人狼議事


88 吸血鬼の城 殲滅篇

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【人】 墓荒らし ヘクター

 ドナルド・ジャンニ。

[もう一度息を吐き、名を呼ぶ。
重く、刻み込むように。]

 オレはな。
 そんな生半可なモンで、おまえを眷属にしたわけじゃねぇ。

[憎しみを抱いて。
報いを与えるべく。
それは、今も変わらずある理由だったけれども]

 オレだってな、命張ってんだ。
 おまえの気持ち全部受け止めて、
 おまえの行く先全部見続ける覚悟で
 命削ってんだよ。

[自分の命を分け与えた相手へと
抱く感情は、一色ではない。]

(121) nekomichi 2012/05/05(Sat) 17時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 だからな―――

[血を零し続ける腕を伸ばし、
ドナルドの襟元を掴んで引き起こす。]


  おまえが死にたい、ってんなら、
  おれが殺してやる。


[それが覚悟の示し方、
眷属を生み出すものとしての、けじめの付け方だった。]

(122) nekomichi 2012/05/05(Sat) 17時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

― 地下聖堂 >>130

 オレに何があるって?

[何も心配要らない、と笑いを浮かべかけて、
つい数日前まで眠りについていたことを思い出し、
肩を竦める。]

 おまえを心配させはしないさ。

[微妙に言葉を変え、頷いて見せた。
運ばれていることに気付いた娘が
恥ずかしげに顔を伏せて、ささやかに主張するのを、
笑って却下する。]

 まだ起きたばかりだからな。
 無理するな。

[そう言って結局、長い秘密の通路を通って
厨房に入るまでは、ずっと抱き上げていた。]

(143) nekomichi 2012/05/05(Sat) 23時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

― 客室 ―

[殺してやると、
宣言した時の"子"の変化は、劇的だった。
感情の高ぶりが顔に色を無くさせ、唇を震えさせて
食ってかかり、拳を打ちつけてくる。
そんなふうに感情を露わにする様を、
冷えた紅で見下ろす。]

 ―――当たり前だ。
 おまえはオレのものだ。

 オレ以外に殺されることは許さん。

[所有を、支配を主張する冷厳な紅が、
不意に歪んだ。]

(144) nekomichi 2012/05/05(Sat) 23時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター


 何故、何も言わずに死のうとした?
 オレから逃げたかったのか?
 意趣返しでもしたかったか?

[裏切られたと、
そんな怒りと痛みが瞳を走り、すぐに消える。
残ったのは、やはり冷たく硬い声。]

 …オレが、おまえのことを要らないなどと
 一度でも言ったか?

[後ろ髪を掴んで上を向かせ、
視線を突き入れるように、濡れた瞳を覗き込む。]

(145) nekomichi 2012/05/05(Sat) 23時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[崩れて消えてしまいそうな、濡れた瞳。
自分の手で打ち壊してしまいたくなるような、強情な―――]

 ああ。
 戻ってきた。

["娘"が蘇った事実は端的に肯定し、
目だけを細める。笑みの形に。]

 そうだ。
 苦しめるために眷属へと為し、
 あれのために血を流させた。

 …おまえは、良い玩具だったよ。

[嘲笑。
或いはそれに似た、何か。]

(193) nekomichi 2012/05/06(Sun) 15時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 ……だがな。

[笑みを収めた後は、
怒ったような、困ったような
表情の選択に迷っているような顔になる。
溜息が、ひとつ。]

 そんな程度にしか思っていない奴のために、
 オレがわざわざここまで来ると思うか?

(196) nekomichi 2012/05/06(Sun) 15時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[苛立ち。
もどかしさ。
煮え切らない感情に、拳を握る。]

 代わりのある奴なんざいねぇよ。
 おまえの代わりがいるわけねぇだろ?

 困る困らないの問題じゃねぇんだ!

[口調が、次第に荒々しくなっていき、
最後はほとんど怒鳴るように言葉を叩きつけて
ドナルドの身体を、再び床に突き倒した。]

(197) nekomichi 2012/05/06(Sun) 15時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[荒い息をひとつ吐き出し、
虚空を握るように、手を突き出す。
闇が噴き出し、現われたのは刃の広い小剣。]


 ―――…… やっぱり、おまえはもう一度死ね。


[淡、とした声で宣告する。]

(198) nekomichi 2012/05/06(Sun) 15時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 
 ……おまえを殺して、生まれ変わらせてやる。
 真に、オレの息子としての生を…

 … 三度目の血を、くれてやる―――
 

(199) nekomichi 2012/05/06(Sun) 15時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[静かな瞳で、ドナルドへと切っ先を向け]


 ……これが、オレからおまえへの、愛の形だ。


[その胸めがけて、突き出した。]

(200) nekomichi 2012/05/06(Sun) 15時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 
 やっぱり、いい女になったな。

[何があろうと、最後の一瞬まで。
言葉(>>175)を紡ぐ"娘"の瞳は美しく澄み渡り、
思いを告げる顔には、しなやかで強い意志が宿る。

己の眠っていた歳月が、華をさらに美しく開かせた。
それが誇らしく、―――口惜しくもある。

 自分の手でそれを為せなかったことに。
 労苦の歳月を過ごさせてしまったことに。]

(229) nekomichi 2012/05/06(Sun) 18時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[隠し通路を抜けて本館に入り、
漸く"娘"の身体を床に立たせる。

 帰還への言祝ぎに応えるのは]


  ―――ああ。
  今、帰った。


[短く、力強い宣言と、
これからも共に行こうと差し出す、掌だった。**]

(230) nekomichi 2012/05/06(Sun) 18時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[刃を、肉に貫き通す。
幾度もしてきた、馴染んだその動きに
今は、微かな緊張を覚える。

 これは、儀式だ。
 永劫を、約束する。]

(231) nekomichi 2012/05/06(Sun) 19時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[狂気に押し流されていく瞳を、見ていられなかった。
それならば、いっそこの手で壊したかった。

違う。
壊したくはなかったのだ。


 だから、殺した。

 闇の眷属にとって、死は―――滅びではない。]

(232) nekomichi 2012/05/06(Sun) 19時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[貫いた刃の先から、肉体がほどけていく。
剣を押し返していた圧力が薄れ、
命が流れ出していく感触が伝わる。

 背を抱きしめる手。
 笑みを浮かべる唇。
 身体ごと、ぶつかるように触れた肉体は、
 細かな粒子となって床に折り重なり、風にふわりと浮いて―――]


  ――― 留まれ。


[命ずる声に、はたりと動かなくなった。]

(233) nekomichi 2012/05/06(Sun) 19時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[肩に残る灰を指先にとり、口に含む。
舌先に広がる、強い苦み。]

 ―――おまえの抱えている苦悩がそれほどに重いなら、
 すべて、忘れてもいい。
 なにもかも無くして、まっさらになってもいい。

[降り積もる灰の前で、腕を貫いた杭を引き抜く。
浄化の力に爛れ、血の止まっていた傷口を
灰のまとわりつく刃で、さらに深く切り裂く。]

(234) nekomichi 2012/05/06(Sun) 19時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 みたびの、闇の祝福を受けよ。
 闇の寵児たれ。ドナルド・ジャンニ。
 
 オレの魂が滅び砕け散る瞬間まで、
 おまえを慈しみ愛すると約束する。

(235) nekomichi 2012/05/06(Sun) 19時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 
    だから、


              ――― 戻ってこい。
 

(236) nekomichi 2012/05/06(Sun) 19時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[鼓動のリズムで噴き出し、溢れる血を
惜しみなく灰へと降り注ぎながら、

闇の主は強い眼差しで、紅に染まりゆく灰を見つめていた*]

(237) nekomichi 2012/05/06(Sun) 19時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

― 南の塔 ―

[全てが終わり、新たな物語が始まる狭間の時。

最後の戦いの舞台となった塔の上で、
闇の主は、静かに外を眺めていた。

 暗い霧に包まれた湖。
 それを超えれば、そこはもはや昼と夜が混在する世界。]

 ――――…行ったか。

[闇の痕跡が、残り香のように宙を横切り、
深い森の中へと消えている。
姿を消した"子"へ向けて、牙は剥かずに、小さく笑みを送った。]

 帰って来る時を、楽しみにしているぞ。

[生き延びることさえ困難な前途が、"子"を待っているだろう。
それでも帰ってくることは、疑いもしなかった。]

(252) nekomichi 2012/05/06(Sun) 21時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 
 ………しっかし…

[返事が戻ってくるはずもない城の外から目を逸らし、
己の為すべきことを為すべく、城内に足を向ける。

その途中、足を止め、床の一点を見つめた。]

 ―――……… どうしてくれるんだ。
 んなもん置いていって。

[ぽつんと取り残されていたのは、光の聖杖。
しばらく困ったように見ていたが、まあ良いかと階段を下りる。

世の中、なるようになるものである**]

(253) nekomichi 2012/05/06(Sun) 21時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[血を吸い込み、赤黒く染まっていく灰。
始源の大地のように、命を産んだ海のように、
泡立ち、さざなみ、蠢いて渦を巻く。

その変化を全て焼き付けるように
鮮紅の瞳は、瞬きひとつ無く見開かれていた。


 やがて泥は自ずから凝り、立ち上がり、
 ゆっくりと形を成していき―――]

(275) nekomichi 2012/05/06(Sun) 22時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[殻砕くように闇を払って、一人の男が姿を現した。

 纏う衣は闇の色。
 変わらぬ隻眼に宿るのは昏い紅。

 立ち居振る舞いも優雅に、
 闇の貴族たるに相応しき所作。

跪いての言葉に頷き、
その頭上に、無傷なほうの手を翳す。]

(276) nekomichi 2012/05/06(Sun) 22時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 良く戻ってきた。
 ドナルド・ジャンニ。

[名を呼ぶのは絆を確認するため。
そして、]

 ――― 言ってみろ。
 おまえにとっての、オレはなんだ?

[我が君と、その呼びかけを押して、さらに問う。
未だ感情見せぬその心の奥に、何が残り、何が芽生えたのか、
それを確かめるがために。]

(277) nekomichi 2012/05/06(Sun) 22時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[問いに答える声は、平坦で硬質。
紡がれた言葉は、用意されたように整っている。

 全ては儀式の続き。
 命を与え、
 命を創り出す、
 闇の洗礼の一環。

最後の、ひとかけらを除いては。]

(279) nekomichi 2012/05/06(Sun) 23時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 ―――― …上出来だ。

[ひとつ息をついて、手を下ろす。
それは溜息などではなく、
厳粛な空気を吹き飛ばす合図。

 頭上に翳された手がそのまま黒衣の腕を掴み、
 いささか強引に立ち上がらせる。

次の瞬間、
両腕の間に細身の身体を抱きしめていた。]

(280) nekomichi 2012/05/06(Sun) 23時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 良く、戻ってきた。

[最初に告げたものと同じ言葉が、
まるで違う色を以て口にされる。
感慨深く、安堵の色さえ滲ませて。

 抱きしめていたのはほんの一瞬か、もうしばらくか。
 ばしりと息子の背中を叩いて、解放した。]

 おまえが戻ってきてくれりゃあ、
 まずは満足だ。

[そんな言葉と、にやりとした笑みと共に。]

(281) nekomichi 2012/05/06(Sun) 23時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[息子から返る反応に、
ふつ、と小さく心が泡立つ。

だがそれを表に出すことはしなかった。
望んだことだ。
自分が。]

 ―――どうした?
 なにか不満だって顔してるぞ?

[揶揄する口調で問いかける。
それでも、わずかに棘は滲み、]

 蘇らせられるのがいやだったか?

[言いつのりかける口を、閉ざす。]

(286) nekomichi 2012/05/06(Sun) 23時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[初めて浮かべた、というようにぎこちない笑み。
かつては見たこともない、柔らかな眼差し。]

 ……血が足りなかったか?

[僅かな思案の後、
おもむろに手を伸ばし、顎を掴んで引き寄せる。]

 それとも、
 記憶と一緒に、心までどこかへ投げ捨ててきたか?

[ああ、そうだ。
違う。
これは、自分が望んだものじゃない。]

 ドナルド・ジャンニ。
 そこまで、オレを拒んだか?

[抜け殻が、欲しかったわけじゃない。]

(297) nekomichi 2012/05/06(Sun) 23時半頃

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