256 【突発RP村】胡蝶の夢
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2016/11/15(Tue) 00時頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2016/11/15(Tue) 00時半頃
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— 2日目/朝 —
[昨日は、服を汚して中へ戻った後、食事をいただいて。 ぽつりぽつりと誰かと会話しただろう。
吹雪は、二晩経ったというのに未だ止まない。 いくらなんでもこれはおかしいなあ、と思う私。 まるで、何かの意志がここから人を出さないとしているような、ふしぎな状況。
寝付けずに、朝早く目覚めた。 今日もキャサリンは騒いでいるのかな。]
(8) 2016/11/15(Tue) 00時半頃
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— ハーノットの日記・2 —
アイリスが、「きょうだいがほしい」と言ってきた。 俺は妻と顔を見合わせ、笑ったよ。
馬鹿なことをほざくようになったもんだ。 これ以上、うちの食いぶちを増やすような真似を誰がするもんか。 遊ぶ金が底を尽きてるんだ、いい加減にしろ。
きょうだいは作れないとハッキリ言ってやった。 アイリスはしつこく食い下がらないのが、唯一のいいところだ。 良き父として、殴って言うことを聞かせるのは本意じゃあないしな。
(20) 2016/11/15(Tue) 01時頃
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さて、それよりも今は金が無くて困った。 アイリスがどこからか拾ってきて読んでる古い本に、金銭的価値がありゃあ良かったんだが。 売り飛ばしても一銭にもなりゃしないから、本当にあいつは役に立たない。 それでも家を追い出さない俺の優しさに、いい加減応えてくれんものか。
友人の医者に、金の相談を持ちかけてみた。 そしたらちょうどいい、お誂え向きの方法があるんだとよ。
持つべきものは友に限る。 しばらくはまた遊んでられそうだ。
アイリスも、喜んで協力してくれるだろう。
(21) 2016/11/15(Tue) 01時頃
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— 2日目/早朝 —
[まだ誰も目覚めていないほどの早朝。 日の光もまだ差さない。
窓を揺らす風の音ばかりが聞こえる。 ——それと、他に、私の耳に囁く声。 いや、声というより、音。
身震いしながら、じっとそれを聞いていた。]
(31) 2016/11/15(Tue) 02時頃
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[——やがて、事が終わったのを感じた。 院内に再び静寂が戻ったのを確認してから、部屋を出る。
廊下を歩けば、鉄の錆びたようなにおいが感じられた。 吐き気が込み上げる。 けれど、そのにおいの強まる方向へ、ひたひたと突き進んでいく。
玄関先。 夜明け前の闇の中、散らばる肉片がそこにあった。
それが、“誰”だったのかは、分かっていたから。 見下ろせば反射的に、瞳から生暖かい雫が零れ落ちる。]
(32) 2016/11/15(Tue) 02時頃
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……ねえ、キャサリン。 あなたが嘘をついたこと、まだ覚えているから。
本当のこと、知ってるよ。 子供はコウノトリが枕元に運んでくるわけじゃない。 人間が子供を作る時は、別の手順が必要なんだよ。
[そう呟いたのは、いつかの意趣返しか。>>1:64 そして、私の中の知識を、ようやく試す時が来た。>>0:200
こんなに凄惨なものを見たせいで、 すごく恐ろしくて悲しいけど、
でも、
今ね、すごく、わくわくが止まらない。]
(33) 2016/11/15(Tue) 02時頃
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キャサリンの子供、私が作ってあげる。
(34) 2016/11/15(Tue) 02時頃
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[散らばる肉片を掻き集めて、タオルに包む。 食べ残された、皮も骨も、名前も知らない臓物も。
まるで砂場で綺麗な小石を拾い集めるかのように、拾っては、寄せ集めて。 キャサリンだったものの破片を、腕の中に抱いていく。
——私は、知っているよ。 人間の子供ができるには、男の人と、女の人の、体の一部を、混ぜ合わせて、 捏ねて、捏ねて、捏ね合わせたら、可愛い赤ちゃんが産声を上げるの。
お父さんが、そう教えてくれた。
きょうだいを作るためには、材料を集めて来いって、教えてくれたから。 だから私は、夢にまで見たきょうだいのために頑張るの!]
(35) 2016/11/15(Tue) 02時頃
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うふ、ふ、ふふ。
[つい、笑いが漏れてしまう。 キャサリンはもういない。悲しいな。悲しいな。 涙は溢れるのに、でも、嬉しいな。 キャサリンのおかげで、私の夢が叶えられるの。
私には烏滸がましい夢だった。 いのちを産むことすらできない、できそこないの土塊が、 はじめて自分の手で家族を作るの。
私にだって、子供が作れるの。
あとひとり。今度は、男の人の肉片を集めなきゃ。]
(36) 2016/11/15(Tue) 02時頃
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[絶好の機会を恵んでくれた、囁き声の主に感謝をしましょう。
闇の中、目をこらして、もし足跡が残っていたりしたら、それを拭き取って。 毛や、服の切れ端が落ちていたら、残らず拾って。 怪しまれることのないように、証拠を全て隠してしまう。
あの人たちが捕まってしまったら、私の目的も達成できない。 だから私は、私にできることをしなくちゃ。
ねえ、私、役に立ててるかな。 店先で笑うことしかできなかった私だけど、お父さんもお母さんも見直してくれるかなあ?]
(37) 2016/11/15(Tue) 02時頃
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[後始末が終われば、玄関先に残るは、 辛うじてそれがキャサリンであったと判別できる程度の肉塊のみ。
私がタオルにくるんで腕に抱えた分は、まだ生暖かく、鉄錆臭い。 あんなに朗らかにアップルパイを作っていたお姉さんが、あっというまにこうなっちゃうなんてね。
ふしぎ。 いのちって、ふしぎ。
抜き足差し足、気配を殺して自分の部屋へ戻る。 持ち帰った肉片と、血で汚れた服はベッドの下に隠して、そのまま日が昇るまで眠れないまま過ごしていた。*]
(38) 2016/11/15(Tue) 02時頃
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— ハーノットの日記・その3 —
アイリスが、またきょうだいを強請ってきた。 あいつめ、店先で妙な話をしてその気になってやがるな。迷惑なことだ。
どうしても五月蝿いから、脅かすつもりで嘘を教え込んでやった。 何もないところから生命が誕生するわけがない。 子供を作るためには、男と女の体の一部を集めて混ぜ合わせろって。
アイリスは俺と妻の実の子じゃねえから、髪の色も目の色も違う。 まるで別の何かを寄せ集めたような見た目をしてる。 だからあいつにとっては、疑いもしなかったんだろうが。
まあ、そんな惨たらしい作り話を本気にしてくれたところで、どうせビビって諦めるだろう。 肉片から赤ん坊が産まれるとか、気色悪いったらありゃしねえ。
(40) 2016/11/15(Tue) 02時半頃
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まあ、今日は機嫌がいいほうだ。 久々に大金が入ったから、気兼ねなく遊べる。
医者の友人が提案してくれた臓器売買ってやつ。 体に大きな影響は残るが、それに見合っただけの金が稼げる。 こんな簡単な方法があったなんて、早く気付くべきだった。
ああ、臓器を売ったのは俺じゃねえよ? 勿論アイリスだよ。
親孝行のためだと教えたら、喜んで頷いてくれた。 初めてあいつが可愛く見えたね。
まあ俺は優しいから、売るのはアイリスにとって必要のない臓器だけにしたよ。 娘のことを考える、いい父親だろう?
(42) 2016/11/15(Tue) 02時半頃
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どう考えても、子供を産むための器官なんて必要ねえもんな。
綺麗に全部摘出できたらしいから、笑いが出るほど儲けた。 どこの馬の骨とも知らねえ生まれの子供でも、こうすりゃ役に立つんだな。
大丈夫、どうせあいつには、自分の体がどうなってるかなんて分かりっこ無いだろう。 知恵が足りてないんだから。
人間未満の土塊でも、使い方次第で金に換えられる。 俺の親としての才能が怖いったらありゃしねえ。 愛してるよ、アイリス。
(43) 2016/11/15(Tue) 02時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2016/11/15(Tue) 02時半頃
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― 玄関 ―
[あくびをしながら階下に降りる。 早朝から変わらず血のにおいがする。 それを見た他のみんなも、惨劇に気付いたらしい。
>>51私が見た時には、屍は既に覆い隠されていた。 やさしいなあ、ローズさん。 私はそこまで気が回らなかったよ。]
なにが、あったの?
[声を震わせながら、呟く。 演技じゃない。だって、こうしてみんなが死を悼む様子を見れば、 キャサリンがもういないってことを思い出して、悲しくて、辛いよ。
早朝に私が肉片をかき集めた時に、私の服に移った血のにおいは、 周囲に漂うにおいに紛れて、今はきっと分からないだろう。**]
(54) 2016/11/15(Tue) 10時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2016/11/15(Tue) 21時頃
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[>>56ひとが亡くなった。 ローズさんの言葉を反芻して、しばらくそこに立ち尽くしていた。 見てはいけないと、ここから去ることを促されたかもしれない。]
……うっ、……う……う。
[何か言おうとして、言葉の変わりに出てくるのは涙。 そのままキャサリンの亡骸が運ばれるのを見送る。 もう、原型を留めていない、いのち。
キャサリンは死んだよ。 でも悲しむ必要はない。 だって、だって、その代わりに新たな命が産まれるんだもの。
楽しみでしょう、みんな?]
(161) 2016/11/15(Tue) 21時頃
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[涙を拭うほんの一瞬、口元に弧が形作られた。]
(162) 2016/11/15(Tue) 21時頃
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アイリスは、ジェフの調査の手際をじっと見届けた。
2016/11/15(Tue) 21時頃
アイリスは、ローズマリーの言葉を反芻している。
2016/11/15(Tue) 21時頃
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— 食堂 —
[興奮が冷めないせいで、食欲は沸かない。 キャサリンが作ってくれたパイの味が恋しいけど、その手もろとも餌になっちゃった。 部屋に持ち帰った彼女の一部は、大事に大事に使ってあげる。
食堂の戸を開けると、やはりそこの空気も重苦しい。 あんなことがあった後だものね。 見渡せば、ハナにランタン屋さんに、ケヴィンさんがいただろうか。
>>158テーブルで物静かにしているケヴィンさんのところに近付いて、 私も冷めた紅茶をいただこうとする。
鼻から入って口内に満ちていた血腥い香りを、それで中和させるように。*]
(166) 2016/11/15(Tue) 21時頃
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[>>168ケヴィンさんは席を立つ。 赤く泣き腫らした目で、その背をじっと見つめる。 彼が去るか去らないかのところで、聞こえるか聞こえないか分からないくらいの声量で言葉を投げかけた。]
ケヴィンさんは、かなしい? 怒ってる? こわい?
[取り乱さないし、悲鳴も上げない、逞しい人。 彼の無骨な表情から読み取れるものは少ない。
カップに注いだ紅茶の色は、血とは少し違う、透き通った紅。 香りは弱まっているけど、それでも美味しく感じた。]
(174) 2016/11/15(Tue) 21時半頃
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[喉を潤しながら、目を閉じて、思う。
——私は人狼とは違って、人間の肉を食べることはできない。 だから、証拠となる遺骸を食べて隠すことはできない。
もし罷り間違って部屋を調べられたら、大変なことになっちゃうかも。
と、螺子足らずの頭はようやくそこに考えが至る。*]
(176) 2016/11/15(Tue) 21時半頃
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[>>178感情を口にしたその人は、表情に出ていないけれど、 きっと、その言葉に嘘はないのだろう。]
そっか。 私も、まだ、何がなんだか分かりません。
……かなしいです。 キャサリン、もういないんだ。かなしいよ。
[思えば、また涙が零れそうになる。 とても悲しい。悲しくて仕方が無い。
でも、怒りと恐怖の感情は一切沸かなかったものだから。 それを口にすることは、ない。]
(191) 2016/11/15(Tue) 22時半頃
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キャサリンは、私たちのこと見ててくれるかな。 ……死んだ人は幽霊になって、私たちを見てるって、……キャサリンが言ってたっけ。
それも嘘だと思ってたんですけど、ね。
[懐かしい、御伽話。 キャサリンは見守ってくれているだろうか、今も。 それはきっと、生者には分かりっこないのだろうけど。
キャサリンが見ててくれるなら、よろこんでくれるかな?
私ね、キャサリンの子供を作るんだよ。 だから、きっと嬉しいよね。そうだよね。
顔は俯いたまま、目頭を抑えて口を閉じた。 その胸中はケヴィンさんに伝わらないだろうけど。*]
(193) 2016/11/15(Tue) 22時半頃
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[あのお茶会の日、準備を待つ席で私は言った。>>0:225 オーレリアさんとケヴィンさんの、子供を作る「お手伝いをしてもいい」と。
そういう意味だよ、もちろん。 ——私は、手伝ってあげようと思うんだ。
肉片を抉り取る時は、一瞬だけ痛いかもしれないけど。 子供を作るには激しい痛みに耐えなきゃいけないってのも知ってる。 だから、我慢してほしいな。 きっと我慢強いでしょう、ケヴィンさんなら。 オーレリアさんも一緒だよ。ね、だからきっと幸せ。
……胸中に、あまりに純粋な想いを抱えて、そわそわと肩を震わせている。*]
(195) 2016/11/15(Tue) 22時半頃
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[私の姿形は、お父さんともお母さんとも似ていない。
私はどうやって産まれたの?と聞いた日。 お父さんは、困った顔をして、めんどくさそうにこう教えてくれた。
「お前は、人間から産まれたんじゃない。 そこらに生えてる雑草のように、土塊の中から産まれたんだよ」と。
だから、両親とちっとも似ていないのも当然で。 他の子と比べて頭が弱いのも仕方ない。
そして私には、人間のように子供を産むことができないらしい。 生まれつきそういう体だから仕方ないんだって、お父さんが言ってた。
人間未満の、みっともない存在であること。 それを誰にも言わずに隠してきた。]
(200) 2016/11/15(Tue) 22時半頃
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[今更、人間になりたいとはあまり思わないけど。 でも、夢に見ていた。
私にだって、“いのち”は生み出せるかもしれないって。
この行動そのもので、命が失われていく事実にも気付かず、胸を高鳴らせる。]
(201) 2016/11/15(Tue) 22時半頃
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[アイリス・ハーノットに頭の螺子が足りていれば、きっと激しく何かを呪った。
形ばかりの親に、正しい知識を教えて貰えず、利用され、嘲られ続けて。 自分の臓腑を金に換えられた挙げ句、それを遊びで使い果たされた。
仮に、愛想を尽かされて孤児院に捨てられていれば。 仮に、両親が何かの不幸で早々にこの世を去っていれば。 そうしたら、また違う未来を歩めたかもしれないが。 そのことに気付く機会はもう、永遠にない。
アイリス・ハーノットは自身の幸福を疑わない。*]
(202) 2016/11/15(Tue) 22時半頃
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あ……いけない。 顔、洗ってきます。
[>>199目の赤みを指摘されて、恥ずかしく感じる。 笑顔だけが取り柄の看板娘だ。こんな表情でお客さんに挨拶できない。]
……そっか。 やすらかに、してくれるといいな……。
[信仰には縁がなかったから、神の御許がどれだけ神聖な場所なのかを知らない。 だけど、ケヴィンさんがそれを望むなら、きっと悪いことではない。
その死を冒涜しているなんて自覚は露程も無く、頷く。 話が終われば、もう一度紅茶を飲んだ後、席を立とう。*]
(209) 2016/11/15(Tue) 23時頃
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