育てて降らす仕事があるらしい。 ひらひら見上げる間も遠慮なく 積もる花びらにくしゅんとくしゃみをした]
(521) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
|
[水路巡る街では迷子になりすぎた。 次の目的地まで運ぶ船の出港時間ぎりぎりだ。 停泊する小舟の道を乗り継ぎ先を急ぐけど]
リッサ、足下、あぶな――
[い、から気をつけてと。 言う自分が足を踏み外して水路に落ちて船が出港した。
土産屋で買った I ♡ MIZUNOMIYAKOのTシャツ姿。 髪はまだずぶ濡れ青年が地図を広げると、 旅慣れたリッサが次の経路を探す]
(523) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
|
[乗り合い馬車の旅はのんびりと。 馬車弁なるものが停留所毎に売っていた。 遊びつかれと満腹にごとごとあぜの道中昼寝をした]
[夕暮れ。木立の隙間から緋色のカーテン。 北に進むほど涼しくなる気温と茂る針葉樹。
[夜は踊る火の粉とフォークロア。 足がもつれるまで踊って笑って。
現地の人と深めた親睦に 木彫りの変な仮面を貰った。 被ると臭い。何故か腰みのまで貰った。
くだらないものでリュックが膨らむ。 くだらないことが足どりを軽くした]
(525) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
|
[そんな風に長いような短いような旅をして。 [ぽくぽく、ラバで向かうのは終着地]
このへんの風習でさ。
[最寄りの観光地で借りたラバは、 人馴れてしていて大人しい。 言いながらたてがみを柔く撫でる]
成人になると馬を貰うんだ。 一人で何処へでも行ける証に。
[ぽつぽつ。話しながらゆっくりと進む道] [やがて針葉樹の森は途切れて視界が晴れる]
(528) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
|
[森を抜けて見渡す限りの柔らかな草地は、 アマルテアを連れて行った滝の草地に似ていて。 きらきらとしたあの場所には似ていない。
とても静かだ。
さらさらとそよぐ草地に、 白い尖塔の慰霊碑が一本。
水は、草葉が抱き。 水は、尖塔の突き立つ土の底にしとりと眠る]
(530) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
|
[むかしというほど遠くない過去。 ここには村があって、多くはないが人々が暮らしていた。 疫病あったここは巫女の巡礼地のひとつ]
…
[うん、と微かに頷いた]
[なんにもないなぁとは言葉が出なかった]
(531) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
|
[それなりに、人の訪れはあるようで。 ラバを繋いでおく餌場があった。 草地に埋もれるようにして 木板の小径が長く尖塔まで続く。
道ばたの花を摘んで慰霊碑の前に立つ。 腰の高さのあたり、白い石碑に刻まれた名前が連なる。 刻まれた溝をなぞる指先が名前を見つけて留まる]
…ただいま、戻りました。
[静かな景色にぽつりと告げる。 ようやく辿りついたような。 ずいぶんと遠くまできたような奇妙な感慨。
花を捧げて、膝を着きしばらく祈る。
何を祈る? やはり言葉にはうまくならなかった。 ただ静かに胸を満たすものの音を聴いていた]
(532) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
|
[そのうちによっと腰を上げた。 ぺたりと石碑に手を添えた]
このへんはさー、
[尖塔を見上げる]
半分くらいグリーン姓なんだ。 あとの半分の半分はホワイトさん。
[石碑に刻まれた名は言葉通りの割合。 残りの半分は移民の姓が入り交じる]
(533) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
|
夏が短くて、 雪が降るんだ。
[見上げる空からまるで、雪でも降ってくる気がして。 待ってみたけれど何も降らないから言葉は続かず]
…
[零した吐息に笑みを滲ませ]
かえろっか。
[軽い口調で振り返る]
(534) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
|
リッサ、そこ。
[リッサの隣で足を止めて。 彼女の肩越し、伸ばした腕が ラバの休む所を指差して]
…。
[目線の高さを合わせる] [口元にほんの少しの笑みを浮かべて]
よーーーい、
[合わせた視線は悪戯げに]
どんっ
[言って駆け出した] [32回目のかけっこ勝負は、不意打ちのずるをした]
(535) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
|
[ながいながい一目惚れを終えたあとで。 休む間もなく働いて、くたくたになるまで遊んで。
僕は幼馴染みと旅をした。
空は高く尖塔よりも高く。 澄み渡る青空に刷毛の雲。 足下に遊ばす柔草。
脇腹痛めて息を切らして 走る先はどこに続いているのだろう。
いつか描いた三人の。 笑顔はだいぶ大人びていたけれど。
雲は流れ空は色を変えてもどこまでも続いてくように。
手を伸ばせば―― **]
(536) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
|
[てってって] [ひょこりと柱の影から少年が顔を出す]
ねーねー。 きみだあれ?
[見つけたのは段差の傍で腰掛ける女の子]
ぼくねー。 もうすぐおにいちゃんになるんだ。 きょうは、おとーさんむかえにきたの。
えらい?
[少年はえっへんと胸を張る。 それから少女のとなりにちょいんと座り。 足をぶらぶら。なぜかごきげん]
(537) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
|
[おーい、おとうさんの呼ぶ声だ。 きょろきょろしてからぱっと駆け出した。 ひしっと抱きついた足下。 大きな手でぐいっと宙に浮かされる]
いつもいるの? こんどあそぼー。
[肩車の上からばいばい。小さな手を振る。 ぐぐぐっと肩車が前に傾斜するから ぎゅっと頭に抱きついてけらけら笑った]
(538) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
|
[下り坂がずっと続く坂道。神殿からの帰り道。 肩車からおりてお父さんの袖をぐいと引く]
おとーさん、おとーさん かけっこしよーよ
[いいよ。とお父さんが言って、 よーいどんもしないで駆出した。
まてとか、ずるいとか。 笑う声が後ろから追いかけて来た。
すぐに追いつかれたから今度は腕にぶら下がって。 ぶらぶらぐらぐら。 二人で家にまっすぐ駆けて帰るんだ]
(539) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
|
「「 ただいま。 」」
[弾む声がふたつ。古びた家の扉を開けた**]
(540) sin 2015/07/13(Mon) 23時頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る