254 東京村U
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[私は、ただ、彼女になりたかったのだ。
幼いころから、ずっと。 それだけを思ってきた。]
(205) miseki 2016/10/10(Mon) 16時半頃
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[雑誌に幾度も投稿し、そのたびに伸びない評価に悩み、 所詮彼女になることなど不可能だったのかと怯え、のたうち──]
[ひとつの妙案がひらめいたのは、 私が短大を卒業するころだ。]
(206) miseki 2016/10/10(Mon) 16時半頃
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[ 書いたことが現実にならないなら、
現実におきたことを書けばいい。 ]
(207) miseki 2016/10/10(Mon) 16時半頃
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[思いついてしまえばなんともごくごく単純な話だった。 紙とペンから離れてしまうことが心残りではある。 けれど、長年の苦悩を打開するすべは、 もはやこの道のほかにはないと思えた。
ふいに射してきた光明に、気分が浮上する。
ああ、最初に書く話はどんなものがいいだろう? やはり、彼女が得意としていたホラーだろうか。 私はまだ彼女の書く、心胆寒からしめる話を読みたりていない。]
(208) miseki 2016/10/10(Mon) 16時半頃
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[彼女のあの特殊な才能ですら、文字で世界をつづる才能を持たない私への助け舟だったのかもしれない。 どのみち現実になるなら、あとか先かなど些細な違いだ。
私は何度目か、深く彼女に感謝する。
これで、この雑誌に話を投稿するのも最後だ。
拙作に付き合ってくれたこと、貴社にも感謝をしている。]
(209) miseki 2016/10/10(Mon) 16時半頃
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[まだどんな話を書くべきかは決めていない。
最初は、どのような話を読みたいか、 アンケートなどを取ろうと考えている。
私は書き手としてまだ未熟だ。
けれど、 この現実でいつか。あなたと同じくひとりの登場人物として会えることを、今は少し期待している。]
[ ──著者 *鈴里 みよ子* ]
(210) miseki 2016/10/10(Mon) 16時半頃
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―関西?・???マンション―
いやまじ本当に頭おかしいってこの人たちオレは確かに親族がアイドルっだったかもしれないけど一般人だよいっぱんじん。尻からハチミツなんかでないしテニヌとかできないしどうなってるんだよくそったれがくそったれがくそったれがうんこたれが
[一二三が錯乱状態のまま非常階段を降りる。 頭のなかには『アイドル』の文字がひしめいて。]
(211) fuku 2016/10/10(Mon) 17時半頃
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『逃げようったって、無駄だよ。ちゃんと手は打ってあるから。』
[放送が流れると同時に、階下から黒服の追手が現れる。]
(212) fuku 2016/10/10(Mon) 17時半頃
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ちっくしょう、なんなんだよくそったれがああ
[一二三は階段を降りるのを諦め、それまで来た階段を登っていく。
(213) fuku 2016/10/10(Mon) 17時半頃
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[階段を一階、]
(214) fuku 2016/10/10(Mon) 17時半頃
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[階段を二階、]
(215) fuku 2016/10/10(Mon) 17時半頃
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[階段を三階、四階、五階と登るうちに。追手の数はどんどんと増えていき。]
(216) fuku 2016/10/10(Mon) 17時半頃
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ちっくしょ、う、どう、して、オレ、ばっかり。 マジ、こんちくしょうだよばかやろうめ。
[一二三が屋上のドアを開けたとき、]
(217) fuku 2016/10/10(Mon) 17時半頃
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[時計の針は3時25分(>>3:263)を指した。]
(218) fuku 2016/10/10(Mon) 17時半頃
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―屋上―
…………くっそ、やっぱり何も無いのかよ。
[一二三は近隣のビルに逃げられる手段はないかと模索するが、つては無く。追っては無情にも屋上まで追ってくる。
一二三は追い詰められ、ベランダのふちに手をかけ、]
(219) fuku 2016/10/10(Mon) 18時頃
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[地上までの、]
(220) fuku 2016/10/10(Mon) 18時頃
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『 す て』
(221) fuku 2016/10/10(Mon) 18時頃
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[距離を、]
(222) fuku 2016/10/10(Mon) 18時頃
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『た け 』
(223) fuku 2016/10/10(Mon) 18時頃
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[――――――見れば。]
(224) fuku 2016/10/10(Mon) 18時頃
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『た す け て 。』
(225) fuku 2016/10/10(Mon) 18時頃
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リーは、重力が無くなった瞬間、何かに引っ張られる感覚がした。
fuku 2016/10/10(Mon) 18時頃
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『――都市伝説(藤田サクラコ)なんか、お呼びでないんだよ。』
[銀縁眼鏡の男だった。]
(226) fuku 2016/10/10(Mon) 18時頃
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『確かに君が錯乱するのも分からなくもない。しかし、この話に乗るしかないのも事実だ。』
[屋上の一件があった直後、その場でへたりこんだまま、銀縁眼鏡の男のお説教が始まった。 一二三は小刻みに震えたまま、涙をこぼすばかりで。]
(227) fuku 2016/10/10(Mon) 18時頃
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『事実、君の母親は君を売った。2億積めばあっさりと親権を譲ってくれたよ。 つまり、君には戻る場所は無い。』
[一二三は銀縁眼鏡の男の雄弁にも震えたままで。]
(228) fuku 2016/10/10(Mon) 18時頃
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『君に残された選択肢は二つ。君がアイドルになってお母さんの抱えた2億を返すか――――――』
[銀縁眼鏡の男は一二三に歩み寄る。]
(229) fuku 2016/10/10(Mon) 18時頃
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[もう一つは、これはある種の都市伝説ではあるが――――]
(230) fuku 2016/10/10(Mon) 18時頃
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『ウチの事務所の社長に、体を売って返すって手段も、あるがね?』
[J事務所にまつわる都市伝説がある。
『事務所のアイドルは、みんな社長に性的な搾取をうけている』と――――]
(231) fuku 2016/10/10(Mon) 18時半頃
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リーは、震えながら、小刻みに*頷いた*。
fuku 2016/10/10(Mon) 18時半頃
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― 代々木 203号木露宅 ―
[灯りを消した部屋の中。 液晶のバックライトに照らされている。 画面には文章が並んでいた。 実話怪談風のその内容は、最近巷に流れていた噂をモチーフとしている。 東京村Uのために書かれたテキストファイル。 それは、『木露流衣』から送られてきたものだ]
(232) sizu 2016/10/10(Mon) 20時半頃
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『この回答、
…… これで何回目だったかしら?』
[あの時、あの女が言った言葉が蘇る。 その言葉、この文章の送り先、そして警告をしてきた『ともだちのともだち』。 その意味を考えると、一つの筋道が通る。 この文章もあの警告も、自分自身から送られたものではないかと]
(233) sizu 2016/10/10(Mon) 20時半頃
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[テキストファイルをゴミ箱へ削除した]
(234) sizu 2016/10/10(Mon) 20時半頃
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