60 ─昨夜、薔薇の木の下で。
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[ランディの件でヴェスがやってくる。ヤニクもやってくる。 ヤニクにはつい視線がいった。
でも、それよりはランディのことのほうが大事だ。]
運ぶの、手伝いましょうか?
[小さな声は届かなかったかもしれない。]
(219) 2011/08/05(Fri) 23時半頃
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イアンは、>>201 結局断られて、そのままみている。
2011/08/05(Fri) 23時半頃
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― ランディの部屋 ―
[ヤニクがランディを連れて、ヴェスも医務室のほうに向かったのだろう。 行ったあと、ランディの部屋に一人、残る。]
――……
[意識がないとはどういう状態だろう。 人の部屋を見回すのは失礼なことだとは思ったけれど、ランディの部屋、一人佇んだ。]
あれ
[ふと、机の上に、青い日記帳がある。 だけど、鍵つきのようだ。]
――……
[それを気にしながらも、少し考えてから、部屋を出る。]
(221) 2011/08/05(Fri) 23時半頃
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― 医務室 ―
[医務室に向かっていると、セシルとすれ違った。 その先で、ヤニクとヴェスが話しているのを感じた。
ヴェスが一人でこちらにきたとき、手の包帯が目についた。]
あ…。
[でも、彼は通り過ぎていく。]
(222) 2011/08/05(Fri) 23時半頃
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イアンは、ヴェスから漂う香りに、じっとその後姿をみた。
2011/08/05(Fri) 23時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2011/08/06(Sat) 00時頃
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― 医務室へ ―
[ヴェスの包帯は気になった。 だけど、声をかける間もなく、すっといってしまって、その後姿を眺めただけ…。
とりあえずはランディの様子を見に医務室に入っていく。]
ランディ…大丈夫なんですか?
[そう、医務室の係にはきくけれども、 彼らだって、それがよくわからないことは知っている。]
……
[ランディは、まるで眠り姫のように動かない。]
(227) 2011/08/06(Sat) 00時頃
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イアンは、ヤニクに抱えられたランディをみている。
2011/08/06(Sat) 00時頃
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あの、俺、 ヴェス先輩に、包帯、渡してきましょうか?
[ふと、そんな申し出をしたのは、さっき緩んでいるのがみえたから。 ヤニクはどんな顔をしただろう。
こちらをその眸が向けば、胸がとくんとなる。 きっと赤くなった。]
(229) 2011/08/06(Sat) 00時頃
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>>233
[そのとき、ふと、声をかけられて瞬いた。]
ヘクター先輩? はい、中等部です。
や、俺は、熱とかないですよ。
[なんか、顔に出てたこと、焦った。 焦ったついでに、視線はあえて逸らして…。]
――…?
[そのとき、ふと、見覚えのある赤が目に付いて…。>>224]
(235) 2011/08/06(Sat) 00時頃
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イアンは、廊下に落ちていた汚れた真紅の紐を拾い上げた。
2011/08/06(Sat) 00時頃
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>>236
あ……
[ヤニクから声がかかれば、真紅の紐は急いでポッケに入れて振り返る。]
はい、わかりました。 包帯かえてくるとこまでします。
[真面目な口調は、きっとランディがおおごとだからと察したから。 ヘクターにも会釈をしながら、またヤニクを向いてすごく丁寧に礼をした。]
(239) 2011/08/06(Sat) 00時頃
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[ヘクターとセシルの様子には、事情を知らない組なので頭をかしげた。]
その、具合悪いなら、ちゃんと休んだほうがいいですよ。 って、年下には言われたくないかもだけど…。
[そういいつつ、ランディをヤニクが保健室に運び込むのを見ると、そちらに足を向ける。]
(250) 2011/08/06(Sat) 00時半頃
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ヤニク先輩、包帯ってどこですか?
[ランディを寝かせ、その髪を整えるのをチラリとみやる。 褐色の手だけど、掌は甲ほど黒くはない。 その横顔、ランディの眠る姿。
対照的で美しかったから、 眩しそうに目を細めて…。]
(253) 2011/08/06(Sat) 00時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/08/06(Sat) 00時半頃
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>>257
その辺ですか?
[棚を探し始めるヤニクに倣ってそこらを探し始める。 おそらくはそんなに時間かからず探せただろう。 包帯に、ガーゼも一応持って…。
カメラは肩からかけた。]
ヘクター先輩?
[そのとき、ヘクターが何か思案気なのには気がついて…声をかける。]
先輩も具合悪いです?
(259) 2011/08/06(Sat) 01時頃
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>>262 [包帯を手にしたとき、ヘクターの町医者という言葉や、ヤニクのキス…という単語に、つい視線が向く。
部屋の中はやっぱり薔薇の匂いが強い。だけど、どこかで、そのほかのオリエンタルな香りも探している。 と、ふと、その中に、ワインの匂いが横切れば、そこには、図太そうなヘクターが振り向いた。]
――……
[あえて、でも、顔を見るだけで、突っ込まず。]
(267) 2011/08/06(Sat) 01時頃
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イアンは、寮母からさっきこってり絞られたのを思い出した。
2011/08/06(Sat) 01時頃
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[何かヤニクとヘクターの話に不穏なものを感じつつも、二人の顔を見て、とくになにかしらありそうではないと判断する。]
じゃ、俺、いってきます。
[その言葉はヤニクへ。それから、ヘクターの横すれ違いざまに、もう一度匂いをクン…と嗅ぐ。]
(281) 2011/08/06(Sat) 01時半頃
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イアンは、廊下に出ると、さっきヴェスが消えていった方向に歩みをすすめる。
2011/08/06(Sat) 01時半頃
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― 屋上 ―
[ヴェスの行った方向から、それが屋上への階段という予測はついた。 しかし、ここは鍵が閉まっていたかと思ったから…。
開いてて吃驚するけれども、 それをそうっと開いてみれば、ヴェスとルーカスが寄り添っているのがみえるだろう。 実際は包帯を巻着なおしているのだけど…。]
――・・・・・・ぁ
[小さな躊躇う声をうっかり出してしまう。]
(282) 2011/08/06(Sat) 01時半頃
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イアンは、濡れて乱れた 様子が最初ルーカスだとは思えずに・・・。
2011/08/06(Sat) 01時半頃
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あ…ええと、先輩に包帯、もってきたんですけど。
[二人がこちらに気づくと、そう告げた。 同時に、屋上なのに、むせ返る匂いに眉を顰める。]
ここ・・・なんで・・・ っていうか、ディンセル先輩?
[蘇るのは、さっきの屋根裏での情事。 ヴェスが喘ぐ声も重なれば、まずい場面にきていまったかと、身体をひいた。]
(293) 2011/08/06(Sat) 01時半頃
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>>298 そ、そう ですか。
[さっき盗撮した相手、どうやらそのことには気づいていないようだ。なんとなくほっとして、包帯を渡す。]
なんか、印象違って……。 あ、いや、いいんです。
[ヴェスもこっちを向けば首を振って…。 だけど、そのあと、熱く息を吐いた。 そう、香りが強く、おかしい。
(303) 2011/08/06(Sat) 02時頃
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イアンは、ヴェスの古いギターには目を留めるけど、頭はすこおしくらり
2011/08/06(Sat) 02時頃
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>>308
[ルーカスにわたった包帯ももう、匂いをもっているかのように思う。]
薔薇の香?
[そして、その口から出た言葉を復唱した。]
……この香り、異常ですよね。 薔薇ってのは、わかったんですが…。
[小さく呟いたルーカスの顔を息を吐きながらみつめる。]
(312) 2011/08/06(Sat) 02時頃
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>>322>>326 [薔薇の香りが異常なこと。 それは、自分だけじゃないというのがわかる。
ヴェスの潤んだ眸はそれを証明するようで…まだ、彼自身からというのは気づいてはいなかったのだけど。]
――……
[ただ、その小さな言葉の会話。 ヴェスがルーカスに何か相談をしていたのだろうか。
さっきの怪しげなルーカスの行為とそれはつながるのか、わかるわけもなくて。 やっぱり、ルーカスを見てしまうのは、そのヴェスを慰めるような態度>>331 それだけだと、あの屋根裏のようなことが想像できないのに。]
あ、いえ、 包帯を届けにきただけです。
[まだ何か、とこちらを見られて、首を振ってそう応える。だけど、少し、思ってから。]
(336) 2011/08/06(Sat) 06時半頃
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先輩は、恋人っているんですか?
[唐突、にルーカスに訊いた。 今、イアンにとっての悩みの一つがヤニクへの恋慕であり、そして、ルーカスとディーンが屋根裏でしてたことは、恋愛の延長上でなされるものだと思っている。 だから、まだ中坊の頭で考えたのは、ルーカスとディーンが恋人で、ああいうことをしていたのだと…。 ルーカスはどんな顔をしただろう。きっとひょんなことだったのは間違いなく…。]
って、あ、いや、なんか、ディンセル先輩が恋人らしき人と二人でいるの見たんで…。 恋って、どんなものなんだろーか、とか、えと、そういう…。
[それから、自ら赤くなって、ちょっと空気にあわない話をしたかもしれない、と目を泳がせた。
きっと男に恋したことを否定しない意見が欲しかっただけなのだ。とんだ見当違いであるなんて、知るわけはない。]
(337) 2011/08/06(Sat) 07時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/08/06(Sat) 08時半頃
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>>339
[ヴェスの言葉に瞬いた。]
ヴェス先輩?
[苦々しい口調は、まるで自分の経験を思い出しているよう…なのは察することができる。 忠告も、おそらく、ヴェス自身が何か苦い経験があるものからきてることも。]
……あ、先輩!
[そのまま立ち去ろうとする姿呼び止めて…それでも行くなら、追いかけようと。]
(341) 2011/08/06(Sat) 09時半頃
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>>342 [ルーカスの返答にも振り返る。]
ディンセル先輩も…。
[苦い表情を浮かべる上級生たちに、戸惑いは隠せない。 そう、「恋」という言葉が彼らにここまでの表情をさせるなど…。 揃って「猜疑心」や「後悔」を口にさせることになるなど…。]
――……。
(345) 2011/08/06(Sat) 09時半頃
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>>343>>344
[そのまま、屋上に膝を下ろし、うな垂れるルーカス。 ヴェスはこちらをいぶかしげに見つめる。]
ヴェス先輩…あの……
大丈夫ですか?
[それは、何の裏もない、素直な心配。]
(346) 2011/08/06(Sat) 09時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/08/06(Sat) 10時半頃
イアンは、薔薇の匂いには、目を細めずにはいられないけれど・・・。
2011/08/06(Sat) 10時半頃
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─ 風渡る晴天の屋上 ─ >>385
平気?
[目を合わせないまま、また去りいこうとするヴェス。 銀髪が風に靡いて、表情を隠すけれども…。 その背中、持っているギターの弦が微かに震えた気がする。]
――……
[瞬時その画面に目を見開き、気がつけばファインダーを覗いてた。 カシャリ、という音は響いただろうか。
晴れて仕方ない空の下。 そのシルエットはなお、暗い。]
(388) 2011/08/06(Sat) 16時半頃
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[そして、振り返って、ルーカスの姿も、同じ画面の割合で撮った。 項垂れている男、背中に張り付くシャツ。
これも表情は見えない。]
――……
[そして、カメラを下ろす。真夏の日差しは強い影を嫌でもつくるから。]
(390) 2011/08/06(Sat) 18時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/08/06(Sat) 18時頃
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>>391 [ルーカスも撮ったとき、ヴェスからまた薔薇の香が強く吹いた。 思わずぎゅっと目を瞑る。]
――…ッ
[甘い毒は、身体の中心部に甘い疼きを齎す。 落ち着くように肩あげて大きく深呼吸をする。]
――……今まで、こんなこと、なかった。
[そう、さすがに、不審であることには気がつく。いや、多分、もうみんな気がついている。 ただ、その原因よりも、己の疼きに、気はいってしまうから。
とりあえず、自分のこめかみを両側片手で掴んで、目を閉じる。]
(392) 2011/08/06(Sat) 18時半頃
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>>393
[名前を呼ばれてそちらを見る。 日差しのせいじゃない、のはわかっているのだけど…。]
そうですね。 ディンセル先輩も、もう、戻ったほうがいいですよ。
[ヴェスの言葉に頷いて、ヴェスのほうに向かう…]
――……?
[近寄れば気がつくだろう。その首筋に何か文様らしきみたいな痣。 思わず凝視すると、それはその下、から伸びているようで…。
なんだろうと、思うけれど、 そこですぐには訊かずに、ヴェスがドアを開けるのを待っている。
その先に、同室者が上がってきているのなどは知らずに・・・。]
(394) 2011/08/06(Sat) 20時半頃
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イアンは、フィリパの姿を見れば瞬いて・・・・・・眉を下げる。
2011/08/06(Sat) 21時頃
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>>401 フィリパ!
[階段、ヴェスが行ったあと、フィリパが傾いだから…あわてて、手を伸ばす。
思わず、先輩、付け忘れて…。]
(402) 2011/08/06(Sat) 22時頃
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[フィリパの身体は軽く揺れただけかもしれなかった。 だけど、一瞬落ちそうに映ってしまったから、その身体に必死で手を伸ばして、まるで抱きつくように支えようとした。]
フィリパ………ッ
危ないか ら。
[もし落ちそうだったとしたら、間に合ったか?]
(407) 2011/08/06(Sat) 22時半頃
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イアンは、背後で、扉が鈍く閉まる音を聞いた。>>409
2011/08/06(Sat) 23時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2011/08/06(Sat) 23時頃
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>>409 ディンセル先輩?!
[フィリパを抱きとめたであろうあと、背後の扉の音に振り返る。]
屋上、ディンセル先輩がいるんです。
[フィリパに訊かれればそう答えた。さっき確かに先にいってくれとはいわれたけれど…。
項垂れて座り込んだ場面が頭に蘇る。]
(438) 2011/08/07(Sun) 00時頃
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イアンは、>>442 フィリパの声色には、一瞬こくりと唾を飲み込んでいた。
2011/08/07(Sun) 00時頃
イアンは、フィリパの身体を放さなくちゃ・・・とは思っているけど、まだ放してはいない。
2011/08/07(Sun) 00時頃
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>>451
[頭がすごく、じわっとする。 フィリパの言葉には頷いた。
頷いたのだけど……。 でも、その身体が熱い気がして…。
違う、熱いのは自分なんだ…。 どうしたんだろう? フィリパはこんなこと、嫌いなんだ、真面目で、信仰厚くて…わかってる。 それに、多分、ディンセル先輩のことを言ったから…きっとそっちに向かおうとしている。
わかっているんだけど…。]
(454) 2011/08/07(Sun) 00時頃
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イアンは、フィリパをなお、ぎゅっと抱きしめてしまう。そう、自分が熱い。
2011/08/07(Sun) 00時半頃
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フィリパ……
[耳元で、先輩、といわずに、名前を囁いた。 そう……すごく、その髪にも触りたくて……。
いつも括っている真紅は今、ポケットの中にあるけど、今、返したくなくて…。]
(460) 2011/08/07(Sun) 00時半頃
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