247 満天星躑躅の宵闇祭り
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……嫌、待たせて悪かったな、と思ってね。それを心配してた。
[アキはそう告げると、>>144心は狭くないからと言葉を重ねられた。 確かにその通りだと思いながら。 穴が開く程危ないものをさせられていたのは聞いていたが、 具体的に何をされたのかはアキも知らないままで。
紙の蝶に興味を持たれれば、こちらも一つ頷く。]
うん。どんなのを見せてくれるんだろうね。
[アキも、灯里と同じように、斎の芸事――胡蝶の舞を楽しみにしていた。 続く言葉には、>>145]
えっ、いいのかい? その、お好み焼きとやらを頂いても。
[灯里は生き生きとしている。 よほど美味しい食べ物なのだろう、と僅かに期待を寄せる。]
(146) 2016/05/24(Tue) 02時頃
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…あぁ、何だ。
[>>146言葉が返れば、ふ、と笑い、>>144言葉を重ねた。 穴が開く危険を伴う手妻の真実は、当人達に聞くのが一番だろう。 今も何処かで修行でもしているのだろうか、と少女は考える。 彼がもう一人の闇星と邂逅しているとは知らぬまま。]
期待を膨らませておくとしよう。
[勿論、斎本人にプレッシャーをかける心算はないが。
頂いても、と問われれば、少女は大きく頷いてみせる。]
大きいのを頼む、と言っておいたからな。 お好み焼きは小麦粉に刻んだキャベツや卵を混ぜて、鉄板の上で焼く料理なんだ。 肉が苦手なら海老や烏賊、明太子を入れても美味しいぞ。
[マヨネーズは口に合わなかったようだから、全体に掛けない方がいいだろうか。 そんな事を考えながらも、嬉々としてお好み焼きについて語った。]
(147) 2016/05/24(Tue) 02時半頃
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[期待を膨らませる>>147灯里。 アキにとっても、期待を寄せるには十分のもので。 その時を楽しみにしておこうか。
お好み焼きなるものは、そういうものらしい。 やはり未来の食べ物だ。アキには馴染みがない。 それでも、お好み焼きについて嬉しそうに語る灯里は、それ程までに美味な食物なのかと思わせるには十分で。]
海老に烏賊に明太子、か。良いね。 海の幸は好きだ。
[こうしている間にも、再び腹が減った気がする。 手元の鈴かすてらをちょいと失敬して**]
(148) 2016/05/24(Tue) 03時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2016/05/24(Tue) 03時頃
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[>>148お好み焼きは作る手順もそれ程難しくないし、野菜や肉と魚介類も一緒に摂れる。 週に一度食卓に出ても美味しく頂けるくらいには好きだった。 そもそも少女は苦手なものが少ないのだが。]
どんな具材があるか、店主に聞いてみよう。 烏賊と海老辺りはあると思うんだが。
[そんな話をしていれば、また空腹を感じる。 結果を得る事が出来なかった先程と比べれば、気分は晴れやかだった。 腹の虫が鳴らない内に店へ向かおう、そう決めて。]
(149) 2016/05/24(Tue) 03時半頃
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取り敢えず、こいつを引き渡してしまいたい。 逃げられたら厄介だからな。
[そう言って、一先ず、予定通りに木霊を少女に引き渡しに行く事に。 はぐれないように、時折互いの位置を確認しながら進んでいく。
道中、煌星の気配を近くに感じれば僅かに耐えるように眉を寄せるが、 闇星の気配がその近くにあれば緩く首を捻った。 亀吉の気配とは違うそれが、何者のものかは分からずに。
やがて白い少女の元へ至れば、]
危害は加えていないから、安心してくれ。
[そう言って、蛇の拘束を解かせて少女に木霊を手渡した。 ちろちろと舌を出していた蛇は、役目を果たしたばかり、ふわりと消える。]
(150) 2016/05/24(Tue) 03時半頃
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[そうして道を引き返し、 お好み焼きの出店に辿り着けば、主は笑顔で出迎えてくれた。]
『あ、お嬢ちゃん。良く来てくれたね。 そちらはお連れさんかい。』
あぁ、彼はお好み焼きを食べた事がないそうなんだ。 とびっきり美味しいのを頼むぞ。
『それはそれは。腕によりをかけて作らないとね。』
[からりと笑う彼女と幾つか言葉を交わし、 烏賊と海老、そして明太子の入ったお好み焼きが熱された鉄板の上で焼き始められる。]
(151) 2016/05/24(Tue) 03時半頃
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『さて、出来上がりだ。』
ありがとう。凄く美味しそうだ。
[そうして渡されたのは、普通のお好み焼きよりも二回りほど大きなもの。 紙箱から溢れんばかりのそのボリュームはなかなかに壮観だ。 ソースの上には鰹節がかけられ、何とも食欲を誘う香りが鼻を擽る。]
アキ、先に食べていいぞ。 出来たてで熱いから注意してくれ。
[二つ貰った割り箸をアキに差し出しながら紙箱を彼に向けた。 彼が食べたら、少女はマヨネーズをかけて食べる心算。]**
(152) 2016/05/24(Tue) 03時半頃
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なんだ、こいつらが苦手だったのか。 そりゃあ籠も落とすわけだ。
[木霊に対し叫び声を上げる少女>>139を見て、青年は納得顔。 もう一人との間をぐるぐるする様子を目で追った後、彼の足元に丸まってぷるぷるするのを見た。 その間に木霊は少女の保護者となっている彼により捕獲される]
おー、見事見事。
『そらあんがとよ』
[無駄な動きのない捕獲に青年が拍手している傍ら、物騒な言葉>>140に琥珀は、ふん、と鼻を鳴らす態度]
『(つぅか、一度喰ろうとる癖にまだ喰らう気ぃかぃ)』
[心の内の声と共にじと目(ただし人形なので以下略)もくれてやる]
(153) 2016/05/24(Tue) 18時半頃
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[さて、琥珀がどうして彼に対して先程からこのような態度なのかと言うと。 彼の腰にある古布のキツネは己の母の形見でもあるからに他ならない。 それをくれてやった相手は紛うことなく腐れ縁であり。 彼の言う恩人と言うのが腐れ縁に他ならないのである、が]
(154) 2016/05/24(Tue) 18時半頃
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『(奴なんに奴やないってぇのが相手し辛いわっ)』
[と言うのが一番の理由であり、揶揄われているような感覚を受けるせいである]
(155) 2016/05/24(Tue) 18時半頃
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アンタが居ればその子は大丈夫そうだな。
っと、折角こうして言葉を交わしたんだ、名前聞いても良いか? 俺は斎だ。
[少女がもふもふ状態から人型に戻った頃>>142、青年は彼らに名を問う**]
(156) 2016/05/24(Tue) 18時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2016/05/24(Tue) 19時頃
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[烏賊や海老はあると聞き、>>149 俄然お好み焼きに対して興味が湧く。 これもまた、アキに取っては名前から想像の付かない料理であるため、興味が大きいのだろう。
灯里は木霊を引き渡しに行ったようで。>>150 道中眉を寄せる場面もあれば、 アキは疑問に思うも、深くは追求せず。]
……行こうか、誠。
[引き返す灯里を追って、 アキと誠は来た道を引き返していく。]
(157) 2016/05/24(Tue) 21時半頃
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[お好み焼き屋なる所の店主は、 おかしなところに口があるようで。>>117 なんだか、妖がいる光景も見慣れてきそうなくらい、この神社は様々な者が来るのだなとありありと知ることとなった。
さて、お好み焼き屋の主が腕によりを掛けて品を作り上げていく。 海鮮のお好み焼きが完成する様を、>>151 アキは物珍しそうにまじまじと見ていた。]
……うわぁ、なんか、凄い。
[これも未来に出来る食べ物か、と思いながら。]
(158) 2016/05/24(Tue) 21時半頃
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[完成したお好み焼きは、とても大きく。>>152 主の厚意によって出来たそれを、 アキは目をぱちくりさせながら、見る。 割り箸を渡されれば、アキは有難く受け取り。]
うん。 じゃあ、頂きます。
[ぺきり、と箸を割る音が響く。 箸を割るにも、どうにもぎこちなく見えるのは、使い慣れていないせいだろうか。 そして、アキは未知の食べ物に、箸を入れた。]
(159) 2016/05/24(Tue) 21時半頃
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[ぱくり、と一口。 なんとなく、たこ焼きに近い感じがするが。 歯ごたえのある野菜や、海老の感触を感じる。]
なんか、不思議な味だ……。 でも……美味しい。
[お好み焼きを初めて食べた、アキ。 その味は、なんとも不思議な者で。 辛さも食感も、慣れなくも美味である、 そう感じて**]
(160) 2016/05/24(Tue) 21時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2016/05/24(Tue) 21時半頃
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[ひょいひょい、と軽くお手玉を放り投げていれば、満天星躑躅の精霊がふわりと近くにやってくる]
おー、成果はどんなもん? んん、だいぶ大人しゅうなっとる、と。 そりゃ何より。
賑やかなんはいいが、行き過ぎると色々と厄介やからなぁ。
[しみじみと告げた言葉に精霊はこくこくこく、と頷いて。 それから、あ、と短く声を上げた]
(161) 2016/05/24(Tue) 22時頃
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ん? どないしたん?
[言いながら、たどる視線の先には、飲み物を冷やす水槽の中できゃーきゃーとはしゃぐ木霊たち]
…………。
[は、と小さくため息ついて、お手玉を袖の中へと落とし込み]
(162) 2016/05/24(Tue) 22時頃
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亀吉は、滅紫、と声に出さずに小さく紡ぐ。8
2016/05/24(Tue) 22時頃
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[紡いだ声に応じて揺らぐは、青年の影そのもの。 しゅるりと伸びたそれは、水槽の中の木霊に音もなく忍び寄るものの。 もうちょっと、と言う所で、何かを感じたらしき木霊はきゃーあきゃーあ、といわんばかりに逃げ散って行った]
ちぃ……気づかれたか。 滅紫なら、音なくても動かせるから、いけると思うたんやけどなぁ……。
[ぼやくように呟いて、がじ、と後ろ頭を掻く。 その傍らでは精霊が残念そうに肩を落としていた。*]
(163) 2016/05/24(Tue) 22時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2016/05/24(Tue) 22時頃
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[>>157全部乗せ、という豪快なチョイスも少女的にはアリなのだが、 アキに食べさせるなら、彼の好むものにした方がいい、と。 口に合うと良い、と願いながら、少女は木霊を引き渡しに行く。
道中の変化については、深く追及されなければ腹が減っただけだ、とのみ答えるだろう。 飢えを感じたのは少女の腹だけでなく、闇星もなのだが。
そうして、お好み焼き屋に至る。 >>158一見すれば普通の女性に見える妖は手際よくお好み焼きを作り上げていく。 その手際を珍しそうに見ているアキの姿を少女は微笑ましく思いながら見守っていた。]
(164) 2016/05/24(Tue) 22時頃
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[>>159大きめのお好み焼きは、同年代の少女では食べきれない人もいるだろう。 けれど少女にしてみれば、食べ甲斐のあるご馳走である。
目を瞬かせながら紙箱に入ったお好み焼きを見る彼は、少女が手渡した割り箸を割ってお好み焼きに箸を入れる。 割り箸を割る仕草は少しだけぎこちないが、恐らくナイフやフォークを操らせるよりはずっとスムーズで。 一口食べるのには少し緊張はした。]
――良かった。
[>>160食べた事がない者にとっては味も食感も不思議な感じはするだろうが、 美味しいという言葉が零れれば、少女はほっと胸を撫で下ろす。]
(165) 2016/05/24(Tue) 22時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2016/05/24(Tue) 23時頃
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うん。 此処には見た事の無い物が一杯だ。 [一通り頂く。 たこ焼きとはまた違った味があって、面白い。 灯里の分を少しだけ多めに残し、 頂いた後で、一つ礼をする。]
ありがとう、ご馳走様でした。
[しっかりと挨拶する、アキ。]
(166) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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いい経験になったかな。 いや、どう致しまして、だ。
[>>166アキが食べ終われば、少女もお好み焼きに手を付けようか。]
――いただきます。
[言いながら割り箸を割ると、嬉々として先ずはマヨネーズなしの味を楽しむ。 海産お好み焼きの味が口の中一杯に広がるのを無言で数口堪能してから]
店主、マヨネーズはあるか。 『はいよ。』
[そうして手渡されたマヨネーズをお好み焼きに掛けて食べる。 酸味とまろやかさが加わってまた違った表情を見せるから面白い。]
(167) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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…うん、至福だな。
[少女の顔は綻んでいた。]
(168) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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――ご馳走様でした。
[お好み焼きを平らげた少女は手を合わせる。 割り箸や紙箱は屋台の方で引き受けてくれた。]
…さて、
[きょろりと周囲を見渡す。 祭りが終わる気配はない。]
これからどうする、アキ。 出店でも回って時間を潰すか…?
[腹もくちくなった少女はそう問いながら緩く問い掛けた。]
(169) 2016/05/24(Tue) 23時半頃
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[お兄さんの手は握ったまま。 ついでに耳と尻尾もそのままで、相手の問いかけ>>156に元気よく手を挙げた。]
わたしは小鈴だよ!ちっちゃい鈴って書いてこすずって読むんだ。 このお祭りでは飴売りをやってるよ。ここにいる生き物の中でいちばん毛並みがつやつやなのがわたしだから覚えてね!
[その場でくるっと後ろを向いて、相手にふさふさのしっぽを見せつける。ふりふり。]
(170) 2016/05/25(Wed) 00時頃
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や、やっぱりまよねぇずを掛けるのか。 未来の人の感覚は、なんというか、凄いね。
[お好み焼きを食べる灯里。>>167 >>168 そんな感想が零れる。 やはりアキにとっては、まよねぇずは面妖なものだという認識だったようで。
灯里が食べ終わるのを待つと。>>169]
そうだね。 もっと色々、見てみたいな。
[そう、答える。 此処には、驚きが沢山あった。]
(171) 2016/05/25(Wed) 00時頃
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[かすてらにふらんくふると、たこ焼きにお好み焼き。 アキが知らない食べ物を一杯食べられた。 これが普通に食べられる時代が少しだけ羨ましいな、と感じる。
異能の力を与えられた、斎。 そのご先祖様の、琥珀。 雷の力を操る、灯里。
世界は本当に広い。アキはただ、凄い凄いと言うだけで、何も無いんだなあ、と言うのがありありと分かってしまって。 そんな事を考えていると、誠がつんつん、と再びアキの足下をつつく。]
……どうした、誠。
[金が足りなくなった訳では無かろう。 ……すると、アキは誠、そして自分の様子が少し変になった事に気づく。]
(172) 2016/05/25(Wed) 00時頃
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[誠は、アキの方をじっと見て、片膝立ちをする。 それをじっと見つめる、アキ。 すると、アキは急に、目をぱちくりとさせる。]
……えっ。 僕に力を貸す、って?
[誠は、一言も喋らない。 端から見たら、奇妙な光景だろう。 しかし、アキには……誠の意思が"分かった"のである。]
(173) 2016/05/25(Wed) 00時頃
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[しばらく、言葉を交わさず、お互いをじっと見る、アキと誠。]
……うん。分かった。
[それだけなのに、まるで会話が出来ているかの様な振る舞いを見せる。 どうやら、誠は、アキの意思でも動かす事が出来るようになったらしい。]
……あっ、と。 待たせてごめんね、じゃ、回ろうか。
[灯里には不審がられただろうか。 兎に角、色々見て回ろうかと思った、その時。]
(174) 2016/05/25(Wed) 00時頃
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[ ――し ゅ ぱ っ !
鋭い音が、耳を劈く。 どうやら、残りの木霊が悪さをしていたらしい。 アキの耳元を、凄い速度で飛んでいく。]
……まだ、いたのか。 いくよ、誠!!
[そう、いうや否や、アキは木霊を指指し、狙いを定める――。]
(175) 2016/05/25(Wed) 00時頃
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