207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
―???号:甲板―
[力無く甲板に転がる女の髪は酷く雑に切り取られ、周囲所々に彼女の物たる深いエボニーの髪が散っている。 その長さもやはり乱雑で、 その騒動を最初から眺めている人物ならば、数分前の彼女の髪が長く美しいものであったと察する事が出来るだろう。
転がる女自身に価値は無い。 だが、その髪には価値があった。 少なくとも、 ナイフを手に、彼女を蹴り転がす男にとっては。]
――あのさ、抵抗されると長く切っちゃうんだよね。 それってさ、それってさ、 つまり、散髪が早めに終わっちゃうって事じゃん?
困るんだよねえ。 折角綺麗なヤツ、せんちょに頼んで生かしといて貰ったのに。
数週間分のメシの恩ぐらい、返してほしいなぁ。 捕虜飼っとくってのも結構難しいって事、分かるよね?
(@0) 2014/12/07(Sun) 06時頃
|
|
つーかさ、分かれよ。
[先と同じようにエボニーを掴み、よく手入れされたナイフを滑らせれば、再び彼女の色が甲板を汚す 痩せた、痣や血色の目立つ女は最早抵抗する素振りすら見せず、静かに髪を減らされて。 しかしギャラリーは、別段その行為を止める事も無いだろう。
酷く楽しそうな笑みを浮かべたザックと呼ばれる船員の、いつも通りの姿であるが故。 捕虜でさえ、船の頭の許しが下りれば退屈な海上生活の酒の肴に変わる。**]
(@1) 2014/12/07(Sun) 06時頃
|
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/12/07(Sun) 06時頃
|
―???号:船長室―
……また、いつものアレか。 戯れが過ぎるな。
[男はチェアーに腰掛けながらライムジュースを口にする。]
(@2) 2014/12/07(Sun) 07時頃
|
|
アレが無ければ、いい男なんだがな……
[甲板での戯れに顔をしかめながら。 剣の腕も立つ彼の所望は、金でも女でも無く、美しき髪。
悩める船長はチェアーから立ち上がる。]
(@3) 2014/12/07(Sun) 07時半頃
|
オズワルドは、その時、壁に貼っていた紙がハラリと落ちる。
2014/12/07(Sun) 07時半頃
|
フン、他愛も無い。 我々の前にはただのひよっ子にすぎん。
[紙に映し出されたのは道化じみた懸賞首の姿。
船長は懸賞首の肖像をくしゃくしゃと丸めて放り投げた**]
(@4) 2014/12/07(Sun) 07時半頃
|
|
―看板にて―
[いつものこと、とはいえ。 髪きり男の楽しそうな笑みは、 異教の男には全く解せぬものだった>>@0>>@1]
おい、やりすぎてそこで殺すなよ? ……掃除が大変だ。
[止める声もないギャラリーの中、 一言口を挟めば、周りから不満そうな視線を感じる。
やれやれと見やれば、 見張り番までギャラリーの一人になっていた。 どうやらすっかりショーに見入っていたらしい。 抵抗もしない女の悲壮な表情に下卑た笑いを浮かべている。]
(@5) 2014/12/07(Sun) 15時頃
|
|
[肩をすくめた男の髪は、 潮風で色の抜けた銀の色、ぞっとしないとでも言ったように、 大分伸びたその髪に、褐色の指を通してみる。
そのまま風の向きを測った。 ――追い風、つまりは後方注意。
果たしてこんな状況で敵船と遭遇したら、 見張り番はオズワルドにどんな言い訳をするだろう。 言い訳のしようもなく、海の藻屑かもしれないが]
(@6) 2014/12/07(Sun) 15時頃
|
|
―後方デッキ―
[甲板から、男はするりと後方へと姿を消す。 水平線の上に見出されたそれはすでに船とわかる形だ]
あれは……、 間違いなくこちらを追って来ているな。
[デッキから慌てて新入りが駆け出していく。 わざわざジョリーロジャーを追尾してくる船、“敵船”だ。 情報は船長へと、ショーのギャラリーたちへと、そして船中に伝わる。
こちらは捕虜を積んでいる状況、つまりすでに一稼ぎは終わっている。だが、戦わずして逃走する。そんな選択肢はこの“黒き淑女”にはありえない。
奇襲めいた状況で戦況の不利はあろうとも、 迎え撃ち、一戦交えることとなるだろう、ならば]
(@7) 2014/12/07(Sun) 15時頃
|
|
……そうだな、今しかない。
[混乱に乗じて、先の一戦で略奪した宝。 今は船倉に保管されている、至上の宝石。 それは男が故郷を離れ、ずっと捜し求めてきたものだ。
金銀細工の美しい装飾銃、 だがその真の価値ははめ込まれた碧玉にある。 光をあてれば色の変わり血の様な輝きを放つ石。
かつて神像の瞳だったその美しい石は盗まれて、 やがて持ち主を次々と血染めにしていったことで有名になった、呪いの碧玉。
長いこと行方知れずになっていたのだ]
(@8) 2014/12/07(Sun) 15時半頃
|
|
[この風の不利な状況では、 こちらの船が主戦場になるだろう、 その戦闘の混乱に乗じて、あれを盗みだすしかない]
あれさえ手に入れれば……、
[故郷に、帰ることができる。 ぎりと唇かみ締めて曲刀に手をかけた。
わらわらと後方に集ってくるのは、血の気の多いごろつき紛いの船員達。どうやら淑女の自慢の砲撃を向かい来る敵船に浴びせる時間もないようだ。 ここさえうまく切り抜ければば、自分の目的は果たされる、だが]
……デゼスポワール、なるほどな。 淑女の尻を叩きにくるとは、いい趣味してやがる。
[敵船の姿を捉えるにあたって、眉根を寄せた。 船長室で懸賞首の肖像をみたが、罪状もさることながら、 あの一目見たら、まず忘れられないだろう道化の姿]
(@9) 2014/12/07(Sun) 16時頃
|
|
あれの下で働いてるって、 ……どんだけ頭おかしいサーカス連中なんだかな。
[不気味なことこの上ない絶望の道化師の船、 この流浪の海上生活の終わりに遭遇するには不吉な船の名。
髪きり男のショーに見入っていた見張り番が、 大目玉でも食らったか慌ててマストに登っていく。 その天辺にようやくたどり着いたところで、
>>41 破裂音と共にその頭が紅く弾けて脳漿を散らした。 薔薇の散る、というにはあまりにも不恰好にその体は落下する。甲板に上がった叫びは、その下敷きになることから逃れる為のものだった。]
……頭のおかしさと腕のよさってのは、比例するのか?
[追い風と向かい風、 こちらの反撃の銃声が届くのは、 それからしばらく遅れてのことだが、 あそこまで見事な、狙い済ました一撃は、ない]
(@10) 2014/12/07(Sun) 16時頃
|
|
あーん?
[急な横やり>>@5に不服そうな顔を見せても、それが仲間であれば多少のセーブは行える。 それでも機嫌は悪いのだと、やや切れ味の鈍る大振りのナイフを、クルリ手の中で躍らせただろう。]
…別に、殺さねえって。 せんちょに叱られる。
[風呂も無い数週間の船旅と、貧相な食事、それと過度のストレスと。 いくら美しい方とは言え、女の髪は酷く痛み、 つまり、髪切りのテンション上昇率はやや控えめ。
今回はまだ"うっかり"殺してしまうほどじゃない。 会話の相手、揺れる銀髪>>@6に目を細め、
――ああ、やっぱりきちんと飯食ってる人間の髪はいい。
と、そう思うものの、頭であるオズワルドの許しが下りぬ限りは手は出さぬ。 首輪も付かぬ狂犬では無い故に。]
(@11) 2014/12/07(Sun) 16時半頃
|
|
いいねえ、喧嘩相手かぁ?
女ぁ、いるかな。 男でもいいけど、男は髪が短いからなぁ。 すぐ終わっちまう。
[すぐ終わってしまう物だから、頭の皮まで剥が無いと気が済まない。
敵船の情報が伝わればショーはお開き。 終いだと、ナイフを振ってギャラリーを散らして、興味の失せた獲物はそこに放ったまま。 後は別の奴が好きにすればいい。 犯すにしろ殺すにしろ、そこから先は自分の興味の範囲外。再び髪が伸びるまで、大事に飼い続ける意味も無い。]
(@12) 2014/12/07(Sun) 16時半頃
|
|
[ナイフがよく切れてはつまらない。 ザクリザクリと、握った束を粗く切り落とす感覚は鈍い刃であってこそ。 大振りのそれを数本ぶら下げて、衣服には、まだ女のエボニーの一部と僅かなスカーレットを付着させて。
ぼとりと、落ちた身体>>@10に頭は無い。 一番いい所を潰してしまうなんて、相手の撃ち手はなんて詰まらない奴なのだろう。 散ってしまった仲間の髪は、綺麗なマルーン。 潮風でパサついて、でもとてもいい色だった。
彼の名前までは、あまり記憶してないけれど。
目を凝らしてもあちらの船はまだ遠い。 接近戦を得意とする自分がする事といえば、今は大砲を動かして、無粋に鉄の球を飛ばす事だけ。]
(@13) 2014/12/07(Sun) 16時半頃
|
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/12/07(Sun) 17時頃
|
向こうのが足速いぞ、 さっさと接舷に備えろ!
[小さな風向きの変化を細やかに捉えた操舵だ、 >>46 敵船はかなりの速度が出ている上、 こちらは詰まれた戦利品が文字通りの重荷になっている。
>>@13 砲が跳んだ、船尾楼の砲台か。 後方からの追跡に対しては、数で勝る両舷の砲も、 船首の主砲も、役には立たない。
いずれにせよ、接舷してからが本番だ。 むこうの甲板に群れる影>>32が見分けられるようになれば、 数発撃ったフリントロックは放られる]
(@14) 2014/12/07(Sun) 17時半頃
|
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/12/07(Sun) 17時半頃
|
―甲板―
……む。風が変わったか?
[オズワルドが甲板に出れば、密かに変わった風の向きに眉を潜める。]
(@15) 2014/12/07(Sun) 19時頃
|
オズワルドは、風の向きを見れば、軽くめまいを覚え。
2014/12/07(Sun) 19時頃
|
船体を見る限り、少しはまともな船大工がいるようだが。
[ジョリーロジャーに向かってくる船を見れば頭を抱え。]
(@16) 2014/12/07(Sun) 19時頃
|
|
……下品な。実に下品であるよ! 操舵の方法もまさに下品だ!品というものを感じられぬよ!
[向かってくる船を見てオズワルドの口から発せられるは罵詈雑言。そして、踵を返し、]
(@17) 2014/12/07(Sun) 19時頃
|
|
――――あの『品の無い船』に一撃、撃ち込んでこい。
[オズワルドが首を掻ききる仕草とともに下すは、撃沈命令。
美しき黒き淑女には、穢れは*赦されない*]
(@18) 2014/12/07(Sun) 19時頃
|
|
おっけー、せんちょ。 んっじゃあ、早速――
(@19) 2014/12/07(Sun) 20時頃
|
|
Fireeeeeeeeeee!!!!!!!!!
[撃ちこめと、犬に命令>>@18が下ればそれに従うまで。 他の船員達を引き連れて、放つは重い鋼色。]
(@20) 2014/12/07(Sun) 20時頃
|
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/12/07(Sun) 20時頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/12/07(Sun) 20時頃
|
ああ、まあ。 今日び海賊にも気品が必要なんだろうな、うん。
[常識人を自称する男は船長号令に、 >>@17 ぽつりとつぶやいたりもしたが。
舷側の全砲門を開くには、 距離が近すぎて旋回運動を十分に取る時間はない。 黒き淑女は本来の火力を十分に発揮できる状態ではなかった。
それでも船長命令により、>>@18>>@20 船尾砲から撃ち込まれる水平射撃の重い一撃。 ―――破裂音に眉根を寄せた。
一度撃てば反動で砲は後退する、 位置を戻す間に出来る空白をマスケットの銃声が埋めたが]
……速いな。
[迫る絶望号、接舷の衝撃に備えて、船体に身を寄せる、が]
(@21) 2014/12/07(Sun) 20時頃
|
|
[その衝撃よりも早く、跳躍する影が見えた>>78]
なッ――……、 いや、海に落ちた?
[まさかそんな愉快なことになっていたら、 あいつ死んでも死にきれんだろうな、と思ったところで、 手すりにつかまる手が見えた。
荒れはじめた海、船上よりも一足速く、 黒き淑女そのものが波の上に荒く踊り始める。 よくまあ落ちなかったものだ]
……どうやら、悪運の強いのがいるらしいな。
[黒き淑女を手垢で穢す無礼者めがけて、 下っ端たちが武器を手に袋叩きにしてやろうと群れ集う]
(@22) 2014/12/07(Sun) 20時頃
|
|
[そうして下っ端連中に大砲を任せ、 先程見えたオズワルドの仕草を思い出し、その口は弧を描く。
此方に飛び移る男の髪は、先の女と似たエボニー。>>78 それも、少々質の劣る。
そんな色に興味は無いと黒に向かう別の色>>@22を横目、目を付けたのは長い髪。 女海賊か、それとも普通に男か。 どちらでもいい。 切って楽しめそうな相手が居るのなら、首だけでも持ち帰ってやる。]
(@23) 2014/12/07(Sun) 20時半頃
|
|
[あちらが飛び移れるのなら、こちらも同じこと。 あのエボニーと同じように飛んで、しかし足を付けたのは別の船。
向かうは潮風に舞う、フォーン色に近い、長い髪>>85の、]
――あん? なんだ、残念
女じゃねぇの。
[ナイフ。と言っても刃渡りは20cm程。 短剣と言った方がふさわしい鈍色を両手にぎらつかせて、トチ狂った獲物の登場と行こうか。]
(@24) 2014/12/07(Sun) 20時半頃
|
|
[>>83 そしてそれすらもお構い無しとばかりに、 船長――道化の命令でも下ったのだろうか、 船員達が次々と跳躍し乗り込んでくる]
やれやれ、ダンスのお誘いってのは、 キスしてからにするべきじゃないのか?
[この場合キスはキスでも、 淑女の尻にキスということにでもなるか、 接舷を待たずに乗り込んでくる輩たちにぼやいて]
速いな、速すぎる。 ……お前ら、もてないだろ?
[ゆるりと抜くのはシャムシール、 白銀に輝く三日月の曲線、使い込んだ値打ちものだ。 真なる使命は他にあるがゆえに、ここで斬り惜しむようなことは、しない*]
(@25) 2014/12/07(Sun) 20時半頃
|
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/12/07(Sun) 20時半頃
|
穴ァ要らねえな。 それより、手前の髪が欲しい。
[欲望には忠実に。
別段、相手の船を沈めてやろうと言う強い意志はない。 相手の船員の首が全部欲しいと、暴れる胴体は要らぬと、そう言う欲は、強くあるが。 フォーンの髪の、地染めのサーベル>>97を見ても特に慌てる様子も無く、リーチの差も、狩りの前の楽しみと。
ナイフの男とは、おそらく、まともな会話は成り立ちそうにない。]
(@26) 2014/12/07(Sun) 21時頃
|
|
…おーおー、ウチの乗組員叩き切っちまって。
もったいねえ。 コイツいいアンバーだったのに。 血で汚しちゃもったいねえ
汚す前に、切りたかったナァ。
[転がる死体の髪色は、やや色の薄い茶。 今は血に汚れて、赤黒のマーブルに変わっている。
船長の許しがない限り、乗組員には手は出さない。 だが死んでしまうのなら、昨日の内に髪を切ってしまうのだったなと、僅か悲しそうな表情を浮かべた。]
(@27) 2014/12/07(Sun) 21時頃
|
|
―船長室―
……小賢しい鼠が船内に入り込んでいるようだな。
[オズワルドはレイピアを手に取ると、机に置いてあるライムジュースを一口啜る。]
(@28) 2014/12/07(Sun) 21時頃
|
|
[響く咆哮。>>101 獣のようなソレに、"黒き淑女"の乗組員たちは恐れや怯えを覚えただろう。 それでも吠える大砲と硝煙と、赤から香る鉄の香にアドレナリンは増え続け、獲物を握り、数で畳みかけよと目立つ巨漢に襲いかかる。 争いは続く。 どちらかの船が落ちるまで。]
(@29) 2014/12/07(Sun) 21時頃
|
|
下品で五月蝿い鼠は――――
[オズワルドはレイピアを抜き、]
(@30) 2014/12/07(Sun) 21時頃
|
|
――――この剣の露にしてくれよう。
[その鋭利な剣先を露にする。
オズワルドは再び甲板へ。]
(@31) 2014/12/07(Sun) 21時頃
|
|
…………?
[船長室を出るとオズワルドは違和感を感じ。(>>113)
オズワルドは瞬時に身構える。]
(@32) 2014/12/07(Sun) 21時半頃
|
|
フェテ…ナントカとか難しい言葉はしらねえよお。
いいからさ、大人しく髪切られてくれよ。 そんだけ長けりゃー、随分楽しめる。
[>>107勿論、殺せる気でいる。 この男は捕虜と違って暴れるだろうから、きっと首を落とす事になるだろう。 己のナイフでは太い筋や筋肉を落とす事は少々難しいが、 なに、殺して死体を転がして、終わった頃に目当ての箇所だけ取りに来ればいい。
切れ味の悪い、やや人の油の残る金属に舌を這わせて、 スカーレットの滴るサーベルに飛び込んだ。]
(@33) 2014/12/07(Sun) 21時半頃
|
|
――――そこかっ!!!
[そして、殺気のする方向にオズワルドはレイピアの剣先を勢い良く突きつける。]
(@34) 2014/12/07(Sun) 21時半頃
|
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/12/07(Sun) 21時半頃
|
[ ガ キィ――ンッッ!! ]
(@35) 2014/12/07(Sun) 21時半頃
|
|
ぬっ、やはり鼠が忍び込んでいたかっ!
[逃げる男を追うオズワルド。 海賊が狙うのはやはり宝か。船長室に眠る宝は――――]
(@36) 2014/12/07(Sun) 21時半頃
|
|
ハハハハ!こええ! こええし、
はええなぁ!!!!
[横へスライドするスカーレット>>119を片方のナイフで受け止めれば、 周囲から聞こえる複数の金属音と、同じ物が響いただろう。
近い距離で笑う声は高らかに。 揺れる男の長髪に心臓は高ぶる。早く、切り刻んで、切り刻んで最悪頭蓋から皮ごと引っぺがしてもいい。 コッチのデッキでブチ殺せば、いくらスカーレットを散らしても、 アンバーもフォーンもエボニーも、ボルドー、マスタード、アイボリー、バーガンディー、マルーンセピアブロンズガーネットバーントシェンナ 全部全部全部散らしたって叱られねえ!!!!!]
髪ィ!よこせよ!!! なあぁぁぁぁッッッ!!!!!
[片方のナイフはそのサーベルを受けて。 もう片方は首を一突きにしようと、振り下ろされる。]
(@37) 2014/12/07(Sun) 21時半頃
|
|
くっ、取り逃がしたかっ!
[航海日誌と共に置いたルーペ。狼の牙を連想させるそれは、いつぞやの戦で勝ちとった戦利品。
その不思議な魅力に魅き込まれ、宝物庫には置かずに愛用していた品である。]
(@38) 2014/12/07(Sun) 22時頃
|
|
[>>110 暴れる巨漢の、 意味を成さぬような咆哮が響く]
道化師に、猛獣。
[こちらに向かってくる船員達は、 気勢よくというよりはどこか鬼気迫ったものがある>>83 死に物狂いではある、打ち合えば曲刀に火花の散る。 己の柔の剣舞は、力任せのそれを往なし、切り伏せるものであったが。
そう、死を恐れぬ、というものではない。 死よりももっと、恐れるものがある、といったような。
そしてそんな船員達の中、 恐怖ではないだろう頭のいかれたような笑い声>>128]
……厄介だな、
[目立たぬように、引かねばならない。 この声は戦狂いの笑い声だ、なまじ使い手であれば目を付けられる]
(@39) 2014/12/07(Sun) 22時頃
|
|
つーまんねえなぁ!
ケチケチすんなよ。 女みてーによ、 切ったら悲しくてたまんねえ訳じゃあ、ねーだろぉぉ?
[泣きじゃくる娼婦も攫った娘も皆、悲痛に顔をゆがませて。 しかしそれに快感を覚える訳ではない。刃を通して伝わる、束を切り取る振動。それだけが男のすべて。
距離の開いた相手>>134に舌打ちを零して、やはりこう、ナガモノはやりづらい。 だからと言って自分の獲物を変えるつもりは無いのだが。 鋏でないだけ、ましと言えよう。]
おめー、あれだなぁ。 面倒なヤツだなぁ。
[それは彼を示す訳ではなく、その手にさげられたサーベルに対して。 ナイフを握り直してもやりにくい事には変わりない。
感情的に飛び込んで、今更相性の悪い事に気付いた。]
(@40) 2014/12/07(Sun) 22時半頃
|
|
おい、 てめえら。
あいつの髪は俺が切るからよお。 頭は綺麗なままで、きちんと横に避けとけ。
[指示を飛ばすのは、近くに居た自分の船の乗組員。 血で汚したらお前の頭の皮をはがすと言わんばかりの、焦点の怪しい目で数人を睨めば、 僅か悲鳴を飲む声も聞こえただろう。]
俺ァ、別の髪探して来るからさぁ、 お前はそいつらと遊んでろよ。
この船はキレーな色が一杯でよ、 うれしくてたまんねえなーー!!!!
[そう、小鹿の背の様な髪色の男に告げて、男はケラケラ笑いながら甲板を駆ける。 髪切りの後を追おうにも別の船員が立ちはだかっただろう。 そうしてそのまま、争いとスカーレットの海へ消える。*]
(@41) 2014/12/07(Sun) 22時半頃
|
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/12/07(Sun) 22時半頃
|
[戦狂い――最もこの対峙する船には、 そんな連中が他にもいそうな気がしたが。 >>136 さてまた一人、妙に楽しげな声のする、 戦況は見るまでもなく、その地点を中心に手薄になっていく]
……俺は淑女と運命を共にする気はないんでね。
[血に穢れた白銀をひとふりし、 甲板から船内へとじわり、引いていく。
狼の頭を持つ古き異端の女神、それが己の仕える神だ。
“女神の瞳”と呼ばれたその瞳の宝石は、 その神像から盗まれて後、生贄とでも言わんばかりに、 持ち主と次々と血まみれの無残な死へと導いてきた。
もちろん前の持ち主も己の手で不幸な死を遂げている。 そして現状の所有者とは、果たして誰となるのだろう]
(@42) 2014/12/07(Sun) 22時半頃
|
|
[>>140>>146、 眼が合った瞬間にいやな感じはした。 なにやら意味不明な言葉を叫びながらこちらに、 文字どうりに跳んでくる、ような様子に眉根を寄せる]
いかれた奴ばかりだな。 ……冗談じゃない。
[斬って返す、 リズムを刻むような柔らかな身のこなしで、 沈んだ身体は一人の敵の脚を払い、 もう一人の敵の背をかるく押しやって盾にする。
その障害を乗り越えようとするのなら、 無論、その“盾”ごと斬る所存だ]
(@43) 2014/12/07(Sun) 22時半頃
|
|
[じわりと下がる、その動き。 こちらの狙撃手の気配をはかる。 最も揺れる船の上、命中精度は大いに不安だ。 この場で自分の以外の人間に信を置くことが出来るはずもなかったが]
ないよかマシか。
[血を振り払った刀身に反射する、 鈍いレンズの輝き、こちらの狙撃手が狙ったのは、 >>150 4人を屠った戦狂いか、それとも先の気狂いか、 あるいはその両方だったか]
(@44) 2014/12/07(Sun) 23時頃
|
|
なー、あんた、 キレーな髪色だなぁ。
バーントシェンナ?チョコレート? 難しいなあ。
難しいからよお、 切らせろよおおおおお????
[またサーベル相手か。 だが、最も優先されるのは興味の高さ。 剣を持ちかえるその背>>166に向かってナイフを突き出すが、くっちゃべって居ては不意打ちもへったくれも無い。]
(@45) 2014/12/07(Sun) 23時頃
|
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/12/07(Sun) 23時頃
|
[急な衝撃>>175は予想の上。 鋼が弾かれぬようきつく握り、後ろに飛んで距離を取る。 振り向きざまの長いサーベルの切っ先が、薄汚れたピーグリーン色のシャツを僅か裂いた。]
俺ァ虫じゃねぇし。
喧嘩売って来たテメェ等の方が よっぽど虫《害虫》だ。
[そう言って、構えたナイフは二本。 長さはやや短く不服だが、色は気にいった。ぜひ欲しい。切りたい。どうしても切りたい。 見開いた目はやや不気味に光り、やはり焦点は怪しい。]
(@46) 2014/12/07(Sun) 23時半頃
|
|
[振りおろし、断ち切る。 シャムシールは、肉の盾を切り裂いて、 >>174 生温かな血飛沫を気狂いに浴びせかける。
相手にもかろうじて仲間を殺さぬ理性はあったらしきことが、どうやら一時の命拾いとなったらしいが]
……気狂いのフリか?
[己には関わりのないこと、口にして。 子供めいた唸りを上げる敵を前に、刃は踏み込む]
(@47) 2014/12/07(Sun) 23時半頃
|
|
――……、
[男の気がわずかにそれたのは、 船室へと侵入していく人影に>>178 こんな所で遊んでいる場合ではなかった。
――奪われる前にあれを確保しなければ、 また見失うことにでもなってしまったら、 もう2度とこんな機会は巡ってこないだろう]
(@48) 2014/12/07(Sun) 23時半頃
|
|
んー? あーー…
そーいわれてみれば、ソーかもなぁ…
[>>183確かに虫が付いても仕方ない名前かもしれない。 が、]
虫が付くとなぁ、せんちょが黙ってねえんだよお。 さっさと害虫退治しねえと、叱られっちまう。
[恋人か夫か父親か。ポジションに関してははイマイチ興味が薄いが、まあ、叱られないに越した事は無い。 ちらと話題のレディーの方を見れば甲板は見事にスカーレットに染まって…
…もしかしてこっちが劣勢なんじゃあねえの。 珍しく眉をひそめた。 そして、戻した視線の先、]
(@49) 2014/12/08(Mon) 00時頃
|
|
―――はぁ? てめっ、おま、 なん、
なんでっ、
(@50) 2014/12/08(Mon) 00時頃
|
|
……悪いが使命が先だ。
[血を浴びた男はどうしていたか。
男は刃を下ろさぬままに紅いフードを翻す、 急に逃走をしたような男の背に、 誰の物か知れず、斬りかかってくる刃のひとつ。
その服の裂かれればちらと見えるだろう、 褐色の肌に牙を剥く狼の白銀の刺青、 異端の神官たる証。
裂かれ纏わりつく上着は脱ぎ捨てて、 追っ手への目くらましにする。そのまま船室の扉へと駆けた]
(@51) 2014/12/08(Mon) 00時頃
|
|
何で自分で切ってんだよおおおおおお!!!!!! ふっざけんなよ!俺の取り分が減るだろぉ?!
[キレた。]
てめえがてめえの髪を切っていい権利なんて、 イチミリもねえんだよおおおお!!!!!!!!!!
[ああしかも、あんなよく切れるサーベルで、スカーレットに塗れた刃物で。 楽しみもへったくれもありゃしない! 礼儀に欠ける!忌々しき行為!あんな楽しみの分からん奴に切られるなんて!]
…ぜってーぇ、てめえ、 ぶったぎる。
[先の、長髪の男の様に他任せにしたりはしない。 先刻までの笑みは酷く歪み、今は明らかな敵意を持ってナイフをひるがえす。 目はしっかりと、殺す相手の顔を捉えたまま、 刺すモーションと共に、詰める距離はやや大きい。]
(@52) 2014/12/08(Mon) 00時頃
|
|
そんなの、 どさくさに紛れればわからないだろ?
[>>191 味方の狙撃手は、 そこそこ当てになったらしい。 だが、撃たれた男の反応は意外なまでに早かった。 痛みを感じないのだろうか、不気味さで横薙ぎの斧。
優先順位というのは大事だ。 退く判断を違えていたら、今頃両脚が逝っていただろう。 踵を斧に捉えたブーツが片足すっぽ脱げたが、 むしろ素足のほうが足首が自由で動きやすい。
上着と靴とを捨て去って、 足音はそう響かなかったはず、だった]
(@53) 2014/12/08(Mon) 00時頃
|
|
[>>193頭はそこまでいい方では無い。 戦えはするが、腕が立つか否かと言うと、そうでもない。 戦闘センスは野生のカンとか言う奴と、持ち前の狂気に傾いた理性で補って。
しかしそれが怒りで曇れば、 ボロが出る。]
――言われなくても。
[ナイフを手に一直線に間合いへ飛び込むそれは、あまり得策とは言えない。 長髪の男との戦闘のように、特に対策を取っている訳でもない。
故に、相手の狙いがやや偏っている>>196事にも気付けぬまま。**]
(@54) 2014/12/08(Mon) 00時半頃
|
|
[>>194 向けられた銃口の先は、 ばさりと落ちゆく赤いフードか、 それともそれを脱ぎ捨てた褐色の肌へか。
いずれ、人の気配があるは当然。 見据えた火薬の匂いの先、 ぎらつく輝きの銃口に一瞬見違える]
チーズかどうかはともかく、 大事な忘れものがあるのはその通りだな、 だからそこを通してくれるか?
[銃口を見据えたまま、階段をおりようとゆっくりと足を運ぶ]
(@55) 2014/12/08(Mon) 00時半頃
|
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/12/08(Mon) 00時半頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/12/08(Mon) 00時半頃
|
[しまりきらぬ扉の先、 背後ではかの絶望の道化師は、 淑女の元に降り立っていた。
恐怖という感情は、波のように伝達する。 それは敵だけでなく彼の味方にまでも、及ぶのだろう。 広がる異様な空気は、けれどまだ船室までには届かない]
(@56) 2014/12/08(Mon) 00時半頃
|
|
……、
[ゆる、と一歩近づけば、 どこかしらその姿に見覚えがある。 あの、速い連中の中でも最も速すぎた男]
お前、さっき落ちかけてた奴か。
[>>201>>202 ゆっくりと足を下ろす先、 けばけばしい銃口とその指先を注視して、 しなやかに音を立てぬまま、答えを返すが]
あてなく淑女をさまようよりは、 有意義な道案内が出来ると思うが――、
[交渉は提示した側から、返事も聞かずに決裂したようだ]
(@57) 2014/12/08(Mon) 00時半頃
|
|
……だから、 速すぎる男はもてないってことだろ?
[駆けられた指が引き金を引くと同時に、 食らっても飛び出す覚悟、であったが。 どうやら呪いはまだ、己を対象にはしていないらしい]
……確かに美人ではあるが、 どうにも誰の手にも負えないじゃじゃ馬らしくてね、 俺が連れ戻して差し上げねばならんのさ。
[>>206 相手の構えるけばけばしいナイフ、 こちらの長物は窮屈なここでは使えないが、 神官たる己の本分は文字通りの舞い手だ。]
(@58) 2014/12/08(Mon) 01時頃
|
|
ふたつだけか? とはいえ信用するものは、俺より多いな。
[己といえば、自分自身しか信じていない。 膝薙ぐ刃は赤を散らす、 全身のバネを瞬発力に回して、 けれど後に退くという選択肢がない以上、 ナイフを避けきることは出来ない。
不如意な着地、赤く濡れた膝で、 上段蹴りを叩きこもうとして、 けれど今度は逆にこちらの高さが足りない]
ちっ、
[時間稼ぎになるかならぬか、 とかく男が迷わず向かう先は宝物庫だ。 見張り番を徒手で落として鍵を開け、 求めるものはただひとつ――禍々しき呪いの瞳*]
(@59) 2014/12/08(Mon) 01時半頃
|
|
[その刃は真っ直ぐに。 重いナイフは髪切りの手に握られたまま、きっと彼の、思い描いた通りの場所を貫かんとするだろう。
まずは腹。 えぐってえぐって弱ったら、動けぬよう四肢の筋を切って。それから首を取り外してやる。 ムカつく身体は刺し傷まみれに。 髪の台座は取り外した後だから、どれだけスカーレットをぶちまけても問題ねえ。
ああ、はやく、はやく、 切っちまいてえなあああああああああああ!!!!!!!]
(@60) 2014/12/08(Mon) 17時頃
|
|
[ ごと り ]
[と、何かが落ちたのはすぐの事。
重いナイフは髪切りの手に握られたまま、今は慣れぬ船の甲板にある。 落下音からワンテンポ遅れ、ナイフと切断された手の上に、スカーレットのソースが降り注いだ。]
…あ?
(@61) 2014/12/08(Mon) 17時頃
|
|
ッあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"――ッッ!!?!?!!!?!
[>>237一瞬の熱と、 その後の鋭い痛み。 普段嗅ぎ慣れた鉄の香は、今は自分から強く発せられて。 ピーグリーンのシャツは切り口から徐々に朱に染まり、赤と緑の混色を作って行く。
黒の強い赤。 死の色だ。]
てっ、めえ"え"え"え"ぇぇ!! おれ!おれのぉ!手! うでぇ!
(@62) 2014/12/08(Mon) 17時頃
|
|
うでぇ!なかった、らぁ! 髪切れねえじゃねえかよおおおおおお!!!!!
よくも!てめえええええッッッ!!!!
[飛んだ右から鮮やかなスカーレットを撒き散らし、 錯乱のまま、振るう左にも同じナイフ。
半場錯乱したそれは大した速さも無く、ただ乱暴に振り下ろされるだけ。 距離を詰める足取りも雑に、狙いはややブレたまま、おそらく首を狙っている。**]
(@63) 2014/12/08(Mon) 17時頃
|
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/12/08(Mon) 17時頃
|
[膝からの出血は、転々と床に残る。 血痕は宝物庫への道案内の目印になるだろう。 上着はとうに脱ぎ捨ててしまったから、 その辺りの上質だろう貿易品の絹を裂いて血止めにする。
この船から逃げ出す為に、 ここから先は追われるわけにはいかない]
……くそっ、これでようやく帰れるってのに。
[略奪品の山などどうでもいい、 つまれた金貨も、宝石も、この“瞳”に比べたら、 十把ひとからげのゴミ同然だ。
使い物になどならぬだろう、 装飾銃のけばけばしい細工が却って、 この“呪いの瞳”を安物に見せていたらしい。 グリップに埋め込まれた巨大な碧玉は、ぞくりとするような冷たさだ]
(@64) 2014/12/08(Mon) 19時頃
|
|
[旅の終わりのはずだった、 だが旅の終わりに出くわしたのが絶望号とは、 ――女神の瞳は、よほど帰りたくないらしい]
Kurtlar Tanrıça ……まだまだ血が足りないと仰せか?
[生贄を求める狼頭の女神、 血塗れた祭壇を見下ろす月明かりの紅い瞳。 逃げ出す者たちは、追跡者となった神官たちに屠られ、生き延びた者はそういない。 そして何よりその異端の神の集落で生まれた者なら、 決して逃れえぬ血の宿命。
自らが生贄となるべき者なのか、 あるいは生贄を捧げる者なのか、
その冷たい輝きを目にすれば、 きっと思い出すものがあるはずだ]
(@65) 2014/12/08(Mon) 19時頃
|
|
[褐色の背に刻んだ銀狼をさらしたままに、 装飾銃は腰に差し込んだ。命乞いなど聞く連中ではないだろう、 海へ、逃げる、それしかない。呼吸を沈める。
様子を伺う人影>>220 物音のひとつでもなければ、気づく余裕は今は無い。考える、たとえば人質などとったところで効果のあるような連中だろうか。
仲間殺しは罪が重い、とは言ってはいたが、 到底仲間の命を重んじるような連中には見えない。
こんな場所に長居することは無い。 一刻も早く立ち去ろうとして、果たしてそいつは無事に通してくれるのか*]
(@66) 2014/12/08(Mon) 19時頃
|
|
[>>258 身を隠す人の気配、 だが襲い掛かっては来ないようだ。 先ほど考えたように、人質なんて考えるだけ無駄だ。 騒ぎは目立つし、足手まといだ。
無為な思考を振り捨てて、 己のすべきは逃げること。 相手が邪魔をせぬのであれば、藪をつつくことは無い。 悠々と戸口へ向かう、伺うのは扉の外の気配。 静寂の先、逃げ切れるか、男はいまだ絶望を知らず]
俺は生贄にはならない。
[触れた“瞳”の冷たさが指にぴりと染みる。 一度ちらり、と見やった潜む影。 己と同じ水底の色の双眸が薄闇に見えたような気がしたが、――こんな所で出会うはずのない色だ。
潜む者に白銀の狼を背負う背を向けて、 そろり、と宝物庫の扉を潜り抜けた]
(@67) 2014/12/08(Mon) 21時半頃
|
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/12/08(Mon) 21時半頃
|
[腰の装飾銃は役に立つような物ではない、 グリップの巨大な碧玉は明らかに邪魔すぎた、 通常儀礼用にしかならない代物だ、あの趣味の悪い男なら使おうという気もわくのかも、しれないが。
来たとは逆の船首方向へ向かう通路を目指す、 息を、身を潜めて、見つからぬようにうす闇を、 まるで鼠だ、己の追った生贄たちもそんな気分だったのか]
……冗談じゃない。
[>>269 先ほどの気配は己の後をつけてくる。 目的が何かはさておき、黙って逃がしてくれるつもりではないのだろう。 慣れた淑女の腹の中、一度角に身を潜めれば、 ――追われる鼠は、狼に。その身を捉えてやろうと闇よりの腕を伸ばす]
(@68) 2014/12/08(Mon) 22時頃
|
|
[>>250腕が飛んだと言うのに細糸が散れば笑みを浮かべて。 しかし腕を掴まれれば、表情はこわばった物に変貌する。
掴む手を振り払おうとも、振るう右手には何もない。 いくら男の髪に汚いスカーレットを降りかけれど、更なる追撃までは防ぐ事は叶わぬまま、 再びシャツを黒に染めた。]
(@69) 2014/12/08(Mon) 22時頃
|
|
[鋭利な鋼は男の肌を簡単に切り裂く。 肩から腹まで、見事に割った切り口から吹くのは、先と同じスカーレット。 きっとそれはサーベルの持ち主も濡らして、二人の揉み合う影は同じ色に染まっている。
痛みは右から胴へと伝染し、まるで全身が、燃えているかのように熱い。 熱い、熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱]
ッァア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!!
[咆哮と共、闇雲に右を暴れさせ男を振りはらわんと。 その顔を恐れに染めて。]
(@70) 2014/12/08(Mon) 22時頃
|
|
[伸ばした腕は怒鳴る青年の口を、 背後から抱き込むように押さえつけ、 暗がりに引きずり込むように]
……ッ、静かにしな、坊や。
[声を出させる、 つまり仲間を呼ぶ前に黙らせるつもりが、少しばかり遅かった。
暴発が怖くて威嚇程度にしか使えない、 その代物を見えるように押し当ててやる。 軽い口調は重く神妙なそれに変わった]
宝物庫の物はいくらでも好きにもって行くがいい。 だがこれには……“女神の瞳”には、手を出すな。 お前たち、血まみれになって死にたいのか?
[言い聞かせるように低く囁いて、双眸を覗き込む。 気のせいかと思ったその色は、やはり同郷者の色だ。 ――集落から逃げ延びた者だろうか。]
(@71) 2014/12/08(Mon) 22時頃
|
|
[たとえば神官見習いの少年が、 生贄の子供を逃がして“しまった”ことが、 遠い過去にあったとして、神官長はなんと言ったか。
少年の覚えた絶望とは、 すなわち希望を摘み取られることだ。
“希望というのは錯覚だ 決して宿命からは逃げきれはしない”
あらかじめ運命が決まっていたとして、 叶うはずの無い望みを、あるように見せかける、 絶望よりも残酷な御伽噺]
……ああ、 俺がダメでも、お前がいるってことか。 女神様は若い男が好きらしい。
[同郷らしき青年に、それ以上何も出来ずに、 ひとまず放った。大分粗雑な扱いであったが]
(@72) 2014/12/08(Mon) 22時半頃
|
|
[傷口に刺さる蹴り>>289に、ごぽりと、泡立つ血を吐き零す。 よろめきながらも何とか立ち耐えたのは、僅かに残った意地か理性か。
時間をやると与えられた猶予に、緩んだ頭なりの逃走の算段を組み立てて、 船に、船に戻りさえすればまだ何とかなるはずと、 淑女の子供達が殆ど全滅しているとは知る由も無く。
太腿に散ったスカーレット>>290に、むなしくその場崩れ落ちた。]
(@73) 2014/12/08(Mon) 22時半頃
|
|
[筋肉でもやられたか。 両足は体重の支えを拒み、立ちあがることすら敵わない。 蛙のように床に這ったまま、残った左と一本のナイフで必死の逃走を図る。 甲板に、スカーレットの染みを広げながら。
その姿は実に愚かで生き汚い物だったろう。
近づく声も靴音も、聞き覚えこそあれど区別はつかぬ。 たとえそれが先まで対峙していた相手>>296であっても、髪以外に他人に興味は無い。 己の船の、船長以外は。]
(@74) 2014/12/08(Mon) 22時半頃
|
|
じゃあな、
[こいつの仲間を迎え撃つことになるとしても、 場所が船室では獲物も使えず不利に過ぎる、 判断を下せば、身を翻してかけていく。
目指す先は船首甲板、 とうに血の海になっていることなど知らない]
(@75) 2014/12/08(Mon) 22時半頃
|
|
あ、
ひ、
せんちょ、 にげ、
帆ォ、 張…
[向かう方向は、己の船たる黒き淑女。 伏せた身体では、スカーレットに染まった甲板の様子など見える筈もない。
血を零しながら、せめて、その船に辿りつかんと、 残る意思はそれのみで。]
(@76) 2014/12/08(Mon) 23時頃
|
|
―船首甲板― [そして開いた扉の先、 戦闘の混乱に乗じて逃げる、その目論見は崩れ去る。 血と鉄と火薬の匂いが混じり、吐き気のする潮風。 何かを踏んだ、その残骸は、醜い薔薇を咲かせた黒き淑女の乗組員]
……役立たずめ、
[味方の船は時間稼ぎにすらならなかったようだ。 生きて動いているのは絶望号の頭のイカレタ連中だろう。 黙って逃がしてくれるつもりは]
代わりもいるしな。
[ないだろう、と問いかけるのは、呪いの石へ。 生きた獲物を目の前に、絶望号の下っ端がかかってくるのを切り伏せた]
(@77) 2014/12/08(Mon) 23時頃
|
|
…かみ、髪ィ…!!
でも、ダメ、だめだ。 オレ、俺が自分で、切らなきゃあ、
そうだ、 じぶ、じぶんでぇ…
[ぶつりと、髪を切り取る聞きなれた音。 しかしその甘い振動は、今は自分に伝わることなく、離れ離れの右だけが受ける物。
降り落ちる細糸>>313を見れば、僅か思考は回復し、首を捻り、長髪を見やる力ぐらいは出た。 残った左はまだナイフを握ったまま。定まらぬ切っ先と視線を注いで、長髪を見上げる。]
(@78) 2014/12/08(Mon) 23時頃
|
|
か、かみぃ、 切らせろ、もっと…! ぜんぶ、ザクザクに、切って、散らし、て、
ヒヒ、ヒヒヒヒヒヒ――
(@79) 2014/12/08(Mon) 23時頃
|
|
[>>316心の臓を貫かれれば、その髪切りは沈黙を迎えただろう。 散らし暴れ奪いつくした生涯と比べれば、随分とあっけない程に。
その顔に最後の笑みを浮かべたまま、 一足先に、船出へ出向く。*]
(@80) 2014/12/08(Mon) 23時頃
|
|
[髪切りの緑のシャツは、じわじわと己の吹きだす赤に染まり行く。 ワインレッド?ヴァーガンディー? そんな上品な色じゃない。 酸化を始め、黒に近づいた血液は美しさの欠片も無く、今は絶望の船の甲板を汚すだけ。
血染めの腰袋から出て来るのは髪の束。 その色も長さも様々で、見る物の不快感を煽るだけの、 彼にとっての財宝の山。*]
(@81) 2014/12/08(Mon) 23時半頃
|
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/12/08(Mon) 23時半頃
|
[>>323>>333 こちらを向いた男、 交わすべき言葉よりも早く、刃を向ける]
運などとうに尽きてるさ。
[まともに受けては、吹っ飛ぶだけの一撃。 剣の神楽の演技のように横様に跳んで、 けれど交わし切れぬのは、たらり浅く流れた膝の傷。
甲板に転がれれば、 屍より取り上げたナイフを片手に投げざま、 シャムシールを突き出した。
先の男を屠り塗れた白刃は、 びしゃりと紅く血飛沫を散らした。]
(@82) 2014/12/08(Mon) 23時半頃
|
|
……っ、船長ねえ、 アンタのほうがよっぽど船長らしいのに、な。
[あの道化はもっと別のもののようだ。 槌の一打に湧き上がる痛みと嘔吐と、 吐き出すものもなければ、零れるのは反吐のような呟きだけ]
……ちっ、
[恐らくは、アレの次に厄介なのに当たったか。 逃走を阻まれれば、背後からは当然に追っ手のやってくるはずだ。
>>343 放られた半月円、 刃は目の前の男とやりあっている以上、 防ぐ手段には使えず、咄嗟の判断で犠牲にしたのは左手だ]
(@83) 2014/12/08(Mon) 23時半頃
|
|
[>>340 背後の気配、 時には追跡者となる神官ではあったが、 さすがに本業には及ばない。
背の刺青を晒しながら、 ネズミ捕りの猫たちと刃を交えながら、 異端の神官たる男はそれでもじわりと右舷へ、 身を寄せようとしていることは知れただろう。
海へ、逃走の経路はそこしかない]
(@84) 2014/12/08(Mon) 23時半頃
|
|
―船内―
落ち着け。落ち着け。この劣勢、敵の『頭』を落とせば必ずや挽回は出来る。 この『下品な連中』の結束など、たかが知れておるのだからな……!
[部下から訊く戦況は決して良いものでは無く、船の長たるオズワルドの表情に焦りが見え。 けれども最後まで希望は捨てず。狙うは敵の将の首。]
(@85) 2014/12/08(Mon) 23時半頃
|
|
……、ッ、
[>>354 突き出した刃に男が引けば、 褐色もまたじりと身を引く、広がる海が死の海だとしても、 少なくとも船上には逃げ場は無い。
じりと下がりながら、 >>353 血塗れた半月円を、来た方に投げつける。 腕の腱は無事であったが、血塗れた手元は少し狂った。
腰にはいまだ呪われた輝きのあるが、 呪いの女神になんて頼るのは最後の最後だ。]
(@86) 2014/12/09(Tue) 00時頃
|
|
『頭』さえ狩ってしまえば……!
[敵の『将』さえ落としてしまえば、その首だけすげ替えて自分がその位置に君臨すれば良い。 そう、それは女王蜂のように。]
(@87) 2014/12/09(Tue) 00時頃
|
オズワルドは、何かを発見したようだ。
2014/12/09(Tue) 00時頃
|
あれは、まさしく敵将!
[気配を殺しつつ、船内の様子を伺えば、見覚えのある捕虜(>>338、>>346)を引き連れた道化の男が見えた。
荒らされた船長室に転がる紙くずに映し出された懸賞首の肖像画と一致せるは、鮮やかな化粧とただならぬ殺気(オーラ)。]
(@88) 2014/12/09(Tue) 00時頃
|
|
[逃げて、逃げて、 どこへたどり着きたかったのか。 帰るべき故郷に価値など無い。
あるのは、あったのは、 使命を果たして故郷に帰れば、 自由になれるかもしれない、というほんのかすかな希望だけ。 だがそれだけが、己を支えていたものだ]
がっ、あ……!!!
[振り下ろされようとする槌 戦うものであれば恥であろうが、 ひたすらに逃げることを選んだがゆえに、 痛打は肩に叩き込まれた。
骨の砕ける音は、肩だか背だかは知れぬままに、倒れこむ]
(@89) 2014/12/09(Tue) 00時頃
|
|
ふふふ、呑気にしていられるのも今のうち。 皆の見ている前でその『首』、斬り落としてみせよう。
[この船の名が、黒き淑女たる所以。 それはオズワルドの別名が『海洋に名だたる黒き女王蜂(しゅくじょ)』である事からされている。]
(@90) 2014/12/09(Tue) 00時頃
|
|
[砕ける痛みよりも先に、 >>369 逃げる身を留めたのは、 例の男の半月円だったか]
絶望、……、
[死ぬかもしれない、死ぬだろう。 それは絶望というものだったかもしれないが、 男の口元に笑みを浮かばせるものだ。
かすかな希望に縋るよりも、 望みは無いと思い知るほうがはるかに楽なことだった。
ずる、と右手は甲板を這い、 逃げたところで喰われる定めの待つ海へとまだ伸びて]
(@91) 2014/12/09(Tue) 00時頃
|
|
一撃で、落とす。
[タイミングは一つ。甲板に出た瞬間に敵将を落とす。
敵も相当たる手練れではあるが、暗殺(いちげき)の腕には自信はある。
甲板に上がった瞬間、誇示するように敵将の首を落とせば、敵の士気は愕然と落ちる。 そういった『狡猾さ』もまた、オズワルドが『黒き女王蜂(しゅくじょ)』と呼ばれる所以――――]
(@92) 2014/12/09(Tue) 00時半頃
|
|
[髪束>>@81は、静かに舞う。
袋に溜めこんだ財宝は、やはりその殆どが彼>>345の思う通りの品であった。 僅か持ち主が生きている物が混じると言えどその殆どを遺髪とし、しかし遺髪と呼ぶほど清い物では無い。
髪切りがかき集めたそれは、 哀れな娼婦、帰り道を襲われた娘、売られた幼子、捕虜の聖職者、囚われの貴族。 中には同業者からむしり取った物もあるが、質の良い物はどうしても陸の人間の物となろう。
長い年月をかけ、より鮮やかで艶やかな物をと、選んで選んでかき集めて、 大切に、少しずつ切り刻んで。
しかし、ナイフから解き放たれたそれらは風に乗って。 海鳥の翼と共、今はその姿を消した。*]
(@93) 2014/12/09(Tue) 00時半頃
|
|
――――――覚悟!!!!
[期は熟した。
オズワルドは甲板に上がっていく道化の心臓目掛けて一気に間合いを詰めていく。
そう、それは女王蜂が獲物を狩るかのように一気に、スピードをあげて、毒牙を相手に向ける――――]
(@94) 2014/12/09(Tue) 00時半頃
|
|
[やがてずるりと動いた腕は、 碧玉抱く装飾銃を手に取った。 血反吐を吐いて、震える指を引き金に、 半身は痛む事は感じるのに、麻痺したようだ。
希望に縋らずともよいというのなら、 絶望が許されるというのなら]
……
[その銃はもはや敵に向かうことはない、 神官は己の命を女神への生贄に捧げようと、 ――己のこめかみに銃口を向け、引き金を引いた]
(@95) 2014/12/09(Tue) 00時半頃
|
|
ぐっ!!!
[手応えは、あったと、確信していた――――]
(@96) 2014/12/09(Tue) 00時半頃
|
|
[―――引き金を引いた後の、無音]
………、
[男の唇がひきつり歪んだ。 まさしくそれこそが絶望の表情というものだっただろう。 血塗れた女神は生贄が、 嬲り殺しにされることをお望みのようだった。
>>387 やがて壊れた玩具のように、 ひしゃげた体とその背に、白銀の狼は変わらず鮮やかに血塗れていた*]
(@97) 2014/12/09(Tue) 00時半頃
|
|
くっ、これしきで、この、私 が
[道化の放った一撃は女王蜂(オズワルド)の急所を突き、紅い華を散らす。
その手つきはショウを魅せるかのように手際よく、鮮やかに。]
(@98) 2014/12/09(Tue) 00時半頃
|
|
これで は 終わら ん
[オズワルドの手元から離れたレイピアの刃先が甲板に突き刺さる。 それはまるで女王蜂の針のように鋭利だが、どこか艶かしく。]
(@99) 2014/12/09(Tue) 01時頃
|
|
必ずや この者たちに 『絶望(デゼスポワール)』 を
[針をもがれた女王蜂が最後に述べたのは
末代まで続く事を願う*呪詛の言葉*]
(@100) 2014/12/09(Tue) 01時頃
|
|
[黒い淑女は絶望に呑みこまれ、彼等の生はここでお終い。 幕引きは随分あっさりと、 今は束の間の勝利に酔えばいい。
しかし、 終わりは始まり、始まりは終わる。]
(@101) 2014/12/09(Tue) 01時頃
|
1
2
3
4
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る