人狼議事


241 線路上の雪燕

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【人】 手伝い クラリッサ

〔そこまで書くと、ぱたんとノートを閉じた。

 遠方のスウェルグ。
 そこで料理店を営みながら、独りシェリーを待つ祖母に思いを馳せる。

 店を離れられない彼女のために、カメラを持たないシェリーは旅の記録をつけることにしていた。

 そうすれば、この凍りそうな寒さの中の賑わいの、一かけらでも彼女に届けられるかもしれないと信じて。**〕

(100) 2015/11/28(Sat) 19時頃

【人】 流浪者 ペラジー

[ しばらく暗い顔つきで物思いに沈んでいたが、小さく頭を振ると、ベッドから立ち上がった。

 ぶかぶかのコートを着た少年の姿が眼裏から離れない。
 怯えていた>>33ので声をかけずに>>17立ち去ってしまったが、ホームにいるならば、彼もこの列車に乗るのではないだろうか。
 身なりからして、三等席だろう。

 検札を待つ乗客の列を、ペラジーは思い出す。
 彼はもう乗り込んだだろうか。

 懐中時計で時刻を確かめると、発車までにはいくらか間があるようだ。
 ペラジーはコンパートメントを出た。

 あの少年の姿を探そうと。]*

(101) 2015/11/28(Sat) 19時頃

【人】 記者 イアン

[さて、どうにかこうにか、鞄の底から財布を探り当てれば。
先に二部分の銅貨をさっさと支払って、新聞売りから貰った一つを手に取った。

一面には、先日の議員の失言を糾弾する記事が、我が物顔でどっかりと鎮座していた。
この記事を書いた男はイアンの大先輩に当たる記者であるが、彼のことはあまり好いてはいない。
口を開けばジャアナリズム精神、だの、ジャアナリストは斯くあるべきだ、だの。
彼曰く、「崇高な正義」の名の下、ジャアナリストは記事を書かねばならぬのだそうだ。

–––ああ、反吐が出る。

イアンは、流し読みすることすらせずにその記事を読み飛ばす。
そんなくだらない理念を語る同業者に、彼は飽き飽きしているのだ。
そんな独り善がりの正義なんてものは、唾でも吐きかけて、ぐしゃぐしゃに踏み潰してやりたくてたまらない。]

(102) 2015/11/28(Sat) 19時半頃

【人】 記者 イアン

[ぺらぺらと、その場で数ページ捲れば、青年の目に入るのは、社会面のあまり大きくはない、記事の見出しであった。

『フリードの愛犬家、無惨な姿で発見


––––––––ヒトか犬か 下手人は如何に?』


果たしてこれは誰による記事なのか、イアンには分からない。しかし、この謎多き事件の記事は、忽ち彼を虜にした。

イアンの理念は単純であった。
己の好奇心を満たすことができるか、否か。

帰ったら、この記事を担当した記者のことを尋ねよう。そう思い、一旦新聞を閉じた。

その間に、此方へやって来ていた彼>>74は新聞を受け取っただろうか。
もしかすると、いくらか言葉を交わしたかもしれない。]

(103) 2015/11/28(Sat) 19時半頃

【人】 記者 イアン

[やがて、未だに乗車の手続きも終わっていないことに気がつくと、慌てて鳥籠を両手に、乗車口へと向かった。

老齢の車掌の『荷物にはお気をつけて』との言葉に、改めて自身の荷物を見回して苦笑すると、スタンプの押された切符を口に咥え(なにしろ両手が塞がっているのでこれ以上は手で持てない)、車内へと乗り込む。

この荷物の量だ、本当はなけなしの給料を叩いて一等車両に乗るべきだったのかもしれない。
しかし、イアンが切符の存在に気づいた時には、既に一等車両は売り切れてしまっていたのだ。
相席ならばすまない、と存在するかも分からない相席相手に心の中で謝罪しつつ、イアンは狭い廊下を歩き始める。

向かい側から人が来れば、おそらくすれ違うことはできないだろう。]**

(104) 2015/11/28(Sat) 19時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2015/11/28(Sat) 19時半頃


【人】 流浪者 ペラジー

― 乗車口→ホーム ―

[ 二人組の改札係>>#2は仕事を続けていただろうか。
 検札を待つ乗客の数は減っていただろうか。

 ペラジーは列>>76をざっと見渡して、幼い少年の姿を探す。

 仕事熱心な新聞売り>>#3の姿が目に入り、近づく男>>74と、
 「すみませーん、それ、頂けないだろうか!」>>90
 と大声を上げた若い男にも気づく。

 彼らも乗客らしい。
 片方はペラジーと同じくらいの身長で、20代だろうか。
 大声を上げたほうも年齢は同じくらいだが、ずっと背が高い。
 そして、ぶかっこうなほどの大荷物を抱えている。>>88

 この夜行列車『雪燕』が、雑多な乗客を運ぶ列車だということを、ペラジーは強く意識した。
 人種も国籍も、生活環境も階級も。
 きっと、何もかもが違うのだろう。]*

(105) 2015/11/28(Sat) 19時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

一等車両内

[懐から取り出したのは随分と古びた懐中時計。
出発時間まではまだある様で。
個室の中、小さなベッドの上でパチンと鍵を開けた鞄の中身は秘密。此処で足をつかぬ様、簡単には開かない事を確認すれば、さて。と肩を回し]

 早速、冒険の旅に出ようか。

[世の中は驚きとワクワクに満ちているわけで。
こんな狭い個室にとどまっている理由はない。雪燕はその光沢が美しい。というのが、自分の持論で。黒を基調としたこの服装も、この列車に合わせての事。

業と目立つ格好をしているのもある。
貴公子然とした、容姿はよく目立つ。
好奇心旺盛な記者ならば>>103、証拠の必要のない三流ゴシップ誌によって知っているかもしれない事実。]

(106) 2015/11/28(Sat) 19時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[――品の良い詐欺師がこの界隈の社交界を舞っている。と]

(107) 2015/11/28(Sat) 19時半頃

【人】 廃品回収 マリオ

ー 搭乗口の行列にて ー
[
––––ねえ見てぇ、あれ鳩かしら?

  ほんとだ、可愛いじゃん。

   曲芸師かしら? ふふふ。

人々の視線は、今まさに乗り込まんとする
旅人にしては風変わりな鳥籠を2つも抱えた青年>>104
凝視、ほどではないがそれとなくちらり、ちらりと向かっている。

発車時刻の近づく状況で、
めぼしい『隠れ蓑』を見つけられず、
行列の中で小さく縮こまっていた少年にとって
それはこの上ない不幸中の幸いだった。
呼吸する荷物のインパクトは、車掌が直前に差し出された少年の、爛れた指先や薄い染みの残るチケットへの小さな疑念を何処かに吹っ飛ばすには十分すぎたのだ。
好奇心を原動力とする記者も、荷物を抱えた視界では小さな少年に気付くのは難しかった、かもしれない]

(108) 2015/11/28(Sat) 20時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

―一等車両→二等車両―

[まだ走らぬ列車の個室から抜け出せば。
ちょうど>>101白いフードの青年の姿が消えた頃か。

彼も、またこの一等車両の客であったか。と、顎に手を置き笑みを浮かべ。コツンと履き心地の良い靴の音を響かせ。少しばかり品定めをするように、彼の出てきた個室のドアを眺め見た。
何、此処で何かをするつもりはない。
ただ。持つものを少しばかり羨むだけで。]

 欲しいものが、あるならとれば、自分で良いのだしな。

[其れに、手を取り遊ぶなら、妹のようなかわいい少女の方がとても良い。と、思うのは男の性だ。
人の良さそうな笑みを浮かべては、一等車両を出れば、二等車両へ向かう。手にした切符の番号を確かめる為に。丁度、廊下に異なる花を咲かせる二人の少女>>94>>92が居れば、会釈と挨拶を。
大草原と、妹を思い出させる様な雰囲気の少女たちの語り合いを邪魔は出来ず。

その先には、廊下を塞ぐ記者が居ただろうか。>>104*]

(109) 2015/11/28(Sat) 20時頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2015/11/28(Sat) 20時頃


【人】 流浪者 ペラジー

[ ふたつの鳥籠を抱えた青年>>88は、その場で新聞を広げて読み始める。>>102
 ペラジーはそっと近づいた。
 彼の読んでいる記事を確認しようと。

 だが、

 『フリードの愛犬家、無惨な姿で発見
 ––––––––ヒトか犬か 下手人は如何に?』>>103

 という見出しに気づくと、密かに落胆し、その場を離れた。

 あの少年も、同じ記事を読んでいた。>>2
 興味津々の青年の姿に、彼もまた珍しい事件に興味を持っていただけなのでは、と思い至ったのだ。]*

(110) 2015/11/28(Sat) 20時頃

【人】 手伝い クラリッサ

〔そういえば、この部屋。
 一人で使うには広いけれど、元々複数人で乗る用なのだろうか。〕

  …………。

〔シェリーは部屋内を見渡す。
 自分で買ったチケットだったけれど、そこのところはよく確認していなかった。一等車両の切符は小娘の手には届かず、三等車両ですし詰めにされていくほど勇気がなかったから、二等を買ったようなものだったから。

 黙ってそっと荷物を脇に寄せた。〕

  誰か一緒に乗る、ってことはあるのかな。

〔こてん、と内心で首を傾げて、まあいいわと自己完結。

 出発までまだ時間が有るなら、一等車の客と偽り失礼のないように一等車の見物にでも行こうかな、と思って、扉を開けたところで。

 先ほどの鳥籠を抱えた青年>>104の姿が目に入った。〕

(111) 2015/11/28(Sat) 20時頃

【人】 手伝い クラリッサ


  あっ、さっきの鳩のひと……

〔思わず声をあげて、「ごめんなさい」と口を噤む。
近くに先ほどの紳士>>109が見えただろうか。〕

  (おもそう。
   運ぶの、お手伝いしたほうがいいのかしら)

〔人口密度ゆえちょっと迷いながら、シェリーは心配そうに鳩を抱えた青年を見ていた。*〕

(112) 2015/11/28(Sat) 20時頃

手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2015/11/28(Sat) 20時頃


【人】 流浪者 ペラジー

[ 新聞を渡された>>102もうひとりの、あまり上等ではない身なりの男はどういう反応をしただろうか。
 一見古ぼけて見えるが、よく手入れされた茶色い鞄>>65が印象的だった。
 視線が合えば、目顔で挨拶し、あるいは会話したかもしれない。

 その間に、外套を着た小さな人影が目立たないよう列を移動していた>>108ことには気づかなかった。]*

(113) 2015/11/28(Sat) 20時頃

【人】 廃品回収 マリオ

[ザックを抱えて段を昇りきり、
そのまま誰にも呼び止められなければ
もたもたと走って三等車両に向かう。
搭乗口は二等車両と三等車両の間だった。
一等車両の尾にも出入り口はあるが
そこには現在鍵が掛かっているらしい。
理由は簡単、検札の単純化と不正防止の為だ。

子供一人の夜行列車旅。
どう捉えても奇特に見られる状況である事を、少年は理解している。
この切符は、彼が買った物では無い。
少年が、『選んだ』物だ。

出稼ぎ帰りや炭坑勤めの労働者達で犇めく三等車両は、少女や貴人には近寄る事すら難しい物であるが、背丈の小さな少年であればそれは別。
壁際に寄りさえすれば、そこに凭れて十分な休息を得る事が出来るのだ。噎せ返る様な息苦しさも、言い換えれば密度のおかげで身体が冷える事が無い。
気にかけられさえしなければ、おあつらえ向けの隠れ家な訳だ]

(114) 2015/11/28(Sat) 20時半頃

【人】 廃品回収 マリオ

[太い足と足の隙間を、荷物を守りながら潜り抜ける。
堅く、平らな感触が見つかった。
間違い様も無く、壁だ。

それを伝って、更に進めばもう1つの壁に打ち当たった。
角を、見つける事が出来たらしい。
ザックの紐を自分の腕に絡めたまま置き、
そこに背を付けて座り込む。
誰かが投げ出した脚が屋根裏の梁の様に頭上を横断しているが、圧迫される事は無い、最高の『ねぐら』だ。

誰かに気付かれていないかと見回せば、
何処か刺混じりの語調が聞こえる。
悪意に敏感な彼は、自分の膝を抱きしめ、それに耳をそばだてた。

–––––異人がこの電車に乗ってるんだってな?

 黒か?
        や、東の。

  ああ、クソ戦争の仇か–––––––]

(115) 2015/11/28(Sat) 20時半頃

【人】 廃品回収 マリオ

[
 –––––俺ぁさっき見たよ、
     売店でボッタくられかけててさ、
      駅員巻き込んだ騒ぎになってた。

 そら見間違いだろ、親方。
 さっき新聞買うのに降りたとき、
 一等車両で余裕な顔してんの見たぜ?

    どっちでもいーよ、
    どっちにしろこっちにゃ来やしねえんだ。
    私らに異人臭さが移る訳でもなしさ。

   っく、はっは、違いねえや!!

嘲笑。
少年には分かる。
彼らの様な者は嘗て、兵だったのだと。
戦後に食い扶持を失い、下級労働者にならざるを得なかった者達なのだと。
だから、あの様に嗤うのだと]

(116) 2015/11/28(Sat) 20時半頃

【人】 廃品回収 マリオ


[ザックを静かに開くと、そこには髭剃りがある。
少年には見合わぬ、髭剃りがある。
錆び毀れた刃の隙間に爪先にも及ばないくらいの
堅く、短い毛が挟まり、残っているのに気付けば、
泥に汚れた頬に細い透き通った筋が通り、

そのまま顔を膝に突っ伏した。
小さな肩は、微かに震えていた。


発車を前にした今。
三等車両は紛れも無く、すし詰めだった]*
 

(117) 2015/11/28(Sat) 20時半頃

【人】 安全調査局 トヨタ

[一等車に乗り込んで、通路を進む。
相応の値がする一等車を選んだのは、贅沢のためではない。
鍵のかかる個室というセキュリティの確保が必要であったからだ]

と……、

[切符に記された己の個室を探して歩くうち、白いコートの若者>>87と視線が合う。
相手の会釈には軽く目礼を返して擦れ違い、そのまま分かれる。
袖振り合うも――とは故国の諺だが、このときは、ただ己の個室に急ぐだけだった]

(118) 2015/11/28(Sat) 20時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[東の。に良い記憶は無ければ悪い記憶もない。
ただ、少々厄介な事になるかもしれないが。と笑みを湛えたままで思う。此処には、色んな人間が紛れ込んでいる。
自分など生易しい怪物が其処に居るかもしれない。

鳥の人。と、声がしたドアの前、其処には先を譲った少女が立っていた。>>112

物静かげにも見える容姿に少し目を細め。ああ、また会いましたね。と笑みを浮かべ。案じる様な顔を見れば。なるほどと。]

 …その大荷物、運ぶの手伝いましょうか?
彼女が、心配しているようですし。

[女性に案じられるなんて、男冥利に尽きますね。と、微笑みを湛え。二人に提案をしてみたが。果たして*]

(119) 2015/11/28(Sat) 20時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

― ホーム→列車 ―

[ 落胆を抱えながらも行列>>76を前後して、ぶかぶかの外套姿の少年を探す。
 もう乗り込んでしまった>>114とは気づかずに。

 空気が冷たい。
 ペラジー思わず身震いすると、フードを被り直した。

 見上げれば、車両のはるか向こうにはいかにも寒そうな色の冬空。

 小さくため息を落とすと、ペラジーは検札係の笑顔と口上>>#2に見送られ、列車へと戻った。]

(120) 2015/11/28(Sat) 21時頃

【人】 流浪者 ペラジー

[ 念のためと思い、三等車両の扉を開けてみるが、一瞥しただけで断念した。
 ぎゅうぎゅうに詰め込まれた兵士や労働者たち>>114の中から、小柄な少年を見つけられるわけがない。

 ペラジーは無言で二等車両の廊下を進む。]*

(121) 2015/11/28(Sat) 21時頃

【人】 記者 イアン

[二等車両の廊下を、大きな荷物でよたよたと歩いて行けば、向かいからやってきたのは、>>109貴公子然とした、整った身なりの男性。

その口から語らずとも、一等車両の住人だということは、その身なりや仕草からも、容易に察することができる。
仕事か、はたまたバカンスか。どちらにしたって、忙しない自分とは違ってたいそう優雅な旅になるんだろう。

そこまで考えて、自分がすっかり道を塞いでいることに気がついた。
すみません、と声に出そうとしても、切符を口に咥えているものだから、もがもがと呻くことしかできない。

慌てて元来た道を引き返そうと、後ろへ下がろうとしたその時、>>111>>112開いた扉から、少女がひょこりと顔を覗かせた。
此方を見るなり呟いた「鳩の人」との言葉に、咄嗟にふぁ、と口を開けば、咥えていた切符がひらり、床へと舞い落ちる。

急いでいたのでちっとも気がつかなかったが、どうやらこの鳩は随分と目立つようで、噂にでもなっていたらしい!]

(122) 2015/11/28(Sat) 21時頃

【人】 安全調査局 トヨタ

― 一等車・個室 ―

『――搭乗の手続きは、一等車に関しては概略問題なし。
 二等車両以下については乗客多数につき、多少の混乱もみられる模様。
 また、一等・二等・三等の車両比率は――私見ながら、我が国の都市部では三等車の比率を――』

[さらさらとペンを走らせて、報告書を記す。
長い戦争を終え、軍事という非生産的な分野に偏重していたエネルギーを民生に注ぎ始めた故国。
その故国に、どのような鉄道網を巡らせるか――その情報を集めるのが、男の仕事だった。

線路、列車、駅舎といったハードウェアは、企業が造る。
財閥として解体されたといえ、大規模なインフラ整備などを請け負える能力を持つ企業は限られる。
三葉や熊野、新河などといった旧財閥系の企業群が、おそらくそれを請け負うのだろう。

だが――、実際に手足を動かし、汗水垂らすのが、彼らであっても]

(123) 2015/11/28(Sat) 21時頃

【人】 安全調査局 トヨタ

――……その絵図を描くのは、私さ。

[独言とはいえ、それは大言壮語というべきであった。
現在の男の身分は、運輸通信省安全調査局鉄道第一課の一等局員でしかない。

ただし、男が同僚たちと異なる部分があるとするなら――その職業的関心の向く先であっただろう。
長い戦争で荒れた祖国の大地をキャンパスに、砕石と枕木とレールで、百年先まで残る路線図を描かんと、男はそう欲していた]

(124) 2015/11/28(Sat) 21時頃

【人】 記者 イアン

は、鳩の人ォ!?

[思わぬ言葉に、廊下中に響くような大声で叫べば、目の前の黒服の男性からは、少し怪訝な顔をされたかもしれない。
籠の中の伝書鳩は、彼の声に驚いたようにまた羽をばたつかせた。

>>119やがて親切な男から荷物を運ぶ提案を受ければ、困ったように笑って答える。]

すみません、それじゃ、お言葉に甘えて。
見ての通り、これじゃあ落とした切符も拾えなくてね。

[両手の鳥籠をこれ見よがしに振れば、バサバサと鳩の羽ばたきが返事する。
彼が承諾すれば、鳥籠の一つを彼に渡しただろう。

よもやこの親切な男が、最近ゴシップ誌でちらりと目にした詐欺師>>107その本人であるとは、全く思いもよらず。]*

(125) 2015/11/28(Sat) 21時半頃

【人】 安全調査局 トヨタ

……こんなところか。

[サラグニッド駅で『雪燕』に搭乗し、一等客室に入るまでに見聞きした情報を記し終え、時計に視線をやる]

発車まで、まだ幾らかあるかな……、

[男はある意味で、貧乏性だった。
個室で時間を無為に過ごすくらいなら、どのようなものでもいいから、異国の鉄道事情に触れるべきだ。
そう思案して、報告書を三重の鍵付のケースに仕舞ったあとで、列車内を散策することにした]

(126) 2015/11/28(Sat) 21時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[櫻子の兄は優秀な陸軍将校であった。
誰からも将来を嘱望されていた、出来過ぎた兄だった。

けれど櫻子は知っていた。
皆が思っているような大人びて清廉潔白な青年ではなく。
本当の兄は、もっと子供染みた人だったのだと。

とても負けず嫌いで。
遊びひとつ取っても、年の離れた櫻子に負けたことはない。
つまりは、そう。とても大人げない人だった。
そんな不器用な兄が、櫻子は大好きだった。

兄は、大人の人たちと話すときは別の兄になる。
とても紳士的で、とても大人で。
無理をしているんだと、櫻子は思っていた。

ただ、周囲から求められるような人物になろうと。
兄は“自分を偽っている”だけなのだ。と]

(127) 2015/11/28(Sat) 21時半頃

【人】 看板娘 櫻子

 ……お兄様?

[思わず、櫻子の口からそんな呟きが漏れた。
キャロライナと対峙していたその時。
廊下ですれ違った紳士風の青年>>109
その凛とした佇まいが、どこか兄の面影と重なって。
しかし、そんなはずはない]

 あの、ええと。ごきげんよう。

[会釈をされれば。
思わずルーカスの顔をまじまじと見つめてしまうだろう。
よくよく見れば兄とは似ても似つかない顔だ。
そもそも兄は東洋人だし、目の前の紳士は西洋人だ。
じっと見つめてしまったのは失礼だと思い]

 ごめんなさい。

[訛りのある言葉で、すれ違いざまに詫びを入れただろう。
――なんで兄と、見間違えてしまったのだろうか*]

(128) 2015/11/28(Sat) 21時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2015/11/28(Sat) 21時半頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2015/11/28(Sat) 21時半頃


安全調査局 トヨタは、メモを貼った。

2015/11/28(Sat) 21時半頃


【人】 手伝い クラリッサ

  あら、あら。
  こんにちは。またお会いできて光栄だわ。

〔微笑みには同じく、笑みを返す。
 同じ雪燕とはいえ、彼は身形から一等車に乗るものだと勝手に思っていたから、すぐ再会できてちょっとばかり嬉しくなった。

 けれど、視線は再び荷物を抱えた青年の方へと向く。
 はらりと落ちた切符。響いた声>>125に、びくっと肩を震わせたが、すぐにころころと笑った。〕

  だって、可愛い鳩を二羽つれてるんだもの。


〔そうして、「お手伝いしましょうか」と声をかけようとしたところ。それを察したのか、傍らの紳士>>119が静かに声をあげた、だろうか。

 それとも、紳士が提案したのは青年が声をあげる前だっただろうか。

 なんにせよ、シェリーは二人の男性の隙間を縫うように、たたっと歩いて、床に落ちた切符を拾い上げたのだ。〕

(129) 2015/11/28(Sat) 21時半頃

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