137 海の家 『nave Di mare』
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よっ……と、さて。
[立ち上がりタバサへと視線を下ろせば、微笑む相貌>>4:32に出くわした。 同じように微笑みかけようとしたけれど、背を向けてしまった彼女にその笑みは届かぬまま]
あ、ちょっと待――!
[駆け出す足はワンテンポ遅く、纏うスーツで速くは動かない。 逃げる鮮やかな長い髪は、思った以上に距離が遠く手を伸ばしても届かない。 漣を描く音すら耳には届かず、跳ねる鼓動と自分自身の息遣いが耳障りなほど大きくて]
待、って、本当に速……
[速いよ、と情けなく声をその背中に掛ける間際、前を行くタバサ>>4:34との距離がふと近くなる。 疲れたのだろうか、そう考える間もなくその姿はぶれて]
(6) oranje 2013/08/21(Wed) 21時半頃
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――あっぶな、い!
[体勢が崩れた彼女の手首に咄嗟に手を伸ばし、届いたそれを引き上げる。 これで彼女が転んでしまうことはない、そう安心してスピードを緩めたところで今度は自分自身の足が砂に取られ、勢いよく熱せられた砂へダイブしてしまった。]
げほっ…… ……うう、砂美味しくない……
[口に入ってしまった砂に顔を顰めながらも、照れたように笑う。 まだ海水の乾かぬ部分はすっかり砂に塗れて汚れ、乾かした髪も総崩れ。 それでもしっかりと、タバサの手首は捕まえたままだった**]
(7) oranje 2013/08/21(Wed) 21時半頃
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……っはは、! ごめんってば、必死だったからさ。
[軽やかな笑声につられて>>39、男もまた笑い声を零す。 けれど彼女の指先が頬に触れてしまうから、その声はぷつりと途切れてしまった。]
(41) oranje 2013/08/23(Fri) 02時頃
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―― ……、ええと、ね
[例え彼女の瞳が己を通り越して遠くを見ていたとしても、それでもいい。浮かべた笑顔が僅かに困ったような、泣きそうな笑みに変わる。
一息の間は、漣の間に。 彼女が砂に刻んだだろう>>4:33思いが消えてしまう前に。]
ずっと笑顔でいてください。 ……でも、僕の前では、泣いてもいいよ?
――タバサちゃん。
[その横顔を見つめているだけでも幸せだった。けれど、ほんの少しだけ我侭になる。 それはきっと、手の中にある彼女の体温と、熱すぎる砂で熱せられた思考のせいだ。]
(42) oranje 2013/08/23(Fri) 02時頃
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[弱く見える>>48と、言葉にしようとしてやめた。 弱く見えるときがあるから、泣いてもいいと。 それは見せたくない一面だったかもしれないと、唇を噤む。]
僕だってこれでも、男なんだよ?
[告白くらいするさ、と。 明確な言葉で口に出来ないほど、男気もなくて 本当に弱いのは、自分自身のほうかもしれない。
彼女が目を伏せた先>>49を追うことはなく、 真っ直ぐにその鮮やかな色彩を見つめていた。]
(53) oranje 2013/08/23(Fri) 21時半頃
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……、ん?
[その時間は刹那だったか、ふと名前を呼ばれ>>50一つ瞬く。 けれどその瞬きを最後に、暫く目を見開いたままになってしまうのだ。]
え? ……男、って? タバサちゃん、が?
[零れた言葉は確認するような問いかけ。 握ったままの腕が震えて、それが真実であることを覚る。 そんな素振りは感じなかったとここ数年の夏を思い返して見たけれど、変わらず美しい笑みを浮かべる彼女――彼と呼んだほうが正確なのかもしれぬ――の表情だけがぐるぐると頭を巡った。
けれどそれが、真実なのだ。 タバサが男性だとしても、巡りくる夏に出会ったその微笑みは。]
(54) oranje 2013/08/23(Fri) 21時半頃
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――……そっか。 やだなぁ、僕を誰だと思っているの。
[だから今度は、自然と笑みが浮かんだのだ。乾いた砂に注ぐ雨>>52は、確かに男がそうしていいと望んだもの。
引かれそうになる腕に痛いくらいの力を込めて、こちらに引いた。タバサに逃げられてしまわないように、空いた片手は肩をも掴もうと]
僕が好きなのは、タバサちゃんだよ。 タバサちゃんだから、好きになったんだよ。
[ふにゃりとした笑みは消えて、漣に負けぬように言葉を紡ぐ。 真っ直ぐに彼女の双眸を見つめることは叶ったか。]
(55) oranje 2013/08/23(Fri) 21時半頃
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[思い出すのは、初めての夏。
夕陽の注ぐ海を背に微笑むタバサが、とても綺麗で見とれてしまった。その光景がまた見たくて、足を運ぶようになったのだと>>0:156。]
あー……でも、安心して。 僕は振られたって、来年もここへ来るよ。
[それでも、真剣な表情はそう長く続かなかった。 ステージの上以外では弱くて、とても小さい。 それが“トレイル・デュー”の真実。]
……、だから。 笑顔でいてね、タバサちゃん。
[落ちる涙すら綺麗だと、眺めていたいと思うけれど やはり彼女は、笑顔が似合うから。]
(56) oranje 2013/08/23(Fri) 21時半頃
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……僕、全然君のこと知らなかった。 毎年見てたのに。
[彼女がぽつぽつと語る声>>58に耳を傾けながら、手首と肩から手を離す。 そうしてゆっくりとその背に、手を回した。]
だからこれから、教えてよ。
[胸に擦り付けられる感触がくすぐったくて>>59、その言葉がまた耳に触れてどうしようもなくて。 背に回した片手を、彼女の頬にそっと沿わせる。上を向いてほしいと、言葉にするように。]
――僕のこと、好き?
[目が合ったのなら、いつもの笑みでそう尋ねて]
(60) oranje 2013/08/23(Fri) 22時半頃
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もう、そこは素直になるところでしょ?
[向けられた言葉>>62と浮かんだ笑み>>63に、小さく笑声を漏らす。 そこまで近づいてようやく気がついた、彼女の瞳の色はあの日見た夕焼けと同じ色。 だからその色にもっと近づきたくて、]
――目、閉じないで、
[ロマンの欠片もない、歌詞にもならない台詞。 小さく囁いて、彼女の唇に己のそれをそっと重ねる。 触れるのは一瞬、すぐに離してしまうのは、砂浜と同じで熱くて火傷しそうだったから**]
(64) oranje 2013/08/23(Fri) 23時頃
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