人狼議事


153 unblest blood

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【人】 薬屋 サイラス

[「俺なら」と言う男には分かるはずもない。

突如大きくせり上がってくる、
あの「殺さなければ」という衝動を前に

下準備をする余裕などないことが。]


 アンタならやりそうだな……確かに。


[そう返すのが精一杯。
余計なことを言えば、それは決定的なものとなり得るから。

商人という者は、口が達者だ。
引き出したいものを、相手に言わせる術を持つ。]

(23) ぶんちゃん 2013/12/08(Sun) 02時頃

【人】 薬屋 サイラス

[男の問への答えが落ちてくれば>>13、]


 「人」だった頃、か。
 最初から「人」じゃねぇ俺には、理解できねぇな。

 情、情……ねぇ。

 それすらも奪われちまう俺らは、化物……、か。


[殺してきた者たちの顔が浮かぶ。
傍らに居たかったはずであるのに、壊し続けてきた男の軌跡。]

(25) ぶんちゃん 2013/12/08(Sun) 02時頃

【人】 薬屋 サイラス

[抗えた者が在ったなら、
心の拠り所になり得たかもしれないが。

ダンピールの知人など、今日のこの日まで無かったから。


今度は男への問が落ちてくれば>>15]


 あぁ、……誰かに惹かれちまう前に、殺して欲しかった。


[マドカであった灰の方へと首を倒し、
はは、と力なく笑った。]

(26) ぶんちゃん 2013/12/08(Sun) 02時頃

【人】 薬屋 サイラス

[自身も化物だというシーシャ>>30を見上げて、
「あぁ」と息が洩れた。]


 そうかい……。


[子が欲しいと言った女を思い出す。

「子に親を殺させたくなかったのだろう」と、
母の最期と同じ、自らの命を断つ道を選んだ女――。

男女差はあれど、目の前の子殺しの化物も、
その思いは一緒だったのかもしれないな、と。]

(39) ぶんちゃん 2013/12/08(Sun) 03時頃

【人】 薬屋 サイラス

[それでもその腕に子を抱きたかった女。
下準備を怠らないと言った、慎重な男――。

この世に生まれてしまえば、情も芽生えてしまうかもしれない。


これは男の憶測であったから、
見上げた男がそれを懸念していたかは分からないが。]

(40) ぶんちゃん 2013/12/08(Sun) 03時頃

【人】 薬屋 サイラス


 こんなに苦しいなんてな、ガキの頃には思わねぇもんなの。


[シーシャの言葉に>>33、自虐的に笑う。


――恋を知り、友を知り。

孤独を知ってからのそれの喪失は、
当たり前に親が在った時の喪失よりも大きかった。

傍らに誰かがいることは、当たり前ではない。

親の愛を知った時にはもう、
自身の宿命に抗おうなどという気は起きないほどに、
心が衰弱していた。

後はもう転がり落ちる一途――。]

(41) ぶんちゃん 2013/12/08(Sun) 03時頃

【人】 薬屋 サイラス

 伝えに……? 

 そうだなぁ、 ――行けるもんなら。
 詰ってやりてぇよ。 ふざけんなってなぁ。


[親に会うことがもしも叶うなら、
        マドカに会うことも――。

どうしても考えてしまう。

彼女に求めたのは、渇きを紛らわす血だけではなかったから。
それは、失ってから思い知ったのだけれど。

柘榴を見据え、呪詛を紡ぐ。]


 殺してくれよ――。 

       同じ化物のよしみで、……叶えてくれんだろ?

(42) ぶんちゃん 2013/12/08(Sun) 03時頃

【人】 薬屋 サイラス


 待っててくれる、か――。

  だったら、いいのになぁ……。


[同じ呪詛でも、今は自身を殺す為の――。

にっと笑う自信家に、任せよう。
彼ならきっとやり遂げる。

男を殺すことに、痛みを伴っているとは露知らず。

知っていても、
彼に対するおかしな信頼を寄せていることは、

違わなかっただろうが。]

(51) ぶんちゃん 2013/12/08(Sun) 03時半頃

【人】 薬屋 サイラス

 ――じゃあな、「オナカマ」さん。


[柘榴に映る自身は、穏やかな笑みを浮かべていた。

共に生きることが可能だったなら、
やはり彼に委ねただろう。

男が作った時計を、多くの人に手に取って貰えるようにと。


宛てがわれた刃物は冷やりと冷たく、
長く男を悩ませ続けた熱から、


              漸く、


                      ――解放、された。**]

(52) ぶんちゃん 2013/12/08(Sun) 03時半頃

【人】 薬屋 サイラス

―死後―

[熱を失った男は、そこに立っていた。

まだ「そちら」に在った時には気付かなかったが、
リビングの中には栗鼠少女の姿と、銃を携えたサミュエルも。

リビングの外には、
祈りを捧げるジリヤの姿>>12も在ったが、
この時、部屋の中から見つけることは出来なかった。

その様を見ることがあったなら、
適当なことばかり言っていた女の身の上にも、
何かしらの悲劇が起きたのだろうと苦い笑みを洩らしただろうが。]

(60) ぶんちゃん 2013/12/08(Sun) 22時頃

【人】 薬屋 サイラス

[渇きと熱に悩まされたその身体は、
灰とならずにそこに遺った。

マドカだった灰を汚す自身の血。
死して尚彼女を汚す、憎み続けた血――。


いっそ灰となって消えてしまえば良かったのに、
そこに未だ在る。]


 アンタって人ぁ、性悪だな。
        ――あぁ、「神」だから「人」じゃねぇか。

.

(61) ぶんちゃん 2013/12/08(Sun) 22時頃

【人】 薬屋 サイラス

[リビングの中から天を見上げて、
ダンピールを作り出した「神」に悪態を吐く。

「ふん」と鼻を鳴らした後、ゆるり視線を下ろした先は、
「相棒」という言葉を>55を浴びる自身の首。


シーシャの顔は見えなかったが、
自身を作り出した神なんかよりも、余程――。]


        相棒、か……。


[擽ったい。

ずっと孤独を感じてきた男に、
相容れぬ者と知って尚、「相棒」という言葉を贈る存在が。]

(62) ぶんちゃん 2013/12/08(Sun) 22時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[ふと、意識を自身の亡骸から離す。

今ここに、身体を喪った男が在る意味を考え、
リビングの中を見渡す。

そこに、見つけることはできただろうか。


男と同じく、
吸血鬼を狩ることを背負わされ、生を受けた青年を。

男の呪詛によって、その身体を奪ってしまった女を。]

(63) ぶんちゃん 2013/12/08(Sun) 22時半頃

【人】 薬屋 サイラス

 「馬鹿みたいな死に方してる。」


[――確かにそう、聴こえた>>83
今日初めて聴いた声であるのに、声だけで「まさか」と。]


 馬鹿って、 ……そう言ってくれるなよ。 マドカ。


[情けない言葉を零し、声のした方へと、
意識を集中するように。

念じ、呪詛を施した時のように、
「その姿を見せてくれ」と願う。

こちらの姿は見えなくてもいい――。
きっと、情けない顔をしているだろうから。

                    そして――]

(95) ぶんちゃん 2013/12/09(Mon) 01時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[そこに在った。在るように見えた。

男の願望が、……呪詛が、
記憶の中のマドカを見せただけかもしれないが。


こちらを見つめているマドカの姿に、
喜びと、居た堪れなさがないまぜになった表情を向けた。]

(96) ぶんちゃん 2013/12/09(Mon) 01時半頃

【人】 薬屋 サイラス

[「惜しいことした」と無表情に語るのを>>85
胸中で「あぁ、あぁ……全くだな」と頷きながら聴く。
そして噴き出したのには、少し驚いた。


熱に冒される最中――、
マドカが抵抗していたのが、
今更ながらに脳裏に鮮明に蘇って。

そんな「神」の性悪さに、
それこそ呪詛を唱えてやりたい思いと、
己のしたことをよく理解するには必要かと、
感謝のような思いを抱く。


だからより一層思う。
何故、そんな風に笑ってくれるのかと。

それこそ、
自身にとって都合のいい幻覚を見ているのではないかと。]

(98) ぶんちゃん 2013/12/09(Mon) 01時半頃

【人】 薬屋 サイラス


 いらなく、……ねぇよ。

        これでも、散々抵抗されて傷付いたんだぜ。


[幻覚でもいい。
一時の夢物語でもいい。]


 悲しんでくれたのか……?

     俺が、   ダンピールだと分かっても。


[もう一度、
その存在に触れたいと腕を伸ばし――、

            叶うのなら、その中に囲い入れようとした。]

(99) ぶんちゃん 2013/12/09(Mon) 01時半頃

【人】 薬屋 サイラス

―死後/マドカの声が聞こえる前―

[シーシャの背中に、
擽ったさから複雑な笑みを向けていた頃、サミュエルが、
自身の首に近付いてゆくのが見える>>65

彼のギターや歌声は、
男の暗い記憶を呼び起こしたが、
それだけ心に響く曲であり、音色であり、歌声だったということ。

その声が「馬鹿」と詰るのには、
低い響きの中に、温かいものを感じて。

この邸であった者も、過去惹かれてしまった者も――。


屍人だと憎もうとしていた者は、
解放してやろうなどと宣った先に居た相手はただ、
「生きていた」のだと。]

(103) ぶんちゃん 2013/12/09(Mon) 04時頃

【人】 薬屋 サイラス

[そう思えるのも、解放されたのは男の方であって、
今邸に残る者たちを見る目は、穏やかなものだった。

サミュエルが「嫌がらせの一つでも」と言ったのにさえ>>68]


 おいおい、何しようってんだぁ?


[余裕で構えており、
己の首近くに膝を突くサミュエルが、
どのような嫌がらせをしてくれるのか、と目を凝らして眺めていた。

不思議な気分だった。

自身だった首にサミュエルの顔が近付き、
その額に唇が触れるのを見たのだ。]

(104) ぶんちゃん 2013/12/09(Mon) 04時頃

【人】 薬屋 サイラス

  …………、     はぁぁぁぁ?


[思わず、自身の額を手で押さえた。

グロリアの部屋でのそれを知らない男にとっては、
「まさか惚れられていたのか」とか
「いやいや、それはないだろう」とか……。

何度も「いや」「でも」を繰り返すこととなる。

そして、シーシャの口からの言は>>76
少なくとも自身以外に一人は、
サミュエルからの口付けを受けたことを報せた。]


 むっつりか。  しかし、さいっこーの嫌がらせだな……。


[無表情とのギャップに、「参った」とカラカラと笑う。]

(105) ぶんちゃん 2013/12/09(Mon) 04時頃

【人】 薬屋 サイラス

[パーティーの際、
同じくサミュエルから唇を受けていた栗鼠少女が、
何かを問うのを聴いて>>79、「んん?」と首を捻った。

少女は何の答えを待っているのだろう。
味なのか、感触なのか。

何れにしても、おかしな質問に思えた。

それがダンピールと吸血鬼を見分ける為のものということも、
内心同情されているとは露知らずに。]

(106) ぶんちゃん 2013/12/09(Mon) 04時頃

【人】 薬屋 サイラス

[問われたサミュエルが告げた言葉>>87は、
男がダンピールであったということ。

それを聴いて、
昔友人として心を寄せていた吸血鬼から、
吸血鬼にも、同族とダンピールを判別する術を持つ者が稀にあると、
そう教えてもらったのを思い出した。

「だから殺した」>>89と、言葉短かに告げるシーシャと、
「そう」とだけ返した栗鼠少女>>90。]


 そういやぁ、アンタの名前、聴きそびれちまったな……。
    いや、マドカが呼んでたような、えぇと……

          そう、――クラリッサ。

(107) ぶんちゃん 2013/12/09(Mon) 04時頃

【人】 薬屋 サイラス

[彼女の勇ましい姿は目にしていなかったから、
小動物のような印象はそのままで。

ダンピールの気配を察することが出来るのは、
同じダンピールだけであるから、
安心させるように「これで終わったんだ」と届かぬ声をかけた。


その直後、シーシャが言うのを聴いて>>97
じわ、とこみ上げて来るものを、俯き……堪えて、]


 わぁってるよ。 仕方ねぇ、待っててやるさ。


     「情があるなら待っててくれんだろ」


[そう言っていたのを思い出して>>45、ニッと笑った。**]

(108) ぶんちゃん 2013/12/09(Mon) 04時頃

【人】 薬屋 サイラス

―死後/マドカの姿を見た後―

[男は他にも気配を探した。
生前であったなら、直ぐに感じることのできた「オナカマ」。

今はそのような能力は持っておらず、
ただ、マドカの時と同様に強く、念じた。

そして、まだ彼がリビングに留まっていたなら、
その姿を見、名を呼んだだろう。**]

(109) ぶんちゃん 2013/12/09(Mon) 04時頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

ぶんちゃん 2013/12/09(Mon) 04時頃


【人】 薬屋 サイラス

―死後・マドカと―

[「ただの食事くらいなら」と言うマドカ>>110に、返す言葉もない。

マドカに歯を立てた時の面影はもうなく、
すっかりとしょぼくれていただろう。

同じ吸血鬼であったなら、あのような無作法は、
……………多分、しなかった。

言い切れないのは、
吸血鬼の衝動が自身のそれと全く同じかはわからないから。]


 おあいこ? いいや、……すまなかった。 
 女相手に、あれは……

   ホントに、……あぁぁぁぁ………。

 とにかく、すまなかった!!

(149) ぶんちゃん 2013/12/10(Tue) 00時頃

【人】 薬屋 サイラス

[「傷付いたのは一緒」と語るマドカ。

必死の抵抗を、叫びを思い出しては頭を抱え、
くせ毛をぐしゃぐしゃと乱して頭を下げ、謝罪する。


頭を下げたまま、マドカが言葉を紡ぐのを聴いた>>111
それから彼女の腕が伸びてくるのが見えて、顔を上げる。

視界にマドカの顔が映る、
先程よりも、近い距離に彼女はあって――、

だから、腕の動きは全く見えていなくて。]

(150) ぶんちゃん 2013/12/10(Tue) 00時頃

【人】 薬屋 サイラス

  ―――い゛っ!!!!   

 
[ゴッと、鈍い音がした。

痛みと、……同時に驚きが走る。
身体を失ってしまったと思ったから、痛みを感じるなんて。

いいや、それ以上に彼女が触れた感触>>111が、
確かにあったから――。]


[「ダンピールの前にサイラスでしょ」>>112

その言葉に、先ほどの痛みに、
彼女が続けて紡ぐ言葉たちに>>113


全てに胸が詰まりそうになり、]

(151) ぶんちゃん 2013/12/10(Tue) 00時頃

【人】 薬屋 サイラス

  ―――ッ、 ………マド、カっ!!


[零れ落ちる前に、マドカを腕の中に閉じ込めた。

どうせバレているだろうけれど、
最期の男の意地で、泣き顔だけは見られまいと―――。

背中を撫でられれば、
嗚咽が洩れるのは堪えきれなかっただろう。



だって、嬉しくて涙を零したのは、
サイラス・ブローバーが生まれ落ちてから、

            ―――初めてのことであったから。**]

(152) ぶんちゃん 2013/12/10(Tue) 00時頃

【人】 薬屋 サイラス

―死後・フィリップを探して―

[あやされるような手>>115に一頻り甘えた後、
もう一人、会いたいと望む存在を探す。

マドカから死後の彼の様子を聞き>>120
その思いは更に増した。]


 フィリップ……いるんだろ?


[男が名を呼ぶのを聞いて、
気をきかせてくれたのか、
リビングから出て行くマドカの背中を見送る。]

(154) ぶんちゃん 2013/12/10(Tue) 00時頃

【人】 薬屋 サイラス

 フィーリーップ。


[二度目に呼んだ時、
マドカに向けてなにやら言っているフィリップの姿が見えた>>133。]


 よぅ、「オナカマ」さん。
 なんだ、妬くくれぇならさっさと姿を現せよ、ガーキ。


[からかってくるフィリップに、
にや、と笑って返した。

この邸に来てすぐ、彼に感じた危うさはもう無い。
彼も、何かから解き放たれたのならいい。


心からそんなことを思うのは、生きてきた道は違えど、
同じ業を背負い、一度きりの生を終えたからだろうか。**]

(155) ぶんちゃん 2013/12/10(Tue) 00時頃

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