254 東京村U
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[まだほとんど新品のようなキッチンはよく片づけられている。 母親が主に選んだ食器や調理器具。 ぴかぴかのシンク。 大きな冷蔵庫。 木製の食器棚は上等な品で無駄な装飾はないデザイン。 表面にキズの少ないダイニングテーブル。 椅子は、三脚。家族分。]
(178) 2016/09/28(Wed) 15時頃
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[キッチンに居た長く黒い髪を後ろに括った女が]
「おかえり」
[と言った。 口元だけでなく、眼鏡をかけた目を笑わせて、目じりには笑いじわができていた。 エプロンをかけて、布巾で皿をふいていた。]
(179) 2016/09/28(Wed) 15時頃
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[不意に後ろのほうで音がした。 ドアが開いた音。 脱衣所や風呂場へと続くドアが開いたのだと位置でわかる。]
「おかえり、みおん」
[と男の声が言った。 足音がゆっくりと近づく。 足音は、キッチンの方へ向かおうとしているのがわかる。 そちらを見ようとすると、短く刈った髪の毛とそこへまじった白髪が、そして横顔が見えた。 髭を剃ってはいるようだが顎や口元は黒っぽく、そしてそこへ笑みをうかべていた。]
(180) 2016/09/28(Wed) 15時半頃
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[頭が真っ白になり体が動かない。]
(181) 2016/09/28(Wed) 15時半頃
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[ だれ ]
(182) 2016/09/28(Wed) 15時半頃
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[二人の男女がこちらを見ている。 男は回り込むようにキッチンに向かいながら片時も入間から目を離さずにいる。その男には名前を呼ばれていた。馴れ馴れしく娘でも呼ぶような口ぶりだった。どうやら自分はその男に知られているらしいのだが、何故知られているのかが見当がつかない。
「早かったじゃないか」と更に続け「はは」と笑い声をあげているのだが笑い声の癖も声音も聞いたことはなく、細めた目は笑っているはずなのに、その表情が果たして本当に笑顔にあたるのかがわからなかった。
だってその男を知らないのだから。
強張った体の一部がやっと動いてくれたかと思ったが、舌が絡まっているばかりで「ぇあ」という意味不明な言葉を発することが出来ただけだった。早鐘を打っている心臓のせいで息が苦しく手足が動かない。]
(183) 2016/09/28(Wed) 15時半頃
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[女がこちらの声に小さく笑ったのが聞こえた。 僅か首を傾げた女の仕草はほんの一瞬だったのだろうがスローモーションのようで、黒くてつやのない癖毛の前髪がごわごわと揺れてみえた。 笑い声が自分を馬鹿にするせせら笑いで滑稽さゆえのことなのか、何かが面白かったのか、そもそも果たしてそれが笑うという動作だったのか、そこには感情が乗っているのかもわからない。
なぜならその女も知らない人だから。
入間が硬直しているのに対して男女は顔を見合わせるように首を横へ動かす。油を入れた瓶の蓋を捻るさまや、ひとりでに首を動かすマネキンを連想させた。 その目がこちらを見続けている。お互いの顔をみる仕草があったにも関わらず、横目でずっと視線が絡んで離れない。 女が言った「そうたいしたの?」という言葉が、遠くて遠くて聞き取りにくく、それの意味を頭が捉えることが、できなくて、]
(184) 2016/09/28(Wed) 15時半頃
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[逃げないと]
(185) 2016/09/28(Wed) 15時半頃
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[頭のなかがそれで一杯になったとき、ようやく体が動き、靴下がワックスのかかった床にとられて滑り転びそうになりながら、入間は一心不乱に走って逃げた。後ろから男女が追いかけてきている。最も近い位置にあった母親の部屋へ飛び込み、中から鍵を閉めた。]
(186) 2016/09/28(Wed) 15時半頃
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[ だれ? ]
(187) 2016/09/28(Wed) 16時頃
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[ 誰がアタシの家にいるんだ? ]
(188) 2016/09/28(Wed) 16時頃
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[ドアの向こう側から「みおんちゃん、どうしたの?」「どうした、みおん、だいじょうぶか?」という声がする。
声は心配という形式を音にのせたようなそれ。 けれど心配をされているという実感は無論わかない。 不気味さだけが押し寄せてくる。]
(189) 2016/09/28(Wed) 16時頃
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[ドアの向こう側で声が
「ねえ、ママたち何かしたかしら」
と言った。]
(190) 2016/09/28(Wed) 16時頃
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─ 新宿駅南口・午前>>110 ─
失礼しました。新宿不動産の東蓮寺です。
[雑踏の中、偶然出会った以前の顧客は自分の名前を覚えてはいないようだった。当然だろう。 名を問われるに返すのは、ごく滑らかな営業スマイル>>110 その笑みも、続く言葉にはやや苦笑を帯びて。]
いえ、ナンパといいますか…気になりましてね。 別に彼の知り合いというものでもないんですが。
[片手で示して見せたのは、雪野瀬の置くダンボール製の立て札。ヤヘイの名の記されたそれを示して、山岸へ目を向ける。]
ああ、そうでしたか。 黒い鳥…?黒い鳥……
[どこかで聞いたような。 そんな気持ちで口の中で繰り返したが、さて。 木津との会話で聞いたようなと思い至るのは少し後のことで。]
(191) 2016/09/28(Wed) 16時頃
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そうですか。 分かりました、鈴里にも伝えておきます。 何かありましたらまた、ご連絡ください。
[引っ越しの際は是非またお話を、と。 念のために山岸へ、自分の名刺を差し出しておき>>111]
[胸の前で両手を合わせる、年相応の反応に続く表情。 視線を下げあられてしまえば、少女の顔は見えなくなる>>114 何ごとか呟いた、その音をかき消すように鳴くのは、]
……カラスですか。
[黒い、鳥だ。>>112]
(192) 2016/09/28(Wed) 16時頃
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カラスに付き纏われるなんて、ぞっとしませんね。 あれって攻撃してくるんでしょう?頭とか。
[顔をやや顰めて自分の頭を、つんと突き、]
空から来るんじゃ対抗のしようがない。
[世間話の調子で二人へと相槌を打つ。 そうして再び、雪野瀬へと目を向けて、>>124]
そう、天井手繰りの。 暗い場所を探して探して…"出口"が。 いや、ああ……
(193) 2016/09/28(Wed) 16時頃
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… あれはどこに続くんだろう 。
[ぽつ。と、独語めいた音が落ちる。 どこへ続くのだろう。夢に見る、あの天井の穴の先は。]
(194) 2016/09/28(Wed) 16時頃
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え、ガリ?
[ほんの一瞬、雑踏の音が消えていたような気がした。 ざわと戻る音の中に、一度肩が震える。 冷や汗めいた変な汗がじわりと首筋に浮かんだ。]
そ……っか。 話してみれば、案外いい人だったのかな。 ごめん、力になれなくて。
[彼女の語るヤヘイは、自分が知る狂人とは別人のようだ。 自分は彼を嫌っていたけど、さりとて目の前の少女の願いを再び無碍にする気にもなれず、申し訳ないと軽く頭を下げた。>>124 気持ちのいい場所じゃない、そんな言葉には曖昧な表情で。]
それでも帰りたくは…ない?
[問うかの音は答えを求める強さではなく、あたかも己自身に向けたかの如くに淡く、小さく。]
(195) 2016/09/28(Wed) 16時頃
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カラスがあまりにも多いならばお困りでしょう。 弊社としても、出来る限りご入居者様には快適にお過ごし頂けるよう努めますので───
今度一度、確認に伺うかも知れません。 私か鈴里か、両方かで。
[最近特にカラスが多い、と。>>136 今回は幸い苦情ではなかったにせよ、確認をする必要がある。 頭のメモにそれを書き込みながら山岸へと頷く。
上野中下アパート。 その名前に、雪野瀬が反応した。>>137 困惑を浮かべた瞳と視線が交わる。頷き返した。そう、その名はかつて少女が借りたいと食い下がった"あの"物件である。]
(196) 2016/09/28(Wed) 16時頃
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普通はあまり、喜ばれないからね。
[とはいえ、そこに住んでいる当の本人がいるのだから控えめに。怪談があまり得意ではなさそうな少女の普通の反応>>137に、苦笑の形で眉を下げて見せる。]
ああ、うん。これから客先に。 いや、こちらこそすまなかった。 …けど偶然とはいえ、また君に会えて良かった。 自分勝手だろうけど気になっていたものだから。
[本当に自分勝手だと、少しきまり悪げに苦笑して。 それでも少女がスマホを取り出すのに、自らも咄嗟に仕事用の携帯をスーツのポケットから出しかけて、]
おっと、
[慌てて元に突っ込み直し、プライベート用の黒のスマホを取り出した。少女の手に握られたネイビーブルー。そのストラップの先に揺れているロゴ>>139に少し目が見張られた。]
(197) 2016/09/28(Wed) 16時頃
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あれ、雪野瀬さん。 そのストラップって、解放治療カルテだよね。 ほら、
[自らのスマホをタップすれば、解放治療カルテの曲名が現れる。今は再生しないまま、それを示して見せて]
奇遇。俺も結構このバンドが好きでさ。
[仕事用ではない、素の笑顔をちらりと見せて番号を交換した。 これじゃまるでナンパだったかなと、先に山岸に言われた言葉が一瞬脳裏をよぎるけど。]
(198) 2016/09/28(Wed) 16時半頃
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あー…、鈴里さんのアンケート? ああ、あれは仕事…というか、彼女の趣味というか…
[ただ。続く雪野瀬の問い>>139には、曖昧な音が返った。 以前、東蓮寺も同じアンケートを手にしたことがある。 あれは街角ではなく会社の休憩室のことであったが───]
(199) 2016/09/28(Wed) 16時半頃
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─ 回想:某日・新宿不動産休憩室 ─
そういえば、みよ子さん。
[その日はたまたま、休憩室にいたのは二人だけだった。 鈴里のことを東蓮寺はみよ子さんと呼ぶ。 これは別に特別な親しさを表しているものではなく、単純にそう呼ぶ人間がたまたま周囲に多かったというくらいの、あだ名に近いくらいの感覚である。]
こないだ駅前で、みよ子さんを見かけたんですけど、
[多分間違いはなかっただろう。 青いマジックで書かれた名札を首から下げ、アンケートを配る彼女>>0:22あれと思っては見たものの、丁度彼女が誰かに声をかけているのを見て、そのまま声をかけずに通り過ぎたのだ。]
あれって何かの活動なんですか? なんか署名運動とか。
[そんな趣味があったのかな、と。 世間話のように気軽に振った話題だったが。]
(200) 2016/09/28(Wed) 16時半頃
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………、 ……………、
………、ええ、……はぁ。 ………………、 ………、 ……なるほど。
…………、はぁ、……、 ………、
………………、
……………………、……は?アンケートっすか?
(201) 2016/09/28(Wed) 16時半頃
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[延々とどれくらいだったろう。 それこそ口差し挟めぬ勢いで、彼女が目の前で語ったのは。
滔々と意思だとか願いだとか語られた言葉の大半はもう覚えてはいない。が、あの時何か良く分からないながらも、彼女が情熱といえるほどのエネルギーを傾けてアンケートを配っているらしい。そのことだけは、良く分かった。 その時に、断れずアンケートを書いたことがある。]
(202) 2016/09/28(Wed) 16時半頃
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◆希望調査アンケート
記入者氏名 :東蓮寺 琉衣 日付: /
項目1 どんな未来をご希望になりますか?
田舎に帰らずに済む未来
E4159832
※ アンケートへのご協力 ありがとうございます。 よりよい社会のために、ご意見を反映させてまいります。
***
(203) 2016/09/28(Wed) 16時半頃
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俺、四国の田舎の出身なんっすよ。実家は寺で。 …いや、寺だから寺って苗字なのかは知らないですけど。
んで、長男なんで寺を継げって煩くて。 イマドキないでしょ?そんなの。 しかも禅宗って知ってます? あの、坊主の。すごい修行するやつ。 あれにいけ〜〜って、嫌で嫌で…… 結局嫌すぎて、学校出てすぐこっち来たんですよね。
東京が良くて。 帰りたく、なくて。
[帰れないんじゃない、帰らない。 軽い愚痴めいた告白と共に渡されたアンケートを、彼女はどう見ただろう。]
(204) 2016/09/28(Wed) 16時半頃
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─ 新宿駅南口・午前 ─
……あれは鈴里さんの趣味、なんだと思うよ。
[以前の休憩室での彼女を思い出してしまって、雪野瀬へ返す。 流石に仕事ではないと、それは笑って否定しておき>>139]
分かったよ、鈴里さんにお礼伝えておく。 元気でね。何か分かれば連絡するから。
[ダンボール製の立て札をスマホを握る手で、ひらと示して。 山岸へももう一度会釈を送って、地下鉄へと*歩き始めた*]
(205) 2016/09/28(Wed) 16時半頃
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― 昼:805号 入間家 ―
[見知らぬ男女の声は、しきりにこちらへ話しかけてきている。
「みおん、どうした? ちょっとへんだぞ、いきなり逃げるなんて……」
「ねえ、出てきて話してみて、みおん。 なにかあった?ママたちで力になれるかもしれないから…」
あの両親面をした男と女は一体誰なんだ。泥棒なんだろうか? 入間は声を全部無視して、震える手でどうにかスマホを手から取り落とすことなく学生鞄から取り出した。 膝が、足が、がくがく震えている。スマホへ視線を落とすついでにそれが視界に入った。
電話をかける先は母親。 一度目のコール音。 それを聞く間も「早くでて!」と念じ続ける。 二度目のコール音が鳴り出すか、というタイミングで、ごく近くから携帯のバイブレーション音が聞こえ、入間は音に身を竦めた。]
(206) 2016/09/28(Wed) 17時頃
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[母親の携帯電話はこの部屋のなかにあるようだった。 電話を持っていっていないという事から、さまざまな考えがいっぺんに頭の中をぐちゃぐちゃに掻き回していった。
入間は力の入らない役立たずの手足で、音のしたほうへ這って近づき、ベッドの下で光っているスマホを見つけて、それを引き寄せ、拾い上げる。 混乱していると同時、恐怖心と嫌さで泣きそうだった。
ベッドの下に、もうひとつ、スマホの光を反射しているうすべったいものが落ちていることにも気づいた。 手を伸ばして拾いあげると、それはプラチナ色のカードだった。 電話番号がかかれている。 入間はそれを見るも何の店のカードかはよく分からないまま、カードをポケットにとりあえず仕舞いこんだ。]
(207) 2016/09/28(Wed) 17時頃
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