64 色取月の神隠し
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子守り 日向は、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 16時半頃
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―青葉村/秋月邸―
[少しののち、娘の姿は神社の石段から消え、秋月邸の門前に在った。 考え考え立ち寄った菊屋の屋台には、親友の姿は其処に無く。 自身に及ばぬ領域の話は、知識人に尋ねるのが先だろうと。]
…………。
[客人の多い日だと零す女中の後ろに付いて廊下を歩く。 なぜだろうか落ち着かず、視線は彼方此方へと向いていた。]
(13) 2011/09/16(Fri) 17時頃
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[お邪魔します、と口の中で呟いて、 案内された部屋へと遠慮がちに一歩足を踏み入れる。 書物の堆く積み上がる部屋、散らかした床。]
…………、?
[違和感が既視感へ、やがてそれは驚きへと変わる。]
(…………… ………右せんせ)
[懐かしい呼び名が脳裏を過ぎった。]
(14) 2011/09/16(Fri) 17時頃
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秋、月、仁、……右、衛、門。 ね、せんせい、これは? [右、という字を抑える人差し指は、年の頃五つ六つの幼子のもの。 座れば頭が見えなくなってしまいそうな机に、身を乗り出すようにして。]
………よまないの? ふうん。 なんでだろう………ここに在るのに。
[右衛門でヱモンなのだと説明されても、子供には納得が行かぬ様子。 「右」の字を、団栗眼はじいっと見詰め]
じゃあ、じゃあね。ひなたは右せんせって呼ぶ。
[それなら右も寂しくないでしょう、と。 失われる前の、あどけない高い声が笑みを含んだ。]
(15) 2011/09/16(Fri) 17時頃
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[紐解かぬ二冊目の手記を丹念に調べたならば、 孫娘が暇を見て村の少年に文字を教えて貰いに通っていること。 そして同じように秋月邸に出入りする子供たちと友達になったことが、 嬉しげに書き付けられているのを見つけることが出来るだろう。]
[先生として、兄として慕っていたことを、 何故忘れていたのか、それすらも忘れてしまったけれど。]
(16) 2011/09/16(Fri) 17時頃
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[ひとの気配の無い仁右衛門の部屋に、女中は首を傾げていた。 暫くの間押し黙って襖の前に立ち竦んでいたが、 最後に訪れたのが志乃であったことを聞いたなら、一礼して邸を辞した。]
“あなたの望みは……”
[其処から先にゆくことですか。 こちらに帰ることですか―――]
[足早な下駄の音が、からころと*]
(17) 2011/09/16(Fri) 17時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 17時半頃
子守り 日向は、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 17時半頃
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―神社:広場―
[秋月邸から神社までの道程で志乃に追いつく事は無かった。 うんと身体を伸ばして目を細めるが、見付からない。 祭りに限らず、人波の中でなにかを探すのはひどく苦手だ。]
[志乃ならば沙耶と共に居るかも知れない。 先刻の手妻師の演目は一巡しただろうかと考えながら、息を整えぬままに膝を折った。]
(33) 2011/09/16(Fri) 22時頃
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[と、小屋の前で芙蓉を見つけた。>>30 小走りに走り寄って、袖をちょいと引こうと手を伸ばす。]
“芙蓉さん”
[掻き分けた人波に埋もれながらやっとの思いで見上げたが、追いつくことは出来ただろうか。]
(38) 2011/09/16(Fri) 22時半頃
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“志乃さん――ではなくて、 沙耶さんと藤之助さん、もうここを離れたかな”
[足元の狭い空間に走り書きする。 これほど顔を合わせてなお、これでは通じないことを知らない。謝罪の仕草で袖から手を離し、芙蓉を見詰めた。]
!
[そうして顔を上げた先、探し人のひとりを見つけたなら、 藤之助の佇む方向と芙蓉とを交互に見遣る。 未だ一緒だったのだと、少々安堵の表情も見せたか。]
(44) 2011/09/16(Fri) 22時半頃
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[二人と共に居た沙耶の不在に首を傾げていたが、芙蓉の言葉に得心したよう頷いた。>>47 示された入り口へと顔を向けつつ、甘味の時間に邪魔して良いものかと暫し小枝を彷徨わせていると、藤之助の声。>>48]
“さっきは碌に案内も出来ず ごめんね。 秋月先生の邸第に用事があって先にお暇したのだけど、会えなくて。 神隠し、みたいに 居なくなったようだから”
………
[少しだけ二人を伺い視て、下げた眉を元に戻した。]
“さっきの穴埋めもあるし、何なら付いて行こうかと思ってたけれど、芙蓉さんは 用事、残ってるかな 先に行った方がよければ、先に行って待とうか”
(52) 2011/09/16(Fri) 23時頃
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[珍しくしどろもどろの芙蓉の様子を不思議そうに見やる。>>47 それが彼女の言う“用事”に関連しているのか、それとも……… 並べた文字を見下ろしたのち、これがよもや彼女に通じていない?そんな可能性に思い至れば、さあと血の気が引いた]
―――…、〜〜。
[合わせようとしてくれている芙蓉を慮れば直接尋ねはしないが、 仮名付きの文字で駄目ならと、身振り手振りをぎこちなく沿えて]
“ん わかった。 先に行って… 話してる”
[実際のところ、志乃への問いは二言三言で終わる短いものだ。 彼女らが用事を終えるまで間を持たすことが出来るかは分からない。 が、努めて笑顔の芙蓉を思えば、何事も無い表情で返す。]
(66) 2011/09/17(Sat) 00時頃
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“女中さんがそう言ってたの。 身近な言葉だったから ちょっと気になったのかな”
[話してしまえば何かが分かるだろうかと。 一瞬の逡巡に惑った枝先は、何事もないかのような言葉を刻む。>>63]
“大食漢は、朝餉と夕餉は逃さないって聞くものね お弟子さんでも見つけて、連れ帰ってくるかも だから また訪ねてみるつもり”
[その可能性が無いことを、確信めいた感覚で判っていたけれども。 藤之助の優しげな声色に、如何に自分が神経を張り詰めていたかを自覚すれば、言葉を噤んだ。 これ以上引き留めても悪い。二人に会釈をして手妻師の舞台から離れた。]
(80) 2011/09/17(Sat) 00時半頃
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日向は、芙蓉の着物の袖を、去り際に確認する。先刻思わず掴んでしまったから。
2011/09/17(Sat) 00時半頃
子守り 日向は、メモを貼った。
2011/09/17(Sat) 00時半頃
子守り 日向は、メモを貼った。
2011/09/17(Sat) 01時頃
子守り 日向は、メモを貼った。
2011/09/17(Sat) 02時半頃
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―甘味処―
[教えられた店には確かにふたりの姿があったが、 そこに口を差し挟むべきでない気配を感じればくるりと向きを変え、離れた場所に席を取る。 頃合を見て近くにゆくつもりで。
注文の品を待つ間、そっと巾着に触れる。 中に櫛の存在を確かめたなら、瞳を細めた。]
(123) 2011/09/17(Sat) 05時半頃
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[この櫛に宿る力は、異界の路をほそい隙間から覗くようなもので。 妖の姿を暴くことも、消えたものの名を知ることも出来はしない。
他に力持つ者が居ることも、期せずして今日彼らが神の社に集っていたことも知らぬ娘は、 暗中模索の中、神と妖を良く識る志乃に問おうとした。 きのうと今日と、聞き覚えのある聲を聞いたのだと――] 『冗談だと思ってくれてもいいよ。でも、どうかな』 『迷わずに、振り返らずに行けたと思う―――?』
[問う表情はごく柔らかに、世間話のように。 聞くことが叶っていたならば、志乃は首肯してくれただろうか。 望まず歩む路ではなかったのだと、そう聞くことが出来れば十分だった。
もしも彼女が自身の正体をぽろりと零すようなことがあったとしても、 驚きも動揺もせず、手元のういろうをひとつ差し出すだけだったろう。]
(124) 2011/09/17(Sat) 05時半頃
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[結局、その問いは志乃へ向けられることはなかった。 櫛から席へと視線を戻した時には、志乃と沙耶の姿は消えており。 近くに座していた客をつついて、ふたりがいつ店から出たかを尋ねても、皆揃って首を傾げるばかり。]
(………ああ)
[不意にあの風が吹き、背後を振り返る。 わかるのだ、また路が開こうとしていること。
微かに、聲が聞こえるから―――]
(125) 2011/09/17(Sat) 05時半頃
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“貴女の、 貴女たちの 望みは―――”
………、
[ふ、と眼差しが和らぐ。 路を往くのが誰かまでは判らなくとも、問うて手を伸ばす必要の無いことは、耳に届く音で判る。 あんなにも幸せそうな声音に、言葉は掛けまい。無粋だから。]
“…その先に、幸せがあるのなら。”
[好みの涼菓、葛きりの器を空へと透かし、 目尻に滲んだ涙を隠した。**]
(126) 2011/09/17(Sat) 06時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2011/09/17(Sat) 06時頃
子守り 日向は、メモを貼った。
2011/09/17(Sat) 06時頃
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