17 吸血鬼の城
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― 広間 ―
……?
[招かれたものの遠く壁の花として一番入り口の近くで佇んだまま。遠く、城主の口上(>>10)は耳にすれど、自覚しているのかいないのか不思議そうな顔をしただけ]
あの御方は確かタウンゼント卿の御子息だったかしら?
[寧ろ彼女の興味はこの場に集まった他の面々。無遠慮に見回していた]
(21) 2010/06/20(Sun) 00時頃
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[顔ぶれをざっと眺めれば大多数は、街の住人のような顔ぶれ。それだけを見れば、地方領主の慰安にも似た一風変わったお遊びの戯れと思い込んでしまう]
このような場所での娯楽となれば、限られてしまうもの。
[彼らの引き攣った表情、張り詰めた空気などは何故か一切読み取らず、感じ取らずに独り言]
とは言え、詰まらぬ事を言って、興を削ぐのは本意ではありませんわ。 さて如何致しましょう。
[宿借りの身とは言え、自分も客に含まれるのであれば、何かを考えるべきなのだろうか――などと暢気な事を呟いていた]
(44) 2010/06/20(Sun) 00時頃
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お初にお目にかかります。 私、グロリア・バイルシュミットと申します。
[ユリシーズの元へ向かい会話を交わした主>>45を見れば、一言挨拶ぐらいはと思い二人へと近づいた]
この度は、一夜の宿借りはおろかこのような催しにお招きいただき有難う御座います。
[...は喩えるなら地方領主の風変わりな趣向に興を減じないようにという姿勢で、殊更恭しく挨拶をしてみせた。少なくても恐怖や畏れなどは微塵も感じ取れていないような鈍さと共に]
(48) 2010/06/20(Sun) 00時半頃
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[チーフを拾い上げた様子(>>58)を待ってから声をかければ]
狩り? 確かに狩りも趣味とはしていますが……ああ。
[一拍置いたところで、漸くにして彼の執事達の言葉を思い出したような声をあげた。愚鈍に見えたかもしれない]
城主様には嫌いな臭いだそうで、申し訳ありませんわ。 女の一人旅、あのような無骨なものでも、いえ無骨だからこそ役立つことも多くて……。 城主様のような、綺麗で可愛い従者さんでもいれば違うのかも知れませんが。
[世辞か本音か、楽しげのような笑顔でそう言って猟銃の方は自分が"帰る時"までは部屋の外から出さぬように心がけると話を結んだ]
(67) 2010/06/20(Sun) 00時半頃
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ローズマリーさん、ですね。 こちらこそひと時の間、宜しくお願い致します。
[>>62と城主の傍らにいた彼女へも丁重な挨拶を返す]
マリーさん、とお呼びしても宜しいかしら?
[そんな事も口にして、笑った]
(69) 2010/06/20(Sun) 00時半頃
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良家の娘 グロリアは、ランタン職人 ヴェスパタイン>>68の言葉に「まあ」と愉快げな声を漏らした。
2010/06/20(Sun) 01時頃
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ありがとう、マリー。 私もそう呼んで下さると嬉しいわ。
[...も親しげに砕けた口ぶりで、興味津々を隠そうと市内で辺りを見回すローズマリー(>>78)へ返事をした]
(83) 2010/06/20(Sun) 01時頃
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あらあら。
[>>77の「好きに使うが良い」を聞けば、少し困った子を見るようなそんな眼差しと思わず零れ出た呟き――だがそれも一瞬で陰を潜ませれば]
折角のひととき。 この宴があなたにとって、いい時間として過ごせますように。
[態度は恭しく、口ぶりは若干の戯言を乗せて深々とお辞儀をして挨拶を終えた]
(84) 2010/06/20(Sun) 01時頃
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ええと、従者さん? 私にも一つ、いただけるかしら。
[食事を求め、テーブルへ。その際、部屋に呼びに来たセシルを見つけて酒を強請り、お勧めのものをそのまま貰うと軽く口を付ける]
(104) 2010/06/20(Sun) 01時半頃
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うふふ、お邪魔だったかしら。
[ローズマリーの様子>>106を見れば、それが妖艶であれ淫靡であれ、ただ微笑ましそうに笑う。自分はお酒にしか用はないとわざとらしく言い訳をして、おどけて見せてからその場から離れた]
(110) 2010/06/20(Sun) 01時半頃
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あら、女の一人旅は……確かに珍しい趣味かも知れないわね。
[セシルの呟き>>112には、そんな自己解釈と共に答えておいた]
(126) 2010/06/20(Sun) 02時頃
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― 食堂 ―
ヘクター・マッカーシー…さん。 マッカーシー…あの、マッカーシー家の方なのかしら。
[先ほどの場から連なる食堂から>>99の名乗りを耳にして以来、少し興味を持ったような顔色を浮かべ、その様子を様子を見ていた]
(128) 2010/06/20(Sun) 02時頃
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良家の娘 グロリアは、墓荒らし へクターの様子>>125を見て恐らくは勘違いだろうと心の中で訂正した。
2010/06/20(Sun) 02時頃
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皆さん、騒いでも料理もお酒も逃げませんわよ。
[...は賑やかな男達の元へと足を向ける。そして一際居心地が悪いのか、周りの男達に怯えているのか、不安げな表情をしているトーニャ>>124の背にそっと声をかける]
はじめまして。お嬢さん。
[人懐っこい笑顔を向けた]
(139) 2010/06/20(Sun) 02時頃
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私の名前はグロリア。 宜しくね。
[膝を曲げて頭の高さを調整して視線を合わせると、ニコニコしながら右手を差し出した。その背後で助かったとばかりのため息を吐くドナルド>>144には苦笑を返しておいた]
(147) 2010/06/20(Sun) 02時半頃
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トーニャちゃんね。
[彼女からおずおずと差し出された手(>>156)を握って握手をした。以前旅先で似たような子に抱きついたら大変な事をになったことを思い出す]
お父さん? それともお兄さんは、あの人でいいのかしら。
[セシルと何やら話しこんでいるヘクター(>>153)を見てそんな事を尋ね]
暫くの間、よろしくね。
[頭ぐらい撫でてもいいかなぁと思いつつも、握手のみにとどめておいた**]
(163) 2010/06/20(Sun) 03時頃
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保護者みたい、か。
[トーニャの口調から負の感情を感じ取れず、彼女の視線(>>176)を追って再びヘクターを見た]
マッカーシー家。 そう言えば先ほどの街の有力者の家はキャンベル家と……うふふっ。 トーニャちゃん、またねぇ。
[思考の海に潜りそうになるが、まるで誰かに遮られでもしたように突然笑って、沈むのを止めた。そしてそのまま少女に手を振ってフラフラとその場を後にする]
(229) 2010/06/20(Sun) 12時頃
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良家の娘 グロリアは、執事見習い ロビンに声をかけられればひらひらと軽薄に手を振った。
2010/06/20(Sun) 12時半頃
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グロリア。グロリア・バイルシュミット。 ありがとう。水はいいわ。
[近づくロビン(>>248)に静かに微笑むと、相手の反応を見ることなくそのままふらぁりふらぁりと一層足取りを緩くして、何処かへ]
(253) 2010/06/20(Sun) 13時半頃
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― 1F廊下 ―
あら、お二人はこのようなところでどうしたのかしら。
[サイラスの部屋の前でチェストに座ったマーゴ(>>284)と、ドアを叩くヘクター(>>282)を見て]
開かずの間?
[そんな事を生真面目そうな顔で聞いてみた]
(285) 2010/06/20(Sun) 17時半頃
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良家の娘 グロリアは、長老の孫 マーゴの顔に見覚えがあったかなかったかと、少し首を傾げた。
2010/06/20(Sun) 17時半頃
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ミサ? あれが、ですか。
[ヘクターの答え(>>288)に遥か御堂から音だけが耳の届くパイプオルガンの音色(>>273)には関心を改めて示さず、従ってそちらへは表情を一切動かす事も無く、ただ目の前の事象――扉と二人の男女の姿を若干愉快げに眺めていた]
キャンベル家……ああ、麓町のキャンベル様ですね。 マーゴット様と言えば確か。
[箱入り娘と聞いていた。その本当の意味を知ることは無かったが、人前に余り出てくることはなかったのではないかと思い当たる]
初めまして。グロリア・バイルシュミットと申します。
[恭しく一礼]
(290) 2010/06/20(Sun) 18時頃
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旅していたら霧が濃くて… 御者さんが道を迷ってしまったみたい。
[恭しさも何処へやら。途端に砕けた口調でマーゴに問われた事(>>286)に答える]
朝は四本。 昼は二本、夜は三本―――じゃあ、今は?
[そしてそのままヘクターの隣に歩み寄ると、開かずの扉を開ける呪い文を、錠前の番犬を追い払う言葉を紡ぐ]
いまのあなたは、なぁに。
(292) 2010/06/20(Sun) 18時頃
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子供の頃聴いたうたとは違いましたもの。 ふふ、流れるのは同じ"うた"なのに、おかしな話よね。
[>>294で聞かれれば、耳に届くも何も響かずとかの演奏を切り捨てた。茶目っ気たっぷりにそう言って口元を抑えた手には何も無く]
ええ、そうなのよ。 これだけ霧が強いせいなのか、 日の光も月夜の煌きも遠くくすんだ空の向こう――
今の私達はいつを過ごしているのかしら?
ふふ、サイラスさん……おはようございます。 押しかけちゃってごめんなさいね。
[惚けた事を言いながら、ドアが開けばその向こうの相手には朝の挨拶をしてみせた]
(298) 2010/06/20(Sun) 18時頃
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御用があるのは、こちらのマーゴットさん。 マーゴさんでいいかしら?
[そうベールの向こうの顔に対して軽い調子で尋ねると、]
私は少し、休みますわ。 背中が少し、重いので。
[無論、ロビンのつけた影(>>241)に気付く事も無く、そう言って]
それでは皆様、御機嫌よう。
[自分の部屋へと*戻っていった*]
(300) 2010/06/20(Sun) 18時半頃
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― 自室 ―
[設えられた鏡台の前で着替えと、装飾品を付け替えていた]
『流れるのか時か、血か』 くろぉい、くろぉい、やみ♪ 『闇は人を溶かし、』 あかぁい、あかぁい、ち♪
『紅は人を溢していく。』
[化粧箱の奥に無骨な銀の指輪が鈍く光っていたが、特に目を向けることも無い]
『人は毀れ、人は消えていく』 あなたは、だぁれ? わたしは、だぁれ?
[支度を終えて立ち上がる。そこでふと鏡に映る自分を見、そこから首を曲げて背中越しに尋ねてから部屋の外へと出た]
(325) 2010/06/20(Sun) 21時頃
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良家の娘 グロリアは、本屋 ベネットの背中を見つければ、意味もなく後をつける。
2010/06/20(Sun) 21時半頃
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あら、見つかってしまいましたわ。
[樽から酒をくすねる片目の男により早く見つけられれば苦笑して姿を見せる]
うふふ、御機嫌よう。お二人さん。
(335) 2010/06/20(Sun) 21時半頃
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Et sa chaude poitrine est une douce tombe Où je me plais bien mieux que dans mes froids caveaux.
[ワインを飲み続けるドナルドに、ニコニコとそんな詩の一節を送りつつ、彼の質問(>>337)に対しては]
あら、貴方はお城は初めて? 貴族趣味というよりはお城に牢獄は付き物ではないかしら。 ましては、こんな古いお城では、ね。
[歴史を紐解けば城主とその城の役割は…などという意味の無い講釈は垂れず、軽くはぐらかし、すぐ傍のベネットとドナルドを見比べて]
お友達、かしら?
[ベネットへの返答(>>342)代わりに、楽しげに尋ねた]
(343) 2010/06/20(Sun) 21時半頃
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良家の娘 グロリアは、小悪党 ドナルドの笑いに、自分も口元を抑えてくすくすと笑いを重ねた。
2010/06/20(Sun) 21時半頃
良家の娘 グロリアは、記者 イアンとはまだ話していなかったわね、と唐突に思った。
2010/06/20(Sun) 22時頃
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あら、ありがとう。
[ドナルドの世辞(>>348)には笑顔で礼を言い、ベネットの様子(>>353)に仲良さげな空気を感じ取れば、静かに頷いた]
人様の物に手を出すいけない子を閉じ込めて反省させる為、牢が必要なのは今も昔も変わりませんよ。 ねぇ、城主様。
[闇から唐突に現れたヴェスパタイン(>>346)を見てそう声を掛けた]
(354) 2010/06/20(Sun) 22時頃
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良家の娘 グロリアは、緊張感の欠片もなく、男達を見つめる。
2010/06/20(Sun) 22時半頃
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あら、お知り合いでしたの?
[...はヴェスパタインの呟き(>>370)を聞けば、そんな感想を漏らす]
(377) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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住み慣れた御本人にとっては詰まらぬものでも、 他所から来た人にとっては違ったように見えるものですよ。
[一人異なる空気を纏う自覚も見せず、ベネットやドナルドの様子も気にせず問いに対して(>>384)ただ単なる感想を述べる。その割には]
これだけ古い城ですもの。 どこだって、物珍しく、面白いですわ。
[自分が単にベネットをつけて来たなどということは言わない。それすら忘れているだけかも知れず]
(400) 2010/06/20(Sun) 23時頃
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