285 【突発誰歓RP】逢魔ヶ時に会いましょう
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ー Phil & Sophie ー
[目が覚めた時に一番最初に感じたのは─────
毛皮を濡らすじっとりした水の重さと 鼓膜を揺らす喧騒
娘の真正面、泣き濡らした目の 野兎の男の縋るような視線。]
『いいや、注文といえばそうなんだけど』
[あの時の分岐点>>1:3をなぞるように 野兎は服の袖で顔の汚れを拭って言った。]
(134) シュレッダー 2018/10/15(Mon) 09時半頃
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『最初はね、君が別れた女房に似ててねぇ それでついついここに足を運んでしまったのさ ここはいいよね。何時でも誰かがいる。 独りぼっちで呑んでても、独りじゃない。
…………すまないね、おかしな事を言って。 つまらない酔っ払いの戯言さ。』
[そうして野兎は、諦めたみたいなため息をひとつ 空になったグラスに視線を落としたのだった。]
(135) シュレッダー 2018/10/15(Mon) 09時半頃
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[ 娘は再び生きることになった。
恐らく後ろにはザーゴもレンも、願わくばオーレリアも 振り返れば傍にいる……はず。
代わりに、男は死ねなくなった。
娘には一緒に生きよう、と言ってくれる人がいる。 だから彼に幾ら乞われても一緒に逝ってあげられない。
男は誰とも一緒に死んではもらえず 酔いに身を任せたまま何処かに消え去るのだろう。]
(136) シュレッダー 2018/10/15(Mon) 09時半頃
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良い店だろ。 独りぼっちじゃなくなったような気分になるにはさ。
[娘は野兎の褐色の瞳を見つめて言った。 ウサギの遺伝子由来の大きく丸い瞳の中の 真っ白なウサギに話しかけるようにして。]
けど、結局そんな隅っこにいたら、まやかしのままだろ。 少し誰かと話してみちゃどうだい。 本当にアンタが欲しいものがあるかどうかは別として 少なくとも本当に独りぼっちじゃなくなると思うけど。
[その結果彼の歯車がどう進むかは分からないが 娘は再びあの惨劇を引き起こすわけにはいかないと そっと俯き席を立つ男の背中を見送った。]*
(137) シュレッダー 2018/10/15(Mon) 10時半頃
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[男が席を立って暫く、そこで娘は考えていた。 自分の返答は間違っていやしなかったか。 同じ言葉を掛けられたとて、あの時の娘自身 身を焼くような寂しさから解放されたかどうか。
けれどまもなく、耳に飛び込んできたのは 酔った客らの追加のオーダー。 酒がないやら、料理がないやら。
だから、パンケーキを前にした娘>>60や 野兎に声を掛けたザーゴ>>140に 話しかけられるのはもう少し先のことだろう。
(ザーゴがグラスを呷る瞬間>>142を見ていなくてよかった) (きっと酔いが醒めるような大きな悲鳴を上げただろうから)]
(167) シュレッダー 2018/10/16(Tue) 11時半頃
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レン、手伝ってくれるな?
[そこにレンがいるならば、そう声を掛けようか。 帰って早々だろうが、彼の決意と覚悟>>2:382を汲んで。
レンが料理を始めるならば包丁や鍋など新調しようか。 娘さえ使い方が分かればよかった厨房のあれこれも これからは一緒に使っていくのだし。
それからちょっと店を閉めて、図書館にレシピの本を 探しに行ってもいい。 虹色のお客人にも手伝ってもらって 色んな料理を発掘するのはきっと楽しいだろうから。]
(168) シュレッダー 2018/10/16(Tue) 11時半頃
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[オーレリアの疑問がこちらに向けられたとしても>>62 娘にはそれにこたえる術はない。]
……アタシにもよく分からないままなんだ……。
[自分で胸を貫いた感触がまだ手に残っている気がして。 けれどその瞬間、とても満たされていたのをよく覚えている。
オーレリアはいったいどんな最期を選択したのか その話を娘から聞こうとはしなかっただろう。 逆に娘に聞き返されてもうまく説明できそうにない。]
(169) シュレッダー 2018/10/16(Tue) 11時半頃
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[客の間を飛んだり跳ねたり。 傍目には何事も無かったかのように 娘は日常の中にまた埋没していこうとした。
が、ザーゴに声を掛けられた時>>146 酔ったようなその態度に思わず驚いて]
アンタ、また酔っちまったのかい?
[上機嫌そうなその顔に酒気が回っていないだろうか じっとその目を覗き込んで。 グラスを満たすのが水とは知らず
……また彼が、今度は本当に手の届かないところに 逝ってしまいそうな気がして、娘は耳を垂れた。]
(170) シュレッダー 2018/10/16(Tue) 11時半頃
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もう、怖いからやめとくれよ。 ……ここで生きてくれるって、言ったろ?
[そうして繋ぎ止めるように、グラスを持つ手に縋り付く。 気の弱いのも全部露呈してしまった後だから見せられる 寂しがりの本音。
後であの上等な酒は、勿体無いけれど 料理に使ってしまおうか……とまで目論んでいる。 あんな事故が目の前で再び起きたら それこそ寂しくて死んでしまうだろうから。]
(171) シュレッダー 2018/10/16(Tue) 11時半頃
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[ザーゴの質問>>146には、娘は答えられなかった。
いるのかいないのか分からない「誰か」より 一緒にいてくれる人の方がよっぽど良い。 けれど寂しいと「誰か」に縋らずにいられない。
答える代わりに、縋る手をほんの少し強めるだろう。]
(172) シュレッダー 2018/10/16(Tue) 12時頃
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[そうして娘は日常に埋没していく。 すっかりあの日から変わってしまった日常に。
酒場にいつまで経ってもエルゴットが現れず 約束が果たせないことに本当に後悔する日も来るだろう。
代わりに顔を出したのは表の街の男>>165 入って早々の禁句を度々繰り返すものだから いつしかその光景も店の新しい日常に変わっていくのだろう。
また少々華美な格好の人間>>107が新しく店に 顔を出したかもしれない。 酔客らが盛んに「あれはどっちだ?」と論じるだろうが 娘はどちらであっても構わない。]
(173) シュレッダー 2018/10/16(Tue) 12時頃
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いらっしゃい。ご注文は?
[我楽多を寄せ集めた街にひっそり佇む月の上 今日も兎は跳ねている。]*
(174) シュレッダー 2018/10/16(Tue) 12時頃
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