149 【凍った】カオスバトル決戦【リス】
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
[モニタリングルームから無線が流れ、兵士たちが動き出す。
目的は、死体の回収および生存者の救出。
ただ、生存者については、報告から絶望的かと考えられた。]
(#0) 2013/10/30(Wed) 02時頃
[それでももし、生存者がいたなら、速やかに兵士たちは救護にかかる。]
(#1) 2013/10/30(Wed) 02時頃
「生存者がいたぞ!!」
[兵士の一人が声を上げる。
倒れ臥していた女性と男性、その脇にも男性と女性。
その中の一人はまだ息があり。
自らも大怪我をおっているにもかかわらず、他者のことを気遣っていて。]
(#2) 2013/10/30(Wed) 21時半頃
[そこらをうろうろ、だとかには兵士はやや首を傾げたけれど、恐らくそれは意識が朦朧としているのだろうと判断した。
生存者――ジョーをヘリに乗せると、医療設備へ向かう。
まずはその怪我を治療しないといけない。]
(#3) 2013/10/30(Wed) 21時半頃
[残った兵士たちは、別の任務につく。
島のあちらこちらに倒れている、参加者だったものたちの躯を集める。
それが――目的。]
(#4) 2013/10/30(Wed) 21時半頃
―――命とか、魂とか。
[兵士たちからの電話を置いたあと、白髪の男はひとりごちた。]
そういったものは、いったいどう定義されるのだろうね。
[まもなく、新鮮な死体たちは男のいる塩川原化学の医療センターに届くだろう。
願いを叶える、というのはあくまで手段だった。
男が欲しかったのは、死体。
強い願いを持った人間の死体。]
(#5) 2013/10/30(Wed) 22時頃
[それは4年前のことだった。
いわゆる「ありふれた不幸な事故」だった。
飲酒運転のトラックが歩道に突っ込み、歩いていた母娘が死んだ。
それが、男の妻と娘だった。
男は当時、新進気鋭の技術者であり、科学者だった。
人の命を救うため、さまざまな人工の臓器やクローンについて研究していた。
しかし、そんな男を嘲笑うかのように、運命は妻と娘を奪った。]
(#6) 2013/10/30(Wed) 22時頃
[それからほどなくして、男は塩川原化学を立ち上げた。
あらゆる手段、時には手を汚しても、男は会社を大きくしつづけた。
あの日救えなかった妻と娘をもう一度目の前に取り戻す。
そのための障害になるのならば、親友すらも切り捨てた。]
(#7) 2013/10/30(Wed) 22時頃
[男は妻と娘のクローンを何度も作った。
だが――ただの、たんぱく質の塊に、どうやって魂をこめるのか。
実験は何度も何度も失敗した。
それでも、男は。]
(#8) 2013/10/30(Wed) 22時頃
[月日は過ぎた。
男にとっては絶望の繰り返しだった。
それでも男は、信じることをやめられなかった。
まるで前に進んでいないように見えたその行為も本の少しずつ、本当に小さな歩みだったけれど、前に進んでいた。
だが、あと少し。
それには、実験室の中の材料だけではどうしても足りない。]
(#9) 2013/10/30(Wed) 22時頃
――実際に死んだ人間を、クローンで蘇生する――
(#10) 2013/10/30(Wed) 22時頃
[塩川原には確信があった。
運ばれた参加者たちの身体は、綺麗に清められ、そして。]
――では、始める。
[培養層の中に揺らめくのは、それぞれの身体。
誰かの願いを叶えるためではない。
自分のために、このゲームを開催したのだ。
そう、この実験のため。]
(#11) 2013/10/30(Wed) 22時頃
[もしも、参加者たちが蘇生に成功し、目覚めたなら――病院のベッドの上、お互いの顔を見合わせるだろう。
そして、優勝者の傍らには少女が微笑んでいた。
それは、彼の望み求めていた、少女そのもので。]
(#12) 2013/10/30(Wed) 22時頃
[そして、もし蘇生することができたなら]
――ずっと、このために生きていた。
[男は静かに息を吐く。
果たして、そこには―――]
(#13) 2013/10/30(Wed) 22時頃
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る