247 満天星躑躅の宵闇祭り
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ここに取り出したるは一枚の半紙。 これを千切って、千切って、更に千切って。
そんなに千切って何をするかって? 千切って使うのはこの一枚。 これを縒って、端を少し千切って、破れないようにふわりと広げれば───
ほぅら、可愛らしい蝶の出来上がりだ。
これは紙で出来た蝶だが……まるで生きてるかのように飛び始めたら、どうする?
[に、と笑いながら観客に紙の蝶を見せて、右手で扇子をサッと広げた。 蝶を左手で持ち、その下からそよりと扇子で風を送る。 その気流に乗り、蝶はゆらりふわりと宙を漂い始めた]
(113) rokoa 2016/06/01(Wed) 22時半頃
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[生きた蝶、と言うには少しぎこちない動きではあるが、風だけで動きを操るのは本来ならば熟練の技を要する。 青年の実力からすれば、こうして動かせているだけ良い方なのだ]
蝶はどこへと向かうやら……っとと。
[扇子に力をかけすぎて、青年の傍で宙を舞っていた蝶が風の勢いを受けて観客の方へ]
──…ありゃりゃ、蝶はそちらさんの傍が良いってさ。
[実際は失敗してのこと。 けれどそれを表に出さず、笑いながらそんなことを言って、蝶を観客へと渡してしまう]
どうやら俺は今日、蝶に好かれてないようだ。 次に行くとしましょかね。
[失敗を芸に。 それを実行して別の演目へと移った]
(114) rokoa 2016/06/01(Wed) 22時半頃
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この人形、紙で出来てるんだけどね。 これも独りでに動くんだ。
え? そんなはずは無い? じゃあ見ててご覧。
[地面に転がったままのヒョコ達。 今のままでは動く気配すらないのだが]
(115) rokoa 2016/06/01(Wed) 22時半頃
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おぉいお前達起きといで。
[パンパン、と青年が手で合図を送ると、転がっていたヒョコ達が一斉に置き出した。 ぴょんぴょんぴょこぴょこ、跳ね回るような動き]
ほぅら、お前達。 今日は祭りなんだから、お囃子に合わせて踊りでも披露しようか。
[青年が手拍子の如く手を打ち鳴らす度、ヒョコがそれぞれ跳ねたり揺れたりと動き出す。 青年とヒョコを繋ぐ絹糸は見える人には見えるだろうが、遠目から見るなら気にならない太さ。 ヒョコから伸びる糸の片方は地面へ、もう片方は青年へと伸び、青年が糸を揺らすことでヒョコが動いていた。 その動きもまだまだ滑らかとは言えないが、観客はそれなりに盛り上がっているようである*]
(116) rokoa 2016/06/01(Wed) 22時半頃
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アキ! 灯里!
[演芸を終えて、青年はアキと灯里を探し呼び止める]
これ、貰ってくれないか?
[そう言って取り出したのはヒョコに使う紙人形。 人型をしていて、アキには朱色の、灯里には山吹色のもの]
ここで出逢えた記念みたいなもんかな。 何か形で残しておきたくて。
俺もほら。
[言いながら、青年は群青色のヒョコを見せる]
(117) rokoa 2016/06/01(Wed) 22時半頃
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どっかで繋がってられたら良いな、って思ったんだ。 だから、
[貰って欲しい、とそれぞれに差し出す*]
(118) rokoa 2016/06/01(Wed) 22時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
rokoa 2016/06/01(Wed) 22時半頃
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[>>103琥珀達と話していた亀吉が己に呼び掛けたのに気付けば、はたりと目を瞬かせる。
彼が何を言わんとしているのか。 恐らくまた会う事の出来る確率は限りなく低いだろうから、 真面目な響きが混じる言葉を、一言一句洩らさぬよう、じっと耳を傾けた。
亀吉の自ら選んだ道は、ごく珍しい例だという事。 ――人として生きる事は棄てずに済むならそれが一番だと。 そうせざるを得ないような事は余程の事がない限り起きない。 人として切り抜ける道を探すのを諦めてはいけない、と。
先達の諭すような言葉は経験の浅い少女の胸に染み渡る。
最後だけ、茶化すような物言いだったのは気遣いも含まれているだろうか。]
(119) 蒼生 2016/06/01(Wed) 23時頃
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――あぁ。 時間をかけて…多分一生ものになると思うが、ちゃんと考えていく。 人として生きる道を諦めたりしない。
[己は人として生きて、人として一生を終えたいから。 ――その為に。]
色々と、ありがとうございました。
[少女は言葉を改めると背筋を伸ばして亀吉に向かって一礼する。
そうして、大切な事を教えてくれた先達に微笑んでみせた。]*
(120) 蒼生 2016/06/01(Wed) 23時頃
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―参道―
[>>112祭りの風景が戻る頃、斎が参道で声を張り上げる。 どうやら今から芸を披露してくれるらしい。 誘うような仕草が目に入れば、少女は屋台で貰った烏賊焼き―お好み焼きの店主に再会し、鞄も手元に戻った―を手に人垣の中に入る。 境内で行動を共にした者達が傍にいたなら、彼らも誘って。
彼が披露するのは半紙を使用するもの。 少女は手妻を見た事がないので、一心に斎の手元を見つめる。]
…おぉ…。
[紙を縒って作られた蝶が扇子の風を受けて宙に浮く様を見れば、感嘆の声を上げた。 やがて蝶は観客の元に留まり。 演目が人形を使ったものに移るのは、素人目にはごく自然な流れに見えた。]
(121) 蒼生 2016/06/01(Wed) 23時半頃
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[地面に転がったままのヒョコが斎の合図で自在に動くのを見て、少女は目を丸くする。 それが糸を使っているものだとは、少女のいる位置からは分からない。
力も使っていないのに、何故。 純粋に観客として楽しみ、惜しみのない拍手を彼に送った。]
――斎。 先刻は見事な芸を見せて貰ったぞ。 お疲れ様。
[一人また一人と離れていく中、斎に声を掛けようと端に寄っていた少女は顔を輝かせる。 少ない言葉から興奮も僅かに伝わったか。]
(122) 蒼生 2016/06/01(Wed) 23時半頃
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[やがて先程の演目で使われていた紙の人形を見せられれば]
…しかし、いいのか?
[此処で出会えた記念を形に残しておきたいのだと。 何処かで繋がっていられたら、と言う斎。 けれどこれは商売道具ではないか、と。
しかし三者三様の色違いのヒョコを見比べながら、暫し考えると]
…ありがとう。 あたしからは何も渡せるものがないのが残念だ。
その代わり、大事にするから。
[微笑み浮かべながらそう言うと、山吹色のヒョコを両手で受け取った。*]
(123) 蒼生 2016/06/01(Wed) 23時半頃
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―演芸の刻― [>>112樹木子を鎮め終わった頃。 アキは参道の開いた空間に足を運んでいた。 当然、斎の手妻を見るために。]
……なんか、わくわくするな。
[そんな様子で、落ちつかないアキ。 それは当然だろう。友達の演芸がこんな形で見られるなんて。 この刻を逃したら、次は無い。 だからこそ、確りとみておかないと。]
(124) moumoureena 2016/06/01(Wed) 23時半頃
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[亀吉の返答と、灯里にむけた言葉には、僅かに笑んだ。そうして、一曲を奏で終えてから、ごく小さく呟きが漏れる]
......呼ばれるのが、誰ぞ喰らって鎮めろなんて理由じゃなきゃいいけどねえ......
(それもまた、面白いがの)
[瞳の奥に、ちらり炎の色が覗いた]
(125) fuka 2016/06/01(Wed) 23時半頃
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わぁ、っ。
[>>114>>116胡蝶が舞、ヒョコが動く。 それを驚いた様子で見る。 その動きはぎこちなかったかもしれない。 それでも、アキはこの一時を目一杯楽しんでいた。]
いいぞ、斎!
[そんな囃子声をかけつつも。 彼の演劇は幕を下ろした。]
(126) moumoureena 2016/06/01(Wed) 23時半頃
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―演芸が終わり― [斎に呼び止められ、 アキは目をぱちくりとする。 どうしたんだろうと続く言葉を待っていると。]
これ、貰って良いの?
[朱色の紙人形を受け取り、 その瞬間、アキは目を輝かせた。]
……ありがとう!斎! 斎も、本当にお疲れ様!!
[このお礼は、ここでは出来ないけれど。 必ずや果たそう。そう心に決めた、アキだった。]
(127) moumoureena 2016/06/01(Wed) 23時半頃
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[顔を輝かせ見事だと言う灯里>>122に、青年は照れたように笑う]
ありがとな。 ホントはちょっと失敗したし、まだ動きもぎこちなかったんだけど。 そう言ってもらえて嬉しいよ。
[灯里の言葉が世辞だとは思わなかった。 ここで出逢ったばかりの短い間の付き合いではあるが、彼女は世辞を言う性質ではないだろうことは知れた。 言葉、声の中に興奮もいくらか含まれていることからもそれが明らかだ。 青年は謙遜することもせず、素直に受け取って感謝を彼女へと伝える]
(128) rokoa 2016/06/01(Wed) 23時半頃
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[差し出した紙人形に対し、問う声>>123が返ったが、良いんだ、と一言添える]
あぁ、大事にしてくれるならそれで良い。 灯里の下にこいつの兄弟達が居る。 その事実があれば十分だ。
[ヒョコを見れば思い出すことが出来る。 忘れることは無い、と。 そんな想いを籠めて笑い返した*]
(129) rokoa 2016/06/01(Wed) 23時半頃
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[アキの囃子声>>126は勿論届いていた。 それが青年の励みになったのは言うまでもない]
アキの屋敷に飾るにはちょっと貧相だろうけど。
[紙人形を渡した時>>127にはそんなことを言っておどけて見せたりもして。 感謝と労いを向けられれば青年もまた笑んで頷いた]
あぁ、ありがとな。
[戻ってしまえばアキとは直接会うことは出来ないだろうから。 いつか、この紙人形を通じて縁者と出逢えたら良い。 そんな想いがそこには在る*]
(130) rokoa 2016/06/01(Wed) 23時半頃
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―やがて― [亀吉から祭りの終わりを聞かされたのだろうか。 ともかく、アキは何かしらの方法で、祭りの終わりが近い事を知る。
斎と灯里にも、別れを告げる。 本当に、戻っても出会えないというのが残念だけど。]
うん、本当にありがとう。 みんな、ありがとうね。
[そんな感謝の言葉を繰り返す、アキ。 狭間の神社には、また来られる事はあるのだろうか。 例えその機会はなくとも、此処での出会いは忘れはしない。]
(131) moumoureena 2016/06/01(Wed) 23時半頃
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[……そして、賑わいから離れてしばらくした時。]
『にゃー、ちょっと、そこの君』
[自分を呼ぶ声に気がついた。 不思議に思って振り返ると、そこには、先刻助けた猫又の少女>>2:41と、その親……にみえる大きな猫又がいた。]
は、はい。
[なんだろう、と恐る恐る尋ねてみる。 すると、猫又の二人は頭をぺこり、と下げて、]
『先程は、お世話になりましたにゃ』
[と、お礼を返す。]
(132) moumoureena 2016/06/01(Wed) 23時半頃
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[どうやら、その猫又も親子のようで。 少しだけ、話をした。 そして、親猫又は……誠に気がついて、目を見張る。]
『おみゃーさん、それ、何処で……』
何処って……家から持って来たけれど。
『にゃ、にゃんだってー!!』
[その台詞を聞いて、親猫又は愕然とした表情に成る。 その様子を見て、首を傾げる、アキ。]
(133) moumoureena 2016/06/01(Wed) 23時半頃
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[そして、アキは全てを親猫又から聞いた。 >>17 >>18 >>19 >>20 >>21 >>22 >>23 >>24 >>25 むかしむかしの、おはなしを。 話でしか聞いた事の無い、先祖の話を。]
『……そういうことかにゃ。 あの男とはまだ会えてないのかにゃ?』
う、うん。
『そうか……大切にしておけよにゃ。 いつか来る、その日のために。』
[アキもまた、驚いていた。 知らなかった、誠にこんな経緯があったなんて。]
(134) moumoureena 2016/06/01(Wed) 23時半頃
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[それから、一つ二つ会話をしただろうか。 その後に、アキは本当に変える事となる。 帰り道を歩いて。
歩いて。
歩き続けて――。
気がついたら、アキは、絡繰り人形屋敷の土蔵にいた。*]
(135) moumoureena 2016/06/02(Thu) 00時頃
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[斎の手妻は、少し離れた場所で眺め、観客に混じってぱちぱちと拍手などしていた。灯里やアキにヒョコを渡す姿に目を細め]
ふふ、縁は異なものってやつだねえ。
狸の御先祖にも似てるんじゃないかい?あの兄さんの人の良さ。
[ぼそり、と、呟いた独り言のような声に、しゃらん、と小さく腰に提げた鈴がゆれ、その隣の狐も揺れた]
(...狸は苦労性だからの)
[笑み含んだ声は、外には聞こえぬものだった*]
(136) fuka 2016/06/02(Thu) 00時頃
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……ん。
[己が向けた言葉に対する少女の答え>>120に、浮かべたのは微かな笑み。 言うべきは言ったから、それ以上言葉を重ねる事はなく。
境内から祭りの賑わいへ、集まった者たちが移動していくのを見送る]
おー、賑やかやなあ。
[風に乗って届く、手妻見物客たちの声に目を細めつつ。 青年は最初に座っていた満天星躑躅の下にまた腰を下ろし]
(137) tasuku 2016/06/02(Thu) 00時頃
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……いっでっ!?
[不意に、後頭部を襲った衝撃に、思わず声を上げていた]
ったぁ……いきなり、何しますのん、躑躅様。
[恨みがましい声で言いつつ、見やった先で白がふわりと揺れる。 そこに立つのは真白の髪と薄緑の瞳をした、水干姿の少女]
『おや、説明は不要と思うたが。 ……殴られる理由、身に覚えはあろう?』
えーえー、そりゃあない、とは言いませんけどねぇ。
(138) tasuku 2016/06/02(Thu) 00時頃
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[はあ、と一つ息を吐き、影の中から四弦の楽琵琶を引っ張り出す。 一切の反論をしないのは、どうやっても勝てぬ相手とわかっているから]
……祭り、盛り上がっとりますよ。 行かんでええんですか?
『行かずとも、空気は伝わるからの。 それより……』
[言いながら、少女は袖の中に手を入れる。 何事か、と思い見やれば、出てきた手がこちらに差し伸べられた。 その手の上には、布で作ったお手玉が一つ]
(139) tasuku 2016/06/02(Thu) 00時頃
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……それ……。
『木霊が持ち歩いていたが、飽きたらしゅうて押し付けていった。 お主、確かこれを使った芸が得意と言うておったよな?』
[やって見せろ、と。 言葉にこそされていないものの、少女の瞳ははっきりとそう物語っていて。 また、ため息がもれた]
……ホント、人使い荒いんやから……。
[ぼやくように言いながら、袖にいれた9個のお手玉を取り出して]
久しくやっとらんのだから、失敗しても文句言いないなぁ?
[そんな釘刺しをした後、ひょいひょい、と投げ上げ始める]
(140) tasuku 2016/06/02(Thu) 00時頃
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―境内―
[少女は荷物を纏め、来た時と同じ出で立ちになっていた。 お土産に買ったのは瑠璃製の花瓶。 斎に貰ったヒョコと共に、大切にスクールバッグの中に収められている。]
本当にありがとう。 最初はどうなる事かと思ったが、とても勉強になったし、楽しかった。
――どうか、元気で。
[出会った人達と別れの挨拶を済ませると、少女は元の世界へと戻るべく歩を進める。
決して振り返らずに。*]
(141) 蒼生 2016/06/02(Thu) 00時頃
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―神社―
ん…。
[界を渡った先にはある程度時間は経っているようだが、見慣れた光景があり。 軽く視線を巡らせたが、周囲に人はおらず。 何もない場所から突然現れるという、不可思議な現象は誰の目にも収められなかったようだ。]
――帰るか。
[家に。 帰るべき場所に。
少女はゆっくりと神社の階段を下りていく。 元の世界に戻って来た事を確かめるように。]
(142) 蒼生 2016/06/02(Thu) 00時頃
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