103 善と悪の果実
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[音を殺して行動するのは、この状況では無理だった。
再度引き金が引かれるならば。 或いは刃物が向けられるならば。 白いワンピースは学者の血に染まり、 それでも走る足を止めることはないだろう。
開け放たれたままの扉は、 ただでさえ薄い煙幕を押し出していく]
(63) 2012/09/29(Sat) 23時半頃
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血を啜って、林檎は赤く熟れるのかしら。
何時になったら、満たされるのでしょうね…? それとも、永遠に―――
(+23) 2012/09/29(Sat) 23時半頃
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[手に触れたのは、濡れて冷えた金属――拳銃。 声を永遠に失くした歌姫は握り締めていただろうか。 もしそうでも、死して間もない今ならば、たやすく少女の手に入っただろう。
撃ち方など知らない。 ましてや、中に弾が残っているかも、わからない。確かめる術も知らぬ。
ただ、わかりやすい凶器として 人の命を奪う、道具として。 一度掴んでしまえば、誰かに渡らぬよう握り締めるしかなかった]
(64) 2012/09/29(Sat) 23時半頃
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[遮られた視界の向こう、床に身体の落ちる気配があった。 しかし、その後に聞こえた怒声のような声に反応し、男の指が撃鉄を倒す。
刹那、室内に響いた少女の叫びに男の腕が凍り付いた。
残忍な黒猫のように笑みを浮かべる男。 淡々と、静かにほくそ笑む切れ長の目。 穏やかに、だが冷たく見詰める、白を纏う女。 ナイフを手に震え、そして、叫んだ幼い声。
粉塵の向こうに見えない物に向けて。 男の左目が震え見開かれると、二度目の銃声が響いた。]
(65) 2012/09/29(Sat) 23時半頃
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クソ、約束、護れよな……。
[目の前で拾い上げられる紙片。 それを掴んだ人物、微笑んだ彼女と眼が合った。 ゲラゲラと笑い出したい気分なのは間違いない。 這いずる速度は、蝸牛のように遅く、締まらない]
さもねえと、犯すぞ、クソアマ。
[無事な左手の中指を彼女の背中に向けて立てて。 最後まで、オンナ扱いかよ、と喉を震わせて嗤いだす。 後で絶対慰謝料と治療費をふんだくってやる、と]
あれ、何か……。 思 考 が上 手 く纏 まん ね え
[もう直ぐ吹き払われる煙幕を尻目に、 いつも見ていた霧のような煙る景色から、目を閉じた]
(66) 2012/09/29(Sat) 23時半頃
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[銃声。 白い粉がもうもうと立ち上がり視界を奪う。]
……ッ、――
[眼に粉が入り痛み滲むが、 苦悶の声が遠くない場所で上がるのを聞いて 薄っすら唇の端を上げた。]
――よい仕事だ、警官
[警官に向けての声、 しかしあの様子では下手を打てば 己も撃たれかねぬとは頭の隅に置きつつだ。
切り刻んでやらねば。 懐から剣を引き抜き、音を頼りに位置を探る。]
(67) 2012/09/29(Sat) 23時半頃
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姉様のせいよ…!!
[生者と死者の声の区別もつかないまま、哂い声に甲高い叫びを返す。 少女がこの屋敷で手にかけたのは、二人。 二人とも、姉様と。 甘い声で見上げていた。
悪くない、悪くないと首を振り、 部屋を飛び出した影に、追いすがろうと膝を伸ばし]
(68) 2012/09/29(Sat) 23時半頃
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[絹を引き裂くような悲鳴>>61の主が、 拳銃を手にしたのには、気づかず。]
――… ッ!!
[紙片を拾い上げ駆けていく足音に気をとられた刹那、2度目の銃声が響く。>>65 最早連鎖である。一度引き金を引いてしまえば、 ためらいは薄れるものだ。]
(69) 2012/09/29(Sat) 23時半頃
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それでまた、グロリア様のお部屋に新しい赤を添えるのですね……?
[優しく、囁きかけるように。]
(+24) 2012/09/29(Sat) 23時半頃
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そら。
その手も、ドレスの裾も、真っ赤だぜェ?
[駆け出す小さな背中に、ケラケラと笑った。]
(+25) 2012/09/30(Sun) 00時頃
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[ぱぁん]
[二度目の銃声が鳴り響く。 其れは左肩を貫き、白いワンピースは朱に染まっていく]
っぐ。
[焼けるような痛みを歯を食いしばり、堪え。 青年の、"あの頃"と変わらぬ口調を背中で受け止めながら]
……優しくしてくださいね?
[ちらと一瞬だけ向けた瞳は、 彼の立てた中指を見てくすりと笑う]
(70) 2012/09/30(Sun) 00時頃
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[追いすがろうとする幼い影へ、 蛇は一瞬だけ手を差し伸べる。
彼女が手を取ったならば、共に外へと。 彼女が銃を取ったならば、更に傷を負い。 彼女が躊躇うならば、一人で部屋の外へと向かうだろう。
肩からは溢れ出す赤色。 廊下の絨毯へ染みを作っていき、 その足取りを追うことは容易]
(71) 2012/09/30(Sun) 00時頃
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畜生畜生畜生畜生畜生どもめ、!
[叫ぶような怨嗟の声は、どこから。]
(+26) 2012/09/30(Sun) 00時頃
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[響いた銃声は、新たな赤を散らす。 哂い声も、静かに責めるような声も、 もはや応えはせず、けれど歪んだ顔は、それらが自らに向けられたものだと気づいていることを亡者たちに教えている]
兄様…
[右手に掴んだのは銃身。引き金にはまだ、指はかかっていない。 伸ばされた手に、あいた左手を 赤に濡れた手を、伸ばした]
(72) 2012/09/30(Sun) 00時頃
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私 悪くないわよ…ね
[確かめるように呟かれた言葉は それだけ抜きとれば子供の駄々のようであれど その手に持つ冷たさを、纏う赤を、奪い取った命を考えれば
あまりにも、愚かな台詞だった]
(73) 2012/09/30(Sun) 00時頃
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[開いた扉から白い煙が流れ晴れていく。 床に倒れた屍と、それから散らばる宝石類。 這いずる黒い服の青年。 小剣を片手に持つ夕闇伯は 脇腹を容赦なく蹴りつける。 眼を閉じているのが気に食わなかったのもあろう。]
――……よくもまあ集めたものだ。溝鼠。 その薄汚い手、見るに耐えんな。
[見下す目元に影が掛かり、 通常は理性で制御されていた暴君の顔が覗いている。 そのまま指を吹き飛ばされた側の手をぎりり、と踏みにじった。 硬い革靴の底に擦れ、傷口は抉られる。
肉の合間から覗く骨よ砕けよと言わんばかりだ。]
(74) 2012/09/30(Sun) 00時半頃
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悪いのは、君さ。
[怨念は林檎に手をかけるものへと嘲う。]
(+27) 2012/09/30(Sun) 00時半頃
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くそつ…!
[見えない苛立ちは、声となって落ちる。 少しずつ視界が晴れていく室内で、見えたのは床に倒れた黒の青年の姿。 その傍らに立つ、夕闇の伯爵。 握りしめられた小剣が受けた光が男の目を打つ。]
…あんた── 何を。
[青年の腹を蹴り上げる鈍い音。 刃から滴る血。
その時、廊下を駆け、離れて行こうとする足音に気付く。 室内から、2人の姿が消えていた。
踏み出す脚が、まだ覚束ないのを感じながらも、顔の前を流れる血を拭い、男は夕闇の背中を見る。
身動きする様子の無い、黒の青年。 男は、ドアに向かい歩き出すと半ばよろめくようにして廊下へと出た。]
(75) 2012/09/30(Sun) 00時半頃
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[新たな血の匂いが撒き散らされる。 駆けて行く足音、追い縋る少女。 嗚呼、からくり舞台の一場面のようだ。 ――実に笑える。と。 夕闇伯はオスカーの手を踏みつけたまま、笑った。]
――……ふ、はは。 そうだ、その方が余程“見れる”ぞ溝鼠……
[黒髪に半分隠れた白い美貌は 狂気の注し色が濃くなっている。 ゆえに、ゆえに――紙切れの重要性に直ぐには思い至れなかったのだ。 これ見よがしに引き抜いたスティレットを唇に寄せて見せる。]
嗚呼、口を切り刻んでやらねばならなかったな。
[嫣然と囁き、剣を振り下さんとした。 しかし、慢心は隙を生む。 窮鼠猫を噛む、という言葉もあるが――]
(76) 2012/09/30(Sun) 00時半頃
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唆した“蛇”もかな。
[嘲う、嘲う、烏の声は囀りよりも甘く。]
(+28) 2012/09/30(Sun) 00時半頃
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ヴェスパタインは、血に酔ったか、警官の呼びかけ>>75 は耳に入っていないようであった。
2012/09/30(Sun) 01時頃
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違う、違う違う違う違うわ!!!
[甘い笑みを持つ蛇はどう応えたか。 耳に届く否定の言葉。 「悪いのは君」だと、悪意のみが残る声が嘲笑う。
正面玄関から通じる階段とは逆へ 追い詰められた男が向かったのと同じ方向へ二人は向かう。 その先に、道はあっただろうか。 真正面のやや趣味の悪い派手なステンドグラスが 複雑な光を投げかけている。
それは傾き始めた太陽の仕業か。 伝承をなぞる、そのステンドグラスの意匠は――罪の果実は果たして其処に影をうつしたか]
(77) 2012/09/30(Sun) 01時頃
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―果実の在り処・大広間―
おいでよ、ここまで。
[木は森へ、果実は果実へ。 部屋に施された黄金の植物たちのなかに転がる、楽園の実。 その前に、その目の前に、僕は立っている。
怯える彼を残し。 歌姫を連れて。]
(+29) 2012/09/30(Sun) 01時頃
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…――ね。 皆、愚かなものですよ。
[小さな手を果実へと伸ばす。]
大広間からなくなってなんて、なかったんだ。 すぐ傍に落ちていたのに気付かない。 目先の欲に駆られて、足元なんて見ようとしないんだから。
[そう、歌姫へと声をかけた。 一度掴んだことがあるはずの果実は、擦り抜けて掴めない。]
…………僕も含めて、ですがね。
(+30) 2012/09/30(Sun) 01時頃
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[大階段から背を向けたのはどちらが先だったか 使用人から逃れるためか、 それとも亡者が立ちふさがったか
白煙から抜ければ、赤はより鮮やかに飛び散り 濃厚な香りを残していく]
(78) 2012/09/30(Sun) 01時頃
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[少年の行く先は、大広間。 この宴の始まりに、果実があった部屋。]
全く…この部屋を探していた人もいたでしょうに、 こんな簡単な場所に隠していたなんて…
[血眼になって屋敷内を探していた人 ― 自分も含まれるか ― を考えて、苦笑する。]
嗚呼、目の前にあるのに 触れる事すら許されないのですね…
またこの細工を見る事が出来たのは、幸運なのかしら…
[否、囚われているだけだと思っているのだけれど。]
(+31) 2012/09/30(Sun) 01時頃
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[ どうでもいい。悪党が1人死のうと。 誰かが、無惨に命を奪われようと。 歪み始めたのではない。 ──初めから、そうだ。
裏切り、騙し、自分以外の誰かを顧みる事などしない。 あの女も、ここに居る連中も、そして、俺も。
追え。追い掛けろ。
そう言う声がある。 そして、呼ぶ声が、聞こえる。
──渡さない。]
『誰にも、渡さないで』
[拳銃を手に走る男の耳に、聞こえたのは、遠い過去の記憶か、それとも、幻聴だったのか。]
(79) 2012/09/30(Sun) 01時頃
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[ステンドグラスから床に落ちる光。 濁った、だが、それでいて酷く鮮やかな。
男の目は、血膜に奪われた視界と目眩で、見る物も定まらなくなっていた。 ただ、走り、撃鉄を倒しながら。
動く影があれば、引き金を引くだろう。 そこに立っているのが、誰であろうと。
そして、待ち受ける銃口があれば、或いは。]
(80) 2012/09/30(Sun) 01時半頃
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[先へ抜ける道があったとしても、それは扉の向こうだったか。 少女は気づかずに、ステンドグラスの前、足を止める。 つないだ手を離す前、ぎゅ、と力を込めて、ペラジーの手が温かいことを確かめた]
兄様… 私 悪くないわよね?
[答えを既にもらっていたとしても、もう一度、何度でも、問いかける。 小さな手には重過ぎる拳銃を両手で支え、震えながらも前へ、向かってくる男へと、向けた]
(81) 2012/09/30(Sun) 01時半頃
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―過去―
[歌い手として評価されるようになって、暫く経った頃。 急に、一切の活動を行わなくなった時期があった。 行方不明になったのだ。 名前に傷が付かぬようにする為か ひっそりと回された捜索の手にも引っ掛からなかった。
その時女は、今は顔さえ思い出せぬ好事家に監禁されていた。 金糸雀のように、籠に閉じ込められ、所有者の為だけに歌うことを強いられた。
女は歌を愛していたが、自鳴琴のように螺子を巻かれた時にだけ忠実に歌う事を強要される状態に、心をすり減らしていった。
所有者を満足させられなければ暴力を加えられた。 『歌えない』とでも言おうものなら、本当に二度と歌えなくなるぞと 水の中に頭を押し込まれたり、首を絞められたりもした。
そうして死なないために渋々歌うと、最初の内、所有者は上手く躾を出来たと言わんばかりに満足そうにしていた。]
(+32) 2012/09/30(Sun) 01時半頃
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[そんな日々が続いていたのだが。 とうとう限界が来た。 無理矢理歌わせられた、その歌声が素晴らしいものに成るはずも無く。 何時しか、歌は苦痛となり、本当に歌えなくなってしまった。
弱った金糸雀を、壊さんばかりに痛めつける所有者。
『――この程度か。つまらないな。』
ある日、すっかり飽きた所有者は、とうとう金糸雀を撃ち殺してしまおうと考えた。 にやにやと拳銃を片手に近寄ってきて、髪を掴まれ、喉元に銃口を突き付けられる。
抵抗などしないと思って油断していたのだろう。 本物の死を目前にした女は、ただ生き延びたい一心で所有者に反撃する事に成功した。 襲い掛かり、拳銃を奪って、心臓に押し当てて、撃った。
破裂音が響いて、血が飛び、やがて所有者は動かなくなった。]
(+33) 2012/09/30(Sun) 01時半頃
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